まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-318-

2008年06月25日 |  マツタケの林地栽培 
手入れの終わった上郡のアカマツ林



まつたけ復活・里山再生市民運動



第148回マツタケ山づくり開催(6月27日)のお知らせ

 マツタケ山調査に、兵庫県上郡に出かけてきた.昼過ぎに現地に到着.土壌、林相などを見、梅雨マツタケの発生も調べた.マツタケは残念ながらその姿はかすりもしなかった.
 中国山地もご多分に漏れずマツノザイセンチュウ病に激しく犯されているが、調査地は、意外にも、マツタケが発生していても不思議でないアカマツの立木密度が維持されている.気温が少し低い気がするがそれが効いているのかな.
 その翌日は、マツタケ山づくりの手本を示すことになったが、みんなびっくりするくらいにいい山になった.もしシロが残されていると、この秋にマツタケの姿を見ることができる筈だ.気象が良ければのことであるが・・・・.

 27日に、メンバーの方から、冷凍していた鹿肉を持っていくと連絡があった.岩倉も柵内の作物は大丈夫だが、そこから外れた作物の被害は大きい.増えすぎた頭数を調整する機構の破綻である.破綻したものは何らかのメカニズムを考えねばなるまい.
 食のアドバイザーをされている方に教わったのだが、6月の終わりから7月の初めの鹿肉は美味だそうである.また、血抜きをしっかりとすればいわゆる獣臭がないらしい.ありがたく食すことができると頭数の調整に一歩近づくのだが・・・・・.グルメ諸子もなにも「飛騨」牛ばかりで無くともいいのではないか!
通常、猟期が冬で、鹿肉の不味い時である.それは都道府県知事が決めることができる.兵庫県では鹿の猟期が今だそうである.  
 
<6月27日(金)の作業予定> 
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)澤田山では、村上班は梅雨マツタケの発生待ちとのこと.梅雨マツタケは、6月5日に京都で採取された.祇園祭の頃まで可能性ありとのこと.
N-M班の広葉樹の山づくりが進行中.楽しく遊べる学習ゾーンができあがっている.
中広班が澤田山上部を手入れしている.このエリアは秋の期待の☆ゾーン.樹を伐りすぎないように願う.
2)玉城山班は、腐植の運び出し、枯損木の香川山への搬出.今年も去年に続いてマツタケが発生するようにと慎重に作業中.また、発生させる秘策があるらしい!
3)香川山女性班は、食事の後片付けが終わると、香川山周辺部でマツタケ山づくりをしています.
4)水田の草取りも実施する必要がある.
5)ニホンミツバチの観察.
6)「自然」火 の採取実験が続く.
7)皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).
ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

<活動エリアのアクセスなど>
(1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).
初めての方は要連絡(連絡先は下記)
(2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

(3)服装等:山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

(4)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収

(5)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

(6)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<お知らせ>
1)多機能窯の火入れ式並びに作陶教室(近藤高弘先生とお弟子さん、阪田世志哉先生指導)開催 実施要綱
日時:7月5日(土)10時半~(活動日…雨天決行)
場所:香川山BC多機能窯前
費用:パーティー代3000円、作陶教室参加者は+1000円(土代を含む)
   <式次第>
   神事祝詞;井本寿一氏
   火起こし;橋本敏夫氏   
ふいご+薪;参加者一同
お神酒で清めた後、「まつたけ十字軍運動」3周年記念パーティー(素麺流しにバーべキュウBBQ)を盛大に! という段取りで、窯の火入れ式を行うことになりました。日頃、ご無沙汰されている方も、3周年記念に是非ご出席をお願いします。尚、窯作成にご協力下さった方々のお名前を煉瓦に書き込みます。

2)9月20日(土)京都大学心の未来研究センター、京都大学マツタケ研究会、京都学園大学里山学Ⅱ並びに京まつたけ復活・まつたけ十字軍運動共催で、「マツタケがつなぐ世界」と題してシンポジウムが京都大学国際交流ホール2(時計台2F)で開催されます.演題は「マツタケ考」、「北東アジアのマツタケ事情」、「まつたけの文化論」、「里山とマツタケ山づくり(各地の事例報告)」、「まつたけ十字軍運動三年間の軌跡」など.問い合わせは、研究会の大月 健氏(090-4280-3334)に.
3)里山産業創造ワークショップ開催
 7月4日(金)雨天の場合は、中止します。
    7月19日(土)雨天の場合は、中止します。
午前9時30分 観音寺峠道の入口に集合※峠道入口の南側(モン・スイユ向い)に駐車スペースあり。外来の方はJR線路側から進入してください。
問い合わせは0774-73-2708(田中)

<メール便り> どんどんお寄せください!
1)田上山 山中 アツ子さんから
 ご無沙汰のし放題です。皆さん お元気ですか。
田畑の水管理と 地域のお世話でうろうろの毎日です。
良い知らせとして 6月28日に大津で里山の講演があり 山の隣人との交渉術など相談にのって貰えそうです。 一歩前進です。
 このたびは三周年 おめでとうございます。
楽しいこと大好き人間としましては、 おちこぼれにもかかわらず、ワイワイしたいので参加させていただきたいなあ!吉村先生の笑い顔が手招きして消えません。
1人、十字軍の話に是非行きたいという友がいます。 見学で参加してよろしいでしょうか! 美山に家を持っている人です。  5日晴れるといいですね。  

まつたけ十字軍運動とは?
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを
前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

開催予定日 2008年6-7月
活動場所は岩倉香川山他.活動開始は、午前10時頃から.
第148回:06月27日(金)三輪(ブログ報告担当者名)
第149回:07月05日(土)榎本
第150回:07月11日(金)宮崎 
第151回:07月19日(土)榎本
第152回:07月25日(金)宮崎 

<カンパ! ありがとう> 
 いつもありがとうございます!
カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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