まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-353-

2008年11月07日 |  マツタケの林地栽培 

たくましく育つ幼松群

 

まつたけ復活・里山再生市民運動


第166回活動日(11月7日)の報告

 曇りがちではありましたが暖かくまずまずの天気。しかし昨夜の雨のためか、メンバーの出足はいつもより遅め。本日の参加者は、中広、小原、榎本、大島、森、藤井、宮崎、大久保、松浦、三輪、石原、周田、前田、まりこ、山田、橋本、阿閉夫妻、中野、北村、斉藤、有山、三品の23名の皆さんでした。

 3つの施業地とも松枯れが激しい。しかし松も負けてばかりいるわけではありません。一方で幼松の発生も盛んです。
 目先のマツタケももちろん大事ですが、アカマツがなくなってしまえばマツタケどころではありません。長期的にはまずアカマツを増やすことこそが大切。10年、いや100年先の美しいアカマツ林再生を頭に描いて、今何をなすべきかを考えましょう。そのうえでマツタケが生えるような環境づくりを進めていかなければなりません。
 香川山ベースキャンプでは今、そのヒントをアカマツ自身が自らの姿を通して訴えているように見えます。「元気なアカマツの子供達がたくさん育つためには、こんなことをやって欲しいんです」と。
 NHKの取材がありました。

1)香川山ベースキャンプ
植林や自然更新の幼松がたくましく育っています。

皆伐更新区の植林幼松。一昨年の植林時の10倍近い背丈に育っています。

駐車場横の斜面の下草を刈る大島さん。
こまめに下草を刈ることにより新しい松が発生し、松の自然更新が進むんですね。


忘れられたようなこんな隅っこにもたくましく育っています。


2)澤田山
 上部第3施業地では、マツタケの発生も一段落。本日は前夜の雨と他区域でのNHK取材のためこちらの人員は少数でしたが、地掻きなどを行いました。

 駐車場そばの皆伐区では、切り株からの“ひこばえ”の発生繁茂が起こり始めており、このまま放置すると元の木阿弥以前の悪い状態に逆戻りしかねません。来春の成長期までに一度、二次整備が必要な情況と思われます。

 村上班整備地では、NHKの取材要求に応じて施業の一部(枯損松伐採と搬出)をデモンストレーション。


なお、N-M班広葉樹林整備地は雨と取材のため本日休業。

3)玉城山
NHKの取材がありました。

4)ベースキャンプ周辺や山へのアクセス路の環境整備など
枯損松の伐採をする斉藤さん、三品さん、阿閉さん他。

雨水排水溝の清掃・整備をする森さん。入り口の木の剪定をする有山さん。
派手な伐採だけでなく、こうした地道な作業環境整備が大切です。

枯損松粗朶の焼却と薪作りに励む小原さん。

久しぶりの松浦さん。

薪収納庫製作のため、丸太を板に製材中の橋本さん。ガイドも無くチェンソーだけで板に挽く技術はすごい。

道路補修中の周田さん、前田さん、小原さん。

今日の昼メニューはカレーライスとサラダでした。

阿閉さん丹精の巨大サツマイモを手に笑顔のこぼれるまりこさん。

山から出た腐植などを利用する畑では今も多くの作物が(クリックで拡大)。

ヤーコン、収穫しました。

(宮崎 記)

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