まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 840

2013年08月31日 |  マツタケの林地栽培 


京都造形芸術大学の環境学受講生のみなさんが現場体験実習に。
近代マツタケ学発祥の地碑(京大農学部 浜田 稔先生顕彰碑)に詣で、 
京まつたけ復活祈願。
(左クリックで拡大)

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動  

 

 第404回(8月31日(土))活動報告

 京都造形芸術大学の環境学受講生のみなさんが現場体験実習に来られました。
 “まつたけ山復活”をテーマとした私たちの里山再生活動を、体験を通して理解いただき、さらに周りに広めていただくことを願って、メンバー一同がナビゲーターとなって奮闘しました。
 秋雨前線が停滞し台風の刺激が強まる蒸し暑い1日でしたが、作業実習などで質問したり写真を撮ったりメモを取ったり、みなさん熱心に学習されていました。

 本日の参加者は、橋本、榎本、前田、松本、松浦、女坂、三輪、宮崎、中野、阿閉(仁)、阿閉(眞)、斉藤、周田、川本、上林、村岸、大島、ホリイ、三木、TAKE、三品、森、中広、大久保、川崎、山田、田、芳岡、江指、内田、田中、吉村、マサホ、長谷川の34名に受講生24名+大学側世話人の方1名、計59名のみなさんでした。

 榎本代表世話人よりオリエンテーション。


吉村代表より開会挨拶。

午前のプログラム、“近代マツタケ学発祥の地碑”目ざして尼吹山登山。
 

班ごとに記念撮影。

ベースキャンプ(通称香川山)に帰ってカレーライスの昼食。

午後から、山作業体験5班、ベースキャンプでの野外調理体験1班に分かれて作業。
山へ向かう。

澤田山各作業区の分岐、繁見峠に到着。
付近の山の様子や休憩小屋屋上に設置した日本ミツバチの巣箱を観察しながら里山の生態系に思いを馳せる。

<1班>落葉掻き、腐植の搬出
マツタケが生える環境づくりとして、落葉を掻き集めるだけでなく、富栄養化しないようにシューターなどで林外へ搬出することが重要であることを学びました。

<2班>松林の補整作業
植林用に育苗中のアカマツ苗を前にアカマツ林復活のためのこれまでの施業経過について説明。伸びたソヨゴの萌芽を前に2次補整の重要性について学習。
 

<3班>枯損松調査、土壌再生
枯れてしまったアカマツ、元気なアカマツの実態を観察。アカマツ衰退の要因を考察し、アカマツが育ちやすい環境づくりとして地掻き作業を体験しました。

<4班>獣害保護区の観察・調査
鹿避けネット包囲区に入場。

整備前、鹿の食害で実生からの再生が妨げられていたコナラやアカマツの幼芽が、整備後ネットをめぐらして獣害を防御した結果育ち始めていることを確認しました。                        熱心にメモを取る受講生のみなさん。
 

<5班>一次整備終了区の観察調査、第2整備区で伐木などの搬出
玉城山の地掻き整備完了区を見学後、現在取り掛かっている澤田山へ移動し、伐木、倒木、粗朶類の搬出作業を体験。まつたけ山再生のためには富栄養化の原因となるものを林内に残さず搬出することの重要性を学びました。

<6班>アウトドアクッキング
有志の市民による環境保全活動が長続きするためには「楽しく続けられること」も大切な要素であることを、アウトドアクッキングの楽しさを通じて学びました。

午前中は昼食メニューのカレーライス作り。
午後は手分けしておやつのピザ作り。
楽しみながらも、今日は60人近い参加者なので準備もそれなりに大変です。

醗酵して膨れたパン生地やトッピングの終わったピザ生地を手づくり石窯で焼くアウトドアの達人、シェフ。薪には山から出た除間伐材などを使っています。

午後3時、山の作業から帰ってきた仲間たちとともに焼きたてピザやパンで疲れを癒しました。雨が心配されましたが、受講生のみなさんの日頃の行いのためか、どうやら空模様もここまでもって無事体験学習を終えることが出来ました。

受講生のみなさん、楽しんでいただけたでしょうか?
この貴重な体験を今日だけのものにせず、ぜひ身近な出来るところからあなたもはじめましょう。
気が向けば私たちのフィールドにも是非またお越しください。ここでの仕事は、ちょっとシンドイ山作業だけではありません。食事作り、畑の世話、大工仕事、機械修理、薪割り、文書作り、看板やグッズなどみんなの集まる場の雰囲気作り、間伐材など山の恵みを役立つ形にするアイデア、ブログでのレポート担当、歌やおしゃべりでムードメーカーとしてみんなの気持ちを盛り上げるパフォーマンスも大いに歓迎、あなたの特技で力を貸してください。

(宮崎 記)

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