まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-283-

2008年02月19日 |  マツタケの林地栽培 
マツタケ山づくりに汗を流す同志社高校地歴部の古川君


まつたけ復活・里山再生市民運動


        第130回(2月22日)開催のお知らせ
 
 私たちは、マツタケ山づくりを始めて、いわゆる里山から大量の「ゴミ」が出ることを知り、それを再生可能な資源として活用することに色々取り組んできました.昼食のエネルギー源に使うのはあたりまえ、机や椅子を作る、畑に鋤込む、炭を作る、それでも余ることを知り、無農薬・有機栽培の米づくりにもチャレンジ、それでも尚余る.また、マツノザイセンチュウ病枯損木の焼却も、「これはもったいない」のではないかと苦慮しているところでした.
 そのような折り、陶芸芸術家の近藤高弘さんに、「岩倉で使う食器などを自分でひねり、山から出る材を燃して陶器を焼けばいかが」と提案を受けていました.近藤さんは、実は、長野県のある小学校でそれを実現され、子供達の教育に大変良い効果を持つと語られています.
 かつて、皆さんにその旨を話したところ、「それは意義がある」との感触を得て、近藤さんに、陶器を焼く単窯製作の指導が可能か伺っていました.先週、近藤さんから、ニューヨークの個展が済んだら、4月か5月になりますが、単窯製作に取りかかりましょうかとお話がありました.
 中古の耐火煉瓦を皆さんのカンパで購入し(約20万円)、近藤さんに設計していただき指導を受けながら、陶器を焼く窯(2m×3m位)を手作りで製作しようと皆さんに提案をします.
 新たな「事業」でしかも更なる出費を必要とします.本当に必要なのかどうかを含めて、皆さんにご検討を御願いします.


開 催 要 項
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.
近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている. 私たちの山づくりは、
1)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
2)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
3)里山のバイオマス資源と有用植物・キノコなどを活用する. 
運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

1)実施日:2008年2月22日(金)
2)集合時刻:午前10時30分から
3)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).初めての方は要連絡(連絡先は下記)
4)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約15分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

5)服装等:防寒対策を考慮
山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

6)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)、食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収

7)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業はは中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

8)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<本日の作業予定>
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
各班の世話人の方は、気温が低いので、無理のない作業を組んで下さるように御願いします.
1) 昼食時に、陶器の単窯作成のことを検討します.
2) テントのシートを張り替えを、我がメンバーで「宮大工」の異名を持つ橋本(敏)さん指導の下、支えから修理をしています.どのような出来栄えになるか楽しみである.
3) 玉城山班では、シューターの完成を受けて地掻作業や粗朶の整理を行います.
4) 澤田山班もマツタケ山づくりを継続.新たにN-M班が結成され作業が開始されます.
5) 香川山女性班では、地の利を得て、作業が捗っています.続けてマツタケ山づくりがなされます.
6) 茶畑に用意された肥料の半分量を入れます.まだ、誰も施肥していないようですが、今年は、良い茶を取るために必要な作業です.協力を御願いします.

 
<メール便り> どんどんお寄せください!
2008年2-3月活動日
 活動場所は岩倉香川山.活動開始は、午前10時頃から.
第131回:2008年02月28日(木)
第132回:2008年03月07日(金)
第133回:2008年03月15日(土)
第134回:2008年03月21日(金)
第135回:2008年03月29日(土)

<お知らせ>
1)杉山廣行さんから
 岩倉で日本ミツバチを飼うために、巣箱を購入しようと思っています。W325×D620×H420の杉板製ですがアク抜きした箱は\8,500-.していない箱は\6,500-です。個人的に1箱購入しようと考えています。
この巣箱を購入したい方がいれば同時に発注したいとおもいます。
連絡は、杉山さんまで(090-3728-0079).



<カンパ! ありがとう> 
 カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
大月 健(京都大学マツタケ研究会 代表)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)

NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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