まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-281-

2008年02月13日 |  マツタケの林地栽培 
作業前の談笑



まつたけ復活・里山再生市民運動


        第129回(2月16日)開催のお知らせ

 金沢大学「能登半島 里山里海自然学校」が主催する「よみがえれキノコ山~奥能登の里山再生考~」に出席して来た.開催地は、能登半島の先端に位置する珠洲市である.ここは、1990年代の後半に、市が主催するマツタケ山づくり に付き合った思い出の地である.
 典型的な能登半島の過疎地珠洲市で、キノコなど生物を生かした産業を再興しようというシンポジウムである.生き物を扱う場合、工業製品を作り出すような確率でことが進むことはないため、出席者の反応は二極に分かれた.
 高齢者群は、「10年先には自分もこの町もどうなっているかわからん状態にある、 やっても仕方ない」と意欲が萎えている.一方、地元の比較的若いパネラーは、本当はそう若くもないのが悲しいが、地元を元気にする里づくりを地元の生態的特徴を最大限生かすよう創意と工夫で一定の成功を収めている.優れた運動の展開があるにもかかわらず全体を掴むことが出来ない.
 この現象は、ここだけでなく日本中のいわゆる「過疎地」ではどこでも同じである.「若者」の運動が想いが地域全体に広がりを見せ圧倒することがない.まるで悪貨が良貨を駆逐するようになくなっていく.こんな地域の共通項は、地域の若い人がその地域のリーダーとしてある程度の活躍は許されるが、中核にはなかなか入らせない習慣を持つことである.

開 催 要 項
 まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.
 近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている. 私たちの山づくりは、
1)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
2)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
3)里山のバイオマス資源と有用植物・キノコなどを活用する. 
運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

1)実施日:2008年2月16日(土)
2)集合時刻:午前10時30分から
3)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).初めての方は要連絡(連絡先は下記)
4)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約15分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

5)服装等:防寒対策を考慮
山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

6)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)
食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収

7)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業はは中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

8)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<本日の作業予定>
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
各班の世話人の方は、気温が低く山の状態が悪いので、無理のない作業を組んで下さるように御願いします.
1)テントの雨漏りが激しいので、シートを張り直す準備をします.樹の加工ではプロ級の我がメンバー橋本(敏)氏が、支えから修理をされる.どのような形になるか楽しみである.ただ今、ヒノキ間伐材の皮をむいて乾燥中.
2) 玉城山班、澤田山班、香川山女性班では、マツタケ山づくり作業がなされます.
3) 茶畑に用意された肥料の半分量を入れます.今年は、良い茶が取れるでしょう.

 
<メール便り> どんどんお寄せください!
2008年2-3月活動日
 活動場所は岩倉香川山.活動開始は、午前10時頃から.
第130回:2008年02月22日(金)
第131回:2008年02月28日(木)
第132回:2008年03月07日(金)
第133回:2008年03月15日(土)
第134回:2008年03月21日(金)
第135回:2008年03月29日(土)

<お知らせ>



<カンパ! ありがとう> 
 カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
大月 健(京都大学マツタケ研究会 代表)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)

NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする