のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

年始め不動に阿弥陀に観音に

2015年01月28日 | ネイチャースケッチ
今日は初不動
あちこちのお不動さんからは太鼓の音が響いているのでしょう

そろそろ寒の季節も峠を越し
昨日は4月並の気温になるほど
ロウバイの花びらも少し照りが弱くなったような

今年も良い年になりたく
いろいろな仏様にお願いしましたが
お互い譲り合っていただけますよう

野良仕事やめよかままか細雪

2015年01月21日 | ネイチャースケッチ
最高気温が未明に観測されたとかで寒い一日でした
朝から小雪が舞い落ちて
畑をうっすらと白くさせていました
と…、白くなっていない畑もあります
この違いはなぜか

地熱が高い畑は雪が溶けてしまう?
いや、しばらく作付けしていないような畑の方が白くない
微生物が活発に働いているようには思えません
よく耕されている畑がうっすらと積もっています
地表が乾燥しているのかもしれません

うっすら雪も小雨に変わってすぐに消えてしまいました
午後3時ごろにも淡雪が降ってきましたが
もう少しもう少しと思っているうちに
結局、仕事を上がるタイミングを失って
小雨ふるなか夕方まで剪定作業を続けてしまいました
まあ、風邪をひかねばよしとしましょう

お天気の中期予報が出されて暖かい日が続くようです
やはり去年と同じような傾向となるようです
気温が上がり雨雪も多くなるということ
剪定作業も急がねばなりません

楮三ツ又なら役に立つものを

2015年01月03日 | ネイチャースケッチ
まだ耕作放棄地の始末がついてなく
ナシの剪定作業に本格的に入れていません
んなもんですから
正月の三日というのにガーガーと重機を動かしてました

ここは4、5年前まではきれいな畑でした
ところが茅が繁茂し3、4mに伸びた雑木が
あちこちで草刈り作業を邪魔してました
その雑木の根を掘り出そうとして
株の部分を引き抜いたところが上の写真

重機の腕を上げても上げてもまだ根を引いてきます
短期間にどうしてこんなに成長したり増えていくのだろうと
思っていましたらフジの様に地表面に根をどんどん張り
適当なところから木の芽を伸ばしていたのでした
その名を調べる技を持たないのでわかりませんが
その樹皮は剥きやすく簡単には引きちぎれません
和紙でもできそうな感じです

同じ雑木のようなものでも
コウゾやミツマタなら実や花を楽しめるのですが
この雑木はどうしたらいいのでしょうか

もう凍らない溶けることがないから

2015年01月02日 | ネイチャースケッチ
TVの正月時代劇で吉原からの手紙の一節を紹介していました

「あなたを思い出すことはない。だってずっと忘れないから」

わが連れ合いにもそう思ってもらいたいものですが
庭先のミニ田んぼの氷も一日溶けることはありませんでした
今年も去年と同じように正月寒波に見舞われています

するってーと、立春を迎えると暖かくなって
また大雪ですかい!?
なんてこったい

甘くてもいいじゃないのおみかんなら

2014年12月02日 | ネイチャースケッチ
解釈変更でいいじゃないのお
ダメよ~ダメダメ
って、世相を反映した流行語が発表されましたが
みかんの糖度なら高くてもいいじゃないのおでいいじゃないのお

わが家の庭先にあるみかんが
今年は特に甘いというか味が濃い
ためしに計ってみるとなんと13.9
いやいや道理で

なぜだろうと思い返すに
春にナシ畑用に用意した自家製ボカシ肥料を施してありました

みかんづくりのプロなら当然の数値かもしれませんが
趣味の庭先果樹ならよろこんだっていいじゃないのお

沈黙の秋から冬へ暦開く

2014年11月30日 | ネイチャースケッチ
もう師走というのに暖かい日が続いています
葉もの野菜など供給過剰で半分は捨てられている
なんてことも聞こえてきます
雨も多く梨農家もあがったりです
骨休み骨休みなんていつまでも言っていられません

今年は朝もや、夕霧が多いような気がします
今朝も静かな朝でした
鳥のさえずりも聞こえていませんでした
そう言えば熟した柿の実がまだあちこちの庭先に残っています
ついばむ鳥も数を減らしているのでしょうか

数日して大音量のスピーカーから声が流されると
一層「今じゃない」と冷めるのでしょうねえ



黄葉のなんと饒舌な雨上がり

2014年11月28日 | ネイチャースケッチ
暖かい日が続いています
毎年、定点観測しているクヌギの葉も例年以上に残っている気がします
ちなみに一昨年はこんな感じでした   →こちら



ナシの葉もあと一週間ぐらいは枝にしがみついていそうです
落葉処理の前に株本の除草や元肥散布などやることはいっぱいありますが
どこから手をつけましょうか

小春日の過ぎ行くままに陽溜まりて

2014年11月22日 | ネイチャースケッチ
もう小雪というのに日中は暖かくなりました
こうなると秋野菜の出来具合も進み、スーパーの野菜価格も下がると
価格変動の少ない野菜直売所への人出も少なくなって
市場出荷の農家も直売の農家も上がったりです

そんな時に世の中じゃ何百億円もの税金を三週間で使うのだそうな
有効に使われるなら税金も払ってもいいと考える人も多いと思いますよ
それが成熟した社会というものでしょう

収入以上に税金はかからないといわれますが
事業者から国庫に納めるのは一年過ぎてからのこと
もうどこかに行ってしまいました



こんな日は陽だまりで虫が動いているのを目で追いながら
ミカンでもほうばりながら昔話でも
いえいえ、まだそんな悠長なことは言っておられません
大汗かいてナシの苗木の植え替えです

往く夏を追い立て華やぐ曼珠沙華

2014年09月14日 | ネイチャースケッチ
短い夏を象徴するかのようにナシの収穫が進んでいます
「あきづき」は稲刈りをしている間に最盛期が過ぎました
早くも「新高」が熟してきました

残暑がないので田んぼの地盤も乾かず
水はけの悪い田んぼの稲刈りは往生しています
幸い、わが家の稲刈りは大事にならず済ませました
今年の米は小粒傾向で収量はよくないのですが
例年になく美味しいという声も聞きます



そんな人間の都合などおかまいなく
お彼岸まで十日もあるのに曼珠沙華が咲き出しました
もう夏はおしまいと宣言されているかのようです

MORE THAN HONEY

2014年06月01日 | ネイチャースケッチ
神田神保町の岩波ホールで5月31日から7月11日まで
<ミツバチの大地>という世界中のミツバチ事情を追った
ドキュメンタリー映画が上映されています

たまたま本日のあさひ新聞別刷りの<Globe>紙上でも
映画批評が掲載されていました

この春の梨の交配時にはすこしはミツバチの姿を見ましたが
わんさわんさいるという感じではありませんでした



NPO手賀沼トラストの管理している養蜂場では
7基の巣箱にミツバチが盛んに出入りしていました

徹底的に殺虫剤を散布したことにより全くミツバチが見られなくなった
華の国のようにならないよう
ミツバチとの付き合い方をきちんと検討しなければなりません

初鳴きはまだかと耳をそばだてる

2014年05月24日 | ネイチャースケッチ
<聞いたかと問へば食ったかと答へる>という
川柳があるそうですが
初鰹と並ぶホトトギスの初鳴き
今年も渡り鳥が渡ってきてくれました

このブログでホトトギスが話題にしている記事をみると
だいたい5月下旬から6月にかけて
毎年、同じように自然の営みが感じられるというのは
ありがたいものだと年々思いが強くなっています

写真は田んぼの土手に自生している<野蒜>?