そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





今年度アカデミー作品賞にノミネートされた作品。
史実を元にしたフォードとフェラーリのレースカー対決の物語。
1966年のル・マン24時間レースがクライマックス。
二子玉IMAXで鑑賞。
その感想。

これはね、IMAXで観ると胸アツ。
なにしろエンジンの爆音が凄いので、レースシーンがアガるアガる。
全て実写で撮影したというとんでもない迫力のレースシーンに男の子は昇天必至。
大スクリーン大音響で体感できるIMAXがオススメだ。
とはいえ、映画としては少しとっ散らかっていて勿体ないが、星3つ。★★★
前半にものすごくいいレーサーとその奥さんとの車中のシーンがあるのよ。
で、「あ、この映画はこの夫婦の話を軸にするのかな」と思うと、そうでもなく笑
さらにレーサーの息子も出てきて、「え、奥さんじゃなくて、息子との話にするの?」と思うと、そうでもなくて笑
そんでもって、「下町ロケット」的なお話なのかと思うと、エンジニアの頑張りみたいなのはそこまででもなく笑
フォードに雇われフェラーリに挑んだ男2人が、なんとフォード内部のホワイトカラーに足を引っ張られてるという、胸くそ悪いストーリーが軸になっているという、想像していたのと映画の中身が少し違ってなんだかなぁ〜な映画だった。
これね、エンジニアの頑張りと、レーサーとその奥さんの愛の話の二筋ぐらいに絞り込んで、勧善懲悪ものにしていたら、(少なくとも日本では)メッチャヒットしたような気がするなぁ。
まぁ、史実がそんな分かりやすいことじゃないらしいので、こんな映画になるのも仕方ないのだが。

でもね、レースシーンが凄いので一見の価値あり。
レース映画は映画感で観るのが一番なのよ。
「グラン・プリ」しかり、「栄光のル・マン」しかり「ラッシュ」しかり。
これはなかなかオススメなレース映画でした。
クリスチャン・ベイル格好いいよ。

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