そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





クリント・イーストウッド監督の最新作。
2009年1月15日に起こったNYでの緊急着水。
155人全員が生還した実話の映画化。
その感想。

86歳でこれ作るかね。
とてもいい映画です。
まさに遅咲きの天才クリント・イーストウッド。
アカデミー監督賞を2回、作品賞も2回獲ってるスゲー映画監督なのに、僕たちの世代にとっては俳優時代の印象が強すぎて、いつまで経っても彼のことを「夕陽のガンマンが映画撮る?」「ダーティハリーが映画なんか作れるのかよ」といううがった見方をしてしまう(僕だけか?w)。
本当に申し訳ない。
もはや俳優時代のキャリアより完全に監督としてのキャリアの方がすごい。
それはそうなんだけど、やっぱりハリーだよなぁあの顔は。

星3つ。★★★
実話ってところがどうしたってズルいので、少し点を下げた。
だって実話なんだから、本物のチェズレイ・サレンバーガー機長がいちばんすごい。
よくあの状況で真冬のハドソン川に不時着させて全員助かったよなぁ。
素晴らしい決断。

映画の不満点はズバリCGの出来。
エアバスA320のCGが、あまりにもちゃちいのだ。
クリント・イーストウッドはそういうところどーでもいい人なんだろう。
例の「アメリカン・スナイパー」の赤ちゃん人形事件なんて、今では笑い種だ。
でもこの映画でのジェット機のシーンは、映画的見せ場の中核なので、もう少しクオリティの高いCGを作って欲しかった。
まぁでもクリントはCGなんてどーでもいいと思っているのだろうが。

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