そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



リンカーン [Blu-ray]
ダニエル・デイ=ルイス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


スピルバーグ監督の『リンカーン』を観た。
ダニエル・デイ=ルイスがアカデミー主演男優賞を獲っている。

うーむ、なんと言えばよいものか。
いい映画なんだろうけど恐ろしく退屈、という感じだった。
南北戦争の戦闘を描くシーンはほとんどなく、ほぼ政治劇なので、たいした見せ場はない。
ずっと平板に、史実に(おそらく)沿う形で、合衆国憲法修正第13条成立の過程が淡々と語られるので、飽きてしまう。
スピルバーグ監督の円熟の演出がよい意味でも悪い意味でも効いていて、つまらなくはないが、面白くもない。
最後のリンカーン暗殺の場面などは映画的にドラマチックにしようと思えばもっともっと出来るはずだと思うが(スピルバーグ監督の腕ならなおさらだ)たいして盛り上げずにさらりと流す。
とてもお上品なのだ。
お上品すぎて、退屈なのだ。
それでもいい映画には違いない。
主演のダニエル・デイ=ルイスはさすがの演技を見せている。
星は3つ。★★★
退屈とはいえ、これに星3つ以下をつける勇気もない(笑)

リンカーンって、インディアンは迫害したんだよね。
それが不思議。
黒人は開放して、インディアンは虐殺。
なぜなのか。
当時の空気でしかリンカーンの真意はわからないんだろうなぁ。

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