花と緑を追いかけて

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夏の中欧紀行⑪・「ベルベデーレ宮殿」とウィーンの街

2006年09月19日 | 中欧三カ国旅行記

「シェーンブルン宮殿」を後にして、次はオイゲン公の夏の離宮「ベルベデーレ宮殿」に向かいました。
オイゲン公はオーストリアの天敵であるフランス貴族の出身ながら、ハプスブルグ家に仕え、オスマントルコのウィーン包囲など国家存続の危機の時に大活躍した人物です。

上の写真はぷりんさんが写したものをお借りしましたが、青空を背景に浮かび上がる白い宮殿は、絵葉書で見るよりもずっと美しい建物でした



バロック様式の広い庭を隔てて双子のような上宮と下宮が建っています。
こちらは迎賓館として使われた上宮・・・
1723年に建てられました。


裏側から見た上宮です。
オイゲン公はその豪快な戦い方とはうらはらに、美術収集家としても有名だったようです。
上宮は世紀末美術(アールヌボー)の名品が展示されている美術館になっているとか・・・



広い庭をはさんで、向こう側に見える建物が下宮です。1716年に住居として建てられました。
今はバロック美術の収集美術館として有名です。

ますます太陽の光は強烈になってきて、サングラス無しではツライ感じ・・・
日傘も欲しいくらいですが、現地の人は誰もさしていませんでした。

再びバスに乗って、市内を走ります。
車窓から見た街の風景を、サムネイルのマウスオンでUPしたいところですが、どうやら使えなくなっているらしい・・・ブログ仲間のおみやさんからの情報で知りました

さすがに歴史的建造物の博物館のようなウィーンの街。
市庁舎もネオ・ゴジック様式で、左右対称の堂々たる建物です

この日は、市内観光の後は自由時間でした。
バスの中で、そのための注意を添乗員さんから受けました。
スリに気をつけるようにと・・・
その中の一例を聞いてドキッ



ヴォティーフ教会です。
「スリの手口として、北欧系の美人が、一緒に写真を撮りませんか」と近寄ってきます。殿方は充分にご注意を」と言う添乗員さんの話を聞いて、プラハのヴァーツラフ広場で、若い男性が同じ事を言ってきたことを思い出しました。
「私たち、逆バージョンを経験したわよね」
みんな特に被害受けていないわよね~~?
でもスキミングされていたら分らないわ




こちらはカールス教会です。
nonちゃんはそれとは違う心配事を抱えていて、昨日から眠れぬ夜を過ごしているらしい・・・プラハでのお買い物の時に、カードの暗証番号を口に出して言ってしまったとか。
「あの時の店員さんは日本語の分る人だったから、不正を働こうとしたらやられてしまう」
普段何気なく使っているカードも、海外ではとても気になりますね。



古くて格調ある建物に「マクドナルド」の看板が見えています。流石ウィーンらしい風景
馬に乗った騎士の銅像は誰だったかしら?

次の訪問はデューティーフリーでのお買い物タイムでした。
そこでnonちゃんは思い切って、添乗員の三○さんに相談したところ、親切にも日本のカード会社へ連絡を取ってくれました。
不正利用はなされていないらしい・・・
不安が解決して良かったね

私の方は・・・
「スキミングなどという技術は、日本や中国ではともかく、プラハでできるはずないわ」と、きわめて楽観的に思うことにしました。
他の3人は何も心配してなさそうなんだもん




旅も四日目となると、だんだん参加者の皆さんとも顔なじみになってきますね。
昼食のメニューはウィーン名物、子牛のカツレツ(ウインナー・シュニッツエル)
大きいこと
暑さの中、ビールが美味しい・・・殿方もほとんどの方が飲んでいて、だんだんお喋りも進みます。


一人参加の男性が、昔仕事でポーランドに良く来ていたとか。
その折、チェコにも行った事があるそうで、その頃の共産国への入国の大変さを話していました。

そんなに遠い昔の話ではありません。
ベルリンの壁が壊されてからのヨーロッパの歴史は、極東に住んでいる私たちには解からない速さで、変化しているようですね。

コメント (17)
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