花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

北鎌倉のアジサイ寺「明月院」を訪ねて・・・

2021年06月28日 | 鎌倉散策
気が付けば6月も最後の週となりました。
今週の天気予報は雨マークがずっと並んでいたので、「雨が降らない内にやらねば」

突然スコールのような雨が降ったりの不安定なお天気が続いた割には晴れ間も多かった先週は
ひたすら庭&畑仕事に精を出していました。


6月18日(金)撮影・「明月院の姫アジサイ」

6月の下旬になると、公園や散歩道で出会うアジサイもそろそろ終わりになります。

その前に大船に出向かねばならないのっぴきならない用件があったので、その日の帰路思い切って
下りの電車に乗って一駅目、北鎌倉のアジサイで有名な「明月院」に行ってきました。

福源山「明月院」(臨済宗建長寺派)・6月18日(金)
この日は梅雨の晴れ間が広がっていました。



北鎌倉の駅から円覚寺の山門を左手に見て、住宅地の中を南に進み踏切の手前を左折し
駅から歩いて10分、明月院の門が見えてきます。
500円の拝観料を支払い中に入りました。



まずは両端にアジサイが咲き乱れる中央の石畳の階段を登り山門を目指します。

去年は鎌倉市民しか入れなかったアジサイ寺、今年は平日は誰でも入れますが、
6月の土日はすべて閉門です




「明月院ブルー」と呼ばれる鮮やかな色の姫アジサイが2500株、まだまだ元気に咲いていて・・・
薄いブルーから始まって、次第に濃さが増していくこのアジサイは最後の輝きを見せていました



例年なら中高年のおばさんグループが多いのですが、今回はあまり見当たりません。
圧倒的に若い方々の姿が多い

コロナ重症化のリスクが高い高齢者はワクチン接種を二回終了し、免疫力ができるまで
お出かけを控えているのかもしれませんね



門をくぐると清楚なガクアジサイも出迎えてくれました。

先に進むと丸窓で有名な方丈と仏殿前に出ますが、方丈は閉められていて丸窓は拝見できませんでした
この撮影スポットは毎回大勢の人が並び密になりますものね

実は私、鎌倉の数あるアジサイ寺の中で「明月院」を選んだのは地の利の良さもありますが
丸窓(悟りの窓)の向こう側に広がっている後ろ庭園の「花菖蒲園」を見る目的もありました。

アジサイは我が家周辺でもアチコチで見られますが、花菖蒲は最近見ていなかったですからね。
でも・・・
花菖蒲はすでに盛りを過ぎていたようで、この日は受付が閉鎖されていました。



仏殿で手を合わせてから左に進みます。左手正面が「開山堂」



「開山堂」の左手の崖には鎌倉最大と言われる「やぐら」があります。
この墓は上杉憲方の墓と伝わり、壁面に釈迦如来、多宝如来と思われる像が浮き彫りされています。

明月院は平安時代後期、山内俊道の供養のために創建された明月庵が始まりで
ご本尊は聖観音、開祖は上杉憲方、開山は蜜室守厳です。




「開山堂」の周囲には、お地蔵様や鎌倉十井戸の一つ「瓶の井」(つるべの井戸)が並びます。



カメラ抱えて通い慣れたお寺ですが、以前はいつ訪ねたのかと遡ってみると、2014年の父を亡くした2カ月後
夫を亡くす2カ月前の6月に来ていましたこちらです。

7年ぶりに訪ねた「明月院」でした。



女性が好みそうなしつらえがあちこちに目立ちます。



すぐ上は鎌倉アルプスのハイキングロード・・・
明月院は緑深い山間の地にあるお寺です。



お馴染みの竹林にも行きましたよ。



竹林から行きとは違う道を下って入り口近くに戻りました。


入り口左手にある「5代執権北条時頼公の廟所」その奥の塔は時頼の墓と伝えられています

かってこの辺りには時頼が建てた「最明寺」がありました。
1263年に時頼は出家し、以後隠居生活を送り「最明寺入道」と呼ばれていましたが、7年後37歳で没



最明寺は時頼の死後廃絶するが、子の北条時宗が最明寺を前身とする禅興寺を創建し(開山は蘭渓道隆)
室町時代には支院の明月院が建立されています。



明月院ブルーの姫アジサイとそっくりの色合いですが、こちらは洋種のアジサイです。


入り口近くにはたくさんの色合いのアジサイが。。。最近、我が家周囲は日本アジサイよりも洋種が多い感じがします

午前中は緊張した時間を過ごしましたので、明月院でのアジサイ鑑賞は良い気分転換になりました。



駅近のここでは「山アジサイの小道」が楽しめます。
数年前のこの時期にご近所仲間のK子さんの染物作品展があり、仲間4人で来ましたね。
この日は流石に疲れて、見学は「明月院」だけにして帰宅に着きました。

                         

ワクチン1回目の接種後の先々週は、健康診断の再検査の結果でも引っかかり神経から胃をやられた私
先週は庭の改造と畑作業に追われ、体力的にはヘロヘロとなって喉にきました
(この二つが私の弱い所です)


今週末の7月3日には2回目の接種を控えていますので、今週は無理せず大人しく過ごす所存です。



TVなどでは2度目の接種の副反応が、若い人ほど強く出ると言われています。

ライン仲間で二度の接種を終えた人に聞くと、4割が7度少々の微熱が出たとの事で、
70歳~80歳までの3人が38度近い高熱が出たと聞き、一人暮らしの私は色々準備しました。
(何しろイザという時頼りになるご近所仲間とは、皆同じ日の同じ時間に接種ですから・・・)

解熱剤はご近所同士の情報で、整形外科や歯医者で出してくれる鎮痛解熱剤カロナール(アセトアミノフェン)
が良いとの事で、先月腰が痛かった時に処方してもらった薬がありました。

副反応で高熱出して3日間、節々の痛さで寝込んだブログ仲間の銀河さんにこの画像を送ったら
他に「OS-1の水とアイスクリームがあればグッド」とのお返事でした。
後はこの二つを買ってくれば準備OKでしょうか?



コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭の整理と満開の桜の中で歩く第5回「鎌倉八十八カ所お寺巡り」(その3)

2021年06月12日 | 鎌倉散策
先週は雨続きでしたのに、今週に入って太陽の光が眩しくて真夏の暑さが続いています。
庭も畑も入梅前にやらなければならない事が山ほどあり、、、

毎朝のラジオ体操参加&散歩、そして週に一度のストレッチ&筋トレ教室と
週一の駅前イオンモールやショッピングセンターへの買い物や、1ヶ月半に1回の美容院行き以外は
ずっと庭や菜園などの外仕事をしていました。

もう日焼けで酷い事になっています


(6月10日撮影)

我が家の庭の「ユリの花」が咲きだしました


(6月12日撮影)

リビング正面のベィウンドウ(出窓)前に花壇があり、そこに昨年10月に購入した球根を植えたものです。


(5月28日撮影)

こちらはラジオ体操会場の広い公園に咲いている「ユリ」

昨年の6月初旬このユリと出会い、その色とボリューム感に魅せられて、、、
同じような色のユリの球根を宅配のカタログで見つけて取り寄せ、植えたお花が咲き出した次第です

届けられた球根は3個ありましたが、ノラ猫に掘り起こされて結局2本立ちでお花は計三個
公園の黄色いユリと比べるとボリュームに欠けますね

我が家の庭には他にもユリはありますが、大きな樹木の下に植えているのでまだ蕾です。


3年前に植えた神奈川県の花「ヤマユリ」、去年は3個の大輪が咲いた6年前に植えた「白百合」、年々分球して小型化している

「どうして公園のこの黄色いユリは毎年衰えることなく豪華に咲くのだろう?」と不思議です。

崩落した我が家の庭のフジ棚の片づけ
前回崩落した「フジ棚」の画像を載せましたが、先週の土曜日(6/5)
漸く息子が時間を作って片付けてくれました。



この春から立川に単身赴任中の息子は土曜日の朝、横浜南部の自宅に車で帰宅する生活です。
6月5日の朝9時頃直接我が家に立ち寄り、崩落した藤棚を視察・・・

「思った以上の惨事だな」と言いつつ、1時間後の10時過ぎに夫が遺したチェーンソーとデンノコ持参で
再びやってきました。

夫亡き後3年間、このフジを剪定してくれたご近所仲間のノンちゃんに崩落した旨話すと
「もう棚作りは諦めて、一本立にしてお花を楽しめば」と言われましたが・・・



息子が3歳の時に実家の庭に植えられたフジの木はもう45年以上経つ古木です。
チェーンソウで切断していた息子が「お袋、幹の中が蟻の巣になっていてスカスカだぞ」と

「毎年フジの蔓が雨トイや二階のクーラーの管に巻き付きストレスになっていたから、残さなくて良い」
と決断しました。

負担がかかる事はどんどん排除し、シンプルライフを目指さねばと思います。

90Lの大判のゴミ袋に枝や葉を詰めて、最終的には7袋のフジの枝葉と錆びた棚のポール10数本分の
ゴミ出しまで、二人で頑張って3時間半の作業となり、息子にはアルバイト代を払いましたわ。

漸く倍の広さに増やした花壇周りもスッキリして、お天気に恵まれたこの一週間は買ってきたお花の苗や
鉢植えの花々を植え込んで、花壇作りに精を出していました。

夫が作った大谷石のたたきにセメントで固められた藤棚の支柱は抜くことができませんでしたので
収穫した玉ネギをブラ下げる予定です。

今周辺は公園も含めて家々の庭のアジサイが満開来週の天気予報は雨マークが並び「入梅」も近いでしょう。

鎌倉のお寺のアジサイを見に行きたいと切に思いました。

3月の緊急事態宣言が明けてすぐに催行されたワンゲルの「鎌倉お寺巡り」がまだ未完成でした。
遡って桜の鎌倉をUP致します。

桜咲く中の第5回「鎌倉八十八カ所お寺巡り」(3月29日)
コロナ第三波の緊急事態宣言が解除された3月下旬に歩いた「鎌倉お寺巡り」第5弾は
「光触寺~寛喜寺明王院~浄妙寺(ここで昼食)~報国寺~杉本寺」までを紹介しましたが
残りの「瑞泉寺~覚園寺~八幡宮・段葛」の最終章を、今更ですが記録の為にUP致します。

◎錦屏山(きんぺいざん)瑞泉寺(臨済宗円覚寺派)
PM1時半に「杉本寺」を後にして、瑞泉寺に向かいます。

2時過ぎに「瑞泉寺」に通じる道路に古い門が現れました。



やがて突き当りが「瑞泉寺」の入り口となり、200円の拝観料を支払い進むと新緑の中のの階段上りです。



3年前の3月初旬に、俳句を趣味とする高校時代のクラスメートをこのお寺に案内した事を思い出しました。
この階段で鶯の初鳴きを聞いた覚えがあります。



階段を登り切ると「山門」です。

瑞泉寺の裏山は覚園寺や建長寺へと続く天園ハイキングコースが続いていて、鎌倉の自然豊かな中に
あるお寺です。

娘の頃から歩いたこのハイキングコース、息子が3歳から家族で歩いたこの天園ハイキングコース
古い山仲間やワンゲルでも数え切れないほど歩きましたね。



瑞泉寺は鎌倉公方(鎌倉幕府の長)の菩提寺として、嘉暦2年(1327年)に夢想疎石(夢想国師)により開山
鎌倉五山に次ぐ関東十刹に列せられた格式あるお寺です。
ご本尊は釈迦牟尼仏



夢想疎石は後醍醐天皇や足利尊氏も深く帰依し、鎌倉から南北朝に禅宗で重きをなした僧で
作庭にも才能を発揮し、S45年に発掘、復元された仏殿背後の庭園は国師の作として
国の名勝に指定されています。


帰路は苔むした古い方の階段を下ります。流石ワンゲル!花の寺としても名高い瑞泉寺、最後の桜も見られました

再び「鎌倉宮」まで戻り、今度は「覚園寺」を目指します。



鎌倉宮(大塔宮)は後醍醐天皇の王子の護良親王(もりながしんのう)を祭ったお宮です。
今回はお寺巡りですから通り過ぎただけです。

◎鷲峰山(しゅぶせん)真言院「覚園寺」(真言宗泉桶寺派)
鎌倉宮から二階堂の住宅地の中を歩いて12~13分、やがて正面に「覚園寺」の階段が見えてきます。



1218年、北条義時公の薬師如来信仰により建てられた大倉薬師堂が、覚園寺の始まりです。



開基は北条貞時、開山は智海心慧、ご本尊は薬師三尊
鎌倉幕府執権北条家歴代の尊崇を集めた寺院です。

話は逸れますが、来年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」で、主役は北条義時を演じる小栗旬
脚本は三谷幸喜、「鎌倉オタク」としては今から楽しみにしています



本堂の周りには春のお花が咲いていました。
このお寺には写真仲間と「紅葉」の季節に撮影で来ています。
それはそれは見事な紅葉で魅せられましたこちらでご覧ください。


この葉っぱが大きなお花は「サンカヨウ」でしょうか?「ヒトリシズカ」も咲き出していました

※サンカヨウではなく「イワヤツデ」のようでした。訂正いたします。

「覚園寺」の素晴らしい文化財的な建物や仏像などを500円払って観ることになりました。
前回はお坊さんの説明付きでしたが、コロナ禍の中ではそれはありません

撮影禁止がとても残念ですが、500円払うだけの価値はあります
兎に角薬師堂の中の「黒地蔵」が素晴らしいお寺のホームページでご覧ください。

桜満開の「八幡宮の壇葛(だんかずら)」
覚園寺の入り口の階段で全員の記念写真を撮り、バス停のある「鎌倉宮」に戻ります。

ワンゲルですから歩いて鎌倉駅まで出るのが通常ですが、コロナ禍の中の桜の名所は人出がいっぱい
シニアの我々はそれを避けるためにバスに乗りました。



でもカメラを趣味とする私とくせ毛のアンさんは思い切って一駅手前でバスを降りて
鶴岡八幡宮の桜の参道の「壇葛」の中に立ち20~30分間撮影をしました。

この時期は学生さんたちが「春休み」、圧倒的に若い方々の姿が多かったです。

桜の季節は2年続けてコロナ禍でした。
ワンゲルに参加したおかげで、今年は桜の中の鎌倉歩きが楽しめました。満足です
リーダーさん、ありがとうございました

この記事は6月12日には下書きを終えましたが、、、
この日の午後は私の第一回目のワクチン接種の日で緊張し、疲れ果て早目の就寝

更に翌日の昨日の日曜日は熱は出なかったものの蒸し暑さもあり、体がダルく頭痛も感じて家でゴロゴロしていました。
UPは更にズレ込みましたが、下書きを終えた時点での日時として更新いたします。

庭と畑仕事で最近は落ち着いた日が殆どなく、ブログの仕上げを一日で終える気力が無くなったと実感
これからは短い記事を少しづつ少しづつと考えておりますが、どうなりますことやら

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする