花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「フラワーセンター・大船植物園」の山野草

2012年03月29日 | 花シリーズ
3月22日
春風に誘われて、カメラ教室の仲間のSさんとカメラ片手に湘南に繰り出し

「フラワーセンター・大船植物園」で、丁度見頃の「玉縄桜」や「おかめ桜」に
感激しましたが・・・

他にも予想をしていなかった嬉しいお花に出会えました

「キクザキイチゲ」・「ヒメリュウキンカ」

私の大好きな青い空の色に似た「キクザキイチゲ」を見つけました


黄色の姫リュウキンカと一緒に咲いています。

ブルーと黄色のコラボが春めいて・・・ユキワリイチゲの春色も加わります♪

キンポウゲ科のお花が三種類、一緒に混じって春のハーモニーを奏でていました

姫リュウキンカは我が家にもありますが・・・
今日見たら、小さな蕾が一つだけちょこんと葉の間に見られました。

大雪山ではこの三倍以上もある大きな黄色いお花の「エゾリュウキンカ」
雪渓が溶け出す7月中旬、白い雪の脇に群生して咲いていたのが印象的でした。

「ユキワリイチゲ」

2週間以上前に、鎌倉の「浄妙寺」まで見に行った「ユキワリイチゲ」
苔むしたお寺のお庭の方が、風情は感じられますが・・・

群生の見事さはこちらの方が勝りますね。


満開の「サンシュユ」のお花を写そうと、木に近づいて初めて足元にたくさんの
可愛いお花があることを知りました

Sさんと夢中になってカメラを向けていると、通りがかった職員さんが
「オオミスミソウ」(ユキワリソウ)が咲いていることを教えてくれました。

「オオミスミソウ」(ユキワリソウ)
「森の小道」の落葉樹の間に、色とりどりの小さなお花が咲いていました


山野草の中でも、三本指に入るほど大好きなお花です

中学時代を過ごした新潟では、あの頃、あちこちに咲いていた・・・
今でもこのお花に会えるという「角田山」佐渡の「ドンテン山」
いつか訪ねてみたいと思っています。


たくさんの色が楽しめるオオミスミソウもキンポウゲ科のお花です。

春一番に雪を割って出てくるから「ユキワリソウ」とも呼ばれていて、
私はこちらの呼び名の方が馴染んでいます。

6年前には1時間半ちかくかけて、大和市の「泉の森」まで見に行った・・・
それが我が家近くの大船で見られるとは、嬉しい限りでした。

春の陽射しが地表に届く頃2~3cmほどの楚々としたお花を咲かせます


春の到来を告げてくれる花々は、ブナ、ミズナラなどの葉が茂る前に
急速に生長し花を咲かせ、新緑の頃にはその姿を消してしまいます。


木が葉を広げる前、一斉に「春植物」が花を咲かせる現象は、その期間が短いことから
“スプリング・エフェメラル(春の短い命)”と呼ばれています。


春の「妖精たち」の一瞬の輝きは、厳しい環境の中で長い時間をかけ形成されたものなのですね。

今年の冬は特に厳しくて長かった・・・
春を待ちかねたように咲きほころぶ花たちを、私も探しに出掛けてみたくなりました。


私が山にのめりこんだきっかけも、木曽駒ヶ岳の「千畳敷きカール」で見た花々に
感激したことから始まりました。

そして次ぎに縦走した北アルプス「燕岳~常念岳~蝶ヶ岳」の、槍・穂高のパノラマ大展望
「コマクサ」を初めとするお花畑に魅せられて、本格的に山に行きだしました。

厳しい環境の中で咲く健気な「高山植物」や「山野草」を求めて
膝や腰を労りながら、これからも元気に追いかけて行きたいものですが・・・


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「矢倉岳」登山と河津桜

2012年03月26日 | 山シリーズ
まだ時々北風が吹いたりして、寒い日もありますが
太陽の光と空気はもうすっかり春ですね

私はあちこちで「春」を見つけて感激したりしています。

25日の日曜日は山仲間の3人で、シーズン初めのハイキングを楽しむ計画でしたが
ケァマネのKさんが急遽仕事が入り、不参加
Yさんと2人で、近場の「矢倉岳」に行ってきました。

矢倉沢から「矢倉岳」へ

「矢倉岳」は箱根火山群の北に、少し離れてドーム型の特徴ある姿を見せる山。
山頂からの展望は素晴らしく、箱根の山々はモチロン、間近に迫る富士山は見応え十分です。

この日は雲が少し多めながら、ご覧の通りの姿を見せてくれました。


小田急線「新松田駅」8時10分発の、「地蔵堂」行きのバスに乗り「矢倉沢」で下車
「矢倉沢・本村」を通り抜け、ひたすら針葉樹と落葉樹の中を登り、1時間40分で頂上です。

頂上で初めて視界が広がり360度の大展望に感激しますが
この日は雪雲がかかり、最初は富士山も半分隠れていました


その上、富士山裾野の野焼きの煙が舞い上がり、時々炎まで見えていました。


箱根連山の北側が望めます。

一番右は、昨年12月に地蔵堂から夕日の滝経由で登り
アイスバーンの登山道を苦労してアタックした「金時山」
真ん中が大涌谷と「神山」
そして左が「明神ヶ岳」でしょうか・・・

陽が照り出し、ノンビリとおむすびを食べました22年間の山の友、Yさん(左)と・・・


帰りのバス便が1時台はないので、時間調整のために頂上で1時間近く休憩してから、
「地蔵堂」目指して、2時間の下りを行きます。


「足柄峠・万葉公園→」の標識に従って出発です。

このコース、10年以上前の6月に登りましたが、殆んど覚えていません
富士山も見えず、暑さの中、結構急な上りにヘロへロになったことだけは記憶にあるのですが・・・
 

行く手に富士山がドカンと見えていました。

やはりこの山は、空気の澄んだ晩秋から早春にかけてがお薦めと実感

急な下りを15分で「山伏峠」、入組んだ四辻で迷いやすく、地図で確認しましたが、
あくまでも「足柄峠・万葉公園」を目指して下ります。


登ってきた「矢倉岳」(870m)が見えています。

私達は「足柄峠」の手前の「万葉フャミリーコース」を下りました。

かつて関東は坂東(ばんどう)と呼ばれていましたが、それはこの足柄峠の東にあるという意味。
峠付近に足柄万葉公園、足柄関所跡、足柄古城跡、聖天堂などが楽しめますが
前回歩いて、頻繁に出てくる自動車道路に難儀したので今回は避けました。

この山行の様子をデジブックに纏めましたので、ご興味のある方はご覧下さい。

デジブック 『早春の「矢倉岳」』


「矢倉岳」(870m)は標高差620mを登り1時間40分、下り2時間の
そこそこ歩き甲斐のある山でした。
シーズン初めの足馴らしとしては丁度良いですね

今日は特に筋肉痛は出ていませんが、階段を駆け上がると膝が少々痛みます。

     

「松田山西畑公園の河津桜」
「地蔵堂」発2時25分のバスで新松田駅に戻ってきた私たち・・・
松田町といえば、神奈川では三浦海岸と並び称される「河津桜」が有名です。

JRの「松田」駅前から出ているシャトルバスに乗って見に行きました。


今年はフラれてばかりいた「河津桜」
前回、「大船フラワーセンター」で遠目に見ましたが・・・

早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。


ピンク色の、丸くてふっくらした乙女のような可憐な桜です
その魅力が出るように写しましたが・・・


松田山の南斜面に、約260本の「河津桜」が花開いています。

桜越しに見える相模湾、意外に近くて驚きました。
「大島」までが見えています。


松田町は東名高速と国道246号線が走り
町の中を「酒匂川」が流れ、西側には箱根の山々が・・・


そして富士山と、登ってきた「矢倉岳」が見えていました。


この日は日曜日、大勢の見物客が河津桜と菜の花の咲く中を散策しています。


私は富士山に感動し、桜と菜の花に感動し・・・
元気に歩ける幸せを味わっていました。

そろそろ先が見えてきて、無理がきかない年齢になりましたが・・・
いつまでこうして活動できるかしら?

先月は雪の中の菜の花を撮りましたが・・・モデルさん?桜色の姿の摩訶不思議な女の子




もう一度、可愛い桜の接写を試みて・・・
帰路に着く事にしました。

満足、満足


ライトアップはこの日の25日で終わりですが
「桜祭り」は4月1日までだそうです詳しい情報はこちらです。


JR「松田駅」のホームから見た「松田山の河津桜」です。
ピンクの花園でした。

お天気に恵まれ、爽やかな空気の中の「矢倉岳」登山と「河津桜」見物・・・
感動的な1日を過ごせた自分自身の健康と行動力
そして同行してくれた友に感謝した次第です。



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春が来た♪、桜・桜・桜

2012年03月22日 | 花シリーズ
ソメイヨシノが咲き出しました。
と言ってもこちらは「フラワーセンター大船植物園」の早咲きのソメイヨシノの仲間
「玉縄桜」(タマナワザクラ)です。


「カメラ教室」の後期の写真展が、関内駅前のギャラリーで
15日から21日まで開催されました。

私にとっては初めての経験
どうにか無事に終了しホッとしております。

2月末には「リメイク教室」の作品展もあり、親しい友人の「染めと織物」の展示会にも駆けつけて
間にカメラ仲間と写真展のハシゴ・・・

それぞれ別の施設にお世話になっている両親の様子も見にいかなければなりませんし
おかげで2月3月は目の廻るような忙しさでした。

コメントを戴いた皆様の所にもお伺いできずに失礼しております

「フラワーセンター・大船植物園」

一段落した22日は春の陽気に誘われて、カメラ友のSさんを誘い
お花の撮影に繰り出しました

本当は「三浦海岸の河津桜」を見に行く予定でしたが、前日に行ったSさんの友人のお話しでは
「もう葉っぱが出だして終わりに近い」
「色を添える菜の花も伸びきって、撮影するにはイマイチ」とのことで
急遽行き先を茅ヶ崎の「氷室椿庭園」「大船フラワーセンター」に変更しました。

椿はまだ6~7分咲きでしたが
フラワーセンターの桜はまさに見頃でした

「玉縄桜」

先週、NHKのローカルニュースで紹介されていた大船フラワーセンターの「玉縄桜」
花期が2月中旬から3月下旬と大変早く、約1ヶ月の長期にわたって鑑賞できるのが特徴です。


昭和44年に台木養成を目的に「染井吉野」の種子を播種
その苗の中に発芽が半月ほど早い株があることを発見し、そのまま育成、

昭和49年に初めて開花、
花は「染井吉野」に似ていますが、20日ほど開花が早いことを確認、
平成2年に種苗登録されたそうです。

品種名は、フラワーセンター近くの由緒ある地名の「玉縄」を「桜」に冠したものです。


「染井吉野」を少しでも早く、そして長く見ていたいという希望を
かなえてくれた桜といえますね。


こちらは「玉縄桜」の若木・・・
ソメイヨシノの艶やかさが出るのはまだ先のようです。


菜の花の向うに見える桜は濃いピンク色、寒緋桜系でしょうか?

春めき(足柄桜)

春めき桜はカンヒザクラとシナミザクラの交雑種の一つとされ
足柄桜と呼ばれたこともあるようです。


青空に、濃いピンクが映えますね


南足柄市内で彼岸のころに咲いていた桜の枝から育成し、
2000年に品種登録されました。

今年は「あたみ桜」「土肥桜」、そしてここの「玉縄桜」と「春めき(足柄桜)」と
それぞれ郷土の名前が付いた多くの桜を知りました

「おかめ桜」

早咲きの新種として、豆桜(フジザクラ)と寒緋桜との掛け合わせで、
イギリスの研究所で誕生しました。

イギリスの桜の研究者イングラムが日本風な名前をと考えるにあたり、
『おかめ』になったと言われているそうですが・・・


名前に似ず、可愛い桜
淡い紅色の一重咲きで、花が下を向いているのが特徴です。


早咲きで花期は2月下旬から3月上旬ごろだそうですが、今が盛りとは
今年はやはり遅れていのですね。

「大寒桜」

埼玉県川口市安行の田中一郎邸にあったカンザクラの一種で、
安行の小清水亀之助によって広められました。

カンヒザクラと山桜、ないしはカンヒザクラと早咲きのオオシマザクラの雑種と考えられ
安行の土地にちなんで、安行寒桜(アンギョウカンザクラ)の別名もあるそうです。

開花時期は3月の中旬~下旬くらいで
普通の寒桜より大輪で、開花時期も遅いようです。

「河津桜」

ご存知、今では全国区になった河津桜
早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。

河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃、偶然発見したさくらの苗を植えました。
詳しいいきさつと普及の歴史、そして河津桜の特徴はこちらをご覧下さい。


先月に伊豆の河津まで行きましたが、殆んど咲いていなかった
でも・・・
ここでもお花畑の奥に咲いていて近づけず、アップの写真は撮れませんでした

今日22日の最高気温は16度くらい上がったようです。
暖かい春の陽射しの中の桜見物・・・
カメラ教室で一緒のSさんと心行くまでシャッターを押しました

でも、個人で行って写した画像は講評される機会がありません
この記事をご覧の皆さまの厳しいご指導をお待ちしておりますので
宜しくお願い致します。








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「土肥温泉」の夕日と桜と活き魚料理

2012年03月17日 | 旅日記
この週末は激しい雨になりました
一雨ごとに春は近づくと言われていますが、果たしてどうでしょう・・・


3月15日(17時49分)、我が家の2Fのベランダから眺めた夕日です
沈む位置がだいぶ富士山に近づいてきました。

「ダイヤモンド富士」が見られるのは丁度お彼岸の頃かしら
晴れることを願っていますが、この時期はそれがとても難しいのです


2月23日・「土肥温泉」から見た夕日
雨の降りしきる中を出かけた「誕生祝・伊豆ドライブ旅行」

稲取で「雛のつるし飾り祭り」を堪能してから、山越えをし
予約した宿のある西伊豆の「土肥温泉」に着いた頃には晴れました


宿で一休みし、温泉に浸かってから、
歩いて2~3分の港に出て駿河湾に沈む夕日をカメラに収めました。


この日は2月とは思えない暖かさでしたが、富士山は残念ながら望めず
17時40分に太陽は雲間に消えて、水平線に沈む夕日は撮れませんでした

私が初めてデジイチで写した「インド洋に沈む夕日」は、それは見事に水平線にストン
落ちていきましたが・・・


民宿「わきの浜」
地元静岡在住のブログ仲間のビオラさんが、お母様と泊まられた宿をブログにUPした時に
ここの活き魚料理の素晴らしさを知り、いつか行って見たいと思っていました。


何度か予約を入れたのですが中々取れず・・・
お魚好きの主人の誕生月の2月にようやく実現しました。


お風呂はモチロン温泉、小さいながら三箇所あります。
私のお気に入りは半露天風呂のこの「檜の湯」

お待ちかねの夕食は、個室で戴きました。


主人は「何が食べたい?」と聞くと、必ず「お刺身」と答える人です。
そんな彼が大満足のお皿の数々がテーブルに並びました。

伊勢えびのお刺身にカニ足、海老のチリソースアワビの網焼きもプリプリです



新鮮なお造りは「まとう鯛の姿造り」、カンパチとアジも並びます。
お食事のコースは三種類ありますが、私たちが頼んだのは「お任せコース」です。

大きな金目鯛の塩釜焼きはふっくらとウニのグラタンは洋風です。

主人はお魚の中のお魚を探すのが趣味朝食も美味しくて、ご飯のお代わりを・・・

お魚づくしにお酒もすすみ、ビールの他に熱燗も一人2合づつ
お腹もマンプクリンになって大満足でございました。

ビオラさん、良い宿をご紹介いただきありがとうございました

私達の他には新年会のグループがいて、皆さん年に何度も泊まりに来るリピーターばかりでした。
民宿「わきの浜」の詳しい情報はこちらです。

私は決してこの宿の広告担当の者ではありませんが・・・
新鮮なお魚料理が食べたければ、漁港近くの民宿に限る
と知ったのは北海道時代でした。

礼文島も利尻島も、朝から漁師さんが採ったばかりのウニが並ぶのは民宿と
転勤族の間では口コミが広がりましたね。


翌朝は春の気配のうす曇り
宿を後にして、すぐ近くの港の漁協の直売所でお買い物・・・

見えている船は清水港に向う駿河湾フェリーでしょうか?


海のすぐそばに「若山牧水」の銅像が建っていました。

牧水は土肥の自然、温泉、人情を好み、土肥温泉には大正7年以来延べ100泊
ここで150余の歌を詠んだそうです。

碑の歌は大正14年5月宿での作。
「花のころに 来なれて よしと思へりし 土肥に来て見つ その梅の実を」

「伊豆土肥桜」

そしてそのすぐそばの観光案内所の横に咲いていたのは
「河津桜」ならぬ「土肥(とい)桜」と言うらしい・・・

土肥桜には花びらが濃いピンク色した「伊豆土肥桜」と、白っぽい「土肥桜」があります。
こちらは「伊豆土肥桜」でしょうか?


早咲きのカンザクラが原木で、土肥では40年ほど前から接ぎ木で増やされ続けたとか。
もう片方の親は、カンヒザクラが有力だそうです。

現在のところ、土肥桜の並木はなく、町の方々に分散して1本から数本づつあるらしく、
鋭意接木などで広げ居るところだとか。

この伊豆土肥桜の名も、平成19年の3月にやっと登録された名前です。

この日の帰路に寄った熱海では「あたみ桜」が見頃でしたし
あちこちにその町の名前が付いた「桜」があるのですね。

ちなみにお隣の戸田の名前が付いた白い「戸田(へた)桜」というのもあるらしい・・・

土肥温泉の近くには海が綺麗な「恋人岬」がありますが
4年前に行っているので、今回はパス。

宿のご主人お薦めの「象牙美術館」に向ったら、すぐそばが「旅人岬」でした。

晴れていれば青い海と富士山が美しい所恋人岬と似たようなモニュメントが

昔は「晴れ人間」だった私たち夫婦、近年はすっかりそのパワーも衰えました
でも・・・
富士山は見えなかったものの、日中にかけて晴れ上がり
「熱海梅園」の梅も桜も青空の元で楽しめましたのでヨシとしました。
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鎌倉花情報・「浄妙寺」の早春の花

2012年03月14日 | 鎌倉散策
風はまだ少々冷たいけど、今週に入ってようやく春の陽光が照りましたね

3月12日、父の施設を訪ねる前に、車を朝比奈から鎌倉へと進ませ
「浄妙寺」に行ってきました。


ブログ仲間のコスモスさんが、このお寺の境内に咲く「ユキワリイチゲ」
「セツブンソウ」を紹介しているのを拝見し、私も是非この目で見たくなったのです。

鎌倉五山の第5位に数えられる古刹は、この季節「梅」が咲き誇っていました


こちらがキンポウゲ科の「ユキワリイチゲ」です。
丁度見頃でした。

早春の山々を歩くと「キクザキイチゲ」や「アズマイチゲ」、
そして夏のアルプスでは「ハクサンイチゲ」をよく目にしますが
このお花は初めてでした。


ユキワリイチゲは本州西部から九州に分布する多年草(西日本のお花のようです)

3月に花を開いて初夏には地上部が枯れる。
花弁のように見えるのは顎片とのことです。


今回是非見たかったお花のもう一つが「セツブンソウ」

10年以上前に山仲間のYさんと、バスツァーに参加して
はるばる秩父の両神村まで見に行ったお花です。

ユキワリイチゲは「浄妙寺」本堂の周りのそこここに咲いていましたが、
セツブンソウは中々見つかりません

受け付けのオバサンに聞いて探して、ようやくお茶室そばの木の陰にみつけました。

でも、遠くて横向きのお花が少々のみ・・・
そろそろ終わりのようで、200mmの望遠レンズで撮った証拠写真です。

こちらもキンポウゲ科の多年草で、花びらに見える部分は顎。
正面から見ると、紫と黄色の小さなビーズのようなシベがとても可愛いのですが・・・


今、このお寺の境内で一番の見頃は「福寿草」です。
こちらもキンポウゲ科の多年草。

新年を祝う花として喜ばれ別名はガンジツソウとも言われます。


お花の写真は難しい・・・
白や黄色のお花は特に難しい・・・
私の写すお花の写真は「記録写真のようで、風情に欠ける」と感じています

この春からの写真のお勉強は、「お花の写真を重点的に」と痛感しました。


本堂の前から門を振り返って見ました。
三々五々人の姿は見えますが、静かな静かなお寺です。

門の近くには「ミツマタ」「サンシユ」の木が花を咲かせていました。


他にも「ロウバイ」が残っていましたが、もうアップには耐えられません。
終わりのようでした。


アセビは赤と白がありましたが、白はボケました

馬などの草食動物が食べると、有毒で酔ったようになることに因んで
漢字で書くと馬酔木・・・

我が家にも白いアセビがありましたが、数年前に枯れました。


専用駐車場は1時間500円(拝観料は100円)、そろそろ帰ろうと門の外に出てみると
「熱海梅園」で咲いていた緑の梅「青軸」が目に入りました。


受け付けのおばさんに確認するとピンポーン
「青軸」は若枝、花軸とも緑色の珍しい品種。木全体が薄い黄緑色がかった感じがします。

梅の種類が分ったなんて、私も成長したものですね


このお寺の詳しい説明です
これから咲き出す山野草もたくさんありました。

次回は写真教室で親しくなったSさんを誘ってみようと思いました。
一人も良いけど、仲間と一緒の撮影も楽しいはず・・・

尚、この浄妙寺の境内には珍しく、
洋館の「石窯ガーデンテラス」というイタリアンのお店がありますが、毎週月曜日が定休日
この日はやっていませんでした。

2008年の晩秋に、紅葉を楽しみながらご近所仲間とお食事した時の記事はこちらです。

お花とお食事の両方が楽しめる「浄妙寺」、お薦めです。



 
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3月11日・あれから一年が過ぎました

2012年03月11日 | 私の呟き

大地が揺れて、想像もつかないような大津波が押し寄せ、
そして福島第一原発が制御不能になったあの日から一年が過ぎました。

15000人以上の死者と、いまだに3000人以上の行方が分らない「東日本大震災」
進まない復興、先が見えない福島原発・・・

今改めて1年前のあの日のことを思い返しています。

私は父の施設を訪問中にあの地震に遭遇しました。
東北の被災地の大惨事に比べれば、横浜はさほどの被害はありませんでしたが

その後に起きた停電・放射能の恐怖・物不足・・・
60数年間生きてきた私ですら、初めて経験することばかり。

あの日を境に、イザヤ・ベンダサンのベストセラーで知られる、
日本人は「水と安全はタダで得られると思っている」という
常識が覆りましたね。
そして「平穏な日常が如何に大事か」を実感しました。

ガンが見つかり、あの前日に内視鏡で除去手術を行っていたご近所仲間の友人は
あの数日間で、人生観がすっかり変わったと申していました。

ですからあれほど映画や歌舞伎と楽しんでいた我々ご近所仲間も、
去年は忘れたように、連れ立って街中に出かけることがなくなりました。


大津波の悲惨さをTVで観るにつけ切なくなり、放射能の恐怖も加わり
3月後半は夫婦してアドレナリンが放出し、ヒステリー状態だったような気がします。

節電を考え「ブログの更新」も控えようと思いましたが、
有事の時の、私自身の気持ちの記録のためにも続けました。

”TVで流れる悲惨な映像に涙し、
寒い避難所で協力し合って過ごしている被災者の方々の姿に感動し・・
そして日々計画停電に日常生活は振り回され、物不足に唖然とし、
深刻な事態に陥っている「福島原発」の成り行きも不安で・・・
何だかとても疲れています”
記している私でした。


その後TVで「放射能の心配は殆んどありません」と言い続けていた御用学者を胡散臭く感じ
情報操作をした政府や東電に怒りを覚え
スピイディーなどの情報はアメリカには知らせても国民に知らせなかったとは
お陰で「浪江町」の人々の避難が後手後手に回りましたね。

最初から原発はメルトダウンをしていたにもかかわらず、
その可能性を言った原子力安全保安員の方を表舞台から降ろし

挙句に最近知ったことですが、原発事故会議の議事録がなくて、
民間機関が聞き取りで作成したものが78ページ

アメリカでは「福島原発事故に関する会議」の議事録が2000ページ以上と言う
この差は何なんだと

政府官邸の中枢はそれほどまでにウロタエていたのでしょう・・・
危機管理能力がなかったことがまさに暴露されましたね。


庭の紅梅とマンサクが3週間遅れで満開になりました

我が家のマンサクは「シナマンサク」
園芸種ではなく、自然の山で育ったものをもらったので華やかさはありません。

楚々としていて、青空を背景に写したかったのですが、今年はなかなかそのチャンスに恵まれませんね。
散る前に撮らねばと、震災一年目の今日写しました。

東北の山々に「まんず咲き出す」のはいつ頃でしょうか?
早く暖かい春が来ると良いですね。


今回の震災の被害は「想定外」で片付けられてがちです。
でもちゃんと1000年以上前に起きた今回の津波と同程度の
「貞観地震&津波」の記録などはあったらしい・・・

歴史から学ぶことをしなかったことが悔やまれますね。
我々はこの大震災を兎に角忘れずに、後世の人々に語りついで行かなければなりません。

それがこの時代に生きたものの責任だと思います。

取り合えず自分自身の身の回りを考えれば、今叫ばれている「東京直下型地震」が起きた時には
今回の教訓が生かせるよう自分自身も反省し、政府にも望みたいですね。


昨日今日のTVの震災特番で、一番印象的だったのは
生きるか死ぬかの瀬戸際で必要なのは「個力」と語った、
被災地の消防団の方の言葉でした。

この情報化時代に正しい情報が行き渡らず、多くの人々が亡くなった現実を知る指揮官の
悔しい言葉にも聞こえました。

大災害に生き残るには、確かに運不運を含めて、自己責任と個の力が必要なのでしょうが


去年、被災地に真っ先に咲き出したと聞いた「水仙の花」
我が家も今が盛りです

いま思う事は、この震災で犠牲となった方々を安らかに供養する上でも
皆の力を集結して、日本という国が民に優しい国となるように頑張らなくてはなりません。


OL時代の仲間からこんなメールが届きました。
「TOP of 虹の会」を検索してみて下さい。
 我々の後輩が中心になって、岩手県大船渡市の「北浜わかめ虹の会」の
支援ボランティアをしています。
 大漁旗も流され、佐賀の織り元から「武者のぼり」の寄贈をうけて
 半纏 エコバック等を制作してます。
 半纏はワカメ業者にプレゼントと「わかめ販売」の折りに着用。
 エコバックなどの売り上げは支援金。

 今ワカメのオーナー制度(一口一万円)も立ち上がっているようです。
 支援の目的が明白なところが良いと思ってます。
 ご声援いただければ嬉しいです”

震災後には日本赤十字と仕事先の公的施設を通しての寄付をしました。
私ができる事は微々たることですが、これも叉考えてみようと思っています。

最後にブログ仲間のzooeyさんがUPしている、
「今まで観た中で一番衝撃的な大津波の映像」というユーチューブを紹介します。

あまりの凄まじさにショックを受けました。
首都圏直下型や東海・東南海地震の可能性が指摘されている今、明日は我が身かもしれません。
興味のある方はご覧下さい。

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稲取の「吊り雛」と孫娘の「お節句&誕生祝」

2012年03月07日 | 
晴れて暖かくなり「春が来た♪」と思ったら、再び冷たい雨になるそうな
季節の変わり目特有のハッキリしないお天気が続いています。

今年は「三寒四温」ならぬ「五寒四温」で、本格的な春は中々やって来ないような感じがする・・・

2月23日「伊豆ドライブ旅行」

この時期仕事が暇な主人は、税金の申告書類を作成したら
後は新年会の集まりとゴルフ三昧、そして我が家のデッキの修理に時間をかけています。

私も友人たちとの新年会に追われ、作品展の準備に撮影会と多忙を極めました。

このように夫婦共々好きなことをやって過ごしていましたが、これでは単なる同居人と反省し
2月生まれの主人の誕生祝は、大好きな「活き魚料理&温泉」三昧と決めて
泊りがけで伊豆に行ってきました

当日は寒さは和らいだものの、土砂降り
10時過ぎに我が家を出発し、およそ2時間で「伊東」です。


海辺の「道の駅・伊東マリンタウン」で昼食
雨は少し小降りとなりました。

この道の駅は日帰り温泉もある大きな施設です詳しい情報はこちらです

カラフルな建物は、何だかオーストラリアの小さな港町を思い出しました。
背景に青空と青い海が広がっていたら、
私たち夫婦が通った西オーストラリアの海辺の町の風景にソックリです。

静岡特産の桜海老のかき揚そばを食します名物の干物類も買いました。


この日は2月23日と言うことで「富士山の日」だそうです。
でも残念ながらお天気が悪くて富士山は見えません

稲取「雛のつるし飾りまつり」
河津桜も開花が遅れてまだ咲いていないし、お天気も悪いので
この日は「吊り雛」発祥の地、稲取温泉で「吊り雛祭り」を観てから
宿のある西伊豆の「土肥温泉」を目指すことにしました。


ナビに「稲取観光案内所」とインプットして着いた所が「雛の里」
メーン会場の一つでした。

入っていきなりのこの艶やかさ


江戸時代においては、お雛様を購入できる裕福な家庭はまれで、
せめて、お雛様の代わりに、愛する子供や孫のために手作りで、初節句を祝おうという、
切ない親心から生まれたのが稲取の雛のつるし飾りです(公式ホームページより)

ここには約90対(約9900個)が「煌びやかな豪華な現代風飾り」をイメージして展示してあります。
入口正面のジャンボつるし飾りは圧巻(2651個)ですが、とてもカメラには収まりません


日本三大「吊り雛」の福岡県柳川のさげもん、山形県酒田の傘福も展示しています。

昭和初期のお雛様こちらは大正時代?
娘の無病息災を願って作られたコンテストの応募作品も並びます。



一つ一つにいわれがあるそうな・・・
たとえば「柿」は栄養素が高く滋養がある。長寿の木
「とうがらし」は虫除け。娘に悪い虫が付かないように
「巾着」はお金がたまるように。お金に困らないようにと・・・
何でも吊るして良いというわけではないようです。

ひと針・ひと針に込められた「親心」を感じますね。


本来ならこの時期は河津桜が見頃のころ
この稲取の「雛のつるし飾りまつり」と合わせてのバスツァーが多いとき
この日も悪天候に関わらず大勢の観光客が訪れていました。

この催しは3月いっぱいやっているようです。
詳しい情報はこちらを参考にしてください。

雛の里の前庭に雫をまとった梅と河津桜がチラホラ咲き出していました


「雨に濡れたお花も良いものよ」と、前日の「カメラ教室」の打ち上げ昼食会で
先輩達に言われました。
流石に数々の賞を取る方の言う事は違いますね。

この日の職員さんのお話では「河津桜は一分咲き」
開花促進剤を打った木もあるらしい・・・

私の「お雛様」

断捨離で処分しようかと迷った私の雛人形
去年ブログにUPしたときに「勿体無い」というコメントを、皆さまからたくさん寄せられました。

戦後の物不足の時代に、母方の祖父母が初孫の私に買ってくれた、
お内裏様と三人官女だけは残してあります。

五人囃子から下の段のお雛様は処分しました。

3月3日「雛祭り&誕生祝」

こちらは孫娘の菜々ちゃんのお雛様です。
そして、今年4歳になる孫娘は3月生まれです。


春の陽射しが暖かい3月3日の土曜日に、両家のじぃ~じとばぁ~ばが息子宅に集まり
皆でお祝いをしました。

メーンは「ローストチキン」
菜々ちゃんの大好きな海老も並びます

いよいよ最後にケーキが登場にぃにぃがロウソクに火をつけてくれました




今年もアニメのキャラクター「プリキュア」が描かれたケーキです。
♪ハッピーバスデー・トゥーユー♪
みんなで唄います。

最後に菜々ちゃんは一人でふぅ~っと、ロウソクの火を消すことができました
(去年まではにぃにぃに助けてもらったものね)


プレゼントは両方のじじばばから、りかちゃん人形のクロゼットとお洋服のセット
しばらくは興奮状態でした。

クリスマスプレゼントはシンデレラドレスでした。踊りが大好きでいつも踊っている菜々ちゃん

ずっと「お姫様になりたい」と言っていましたが、
最近は「AKBに入りたい」と・・・

幼稚園の先生からは「男前の菜々ちゃん」と言われている元気な子です。

「そろそろバレーでも習わせたら」と、外野席の二人のばぁ~ばが言うと
オカータンは「優雅なバレーよりも、チァガールがあの子には合っていそう」と
答えました。

菜々ちゃんは、幼稚園のお遊戯会ではセンターで、リズミカルに踊っていました

おへそを出した可愛い姿で踊りますみんなAKBには負けない愛らしさ・・・


この子らが楽しくダンスができる世の中がいつまでも続いて欲しいですね

1年前の丁度今頃、同じように菜々ちゃんの「お節句&誕生祝い」の記事を載せてすぐに
「東日本大震災」が発生しました

あの重苦しい空気の中で、お節句の画像が空しく見えたものです。

首都圏直下型地震の危険が叫ばれていますが、
いつまでも日本中の子供たちが楽しいお節句や誕生会が過ごせる
平穏な生活が続いて欲しいと願いました。


コメント (26)
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吹雪の中の撮影会

2012年03月02日 | カメラ教室
関東地方に今年2度目の積雪があった翌日は、
弥生三月のスタートに相応しい暖かい日和となりましたが、
二日は叉冷たい雨模様・・・

熱海で寒桜と梅を観賞し、気持ちはすっかり「春バージョン」となった身には堪えます

季節に相応しい「伊豆・稲取の吊り雛」をUPする予定でしたが
急遽行ってきたばかりの、吹雪の中のテンヤワンヤの撮影会の模様をお知らせします。

2月29日「マザー牧場」
カメラ教室のお仲間のSさんと、再び大手旅行会社主催の「撮影バスツァー」に参加しました。
1月は「富士山の夕景を撮ろう」でしたが、M先生の適切な指導が気に入った私たち
今回もM先生同行のツァーを見つけて行ってきました。

題して「マザー牧場の菜の花畑を上手に撮ろう!」です。


東北や北海道くんだりまで行ったわけではありません。
横浜から2時間足らずで行ける千葉の「マザー牧場」です。

この日は朝から雪が降り出しましたが、特にツァー中止の連絡はありませんでした。
「M先生だから、むしろ雪のかぶった菜の花は面白いと言うに違いない」
「それに温暖な千葉だから、雪はすぐに雨に変わるだろうし・・・」

それでも用心に山用の雨具と軽量ダウンをザックに入れ、
金属製の金具つきのスノーブーツを履いていきました。



マザー牧場は東京湾や富士山の雄大な景色が見渡せる鹿野山(かのうざん)にあります。
この日、雪はやむどころかますますひどくなり「吹雪状態」

最初に傘が風に飛ばされ、以後私は山の雨具を着ていたので傘無しで撮影しました。

ブリザードで視界が効かず前の人の姿が見えなくなると遭難しそうで怖かった

水仙も雪から掘り起こさないと見えない始末雪まみれになっての撮影です。


朝、家を出るとき「本当に行くのかよと、主人が呆れていました。

彼は千葉でゴルフの予定でしたが、前日中止の連絡があったのです。

こんな日はどこにも出かけず、コタツに入ってノンビリTV三昧・読書三昧が普通ですよね。
私は目立たないように、街着のタッフルコート姿で家を出ました。


こちらが目的の「菜の花畑」
「前回はお天気に恵まれてこんなに綺麗だった」と、M先生が24日に撮った写真を見せてくれました。
(私が熱海で梅と桜を見た日です)

「でも、今日みたいな風景は滅多に撮れないよ」とも・・・

青空の下に広がる「菜の花畑」の風景はこちらをご覧下さい


雪に埋もれたお花が多くて、アップ写真を撮るのは難しい
「雪椿」なら絵になるのですが・・・


「ロウバイ園」もごらんのとおり雪に埋もれています。


「雫とお花の芸術的な画像が撮れるかも」と思って来たけど甘かった
まるで氷花のような「ロウバイ」でした。


前日に天気予報を見てキャンセルした人もいるでしょうが、今回の参加者は15人
男性の方が少し多かったかな?

こんな日に参加する人も普通ではないですね。
「酔狂」としか言いようがなくて笑ってしまいました



「ほら、このミカンだって撮影には面白いよ」と、M先生は熱心に指導してくださいます。


私は何よりも、モノトーンの雪景色の美しさに感嘆していました

「雪の時は露出補正をプラスに!」という先生の教えに従って写します

気がついたら、私とSさん以外の女性は殆んどストーブのあるレストランに戻ったようでした。

M先生は更に熱心に撮影ポイントを探して進み、男性2~3人が付いて行きましたが
私たちは手足が冷たくなってギブアップ

全テーブルのガスコンロに火が点いていて暖かい20cm近くの積雪になったかな~

熱いお茶を飲んで、1時間ほどSさんとお喋りしながら一休みしていると
M先生が戻られて「今日はお花を撮りに来たのだから、叉1時半から一時間、近場で頑張りましょう」と・・・

「何度も滑って転びそうになり足に自信がないから、ここで待っているわ」という
女性が2~3人いました。

私は北海道生まれだから雪は馴れているの
(それだって5歳までで、記憶は雪の中フキノトウ摘みをした思い出くらい)

中学時代は新潟市、雪の日だって毎日30分歩いて学校に通ったし
(私の体力はあの新潟の通学で鍛えられたと思っている)

結婚してから夫の転勤で札幌に4年住み、冬はスキー三昧で雪道はお手のもの
(30代後半の、まだまだ体のバランス感覚が良い若い頃のお話)

でもこの歳になったら「油断は禁物」と、注意深く滑らないように、ガニマタ歩きで行きました。


レストランから歩いて5分の、雪の斜面に案内されました。

「まず、目立つ主になるお花を見つけること」
「背景もよく見て、お花と重ならないように写す」
「ハイ・・・」


先生の指導を受け、カメラにタオルを巻いて撮っていましたが、
だんだんそのタオルもビショビショ状態

レンズも曇ってきましたね。


「広角気味のレンズなら、普通F値は8くらい」
「でもアップのお花はボケが大事、絞りは開いてね」

私はF値を8~5.6へと、写すたびに移動させました。


乾いたハンカチで何度もレンズを拭きましたが、すぐに曇る

私は買い替えを考えている古いカメラですが、新しい高級なカメラ持参の人は要注意ですね。
カメラのレインコートのようなグッズも見受けられました。

結局11時から15時までの4時間、雪景色の中にいて午後3時に出発
相変らず雪は降り続いていました。

夕方の「金田港」

バスで下って、海沿いの町に出ると別世界のように雪は見えませんでした。
ツァーの予定では夕景の港での撮影が40分ありましたが、あまりにも風が冷たくて寒い


「海ほたる」に通じるアクアラインの橋げたが見えていました。

「雪のない暗い風景はマイナス補正ですよ」
「曇天の空は多く入れないように」

そんな教えを受けながら写しましたが、寒さには勝てず(雪の中より寒かった)
早々にバスに戻りました。

「海ほたる」

「撮影ポイントとして、夕日が見える時の海ほたるはそれなりに良いのですが」
「このお天気では船も少なくてどうしようもない。カッターフェースくらいしかありませんね」
熱心だった先生もお手上げ状態でした。

私は翌日が父の三ヶ月に一度の、病院の検診&診察に付き添う日
寒風の中で風邪をひいては大変です。


海底トンネルの掘削に使用した14.14メートルの実物大のカッターフェイスの
巨大なモニュメントを写してから、皆で熱いコーヒーを飲みに行きました




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