春風に誘われて、カメラ教室の仲間のSさんとカメラ片手に湘南に繰り出し
「フラワーセンター・大船植物園」で、丁度見頃の「玉縄桜」や「おかめ桜」に
感激しましたが・・・
他にも予想をしていなかった嬉しいお花に出会えました
「キクザキイチゲ」・「ヒメリュウキンカ」
私の大好きな青い空の色に似た「キクザキイチゲ」を見つけました
黄色の姫リュウキンカと一緒に咲いています。
ブルーと黄色のコラボが春めいて・・・ | ユキワリイチゲの春色も加わります♪ |
キンポウゲ科のお花が三種類、一緒に混じって春のハーモニーを奏でていました
姫リュウキンカは我が家にもありますが・・・
今日見たら、小さな蕾が一つだけちょこんと葉の間に見られました。
大雪山ではこの三倍以上もある大きな黄色いお花の「エゾリュウキンカ」が
雪渓が溶け出す7月中旬、白い雪の脇に群生して咲いていたのが印象的でした。
「ユキワリイチゲ」
2週間以上前に、鎌倉の「浄妙寺」まで見に行った「ユキワリイチゲ」
苔むしたお寺のお庭の方が、風情は感じられますが・・・
群生の見事さはこちらの方が勝りますね。
満開の「サンシュユ」のお花を写そうと、木に近づいて初めて足元にたくさんの
可愛いお花があることを知りました
Sさんと夢中になってカメラを向けていると、通りがかった職員さんが
「オオミスミソウ」(ユキワリソウ)が咲いていることを教えてくれました。
「オオミスミソウ」(ユキワリソウ)
「森の小道」の落葉樹の間に、色とりどりの小さなお花が咲いていました
山野草の中でも、三本指に入るほど大好きなお花です
中学時代を過ごした新潟では、あの頃、あちこちに咲いていた・・・
今でもこのお花に会えるという「角田山」や佐渡の「ドンテン山」を
いつか訪ねてみたいと思っています。
たくさんの色が楽しめるオオミスミソウもキンポウゲ科のお花です。
春一番に雪を割って出てくるから「ユキワリソウ」とも呼ばれていて、
私はこちらの呼び名の方が馴染んでいます。
6年前には1時間半ちかくかけて、大和市の「泉の森」まで見に行った・・・
それが我が家近くの大船で見られるとは、嬉しい限りでした。
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春の到来を告げてくれる花々は、ブナ、ミズナラなどの葉が茂る前に
急速に生長し花を咲かせ、新緑の頃にはその姿を消してしまいます。
木が葉を広げる前、一斉に「春植物」が花を咲かせる現象は、その期間が短いことから
“スプリング・エフェメラル(春の短い命)”と呼ばれています。
春の「妖精たち」の一瞬の輝きは、厳しい環境の中で長い時間をかけ形成されたものなのですね。
今年の冬は特に厳しくて長かった・・・
春を待ちかねたように咲きほころぶ花たちを、私も探しに出掛けてみたくなりました。
私が山にのめりこんだきっかけも、木曽駒ヶ岳の「千畳敷きカール」で見た花々に
感激したことから始まりました。
そして次ぎに縦走した北アルプス「燕岳~常念岳~蝶ヶ岳」の、槍・穂高のパノラマ大展望と
「コマクサ」を初めとするお花畑に魅せられて、本格的に山に行きだしました。
厳しい環境の中で咲く健気な「高山植物」や「山野草」を求めて
膝や腰を労りながら、これからも元気に追いかけて行きたいものですが・・・