
入梅前の先週は好天に恵まれ、タマネギやジャガイモを収穫せねばと焦りましたが・・・
体調不良でジャガイモは断念しました。

6月に入ってバラが終わるとすぐに庭のユリが咲き出しました。
ユリは前年咲いたお花が必ず姿を現すという事もなく(先祖返り?)で「こんな姿だったかしら?」と・・・

今年は白と黄色が元気に咲いています。
庭木の枝葉も伸びてドクダミも茂っていますが、庭や畑には出ないようにしています。
ずっと風邪気味で鼻水ズルズル、喉はゴホゴホ


ホームドクターに漢方薬を処方され飲んでいましたが、一向に効かず遂に発熱
御身大事と庭や畑の草取りは控えていますよ


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実家から移植のバラ「クィーンエリザベス」はあっと言う間に散った | 引き換えのように咲き出したのは水盤に植えた菖蒲 |
写真仲間のSさんに案内されて行った鎌倉の「ツツジ寺・仏光寺」で頂いた菖蒲です。

6月に入って、我が家の北西の角に植えてある「西洋アジサイ」が咲き出しました

季節は猛スピードで進ん行きます。
私は4日前から遂に発熱でダウン、レントゲンを撮り、PCR検査&血液検査もして
「抗生物質をはじめとする薬を山のように出されて「病人宣言」をしました。
幸い肺炎にはなっていなかったけど、昨春は畑が3倍の広さになりこの1年の諸々の疲れがどっと出たのでしょう。
奈良「山野辺の道」歩き①(5月14日)
朝6時に家を出て、始発のバスで大船から東海道線に乗り換えて「小田原駅」に向かいました。
ワンゲル仲間のOさんと8:07の小田原発「ひかり」(大人の休日クラブリ利用のため)に乗って京都を目指します。
京都で近鉄電車の急行「橿原神宮駅」行きで一時間、「大和八木駅」で下車して歩いて5分の
予約していたビジネスホテルに到着し、荷物を預けた時は丁度お昼近くになっていました。

繁華街にあるホテルそばのお店でまずは腹ごしらえです。
夜は居酒屋になるようなお店で気軽に「ぶっ掛けうどん」を食しました。
この日の奈良は夏日を超えたようで蒸し暑くて、冷たいうどんが美味しかった


一日目の午後はJRと近鉄線を使って「桜井駅」に出て「山野辺の道」の一部を歩く予定です。
「山野辺の道」とは飛鳥と平城京を結ぶ道として開かれた日本最古の幹線道路
現在は古来の道とは異なる部分もありますが、東海自然歩道として整備されている。
ハイキングコースとして一般的なのは「天理駅~桜井駅」の約18km

初日のこの日、桜井駅から1.7kmの金谷河川敷公園から始まる「山野辺の道」を目指しました。
ただここに辿り着くのが結構大変でした。
道路に貼られた案内板に従い探しながら行く行程は結構時間がかかり
お天気に恵まれた奈良盆地の暑さに体力も消耗・・・
道を聴く方々水を買いに入ったお店の方に「今日も明日も27度の予報です。熱中症に気を付けて歩いて下さいね」
との注意を受けました。

橋を渡りようやく、緑豊かな風が気持ち良い「金谷河川敷公園」に出ました。
駅から山野辺の道のコースの出発点まで40分以上かかりましたね。

いにしえ人が偲ばれる「山の野辺の道」に相応しい万葉集の碑が・・・
「夕さらばかわず鳴く三輪川の 清き瀬の音を聞くかくし良しも」(万葉集・作者未詳)
この時代の文学には疎い私、もう一度勉強しなおさねばと思い知らされました。

この桜井市金谷の河川敷周辺には「仏教伝来の地」碑が立っています。
日本史で習う「仏教伝来」は6世紀半ばの欽明天皇の頃、当時の朝鮮半島の百済からでした。
大陸から日本海を渡ってくる船が大和川を遡り、この辺りの船着き場に着いたのが最初・・・
この頃の桜井周辺は一帯は「しきしまの大和」と呼ばれる中心地だったそうですね。

私とOさんは改めて、気を引き締めて3キロ先のこの日の目的地「大神神社」(おおみわ神社)を
目指して歩き始めました。
後で考えるとこの「山野辺の道」スタート地点の「橋」までタクシー利用をすれば良かったと反省です。
慣れぬ暑さにやられて、前日まで菜園仕事に頑張った私は坐骨神経痛気味で体力不足
気力だけで歩きました


古い集落を通り、緑の眩しい中歩いて行きます。
「山野辺の道はアップダウンも少なくて、歩き易い道が続くから、本格的に山をやった人には物足りないかも」
と言われますが、この日の体調最悪な私にはけっこう大変でした。
鼻炎が収まっていたのがせめてもの慰めでしたが・・・

「キショウブ」が目の保養になりました。

新緑が一層濃くなって、私たちは緑のシャワーを浴びるような中を「喜多美術館」「金谷の石仏」などを
見ながら歩いて行きました。

やがて石垣が現れて大きなお寺らしき建物が見えてきました(続く)