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股覗きで有名な傘松公園の展望台から望んだ「天の橋立」です。
ここからの眺めは「斜め一文字」と呼ばれ絶好のビューポイントだとか・・・
マウスオンで逆さまの風景もご覧下さい。
「天にかける橋」に見えるでしょうか
10月の初めに、主人と「山陰旅行」に出かけました。
以前から足立美術館を見に行きたいと口癖のように言っていた夫、個人で車で行くには遠すぎて、中々実現できずにいましたが、新聞の広告で見つけたツァーが気に入ったらしくて、即申し込んだのです。
「出雲大社正式参拝と足立美術館・日本三景天橋立」二泊三日の旅に出発です。
それも「のぞみ」のグリーン車
お昼のお弁当とビールを買って乗り込みました。
こういう雰囲気って、如何にも「旅」と言う感じで良いですよね
私たちには珍しくお天気はイマイチデしたが、心は浮き立つものがありました。
そこからバスで神戸に出て、一路、京都の北部若狭湾の西にある「天橋立」に向かいました。
私にとっては初めての道、初めてのエリアです。
霧にけぶった山々の風景も水墨画のように風情がありました。
途中トイレタイムで寄った丹波笹山のサービスエリアで、有名な黒豆が入ったパンを買いました。
さすが本場の丹波の黒豆がたくさん入ったパン、食べがいがありました。
そうこうしている内にバスは日本海側に出て、天橋立のある宮津湾が見えてきました。
傘松公園近くでバスを降り、今度はケーブルカーに乗って展望台に上ります。
「天橋立」は、松島、宮島と共に日本三景に数えられ、国の特別名勝に指定されているそうです。
宮津湾を横切る約3kmの松林の美しい景観は、対馬海流と野田川からの土砂が堆積して出来たものです。
古くから天人の通り道「天の架け橋」として親しまれていたとか。
残念ながら小雨模様のお天気で、「橋立」もボンヤリとしか見えませんでしたが、それがかえって”あの先は神様の世界かしら?”と想像力が膨らみますね。
お伊勢さまのふるさと、丹後国一ノ宮「元伊勢龍神社」(モトイセコノジンジャ)がすぐ近くにあり、ツァーのみんなでお参りしました。
ここから伊勢神宮が発祥したと言われており、歴史はあまりにも古く神代までさかのぼります。
その昔、天橋立はこの神社の境内であり参道でした。
伝承によると、天にあった男神イザナギノ大神が、奥宮有名井神社の女神イザナミノ大神の元に通うためのハシゴが倒れて天橋立となったそうです。
ヨーロッパの旅行記を終えたばかりですが、今度は日本の原点のようなお話が続きます。
私にとっては初めての山陰・・・いにしえの日本と、神話の世界が満載の旅となりました。