花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

新緑の奥多摩・「玉堂美術館」と・・・

2009年04月29日 | ドライブ

風は少々冷たいものの、爽やかなお天気に恵まれたゴールデンウィーク前半の週です。
主人の突然の思いつきで、4月28日(火)、高尾にある主人の両親のお墓参り方々、奥多摩まで足を伸ばしてきました。
目指すは御岳にある「玉堂美術館」

駐車場に車を入れて歩き出したら、そこは新緑の美しい多摩川上流の御岳渓谷の遊歩道でした


秋には真っ赤に染まるモミジが、今の季節はお日様の光と一緒に若葉が輝いて、萌黄色の光がシャワーのように降り注いでいます
大きな荷物を背負っている姿は、ここにカヌー遊びに来ている方々のようでした。


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川に面して「玉堂美術館」があります。
マウスオンで、眩しいばかりに輝く新緑をご覧下さい

主人の目的はこの美術館のお庭です。
何度か近くまで来ているのですが、いつも休館日の月曜日だったせいか?
今回ようやく中に入ることが出来ました。


一人500円の入場料を払って入ります。
館内は撮影禁止ですので、詳しい事はこちらをご覧下さい。

玉堂美術館は日本画壇の巨匠・川合玉堂が昭和19年から昭和32年に亡くなるまでの10余年を青梅市御岳で過ごしたのを記念して建てられました。
5月31日(日)までの春季展後期は「花のある風景」・・・
いつも自然の中に在って描き続けた玉堂の優しいまなざしが感じられる作品が揃っています(パンフレットより)

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お庭は「石庭」でした。
こちらは撮影OKでしたので、音楽と一緒にマウスオン・クリックで三枚の画像をご覧下さい

日本の個人のお宅のお庭に「石庭」を造る機会は、滅多にあるものではありません。
「吉川英治記念館のお庭の方が参考になったのでは?」と言うと
「オーストラリアの弟子が石庭をたくさん造っているから、いずれ役立つはずだ」との返事・・・

あららら~、主人の気持ちはまだパースと繫がっているんだゎ
雨の少ない国での「日本庭園」は苔が生えないので、石庭が主になりますものね。

実はここに来る途中、「吉野梅郷」の近くにある「吉川英治記念館」に寄ったのです。


車で走っていると、山の斜面がツツジの花で赤く染まっている一角が見えました。
それが丁度「吉川英治記念館」の裏山だったので、記念館の駐車場に車を入れたのですが・・・

色鮮やかなつつじのお花の咲き乱れる場所に行って見ると、そこは「吉川英治記念館」の裏手にある「愛宕神社」でした。
本殿のある階段の上まで、ツツジのお花でうまっています

non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい

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ツツジのトンネルの中の階段を登って行きます。
派手な色合いのツツジが咲いていなければ、見逃してしまうような小さな神社でしたが・・・
それは見事なまでの鮮やかな色の競演でした。

階段の上の本殿の回りはまだ蕾が多かったので、ゴールデンウィークの間は楽しめそうです。
こちらにも駐車場はありますので、吉川英治記念館を見ない場合は直接裏手の神社に廻るといいでしょう。


この神社の上は「日の出山」でした。6.1kmと書かれていますね。
山のガイドブックにも載っていない散策路が、奥多摩にはたくさんあるのでしょう・・・

私たちは車だったので、「庭を見るのは午前中!」という主人に促されて、吉川英治記念館の見学もパスして玉堂美術館に急ぎました。
ここは昔、友人と梅を見に来た時に入館しているからと、私も諦めがつきましたが・・・
せっかちな夫と一緒の行動はイソガシイものですね


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サクラ舞い散る「裏高尾」

2009年04月24日 | 山シリーズ

小学生で賑わう高尾山頂上を後にして、「陣馬山方面」と書かれた尾根に向かいます。
急な階段を下りきった所が紅葉台。
ソメイヨシノが散りだしていましたが、ヤマザクラがまだ可憐な姿で咲いていました。

去年の冬に来た時はここから北側の巻き道に入り、「シモバシラの氷花」を見に行きましたが・・・
今回はサクラの花咲く広々とした尾根をそのまま一丁平まで進みます。


高尾山から西にのびる尾根は、「奥高尾従走路」と呼ばれ、東海自然遊歩道としても良く整備されています。
きつい登り下りも少なく、快適なハイキングが楽しめ、登山の入門者には最適なコースです。

紅葉台から一丁平、そして小仏城山までの尾根伝いには多くの桜があり、里のサクラが満開になった10日くらい後には見頃になるとか・・・
サクラの他にもこの季節は山野草が多く見られ、花のコースとしても人気があります。


典型的な紫色の「スミレ」が咲いていました。
「タカオスミレが見られれば良いわね~」とT子さんと話していたら、3~4人で歩いていたおじさん達に声をかけられました。

これが「タカオスミレだよ」とデジカメに収められた画像を見せてくれて、「これから我々が下る日影沢に咲いているから一緒にくれば案内できるよ」と誘われました。
でもこちらは初心者連れ・・・
お花に釣られてホイホイ行く気にはなれずにサヨナラしました。

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このコースにはサクラの他にも、ピンクのミツバツツジが見事に咲いていました
前日の朝までの大雨で花びらが少々痛んでいますが、マウスオンで、アップの画像をご覧下さい
尖った三枚の葉っぱがあるのでこの名前が付いています。


サクラがひらひらと舞い散る中を一丁平に向かいます。
登山道には雪のような花びらが・・・

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マウスオン・クリックで、音楽と一緒に三枚の画像をご覧下さい

高尾山頂上からおよそ40分、この階段を登ると一丁平です。
ここではソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラ、チョウジザクラ、春秋二回お花が咲くジュウガツザクラなど、様々なサクラの競演が見られました。
ベンチやトイレも完備しているので、ここで昼食タイムです

目の前のサクラが、風が吹くたびにハラハラと花びらを散らせて・・・
その向こうに見える山の斜面は、芽吹きだした緑の濃淡とサクラのピンクのコラボレーション

青空の下で食べるオニギリも風情があって、美味しいものです
私たちはお喋りに夢中になって、写真を撮るのも忘れていました。


1時間近く休んでから、次の「小仏城山」を目指しました。
ここからは更に山野草の数が増えてきて楽しめます。上の画像は「イカリソウ」
この和名は、花の姿が船の錨に似ているので付いたそうです。

このコースで見られた花々を、non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい

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ヒトリシズカ
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?マークばかりが付いてお恥ずかしい限りですが、正しい名前をご存知の方教えてください
「普通のエイザンスミレはピンクだけど、これは我が家にもあるヒゴスミレかしら?」とつぶやいていると、隣で一緒にカメラを向けていた方が「シロバナのエイザンスミレもあるはずよ」と・・・

※山小屋さん、色々教えていただきありがとうございます。お陰様で?マークが消えました。


一丁平からおよそ30分で「小仏城山」です。
広い山頂には大きなサクラの木がたくさんあり、その下に木のベンチも並んでいて・・・
売店ではお蕎麦やオデン、ナメコ汁などの温かい物も売っていました。

私たちはここでもベンチに座って、尽きないお話の続きです。
T子さんはここ数年、ご主人様のご実家のある「出雲」と、自宅のある八王子を行ったりきたりしているそうです。
お姑様が98歳とか・・・
今回も出雲から帰って間もないT子さんを誘い出しました。

「義母も高齢でそろそろ危ない状態なので、帰って来たとはいえ、いつでも出雲には飛んで行ける状態でスタンバイなのよ。夏には静岡の息子の所に孫も生まれるので手伝いに行く予定だし、当分バタバタしそう・・・」
「私たち世代は親のことと孫の事でマゴマゴする、サンドイッチのハムみたいな存在なのよ。そんな中でも自分を見失う事無く、少しの時間でもストレス解消の楽しみを見つけていかなければね。体が自由に動くのも今の内なんだから・・・」

そんなことを話していたら、お隣で休んでいた同年代の方が話しかけてきました。
「聞くとはなしに聞こえてきたお話だけど、まさに同感よ!」と・・・

時計は2時を廻っていました。
ここで相模湖側に下る「東海自然歩道」と分かれ、小仏峠への尾根を下ります。
三時台の小仏始発のバスは10分と40分だから、このどちらかに乗って帰りましょう。


タヌキの像が並ぶ「小仏峠」から尾根と分かれて右の小仏バス停方面の道を下ります。
「思い出した!、前回この道を登って小仏峠に出て、城山から相模湖に降りたんだったわ。」とT子さんが叫ぶように言いました。

どうやらここは新撰組ゆかりの道らしい・・・
幕末の動乱期、甲州へと大砲を引き進軍する近藤勇、援軍を求めて江戸の勝海舟のもとへ馬で小仏峠を駆け抜ける土方歳三
歴史の悲哀を感じながら、太陽が影って暗くなった道を急ぎました。    


途中マムシグサとも呼ばれる「テンナンショウ」の写真を撮りながら、急な下りを30分行くと、小仏のバス停に出ました。

丁度3時10分発の高尾行きのバスが出る所で間に合いました。
T子さん、よく頑張りましたね
私たちは高尾駅の横にある有名パン屋さんでパン&コーヒーを飲みながら、更に話の続きを語り合いました。
必死で歩いている時は息が切れて、中々お話などできませんものね~~~

幼馴染と歩いた「高尾山」・・・
気持ちの良い空気の中、たくさんの自然に触れ楽しめた5時間でした
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萌黄色に輝く「高尾山」

2009年04月22日 | 山シリーズ

「春に三日の晴れ間なし」と言われていますが・・・
そんな猫の目のように変わるお天気の合間をぬって、4月16日(木)、八王子に住む幼馴染のT子さんを誘い、山桜と新緑の競演が美しい「高尾山~城山~小仏」と歩いてきました。

彼女は山登りの初心者ですから無理をせず、まずエコーリフトを使って山上駅に向かいました(他にもケーブルカーがあります)
早速のお出迎えは、黄色い桜「ウコンザクラ」です



木々に囲まれた山上駅前の展望台のベンチで、自販機で買った暖かいコーヒーを飲みながら、まずは半年振りの元気な再会を喜びながら、今日のコースの説明です。
「薬王院は行った事があるそうなので、今日は新緑が楽しめる4号路の吊り橋コースを行きましょう」

爽やかな緑のそよ風を感じながら、まずは「薬王院・浄心門」を目指しました。


この道を真っ直ぐ進むと「薬王院」経由で高尾山頂上に向かう1号路です。
お参りが目的の人々やハイキングの人々で賑わう、メイン道路ですね。
私たちはこの門の手前を右に入り、4号路から高尾山頂上(1.5km・45分)を目指しました。



この4号の「吊り橋コース」は、北側斜面の温帯林を横切り山頂に向かうコースで、春の芽吹きの頃はイヌブナの新緑が素晴らしい景色を見せてくれます

「主人と”新撰組・土方歳三の足跡を尋ねて”という講座に参加して高尾山に行って来たのよ。登山靴や山の道具をそろえたりして大変だったゎ」と・・・
以前会った時に聞いたT子さんのこの言葉を思い出し、「桜と新緑が綺麗な季節に一緒に歩きましょう」と誘い出しました。

T子さんは、父の転勤で新潟市に引っ越した時に親しくなった私の少女時代からの友人です。
小学校の6年生の時からのお付き合いですから、かれこれ50年の親交が続いている事になるのですね~
ビックリ



我が家の庭のニリンソウはそろそろ終りですが、ここでは元気に咲いていました。



そして散策路の脇にはたくさんの「スミレ」
こちらは「タチツボスミレ」でしょうか?

高尾山には固有種の「タカオスミレ」をはじめ、25種類ものスミレが確認されており、田中澄江さんの「花の百名山」にも紹介されていますね。



突然色鮮やかな萌黄色の新緑が目に飛び込んできました。
吊り橋です。
橋から見下ろす谷は行の沢と いって蛇滝の水源でもあります。


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マウスオンで音楽と一緒にご覧下さい
「絵」になる風景です。

年に1~2回、都心で会うことが多いのですが、たまにはこうした自然の中で一緒の時間を過ごすのもいいですね。Tちゃん
私は仲良し4人組の中でも、特に控えめで優しい心配りが出来る貴女が大好きよ



途中のベンチで一回休憩して、最後の登りを頑張ります。もう頂上の建物が見えていますね。
「ほんの少しの休憩でも、疲れが取れるのね」
「そう山では5分の立ち休みをタバコ一本休憩、10分の座り休みをタバコ二本!と言ってとるけど、それだけでも苦しさはだいぶ収まるのよ」
”高尾山は子供でも楽に登れる山だから”と、ついつい私のペースで歩いてしまいがちで反省しましたが、彼女はとても元気に歩いていました。



鎌倉でたくさん見た「ヤマブキ」がここでも咲いていました。
我が家の庭にも八重咲きのヤマブキがありますが、私は断然この一重がお好みです。


ようやく「頂上」に到着です。遠足の小学生がたくさんいて賑わっていました。
ここの桜はほとんどが終わっていましたが、これから行く一丁平のヤマザクラに期待しましょう。

山頂は十三州見晴台。
文字通り十三州が見えそうです。ちなみに十三州とは関八州(武蔵、相模、上野、下野、常陸、上総、下総、安房)とその外側になる越後、信濃、甲斐、駿河、伊豆を指しています。                      


名だたる山々が見渡せる「高尾山頂上」ですが・・・
この日は霞んでいて「富士山」すらも見えなくて



去年1月の「シモバシラの氷花」を見に来た時にこの展望台から写した画像ですが、雰囲気だけでもご覧下さい。

前回は山仲間のYさんと、一番南側の「稲荷山コース」を下から登ってきましたが、今回は北側のイヌブナの林の中の道を行きました。
高尾山には他にもたくさんの散策路がありますので、シーズンを変えて何度でも楽しむ事ができそうです。

何しろフランスの「ミシュラン社」発行のフランス語で書かれた日本旅行ガイドにおいて、観光地として三ツ星をとった高尾山です。
富士山、松島、日光、京都、奈良といった有名観光地とともに高尾山が三ツ星をとった理由は、東京都心から約50kmという場所にありながら、ここには冷温帯から暖温帯の木々からなる美しい林が広がっているという自然環境面が評価されたからなのだそうです。

私たちは、混雑する頂上では休憩せずに奥高尾縦走路に向かって歩き出しました。
「お昼はサクラの下で食べようね」・・・



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春の鎌倉2・「海蔵寺」から源氏山へ

2009年04月18日 | 鎌倉散策

前回ご紹介したのは「花の寺・海蔵寺」ですが、ここには二つの井戸があることから「水の寺」とも呼ばれています。
一つはこの山門の右側にある「底脱の井」(そこぬけのい)
もう一つは南側の岩窟の中にある「十六の井」


「海蔵寺」の詳しい歴史などはこちらをご覧下さい

鎌倉は、昔から良い水にはあまり恵まれていなかったようで、井戸は貴重なものだったそうです。
ですから水の豊富な井戸や美味しい水には、「鎌倉十井」とか「鎌倉五名水」等、水に関連した名数が称えられる様になりました。

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こちらが鎌倉十井の一つ、海蔵寺の「底脱の井」です。マウスオン・クリックでご覧下さい
シャガのお花に囲まれた小さな池のようでした。
傍の石碑に「千代能がいただく桶の底ぬけて 水もたまらねば月もやどらず 」と描かれていて・・・
井戸の名前の由来になっている無著禅尼のこの悟りの歌の説明が、クリック後の三枚目の画像を見ると良く分ります。


海蔵寺の山門を入ると正面にはカイドウのある「本殿」や「仏殿」があり、そして右手には「鐘楼」
「ノムラモミジ」の新芽の赤が、この鐘楼に華やかさを添えていました。

更に標識に従って左手に歩いて行くと岩窟の中に「十六の井」があります。

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この岩窟の扉の中に径70cm、深さ4~50cm位の十六の井穴がおのおの清冽な水をたたえていました。
マウスオンで、中の井戸をご覧下さい。

観音菩薩が中興開山の夢に告げて「この井を掘り出し掃除をすれば清水湧き出て再び霊験あらわれよう」と・・・
夢から覚めた禅師がその通りにすると観音菩薩像が出現し、井戸の水を加持し衆生に施したところ霊験あらたかであったそうです(扇谷山・海蔵寺略縁記より)

洞窟正面中央には観音菩薩像、その下方に弘法大師像が安置されていました。
この「水の寺・海蔵寺」の記事は、ブログ仲間の横浜のおーちゃんもUPしていて、今回参考にさせていただきました。
このお寺の仏殿に祀られている「薬師三尊像」の画像もありますので、ご興味のある方はおーちゃんの所でご覧下さい。

私は本堂の階段に座り込んで、カイドウの花を前に愛犬ジュン君を思い出しながら30分以上もぼぉ~っと過ごし、それから井戸を見て周り、「海蔵寺」を後にしました。
「海蔵寺」は小さなお寺ですが、半日くらい一人静かに佇んでいたくなるような、心安らぐお寺でした。


今回は鎌倉駅北口から「寿福寺」「英勝寺」と廻って「海蔵寺」までやってきましたが、帰路はどうしよう?
ナップザックの中にはコンビニで買った「オムスビ」が入っています。
「化粧坂→」と描かれた標識が目に入りました。
「海蔵寺」のすぐ裏手が源氏山です。行ってみよう・・・

化粧坂(けわいざか)の薄暗い山道はいきなりの急坂で、歩き慣れていない人はビビるかもしれませんが、滑らない靴をはいていれば僅か5分で登れます。


弘法山公園の登山道の入り口に咲いていた「クサノオウ」とよく似たお花を見つけました。
この鮮やかなビタミンカラーを見ると元気が出ますね。

尚、この化粧坂(けわいざか)は鎌倉七切通しのひとつで国の史跡です。
新田義貞が鎌倉攻めの時にここへ軍の主力を向けたため激戦地になりました。
「吾妻鏡」では気和飛坂と記されているようですね。


汗をかく間もないくらいにあっけなく「源氏山公園」に到着します。
鎌倉にはたくさんのハイキングコースがあり、北鎌倉の東慶寺から通じているこの「葛原岡ハイキングコース」は、この源氏山を通り長谷の大仏様まで繋がっています。
息子がまだ幼稚園児だった頃、この辺りをしょっちゅう家族でハイキングしていましたが・・・
今では車大好き人間になってしまいました

左手の道を上がって行くと、突然空が大きく広がって、若葉と八重桜の眩しい競演が目に飛び込んできました。
広場の中央に2mほどの「源頼朝公」の銅像が建っています。

non_nonさんのソースをお借りして、ここでの風景を纏めましたので、小さな画像にマウスオンしてご覧下さい。

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源氏山は別名「白旗山」「旗立山」とも呼ばれているそうです。
これは後三年の役に際し、八幡太郎義家が奥羽に向かう折、山頂に白旗を立てて戦勝を祈ったという伝説によるようです。

シニアのグループが何組かお花見を楽しんでいました。
お昼前に「鎌倉散策」を急に思い立ち、我が家を飛び出してきた私も隅のベンチに座ってオムスビを食べました。

ここは鎌倉山と並ぶお花見のメッカ
まだまだ八重桜が楽しめますから、この週末もさぞかし賑わっている事でしょう。

          
                            

4月に入ってからなかなかブログの更新もままならず、皆様からいただくコメントのお返事も遅くなりご迷惑をかけています。

実は「インターネット・エクスフローラ」最新版をバージョンアップしたら、PCがとても重くなり固まる事もしばしば
私のPCはいわゆる256(ニゴロ)と呼ばれるもので容量も小さく、ウイルスバスターを2009年版にバージョンアップしようとしても容量不足で入らない
外付けのハードディスクを取り付けて、画像などを移してみても駄目

最近、PC教室の「エクセルコース」に通うようになった主人は、メモリーモジュールを買ってきて、先生に教えてもらいながら自分のPCの容量を増やしたので、私のPCのメモリー増設もやってもらう事にしました。

PCの知識があまりない我ら夫婦2人で、アーデモナイ、コーデモナイと・・・
でも何度やっても、1ギガ増やしたつもりなのに増えていな~い
ついにSOS、メモリーモジュールを購入したヨドバシカメラに持って行きました。
若い店員のお兄ちゃん、「メモリーがピッタリと収まっていませんね~」ですって
週一のPC教室に2年間も通いながら、肝心のパソコン本体の事がサッパリ解かっていないワ・タ・シ、疲れ果てました。

その上、地デジ対応の液晶テレビがあるのに良く写らない我が家の電波状況があり・・・
すでに東電の「テプコの光」(現KDDI)ケーブルに入っているのにもかかわらず、この4月に、稲垣吾郎ちゃんとキムタクのCMで御馴染みのNTTの「フレッツ・光」を繋ぎました。
その結果、TVの地デジやハイビジョンは綺麗に観られるようになりましたが、諸々あって、PCや電話に様々な不具合が出てバタバタしました。
NTTさんも良心的にサービスに努めてくれましたのでようやくすべてが解決しました。
これからはPCもスムースに行く事と思います。

ブログ仲間の皆様にも、プチご無沙汰で失礼しておりますが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します

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春の鎌倉1・花の寺「海蔵寺」

2009年04月14日 | 鎌倉散策

南関東地方のソメイヨシノは先週末、サクラ吹雪で終わりました。
こちらの画像はサクラではなく、「カイドウ」です。

今回は「身延山・久遠寺」編をUPする予定でしたが・・・
盛りを過ぎたシダレザクラを今更載せるのも忍びなく(わが身を見るようで辛いものがあります)・・・
13日の月曜日に出かけて見てきた鎌倉「海蔵寺」のカイドウのご紹介です。

「山梨・日帰りサクラめぐり」は前回編に少々加筆して纏めましたので、久遠寺と温泉と高速道路の休日割引に興味のある方は、どうぞもう一度そちらをご覧になって下さい



先週は仕事がある週だった上に、NTTの工事関係の方々が入れ替わり立ち代りやって来てバタバタし、ゆっくり散り行くサクラを愛でる余裕もありませんでしたが、今週は自由がタップリ・・・

前日の日曜日は息子一家と両親の施設を訪問したりで慌しかったのですが、月曜日の朝はノンビリ過ごしてから、心地よい春風に誘われて、一人で鎌倉に行ってきました。

目指すは花の寺として有名な「海蔵寺」
ネットでここのカイドウが満開になったと知りました。
門の手前からすでにピンクの「カイドウ」が見えています



この「海蔵寺」は古都鎌倉の扇ヶ谷の北、風光明媚な山懐にたたずむ臨済宗建長寺派の古刹です。

門をくぐると真っ赤なツツジが目に飛び込んできました。
ツツジのイメージは風薫る5月の青い空に合うお花だと思いますが・・・
サクラと入れ替えに咲くのはやはり「カイドウ」の花ですね。

そのカイドウは
non_nonさんのソースをお借りして纏めましたので、左側から順番にマウスオンでご覧下さい
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本堂前のカイドウ
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この所の暖かさであっと言う間に咲いて、すぐに散り始めたようですね。
去年は妙本寺と本覚寺のカイドウをジックリと楽しむ事ができましたが、今年はあっけなかったです

カイドウの記事をUPする時に必ず添える「私と愛犬の物語」がありますので、今年も載せたいと思います。

我が家の庭にも以前、濃いピンクのお花を咲かせる大きな「カイドウ」がありました。
このカイドウの花吹雪の中で、愛犬ジュン君は日向ぼっこをし、その日の夜に私の膝の上で息を引き取りました。
その日は私も仕事だったのですが、何故か胸騒ぎがして休み、そしてもう歩けなくなっていた柴犬のジュン君を庭の芝生に毛布を敷いて寝かせ、一緒にカイドウの花を愛でながら日向ぼっこを楽しんだのです。
15歳のジュン君を最後にちゃんと看取ってやれて悔いはありませんが、カイドウの花を見るとあの日を思い出します。
いまから6年前の4月17日の事でした。
その翌年に何故かカイドウが枯れてしまって・・・
ジュン君の思い出の中に消えたお花です(昨年4月7日のマイブログより)



本堂の裏手には、山を借景とした立派なお庭がありました。
残念ながら立ち入り禁止でしたが、拝観料が志の100円のみですので仕方がありませんね。

池の縁にはサトイモのような大きな葉っぱの白いカラーのお花が咲いていました。
今年の春は、サクラの満開が散々待たされましたが・・・
その後に咲くお花はどれもいっきに咲き出してまるで北国の春のようです。

今我が家の庭にもツツジ、フジと咲き出して、ご近所のハナミズキやヤマボウシも白いお花を見せ始めました。
花追い人にはとても忙しい今年の春ですね。



今の鎌倉で一番たくさん咲いていたのは一重の「ヤマブキ」でした。
こちらシロヤマブキ・・・
黄ヤマブキとは別属(バラ科・シロヤマブキ属)ですが、樹姿が似ているためこの名前があります。
花ビラは4枚で葉が対生し、黄ヤマブキよりも日陰につよいそうです。


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色鮮やかな「黄ヤマブキ」(バラ科ヤマブキ属)をマウスオンでご覧下さい
こちらは花びらが5枚ありますね



「海蔵寺」の境内ではツツジの他にも「シャクナゲ」までが咲き出していて、まさに「花の寺」と呼ばれているお寺に相応しい眺めでした。
叉このお寺は「水の寺」とも呼ばれています。
次回はその部分を紹介していきたいと思っております。

                             

さて、この4月中旬でこのブログも満4歳となりました。
見てくださる皆様方の支えと、温かい励ましでどうにか無事にここまで続けられました。
5年目の課題は、読んでくださる方々にご迷惑をかけないように「簡潔に短く」を目指そうと思っています。
(とは言うものの、今回も長くなりそう

一番最初は舞岡公園のサクラのご案内と、三春の滝桜&会津若松城のサクラの記事が続きましたが・・・
オッチョコチョイの私は、gooの画像使用容量が「いっぱいになった」と勘違いして、慌てて初めから7月末までの4ヶ月分の記事をフロッピーに保存して削除してしまいました。
今のPCではそのフロッピーも使えなくて

アクセスカウントなどはさして気にしていないのですが、今日はその数字の多さに唖然とし、ランキングを開いてビックリ仰天
最近の順位は、gooブログ中、4000から5000番台前後をウロウロしていますが、今日はナント11位
山梨のサクラ編でちょっと上がって、それでも3000番台がせいぜいだったのに、突然の11位とは「やっぱり変だぞ~」と
心当たりはあります。エッチ系の迷惑コメントです。

昨日の朝に入っていたので削除したのですが、すぐに叉入り・・・
4~5回いたちごっこ。
一昨年のある記事に反応していたのが解かりましたので、そのコメント欄を閉じたらなくなりました。
でも、その後も集中的に攻撃された感がありますね。
ブログ仲間の皆様の所にも影響を及ぼしているのではないかと心配です。
そんなこんなで未だに冷や汗かきながら続けている拙いブログですが、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

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「大法師公園」でお花見

2009年04月10日 | 花シリーズ

この所の暖かさと昨日の風で、我が家近くのソメイヨシノは花吹雪となりました。
今年は咲きそろってから一週間近くも楽しめましたね。

「サクラは断然ソメイヨシノが好き」と、神代ザクラを一緒に見に行ったK子さんは言います。
(この画像は実相寺の次ぎに訪れた「大法師公園」のソメイヨシノのアップです)

「高遠のコヒガンザクラのピンクも可愛かったゎ
同じくノンちゃんが思い出すように呟きました。
15年くらい前に、女同士バスツァーで高遠のサクラを見に行きましたね。

私は北海道の日高で見た「エゾヤマザクラ」の楚々とした可憐な姿が忘れられません
息子が小学校5年生の時に、札幌から家族で出かけた日高の静内町のお花見・・・
20間道路のエゾヤマザクラの桜並木が山まで続いていました

日本人なら誰でもそれぞれに「サクラの思い出」を胸に秘めている事でしょう・・・

こちらの画像は、小淵沢の観光案内サイトからお借りした「神田(シンデン)の大イトザクラ」です。


我が家の計画では「実相寺の神代ザクラ」を見た後は、同じ北杜市の小淵沢にある「神田の大イトザクラ」を見る予定でしたが・・・
前日TELで聞いたところ、今年は樹勢保護のため半面に防風ネットをめぐらしているそうで、お花も咲き出して間もないとの事だったので見学は中止としました。

10日に満開となったようなので、この週末に行かれる方は丁度見頃の「大イトザクラ」が楽しめる事と思います。
詳しくはこちらをご覧下さい



ご近所仲間3夫婦6人で行った「山梨・サクラめぐり」・・・
老木の一本サクラをしみじみ眺めるのも好いのですが、この仲間が集まったらやはり例年のごとく「お花見宴会」が相応しい

私たちは「実相寺」から車で45分の所にある、鰍沢町の「大法師公園」に行きました。
「大法師山」の中腹に広がるこの公園は、晴れた日には富士山と甲府盆地の眺めが素晴らしく、はるか八ヶ岳や秩父の山々も望めるそうです。
約2000本の桜が植えられ、日本さくらの会の「さくら名所100選の地」にも選ばれているとか・・・



午前11時半前に到着。
駐車場は1時間待ちでしたが、桜のトンネルの中を進むので苦にもならず、「全山桜色に染まっているね」と、皆桜に見入っていました。
この4月4日(土)は霞がかかっていましたが、まさに全山満開のソメイヨシノが楽しめましたよ

桜の木の下で途中のコンビニで買った「オムスビ弁当」と、公園の出店の山菜ソバでささやかな宴会です。
前日デパ地下で買い求めたお惣菜やおつまみもあり、ビールもクーラーに入れて持ってきていました
(次の運転を買って出てくれたKさん、飲めなくてごめんなさい

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広い公園内ののどかなお花見風景をnon_nonさんのソースをお借りしてまとめましたので、小さな画像にマウスをあてて、スライドショーでご覧下さい

まだ夫たち皆が現役のサラリーマンだった頃、ご近所メンバー4夫婦が集まり、毎年我が家近くの円海山でお花見を楽しみました。
そこは人の少ない秘密の場所・・・
ある年は足元に咲くお花の天ぷらを揚げて楽しみ、ある年は焼肉パーティー、トン汁を煮炊きした年もありました。

所が、夫達がリタイヤ後はみな生き方も違ってきてスケジュールも合わなくなり、いつの頃からかお花見の宴会もしなくなりました。

その頃から見ればとてもささやかですが、スケールの大きな公園の満開の桜の下で久しぶりに催す事ができた「お花見の宴」・・・
春風が気持ちが良くて、楽しいひと時でした。



駐車場近くで咲いていた「紅シダレ」、ふんわりと優しい桜です。
色の薄いソメイヨシノの中に混ざると、このピンク色が鮮やかに映えますね。

                              

軽くビールを飲みながらお昼を食べ、桜を愛でながらお喋りやお昼寝を楽しんだ後、私たちは身延から富士宮に抜けて、途中温泉でノンビリしてから東名高速道路で帰ることにしました

前日得た情報では、身延山「久遠寺」のシダレザクラはすでに盛りを過ぎたと聞きましたが、「通り道だからお参りしていこう」となりました。
富士川沿いを進む車窓からはピンクの桃の花と白いスモモの花の、春色のコラボレーションを楽しむ事ができました。

ここからは14日に加筆です↓
日蓮宗の総本山「身延山・久遠寺」は文永11年(1274年)に日蓮上人によって開かれたお寺です。
境内には樹齢400年の歴史を物語るシダレザクラがありますが、特に有名なのがこの祖師堂前と仏殿前の2本・・・


「盛りは過ぎている」と聞いてはいましたが、確かにすでに色あせていて、わが身を見ているようで儚くなりました
もうアップには耐えられませんので「身延山・久遠寺」のサクラの紹介はこれのみにて失礼します。
私たちは立派な本堂の中に入り、お参りできただけで満足でした。

この後は、このメンバーと何回か行ったことのある御殿場高原リゾートの「時之栖・茶目湯殿」で、温泉&お食事&マッサージでノンビリしました。

6人揃って同じ浴衣を着て、の後はお食事処で海鮮漬丼とビールもいただき(最後は主人が運転なので、彼はアルコールはガマンです)、それからもう一度温泉に入り、マッサージをしておしゃべりをし・・・
閉館の10時まで4時間以上もここでマッタリと過ごしました。
パースの隣人「レス夫妻」が来日した時もここに案内して喜ばれました。
無料で使えるマッサージ機と、囲炉裏のあるお休処が気に入られたようです。

帰路の渋滞はほとんどなくて、東名裾野インターから横浜町田インターまで一時間足らずで走行できました。高速道路代は1100円
厚木で下りれば千円だったけど、わずかプラス100円で横浜まで走れるのです。
我が住宅地までの国道16号線もスイスイで、11時半前には無事到着。

早朝から深夜まで、桜を求めて楽しんだ「山梨日帰りサクラめぐり」でした。
運転して下さった殿方三人と車を出してくれたWご夫妻、大変お世話になりありがとうございました。

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実相寺の「山高神代サクラ」

2009年04月06日 | 花シリーズ

やっと、やっと、サクラが満開になりました。
今年は開花宣言が出てから満開まで2週間もかかりましたね。

早速4月4日の土曜日、山梨県北杜市武川町の「実相寺」境内にある「山高神代サクラ」を見てきました。
このサクラは樹齢2000年ともいわれるエドヒガンの古木・・・
1922年に、桜として初めて国指定の天然記念物となりました。



山高神代ザクラは、福島県の「三春の滝桜」、岐阜の「根尾谷の薄墨桜」と並んで 、「日本三大サクラ」と呼ばれています。
隣に添うように咲いている樹齢500年の子供の神代サクラをアップで撮りました(親ザクラは遠すぎて写せません)
親よりも少し色が濃い感じです

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樹齢2000年の「山高神代ザクラ」をマウスオン・クリックで、三方からの画像3枚をご覧下さい
柵に沿ってグルリと鑑賞できるようになっています。

昭和34年8月、台風7号が武川村を襲い、死者13名、行方不明10名という痛ましい被害をもたらしました。
この台風で、神代ザクラの主幹が折れ、すっかり樹形が変わってしまいましたが、それでも春になると健気に花を咲かせていたとか・・・

ところが高度成長期の車の増加による影響などで急速に樹勢が衰え、昭和59年には杖のような櫓を設置、その後も土壌の入れ替え工事などが進められているそうです(北杜市教育委員会のパンフレットより)

今このサクラのタネが、「国際宇宙ステーション」に乗り地球の周りを飛行しているそうです。
約6ヶ月の飛行遊泳の後、今年の5~6月に帰ってくる予定。
地球に戻ったタネはどんなサクラを咲かせるでしょうか・・・

                                 

「夫婦お互いのスケジュールが空いている土日に、山高神代ザクラと周辺のサクラを見て温泉に泊まり、翌日は飯盛山をハイキング」
我が家のお花見はこのような計画を立てました。
ところが5日の日曜日の天気予報がイマイチだったので泊まりは諦め、急遽ご近所仲間と一緒の「山梨日帰り・サクラ見物ツァー」となりました。



朝、5時半にご近所仲間のW夫妻が出してくれた7人乗りの車で、横浜の我が住宅街を出発。
ひたすら16号線を八王子まで北上し、中央高速道路・八王子インターから山梨を目指しました。

9時過ぎに、北杜市武川にある「実相寺」に到着。
南アルプス・甲斐駒ケ岳の威風堂々とした姿をバックに、サクラのピンク色とスイセンの黄色が鮮やかな「実相寺」の景観が見事でした
塀の外から写した画像ですが、一番左側に杖で支えられている樹齢2000年の「山高神代ザクラ」が見えています



早起きをして、はるばる横浜からやって来ただけの価値は充分にある美しさです。

ETCカード使用車は、土日の高速道路がどこまで行っても1000円という麻生政権の思いつきサービスの現場にも興味がありました
渋滞覚悟で出かけましたが、八王子バイパスから八王子インターに入る時に渋滞があっただけで、案外スムースに走行、途中一回サービスエリアに寄り須玉インターで降りました。
高速道路代は本当に1000円
そして無事に実相寺周辺の駐車場に到着です。
日本の車のナビゲーションシステムの威力も素晴らしいですね



こちらが「実相寺」の山門、ここから入ります。
いつでも見学は自由で、特に拝観料もかかりません(周辺の駐車場は500円)

ご近所仲間とのお花見は3月31日(火)に「大岡川お花見クルーズ」の予定でしたが、肝心のサクラが2分咲き程度で取り止め・・・
ならばと、ご近所仲間3夫婦6人で行った「山高神代サクラ」見物。
タイのチェンマイから引き揚げてきたOご夫妻も一緒です。



境内には、有名なサクラの子孫が植えてありました。
こちらは「身延山久遠寺のシダレザクラ」の子孫です。華やかですね~



こちらはここの「山高神代ザクラ」の子孫だそうです。
青空に優しいピンク色が映えて春色に溢れていました
そのアップです



樹齢2000年のご先祖様はもう白色に近い雅な色ですが、子孫はまだまだ元気な可憐な色合いです。



こちらは三大サクラの一つ、岐阜県根尾谷の「薄墨桜」の子孫だそうです。
ヤマザクラのような楚々とした美しさのサクラですね。

この近くにもう一つの三大サクラ、福島県三春の「滝桜」もありました。
こちらは色が濃い目のベニシダレでしょうか・・・
画像を撮りそこなったのが残念です。

他に山形の「久保ザクラ」もありました。
身延の「シダレザクラ」と合わせての5大ザクラの勢ぞろいのようです。



これらを眺めてから、最後に樹齢2000年の杖を付いた仙人のような「 山高神代ザクラ」の周りをグルリとまわります。
精霊が宿っているような老木の風格があり、この姿でまだ花を咲かせている命の強さに心が打たれました。

こちらのアップは支えるように咲いている神代ザクラの子供です。
この下で、主人のカメラで記念写真を撮りました。


奥が国指定の天然記念物「山高神代ザクラ」、手前が子供の「神代ザクラ」です。
このサクラの前で、この木の実生から育てた苗を売っていました。
1mちょっとの大きさで3年物、値段は1500円。花を咲かせるまであと5年くらいだそうです。

「今は元気にこうしてサクラを見に出かけられるけど、後10年もしたら遠出は無理、我が家近くでお花見を楽しもう」と、女3人の意見が一致して共同でこのサクラの苗を1本購入しました。

それを翌日の日曜日に男性3人が植えました。
さぁ~どこに植えたのでしょうか、内緒内緒のお話です

私たちは1時間半をかけてゆっくり「実相寺」のサクラを見学しましたが、我々が駐車場を出る頃には、車の大渋滞が始まっていました。

臨時駐車場のスペースは500台あるそうですが、土日にお出かけの場合は9時頃までに行くことをお勧めします。





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「弘法山」お花見ハイキング・その2

2009年04月01日 | 山シリーズ

木々に囲まれた「弘法山」の山頂には釈迦堂、大師堂、鐘楼、乳の井戸があります。
その昔、弘法大師がここで修行をしたのでこの名前が付いたとか・・・

歩いてきた「浅間山」「権現山」「弘法山」の、3つの山一帯を弘法山公園と呼び、県立自然公園にも指定されています。
春には、2000本以上の桜が咲き誇り、桜の名所としても有名で「かながわの花の名所100選」に選ばれているそうです。



この3月29日には「桜まつり」が開催されていて、たくさんの人々が楽しんでいました。
私たちはミカンと焼きソバを買って、ここで昼食タイムです。


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甘酒が無料で配られていました。マウスオンでご覧下さい
冷えた体に熱い甘酒が美味しい事、私たちはお代わりをしました。

「この寒さでサクラの見頃は次の週末になりそうだけど、この催しは今日で終り」とのこと・・・
本当に今年の桜は気をもませますね。



ミカンやシイタケ、落花生などを買って(一体何しに来たんだ?)、すっかり重くなったザックを背負い出発です。
登山道脇にはもう「ヤマブキ」が咲き出していました。桜の咲く前にヤマブキ



こちらは「ネコノメソウ」?、日本には14種類のネコノメソウがあると聞いていますが、こちらは何ネコノメソウでしょうか?

※山小屋さんとひろしさんのご指摘に寄り、こちらはネコノメソウではなく「ナツトウダイ」と解かりました。教えていただきありがとうございます。



舞妓さんのカンザシの様なこの花は「キブシ」
春の野山では必ず見る木で、このコースにもたくさんありました。

雄雌異株だそうで、8個の雄しべが良く発達したこの画像は雄花でしょうか?



お昼頃には青空が広がってきました。丹沢の山々が間近に見えています。
右に見えている「大山」(1251m)は下社までケーブルがありますが、気楽に登れると思ったら大間違い・・・
修験者達が歩いた登山道はそれなりにキツイです。
何年か前に遭難騒ぎがありました。

左奥に見えている雪の丹沢主脈(塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳)の標高1500mを越える山々は日本百名山にも数えられ、本格的な登山スタイルで登らなくてはなりません。
その険しさは日本アルプスを歩く時の、丁度良い練習場と聞いています。

私たちも7年前のゴールデンウィークに一泊で行きましたが、ヤビツ峠から蛭ヶ岳山荘まで7時間以上かかり、最後はヘロヘロになりました。
体力の衰えを感じた最初でした



「弘法山」を下ると善波峠に出ました。
右手に見える標識で示された登山道を行くと、「高取山」経由で「大山」まで行けます。
9.5kmと書かれていますが、標高差を考えると結構きつそう・・・
前を歩いていた40代くらいの夫婦連れのお二人は「高取山まで行く予定」と、下った道を左に曲がって行きました。



私たちは「鶴巻温泉」方面を目指しました。
芽吹き始めの木々が太陽の光に輝いています
青空の下、土の上を歩くハイキングは本当に気持ちが良い・・・

どの山も標高300mに満たない低山ばかりですから、子供連れのファミリーでも十分に楽しめるコースだと思いました。



「吾妻山」頂上からは湘南の海が見えました。
サクラの木に囲まれて、東屋やベンチがあります。今週末にはサクラも満開になっていることでしょう・・・



葉っぱと一緒にお花が咲く「ヤマザクラ」があちこちで咲いていました。



黄金色に輝く「キブシ」の下を下って、「東名高速道路」をくぐるとそこはもう「鶴巻温泉」でした。

私たちは日帰り温泉「弘法の里の湯」に立ち寄り、一休み・・・
カルシウム含有量日本一のお湯はポカポカと体が温まり、入浴後のと枝豆が美味しかった
市営なのに入浴料の1000円は少し高いと思いますが(市民は800円)、歩いた後の温泉はやはり最高
サクラはまだ早かったけど、気持ちのよいハイキングが楽しめた一日でした。

鶴巻温泉の詳しい情報はこちらです。

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