花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

お彼岸のお墓参り

2019年03月23日 | 日常の日記
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われている通り、今週は20度を超える日もあり
21日の春分の日には桜の開花宣言もあったりで、春本番を迎えたような一週間でした。

ただ週末は一転寒くなり、土曜日は朝から冷たい目が降っています

我が家のお墓参り(3月18日)
彼岸の入りの3月18日は私の父の丸5年目の祥月命日であり、夫の月命日でもあります。
午前中にお花を4束買って、まず車で20分の我が家のお墓がある大船のお寺に行きました



この日は快晴で、墓地からも富士山が綺麗に見えていました



このお寺は真言宗大覚寺派の寺院で、創建は天正7年(1579年)
我が家はこの境内にあるミニ霊園を購入しただけで「檀家」ではありません。



檀家さんたちの古いお墓が並ぶ坂を登っていくと、鎌倉ではよく見られる「やぐら」があります。



このお寺のご本尊は「毘沙門天」ですが、境内のあちこちにお地蔵さまが見られ
いつ来ても季節の花々が楽しめます

そろそろ終わりの「ミツバツツジ」


香りでその存在感を示す「沈丁花」

下の画像は今が見頃の「馬酔木(アセビ)」



この翌日の19日に高校時代のクラスメートを案内して、鎌倉の「瑞泉寺」に行きましたが・・・
瑞泉寺は水仙と梅が終わって、白いアセビがたくさん見られましたね。

そして早くも咲きだしたボケとシャクナゲ



シャクナゲが咲くのは5月初めの頃のはずですが?



ひときわ目を惹く早咲きの「桜」?、それとも桃かしら?

さほど広いお庭ではありませんが、お墓のあるお寺でいつもお花が楽しめるのは嬉しい事ですね

午後からは実家のお墓へ・・・
父が亡くなった5年前の3月18日に、我が家の庭の「ハクモクレン」が咲きだして
通夜&告別式が行われた3月23~24日に丁度満開になり・・・

”この花が咲きだすと私は父を見送った日を思い出すだろう”と
私はこのブログに記した覚えがあります。



今年のハクモクレンは早く咲き、父の祥月命日には満開を過ぎていました。
その上、暮れに息子がバッサリと枝を切ったので、お花の数も少なかったです



両親が眠る実家のお墓は、我が家から北へ車で15分の舞岡にあり
3月18日の月曜日は午前中と午後とで、お墓参りのハシゴでした。



円覚寺派臨済宗の長福寺は、応永7年(1400)の創建と伝えられる古いお寺です。
慶安2年(1649)には観音堂領として、寺領5石の御朱印状を拝領、観音像は北条政子の守護仏だったといわれ
観音堂は桜堂と称し鎌倉三十三観音霊場19番でした。



実家はこのお寺の檀家です。
母は弟が住んでいたマンション近くのこのお寺が気に入り、曹洞宗から臨済宗に宗旨替えして
墓地を購入しました。

この大仏立像の前で姪(弟の長女)にバッタリ会いました。
彼氏と一緒だったので紹介してくれましたよ

姪も30代後半、「吉報を待っているわよ」と言っておきましたわ。

私の実家はJRで一駅、車でも20分で行ける近場で・・・
父が現役を引退した72歳の頃、両親は弟一家と二世帯住宅を建てて一緒に住むようになりましたが
母が弟に頼りすぎて嫁姑問題が上手くいかず、晩年の10年間は施設にお世話になりました。

今では私も母の気持ちが分かりますが、同じ過ちは犯したくないので反面教師として戒めています。

両親の亡きあと、女同士の姉妹ならもっとべったりと付き合っていたかもしれませんが
まだ現役で働いている弟とはサッパリした関係です

お彼岸の中日(21日)は夫の実家のお墓参り
夫の実家のお墓はJRの高尾駅から歩いて30分(バスで7~8分)の、「東京霊園」の一角にあります。
この日はバスロータリーも大混雑で、我が家から2時間半かかりました。



夫の長兄の嫁・二人の義姉・義弟夫婦と私の6人で、お墓を掃除しツゲの木を丸く刈込
賑やかにお参りしました。

年に2回のお彼岸の時期の恒例行事です。

昨年の11月に義母の33回忌の法要で、息子一家も一緒に夫の実家に集まって顔を合わせていますが
65歳から81歳までの義理の仲の女同士、キャッキャとお喋りに花が咲きました。

高尾駅前「大光寺」の桜


いつも8人乗りの車で千葉からやって来る弟夫婦の車で、ちょっと遠出して
ランチをするのですが、この日はお彼岸の中日でどこも道路は大渋滞なので電車で来たらしい・・・

高尾駅前のお蕎麦屋さんで食事をすることになりました。



食事処近くのお寺の桜が綺麗に咲いていたのが見えたので、寄りました。



樹齢200年の「江戸彼岸桜」は、ソメイヨシノよりもちょっとピンクが濃い感じ・・・
青空に映えて美しいですね



この日の朝、我が家のある横浜は雨が降っていましたが、横浜線で八王子近くまで来ると晴れ出して
上着の要らない暖かさ・・・

お墓参りも無事済ませることができて良かった、良かった



こちらは樹齢400年の枝垂れ桜です。
しめ縄が巻かれていたのでこのお寺の「ご神木」?

逆光だったので、小さなコンデジでは綺麗な色合いが出ませんでした。

           

義理の姉弟同士がお食事をしながら、お喋りにいそしみ・・・

息子に「親父の履歴を聞いてきてくれ」と言われていたので、義姉に聞いたりで
気が付いたら3時半

「先祖は静岡の出で、仕えていた藩の国替えで江戸時代は千葉の館山に移住」
「マーちゃん(夫)は昭和18年に赤羽の社宅で生まれたけど、強制疎開の連続であちこち点々・・・」
次回は録音機が必要と感じましたわ。

朝8時半に家を出て、買い物などして帰宅したのが夕方の6時半過ぎ・・・
入浴してからビールを飲んでお寿司を食べたらドット疲れが出て、バタンキューでした

お彼岸のお墓参りとは故人を偲び、家のルーツを学び・・・
生きている親戚同士の交流を高める良い機会なのですね。

コメント (24)
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初歩きは天園ハイキングコースから大丸山へ(2)

2019年03月11日 | ハイキング・散策
「春に三日の晴れ間なし」と言われますが・・・
3月9日(土)は春を感じる暖かい陽光の中を歩いたのに、次の日の日曜日は曇り空
夜半には風雨も強くなり、春の嵐が日本列島を縦断したようです。



土曜日にワンゲルの仲間と渋沢丘陵の「頭高山」から「震生湖」まで、28000歩を歩いてきた

このコースは丹沢の「大山」から主脈の「塔ノ岳」へと続く山並みを展望するルートです。
春の光の中で「寒桜」が咲いていました



一番たくさん咲いていたのが「梅」



畑の菜花類は黄色のジュータンとなっていて・・・
その向こうに真っ白な富士山が見えていた

鎌倉「天園」から横浜市民の森の「大丸山」へ
このブログで2月3日に紹介した「初歩きは天園ハイキングコースから大丸山へ(1)の続きをUPします。



3月9日は日本の正しい春の風景の中を6時間かけてのんびりと楽しんだが
僅か一ヵ月半前のワンゲル歩きは真冬の寒さの中で、木々もモノトーンの世界でした。



曇り空の影響もあって、画像からも「厳しい冬の寒さ」が感じられます。



鎌倉の天園で昼食タイムを終え、私たちはリーダーの案内で広大な横浜霊園を見下ろしながら
横浜の市民の森へと向かいました。

市民の森は「横浜自然観察の森」・「金沢市民の森」と続きます。



珍しい形態の傷がついた木々が見られました。人間が付けたとも思えません。
あちっこちで姿を見せる台湾リスの仕業でしょうか?

この先の右手の階段を上ると横浜で一番高い山と言われる「大丸山」頂上です。



この日の参加者は11名でした。



大丸山の頂上からは東京湾の向こうに千葉の山々が望めました。

ギザギザの屏風のような岩山が「鋸山」
その向こうに双耳峰のような「富山」が見えています。



ここでリーダーの奥様が「今日はnaoさんのお誕生日だから皆でハッピーバースデーを歌いましょう」と
桜餅をザックから取り出しテーブルに並べました。

仲間の皆さんが手をたたきながら歌って祝ってくれましたわ
桜餅は一つ余ったからと、私だけ二つも食べて

お仲間の一人が出したお手製の栗の渋皮煮も美味しくいただきました。

改めて自分の歳を意識すると愕然としますが、山の上で山仲間に祝ってもらう誕生日は感動モノです



古い歴史あるやぐら群を歩いて回った鎌倉側と違って、横浜側は深い森の中を歩くコースです。
私たちは大きなNTTの中継搭が建つ円海山に向かいました。



円海山から先はコンクリートの自動車道路となります。

昭和40年代に開発された街の風景の先にMM21の「ラウンドマークタワー」が望めた。
港南環境センターまで下ると環状三号線です。

ここからバスに乗り近くのJR駅に出て解散でした。
北鎌倉を10時過ぎに出発して遊びながらやぐら群を巡り、16時前に到着の約5時間半
24000歩の行程でした。

我が家はここからバスでそう遠くない・・・

夫を亡くした3か月後にこのコースの逆バージョンを山仲間と3人で歩いたことがあるこちらです。
あの時の私は4~5キロ痩せて、まるで雲の上をフワフワと歩いていたような気がする・・・

半年で6~7キロ痩せた体重も現在は元に戻り、ワンゲルのお仲間と冗談を言い合い
笑いながら楽しく歩いている自分を感じる。
そうなるまでに3年かかった

でも未だに季節の変わり目や強い低気圧が通過すると心身ともに乱れる
気象病?、昨夜は風の音と得体の知らない音に眠れなかった
一人で居ると不安は尽きないのだ。

だから私は出来るだけ外に出るようにしている・・・

先週はストレッチ体操と写真クラブ以外にも、ご近所仲間と映画「ボヘミアンラプソデー」を観に行き
治療院のインナーマッスルを増やす無料体験にも参加

週末にはワンゲルのハイキングで歩きましたね。
そして家では疲れ果てて、ブログの更新もままならない状態です

息子一家が祝ってくれた誕生日
「大丸山」の頂上でワンゲル仲間に誕生日ソングを歌ってもらった2日後の休日
息子一家がいつものお寿司屋さん系の居酒屋で誕生日祝いをしてくれました。



最近はこのお店が定番、そしてプレゼントは孫娘が見立てた花束
息子夫婦からのリラクゼーション店の40分の手モミの利用券・・・

そして「好きなお寿司とお酒を好きなだけ頼んでいいぞ」と息子が言う

最初にビールで乾杯し、寒い日だったので私は暖かい「ヒレ酒」を二杯頂いた。



孫たちも小さい頃から、お子様ランチやハンバーグなどには興味なく
おつまみ系のオカズが好み
ノンベイ一家なのだろうなぁ~

               


今日は3月11日、TVを点けると震災の悲惨な画像が流れて胸が痛みます。

ご近所仲間とやっているLINEグループに「ヤフーで3.11と検索すると自動的に10円寄付されます」
「お金はヤフーが出してくれます」と仲間の一人が呼び掛けてきました。

あれから8年経ったのですね。
あの日あの時間、私は父の顔を見に行っていたホームで大きな揺れを感じ
停電で信号が消えた鎌倉街道を必死に運転して我が家に戻った。

電気がついてTVで凄まじい被害を知ったのは翌日・・・

あの時は夫も居て私もまだ60代前半だったので、その後の余震や計画停電、物不足に
何とか対処したけど、今の一人暮らしでは自信がない

そんなこんなを考えるとまた眠れなくなるので、その時はその時と自分に言い聞かせ
3月11日は防災グッズの点検と、備蓄用の食料と水の賞味期限の点検をする日と決めました。

そして先ずはヤフー画面で3.11と検索してみよう・・・

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