花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

夏の中欧紀行⑨・ウィーンへ

2006年09月14日 | 中欧三カ国旅行記

今日も朝から鬱陶しい雨が降っています。
台風13号の影響でしょうか?秋雨前線がべったりと貼り付いているようですね。
こんな日は、あの中欧旅行で見てきたボヘミアの夏の景色を思い出しながら、スメタナの「わが祖国」に聞き入っています。

上の写真はチェコの古都「チェスキー・クルムロフ」を流れる「ヴァルタヴァ(モルダウ)河」です。
プラハでは悠然と流れる大河でしたが、ここでのモルダウはボヘミアの村の中を流れる”故郷の川”という趣ですね。

ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団演奏のCDを買いました。
連作交響詩《わが祖国》全6曲はチェコの作曲家ベルドルジヒ・スメタナ(1824~84)が1879年に完成させました。
チェコのすべてを知り尽くし、祖国を愛してやまなかったスメタナが、その思いのたけを音楽で表現した作品です。
この中の第二曲が、最も有名な「モルダウ」ですね

さて・・・
私たちは、「チェスキー・クルムロフ」を後にして、一路オーストリアのウィーンに向かいました。


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こちらがチェコとオーストリアの国境検問所です。
ここからはカメラは禁止!
一昔前は大変な思いをして通過したというこの国境も、今では運転手さんが書類を示しパスポートを見せるだけ、私たちはノーチェックでした。





30m位の緩衝地帯を通り、オーストリアに入国したとたん、明るい明るい風景が広がっていました。
添乗員さんが日本から持ってきてバスの中で流してくれていたミュージックテープの音楽が、モルダウからウィンナーワルツに変わりました


村の中の教会も学校も大きくて、立派で・・・
人々が住んでいる家々も、古い建物ばかりが目立ったチェコの農村風景とは違ったものでした。












オーストリアはヨーロッパのほぼ中央に横たわり、山々や丘、湖沼、川など豊かな自然に恵まれた国です。
水もアルプスの雪解け水が飲めるとか・・・
小麦やジャガイモ畑が続いていました。



4時間かけて、やっと到着したウィーンの街、車窓からの風景をしばし眺めてみたいと思います。

たくさんの車やトラムが走る大都会でした。
運転手さんがウィーンには不慣れなのか?
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり・・・
Uターンの繰り返しで、中々夕食のお店にたどり着けません。
お陰で、思わぬ風景も見ることができましたわ。





こちらはユダヤ系ロシア人のフンデルトヴァッサー設計の焼却炉。
鮮やかで奇抜な色使いと曲面の多用により、現代のガウディーと呼ばれた画家兼建築家の、ユニークなアパートも有名らしい・・・






ドナウです
市内を流れるのはドナウ運河ですが・・・それでも感激しますね。
芸術の都、音楽の都、ウィーンは夏の明るい色彩にあふれていました。

コメント (18)
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