花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

幸福の木に花が咲いた♪

2011年05月30日 | 
まだ「5月」だというのに、もう「梅雨入り宣言」が出されましたね。
観測史上、2番目の早さだそうです。

その上、台風2号までが日本列島を襲来
29日に温帯低気圧になったとは言え、各地に大雨を降らせました
東北の被災地に影響がない事をお祈りいたします。

大震災も含めて、今年の日本を取り巻く自然環境は異常現象が起きているような気がしてなりません。

そんな中で、我が家の「幸福の木」に花が咲き出しました


科名:リュウゼツラン科、属名:ドラセナ属で、日本では「幸福の木」として親しまれていますね。

我が家を新築した時(24年前)、主人の同僚からお祝いでいただいた「幸福の木」ですが、
初めてお花が咲いたのは
主人が「造園士の資格」を取るために1年間通った職業訓練学校を
無事に卒業した、12年前の春
でした。

二度目に咲いたのは今から5年前です。
オーストラリアのオージーに「日本庭園」を教えていた主人に付き合い、
私もそれまでチョコチョコ行っていたパースに長期滞在したくなり、仕事を辞めました。

私が一旦仕事を辞めた5年前の春、再び「幸福の木」に花が咲いたのです
その時の詳しい記事はこちらです(文字サイズをにしてご覧下さい)


「幸福の木」のお花は、昼間は閉じていて、夜になると花びらが開きます。
部屋中に甘いと言うよりは、素朴な緑の香りが漂っていますが、お花の周りは蜜の雫でいっぱいです。

あれから5年が経ち、先週、幸福の木に蕾が出ているのに気付いた時は、一瞬
「この木に花が咲くのは我が家に変化がある年、今年は何」と・・・

私がその後カムバックした地区センターの仕事を完全に辞めた春ではありませんか

我が夫婦にとっては、卒業祝いのような、新しい門出を祝ってくれるような
節目、節目に咲く、摩訶不思議なお花ですね。


今年はもう一人卒業した身内がいました。
幼稚園を卒業して、ピカピカの1年生になった初孫のハー君です。

我が家の孫達はうまくしたもので、お兄ちゃんのハー君は5月生まれ、
妹の菜々ちゃんは3月生まれです。
毎年、それぞれのお節句と一緒に祝う誕生会です。

今年のハー君7歳の誕生会は、丁度クレマチスが綺麗に咲きだした日でしたね


爽やかな五月晴れの日、両方のジ~ジとバ~バも招待されて、息子宅に集合しました。


「プレゼント」は何だろう

うゎ~、僕が欲しかったWiiだぁ~トータンがTVに繋いでくれて、早速似顔絵登録です。
最初は一人で「卓球ゲーム」です。次はトータンとテニスだよ。(2人共サウスポー!私も!)

この後、横浜ジ~ジとボーリングゲームもしました。

高価な物なので、親と両家のジジババと皆でお金を出し合ってのプレゼントです。

「熱中してゲームオタクになられては困るので、今まで我慢させてきましたが、友達の多くが持つようになって・・・」
「遊びに行って貸してもらってやっていたのでは”下手!”と馬鹿にされてしまうらしくて」
と、お嫁ちゃんはそれなりに迷って考えたようです。

「ゲームは1日30分だけよ」と、ハー君はオカータンに言い渡されていました。


バースデーケーキは横浜バ~バからの差し入れで、今年も「仮面ライダー・ケーキ」です。

もう一人でロウソクに点火できるよ。ちなみにこちらは去年のバースデーケーキです。

去年の方が、仮面ラーダーがハッキリ描かれていたね。

菜々ちゃんが生まれた3月は、梅や菜の花が咲き出す希望の季節ですが
ハー君の生まれた5月は、たくさんのお花が咲き乱れるまさに春爛漫・・・
二人とも良い季節に生まれたね。

各種税金や、車の保険などで次々にお金が出て行く季節でもあり
バ~バはちょっと頭が痛いけど


ツツジが咲き、カラーやシャクヤクの白いお花も咲き


こちらは主人が大事に育てた「バイカカラマツ」

今年はこの赤紫と薄いピンクの二種類が咲きました。
他にもエビネ、オダマキと楽しめましたね。

たくさん増えた鮮やかな「アッツザクラ」「タツナミ草」は何故か?白だけ(青は何処?)

これらの花々もみんなそろそろ終わりです。
そして毎日山のように採れていた家庭菜園の「スナックエンドウ&絹サヤ」も終わりでしょうか?


畑の周りのウツギが、この2~3日の強い雨に打たれて多くの花びらを落としていました。

これからの季節は「アジサイ」「花菖蒲」を待つことに致しましょう・・・


入梅が早いからと言って、早く明けるわけでもないらしい

これから続く鬱陶しい日々を考えるだけでも、気が滅入ってしまいますが
気を取り直して、まずは今週、中学時代の友人4人で「温泉三昧&おしゃべり三昧
楽しんできたいと思います。


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映画鑑賞・「岳」&「英国王のスピーチ」

2011年05月26日 | 映画、観劇

バラの綺麗な季節の到来ですね
先日我々夫婦は41回目の結婚記念日を迎えました。

25周年の時は「カナディアンロッキー」を歩き、
30周年の時は「スイスアルプス・ハイキングの旅」に行きましたが・・・

35周年の時には、主人は一人でさっさとオージーの弟子がいるパースに飛びましたので、
それ以来どこか私もプッツンして、メモリアル年でのイベント旅行も特に考えなくなり・・・

去年の40周年は母の入院騒ぎがあったりで何もしませんでした。

主人が一人でオーストラリアのパースに行った時は、私より息子のお嫁さんの方が驚いて
「結婚記念日の日にお義父さん一人でパースだなんて、お義母さん許せるのですか?」と
電話がかかってきましたわ。

「私も仕事があるし、お互い元気なら、今更この歳での結婚記念日はどうでもいいのよ」と答えました。


それでも好天に恵まれた今年の「結婚記念日」は、久しぶりにMM21で映画でも観て、
港の見える丘公園の「バラ」を撮影し、海の近くで夕食をしようと考えました。

レストランクルーズ船「ロイヤルウィング」を楽しんだ結婚記念日もありましたしねこちらこちらです。


MM21内にある「ワールドポーターズ」で映画「岳ーガク」を観る事にしました。

「今日は休日、小栗旬君が主役だから、若い子が多くて混むかも知れない」と
早めに行って良い席を取り、その後「赤い靴号」のバスで
港の見える丘公園のバラを見に行こうと、私は頭の中で考えていました。

ところが前日、ゴルフだった夫は「この暑い中、動くのはいやだ」と・・・

結局お隣のレンガ倉庫でサンドイッチとコーヒーの昼食をしてブラブラ
休日だけあって若い子がいっぱい
野外ライブも行なわれていて、ヘビメタ音楽ガンガンでした


余った時間は映画館のあるワールドポーターズ内の「山の店」をウロウロ
映画を観る前にドット疲れてしまいました

「岳ーガク」

◆ストーリー
世界の巨峰を登り歩き山をこよなく愛する島崎三歩。
山岳救助ボランティアとして登山者の命を守ってきた。
長野県警山岳救助隊に配属された椎名久美は、三歩の指導のもと成長していく。
そんなある日、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生し、久美は仲間と共に救助に向かう。

原作は小学館漫画大賞を受賞した石塚真一の人気コミック「岳・みんなの山」だそうです。
私は一度も読んだことがありませんので、純粋に「山の映画」として観ました。

山岳映画の主人公役を小栗旬がやると知って正直ビックリしました。
彼のイメージはちょっとひねた斜に構えた青年役と思っていましたから・・・
太陽のように明るく優しい笑顔を見せる、三歩役の小栗旬君が意外でしたね。

最初、ポスターを見た時、「ファイト!、いっぱ~つ!」のコマーシャルに出ている、
三浦友和・百恵夫妻の次男「三浦貴大」かと思ったくらいです。


私は冬山は全くやりませんが、北海道時代スキーを散々やりましたので、
その美しさと天候不良時の壮絶さは理解できます。
ブリザードになると動けなくなりますものね。

実際に4年前爆弾低気圧が中部山岳地帯を襲った時、ブログ仲間だった
「風にのせてのんびりと」の風さんが、真冬の中央アルプスで命を落としました

この映画は、副題にもなっている「命は命でしか救えない」ということを伝えたかったのでしょう。

●三歩君、冬山を走って登るなんてありえるの?
まして自ら雪崩にあって怪我をしているのに、凍傷にかかった久美ちゃんと遭難者の二人を
両手で抱えて下山、スーパーマンのようでした。

●最近はお洒落な山ガールも増えたけど、プロの山岳救助隊員にしては長澤まさみちゃんは細すぎ
その上、上司の命令に背いて勝手に救助者を助けようとし、そこに三歩が巻き込れていく展開はどうもねぇ~

●日本の山にあのような大きなクレパスがあるのかしら?
●悪天候の中、渡辺篤郎演じるパイロットのようにヘリを飛ばせる命知らずが実際にいるのかしら?
と突っ込み所は満載ですが

厳冬期の「奥穂高岳・頂上」の空撮や、夕日に染まる雲海など、
ダイナミックな雪山の風景が美しいです。

実際に「涸沢」「八方尾根」、「八ケ岳」から見たアルプスの山々の姿が背景となっていて
「槍ヶ岳が見えている!」「そしてあの山は?」と私はそんなことを楽しみました。

ちょっと実写とCGの違いがハッキリしていて
一昨年に見た「劔岳・点の記」の春夏秋冬の立山連峰の美しい風景には叶いませんが・・・


ストーリーとしては過酷な任務の長野県山岳救助隊の中で、成長して行く
長澤まさみ演じる新人女性隊員の物語が軸になっています。

運動靴でアルプスに登って怪我をしたオジサンが「救助隊が来るのが遅い」と
文句をいう場面が印象的でした。
久美ちゃんは「そんな靴と装備で登ってくる方が悪い」と腹を立てますが
三歩君は「大事に至らないで良かった!良かった!」とオジサンに声をかけます。
山の悲惨さを知り尽くした彼は命の尊さを誰よりも良く知っているのでしょうね。

叉三歩君は久美ちゃんに「山で捨ててはいけないものが二つある」と再三クイズを出します。
その答えは「ゴミと○○○」、山をやる人は心しましょうね。

去年見た「アイガー北壁」はシリアスな実話、とても悲惨で観ていて疲れましたが、
この「岳」は、涙の場面もありましたが、ある意味気楽に楽しめました。


観終わって外に出てみると、夕闇迫る「MM21」の風景が広がっていました。

歩いて「馬車道」に出て、昔通ったカニ料理のお店でお食事するつもりでいましたが、
閉店したようで見つからず
伊勢佐木町の老舗のあの店、この店も姿を消している

どこもかしこも居酒屋さんだらけになりましたね
仕方なくその中の一軒に入り、「不味いお料理」に、二人とも不機嫌になった「結婚記念日」でしたよ
地元とはいえ、もっと情報収集をするべきでした

「英国王のスピーチ」

我が家の庭のバラが見頃です。
こちらはピンクの「クィーンエリザベス」

中学校時代の英語の教科書に、エリザベス女王の魅力は「ばら色の頬」
書かれた章があり、未だに印象に残っています。

おん歳85歳となるエリザベス女王は先日の孫のウイリアム王子の結婚式で
そのお元気な姿を見せてくれましたが・・・

その女王の父君「ジョージ6世」の実話を元にした映画「英国王のスピーチ」を観て着ました。


◇ストーリー
幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。
そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、
さまざまな式典でスピーチを命じる。
ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、
スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが・・・

兄が王冠を投げ出して、離婚暦のある女性との結婚を貫いたため(この話も有名ですね)
突然王位が廻ってきたヨーク公、彼はまじめで責任感もあり忍耐強かった。
優しい妻と可愛い娘が2人いて・・・

そして、彼の心に寄り添って吃音と向き合ってくれた友人・ローグ(言語聴覚士)の存在があったから
彼は努力して、心に響く立派な演説を行うことが出来た。

苦労する王様の、家族愛と矯正士ライオネルとの友情物語でした。


ヨーロッパではヒットラーが台頭してきて、第二次世界大戦が始まった時代
兵士も国民も国王の演説に勇気をもらう・・

2010年度のアカデミー賞4部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞)
に輝いた作品です
超大作ではありませんが、しみじみとした良い映画でした。

5月初めに、買い物がてら我が家近くのショッピングセンター内のミニシアターで観ましたが
結構人が入っていて、未だにやっている所を見ると大好評なのでしょう。

一人で自由な時に、自由な作品を見るのが一番です。
ハイキングもそうですが、最近は友人同士のスケジュール合わせも面倒になり、
主人とは映画の好みも違っていて、「一人が一番」と孤独を楽しんでいる私です。

もっとも仕事も辞めて人との触れ合いが少なくなっては「ボケ」が怖い

写真教室に入りましたが、
昨日はいきなりベテランばかり20数名が集まっての撮影会でした
この模様は後日UPさせて戴きます。





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鎌倉・「海蔵寺」から亀ヶ谷の切り通しへ

2011年05月22日 | 鎌倉散策
特に意識しているわけではありませんが、毎年5月になると、何故か?
一人で鎌倉の切り通しを歩いています。

去年は「名越の切り通し」、そして一昨年は>「朝比奈の切り通し」

家で腰を労ってばかりでは逆効果と思い、今年もカメラをぶら下げて歩いてきました。
ゴルフ三昧を楽しんでいる夫を、悔しい思いで見ているばかりでは辛いですもの・・・

今回は鎌倉駅の北口から「寿福寺」~「海蔵寺」~「亀ヶ谷の切り通し」~「北鎌倉駅」を
1時間半ほどかけてノンビリ歩いてきました。

「寿福寺」

最初の「寿福寺」は1200年(正治2)に北条政子
頼朝の父、義朝の旧邸跡に明菴栄西を招いて創建。
鎌倉五山の第三位のお寺です。
境内の見学は出来ません。


参道の緑が眩しく輝いていました

奥には、北条政子と政子の二男で甥公暁に暗殺された悲劇の将軍源実朝の墓がありますが
そこには寄らずに、花の寺「海蔵寺」を目ざします。

(5月14日・撮影)
「マルバウツギ」が、道沿いのあちこちに咲いていました。

卯の花の匂う垣根に、ホトトギス、早も来鳴きて~
父が昔よく歌っていた「夏は来ぬ」を思わず口ずさんでいました。
”卯の花って、空木だったはず・・・?、ホトトギスって、どんな鳴き声なのかしら?”

父が三ヶ月に一度受けている病院の診察結果も
腫瘍マーカーが1以下に下がり、薬や注射が効いているようで一安心しました。

そして母も今の病院に移ったら、手厚い看護を受けているのか?
高熱を出さなくなり安定しています。

私もようやく「携帯電話を抱えながら寝る生活」から解放されました

「海蔵寺」

花の寺・水の寺としても有名な海蔵寺には、一昨年の4月に「カイドウ」を見に来ています。
詳しいことはこちらをご覧下さい。

春のお花が一段落していましたが、いつ訪ねても静かな佇まいのこのお寺は気分が落ち着きますね。


山門を入ると、右手に鐘楼、正面に龍護殿とよばれる本堂があり、
開山の心昭空外坐像が祀られています。

この本堂前のベンチに座って、風を感じながらボンヤリするのが何とも心地よいのです


赤い新芽のモミジが、萌黄色の新緑と競ってアクセントになっています。

本堂左手の崖には「やぐら」や仏像が・・・本堂裏手の庭園は公開されていません。


最後に残った「シャクナゲ」ノイバラ?(5月14日撮影)


(5月14日撮影)
来た道を戻り、途中「↑亀ヶ谷」と書かれた標識に導かれ、左手の横須賀線のガードをくぐると、
亀ヶ谷切通との分れ道に、比較的新しい八角形のお堂が建っています。

源頼朝の娘大姫の守り本尊といわれる岩船地蔵が祀られていますが、
こちらも海蔵寺が管理しているそうです。

すぐそばの水辺に「キショウブ」が咲いていました。

「亀ケ谷切通」

地蔵堂の角を左に曲がり北に進むと、其の先は亀ヶ谷の切り通しに通じています。

鎌倉は三方を山に囲まれ、一方は海に面した「天然の要塞」です。
敵からの攻撃を守る点においては非常に好都合だったのですが
物流を含めての出入りが大変不便でした。

そのために山を掘削し、外部との往来が出来るようにしたのが「切通し」で、
鎌倉には七つの切通しがあります。


鎌倉七口と言われますが、
この亀ヶ谷坂は道幅も十分あり舗装もされている事から往年の面影はあまり感じられません

左の崖は高く険しいのですが、土の山道が続き深山幽谷の趣があった朝比奈や名越等の切通しに比べると
少し様子が異なり、右手の崖は低くて人家も見られます。

自動車は通れませんが山ノ内と扇ガ谷とを最短距離で結ぶ、便利な生活道路となっているようです。

15分も歩かないうちに「切り通し」を通り過ぎ、建長寺から北鎌倉駅に通じる道路に出ました。

腰の痛みは感じられませんでしたが、歩き方に少々問題があるのか?
左の股関節から膝にかけてが突っ張った感じがしました

このままでは悔しいですね、トレーニング頑張ります

そして子供達の外遊びや、若い方々のハイキング・海水浴などが安心して出来る環境が
いつまでも守られますようにと祈るばかりですが・・・

福島原発の「実は2ヶ月前からメルトダウンが始まっていた」というニュースが
今頃出てきたとは

国民が放射能馴れするのを待っての発表とかんぐってしまいます
関東南部に住むものにとっては東海地震が兎に角怖くて
静岡の「浜岡原発」の操業停止のニュースに胸をなでおろしていましたが

千葉や神奈川産の茶葉から、暫定基準値を超える放射性セシュウムが検出されたというニュースに、
マタマタ不安が増大していますよ

小さな孫たちも食べる、我が家庭菜園の作物は大丈夫なのでしょうか


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「阿蘇・くじゅう国立公園」の旅(Ⅴ)「黒川温泉」

2011年05月17日 | 旅日記

「黒川温泉」といえば日本でもベストスリーに入る人気の「温泉地」です。
ウィキペディアによると、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、
温泉地としては異例の二つ星で掲載されたそうです。


草津温泉や登別温泉のような大きな温泉地を想像していましたが・・・
小国郷の山あいの「田の原川」に沿って、二十数件のこじんまりとした和風旅館が建ち並ぶ、
情緒豊かな温泉街でした。

道路も狭くて、車1台がやっとです。
宿泊者の車は温泉街の入り口の大駐車場に入れる宿が多いようでした


予約していた宿のチェックインの時間前だったので「入場手形」(1200円)を買って
温泉のはしごをすることに・・・

この手形を首からぶら下げて温泉街をそぞろ歩くのが、この町の風情のようです。
これがあると、加盟宿・24軒のうち3ヶ所の露天風呂に入浴が出来ます

5年前に行った「城崎温泉」を思い出します。
あそこも外湯巡りができる、情緒ある温泉地でした

宿の下駄をカランコロンと鳴らして階段を下ると和風旅館が並ぶ田の原川沿いに出ます



この辺りが一番の中心街でしょうか・・・?

「日本秘湯を守る会」の提灯が下がった所に入ります古さが感じられる温泉です。
男性用(混浴)は露天風呂と洞窟風呂の両方に自由に入れたようですが・・・

女性用はこの「洞窟風呂」のみ・・・暗い中でサウナのようでした。

旅館の従業員研修で、この「黒川温泉」に来ているという30歳前後の女性と一緒になり
洗い場もない洞窟風呂に浸かって、20分くらいお喋りしていたら、のぼせてフラフラになりました

「今回の東日本大震災で外人客がすべてキャンセルとなり、大きな旅館ほど打撃を受けている」そうです。


次の温泉に入る気力もなくなり、温泉街を散歩です。
共同浴場が二つあるそうですが、こちらは見事な大杉の下の川べりにありました。


ここが今回楽天で予約した「黒川温泉・壱の井」です。
ホームページはこちらです。

温泉の中心街から山の方に歩いて7~8分の所にありました。

この道が超狭くて、宿の駐車場までが一苦労・・・
運転技術に自信のない方はご用心

宿の露天風呂は湯の花が浮ぶ・・・そして夕食はお部屋で戴きます。

肥後牛の鉄板焼きに、紅鱒と鮎のお造り、そして出ました「馬刺し」・・・

若い女性の従業員さんの接客も丁寧で、お料理も良かったのですが、お部屋が少々古びていました。
この日は我々と、もう一組4人のグループの宿泊だけだったようです。
部屋食だと、他の方々との触れ合いがほとんどないのがちょっと淋しいですね

お腹がいっぱいになりましたが、温泉手形の2ヶ所分が残っています。


「夜の温泉街のそぞろ歩きも好いものですよ」という研修に来ていたお姉さんの言葉を思い出し
「どこも9時で終わりです」という宿のご主人の言葉に押され・・・
星空の綺麗な中を歩いていきました。

二ヶ所ともほんの少し、ポチャンと浸かるだけ・・・浴衣の上に厚手の羽織を着て、タオルを巻きます

春の高原の空気はまだ少し冷たくて、夜の温泉街をそぞろ歩きする人も殆んどいない。

その上このご時勢ではどの宿も泊り客が少なくて
何処が好いかと選ぶのではなく、灯かりがついている宿の露天風呂に入るしかなく・・・
暗い温泉街は淋しい限りでした

朝、阿蘇のホテルで温泉に入り、最後の露天風呂を入れると、この日だけで5ヶ所の温泉に浸かった事になります

「明日は朝から由布院に移動して、由布岳登山の予定だけど・・」
「私はもう湯疲れして、体がフニャフニャよ」
「俺も久住山登山の後遺症で膝が痛い」

朝風呂は内湯で・・・朝食も個室でシッカリと戴きました。

私は朝風呂に入った時点で「由布岳」登山を諦めました。
ここから由布院まではおよそ車で1時間・・・
「山の展望は10時までが勝負!」と日頃から主人は言っていますから、山を登ると決めれば、
アタフタと早目に宿を発たなければなりません。

「黒川温泉というブランドで、今回の旅の宿ではここが一番高いのよ」
「ゆっくり味合わなくては勿体無いわ」


「由布岳」に登らないのなら、ロープウェーのある別府の「鶴見岳」に行こう・・・
朝の9時過ぎ、名湯「黒川温泉」のサクラとサンシュユが見送ってくれました

※昨日5月16日(月)、「阿蘇山・中岳」の第一火口が小爆発し、
半径1km以内が立ち入り禁止となったようです。

私たちは一面の緑やミヤマキリシマには早すぎましたが
このニュースを見る限りでは、丁度良い時に行ったと思えるようになりました。

              

今日は「黒川温泉」での温泉三昧の記事をUPしましたが、
こうして長時間PCに向っているのが腰には一番悪いような気がします。
それと、最近忙しい野菜づくりも腰に響くし・・・

長時間の同じ姿勢が良くないのですね。
そういう時はカメラを抱えて1~2時間の散策に出かけるようにしています

「小菅ヶ谷北公園」

「舞岡公園」のお隣に、谷戸や里山を整備して新しい自然公園が出来ると聞いていました。
先日散歩中に、ようやくその入り口を見つけましたよ。

そこはクローバーとハルジオンが一面に咲き乱れる、まるで天国のような素晴らしい所でした。


まだ入り口広場しか整備されていませんが・・・


蝶が舞い、トンボが飛び交う自然豊かな秘密の花園です。


湧水もあって、春にはカタクリなどの山野草、夏には「蛍」も見られるらしい・・・


何年かかるか判りませんが、いずれはキャンプ場も出来るらしい・・・
ここが横浜市内だなんて驚きです


新しいトイレやベンチ、木道も出来ました。

こういう所を散歩して、最後に温泉に入るのが一番の腰の治療になる感じです。
それにしても「黒川温泉」のお湯は、種類も様々でとても良かったです



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「阿蘇・くじゅう国立公園」の旅(Ⅳ)・阿蘇から黒川へ

2011年05月12日 | 旅日記

地球の鼓動を感じた「中岳・大噴火口」を後にして、この日の宿泊地「黒川温泉」に向います。

阿蘇「草千里ヶ浜」

阿蘇山・中岳では溶岩塊ばかりを見てきましたが、
その北側にはオアシスのような「草千里ヶ浜」が広がっています

火山博物館、レストラン、みやげ物店などが並び、阿蘇火口観光の基地となっているようですが
私たちはその先の展望台から眺めました。

旅先ではカメラのホワイトバランスの設定を「オート」にするのですが
この前日の「久住山」登山中に、いつの間にか「蛍光灯モード」に切り替わっていて
気がつかない私がマヌケなのですが、この「草千里ヶ浜」の写真は悔しいですね

主人は車の中で、これから行く先の情報をナビに打ち込んでいて
この風景を写していなかったのです


草千里ヶ浜は鳥帽子岳中腹に広がる草原で、2つの池がありますが
この春は少雨注意報がでるほど「雨」が少なくて、水溜り程度にしか見えませんでした。

緑豊かな中にキスミレの群落が楽しめる4月から5月、
またはミヤマキリシマが咲く6月上旬頃に訪ねたい所です。

※4月に高校の同窓会で会ったクラスメートが「せっかくの草千里の美しい風景が勿体無い」と
画像を修正して送ってくれました。上の2枚をそちらと差し替えます。

彼は私の親友からこの「花と緑を追いかけて」のブログを是非見るようにと強く勧められたそうです。
彼も山をやり、今週「久住山」に登ったとか・・・
Tさん、ありがとうございました。

阿蘇の山々米塚は草千里下の可愛い小山

標高954mの米塚は、阿蘇の神様・健磐龍命(たけいわたつのみこと)
収穫した米を積み上げたものが山になったという伝説があるそうで
山頂のへこみは火口の名残ですが、神が人々にお米をすくってあげた跡とも言われています。


阿蘇の外輪山と草原の牧場が続き
雄大な風景の中を行く阿蘇登山道路は、まるで外国の高原を走っているような錯覚を覚えます。
(車中からの撮影は、すべてコンデジで撮っています)

至る所でサクラが満開です車窓からの目を楽しませてくれました。

途中、阿蘇神社に寄りました。

「阿蘇神社」

阿蘇神社は、この阿蘇地方の一の宮で九州には400社以上ある阿蘇神社の本宮です。
今では九州の「パワースポット」として有名になっているようでした。

高さ21m、日本三大楼門の一つです。二層楼山門式が珍しい・・・

阿蘇神社は江戸末期に再建されていますが、
この大きな楼門は繊細な装飾が施された歴史的価値のある建造物だそうです。

他に茨城県の鹿島神宮、福岡県の箱崎宮の楼門が日本三大楼門と呼ばれているそうです。


詳しい説明はこちらをご覧下さい


主祭神は神武天皇の孫にあたる「健磐龍命」(タケイワタツノミコト)で創建の言われも色々あるそうです。

ここから5kmの所に、もう一つのパワースポット「国造神社」があるのですが、そこはパスして
「昼飯は黒川温泉の奥にある蕎麦屋で、手打ち蕎麦と地鶏を食べよう」と、ガイドブックを見て主人が呟き
一路黒川温泉に向って「やまなみハイウェー」を走りました

ちなみに「やまなみハイウェー」とは、大分県湯布院の水分峠から阿蘇の一宮町を結ぶ県道11号線のことをいい
この間の距離は50kmになります。


車も少なく、軽快に飛ばします

黒い野焼きの風景を見ながら、ふとオーストラリアの荒野を思い出しました。
オーストラリアは山火事や野火が多く、焼け焦げた風景は珍しくありません。

滞在していたパースから、3年続けてレンタカーで3泊4日の荒野の中を行くドライブ旅行を敢行しました。
それは冒険旅行と言って良いほどのハラハラ・ドキドキ旅でしたが・・・
(このブログのカテゴリー「パース滞在記」の中ですべて紹介しています)
もう我等夫婦共々、あの時の勇気とパワーはありませんね。


「手打ち蕎麦と山家料理のお店」のTELナンバーをナビにインプットしたのに
案内されたのはとんでもない山奥の里・・・

何度もお店にTELしてようやくたどり着きました。
1時間以上ロスしましたよ


小国の「蕎麦街道」から少し外れた奥の、ファームロード沿いの山あいに建つ古民家の蕎麦処「和の花」

これに更に大きなローストチキンのような地鶏が・・・モダンなのか?はたまた鄙びているのか?

山の湧水で打つお蕎麦は、コシが強く香りがあってとても美味しかったけど
オニギリと地鶏料理は半分以上残しましたわ

私は翌週「同窓会があるのよ。これ以上太れない


午後2時頃、ようやく目的地の「黒川温泉」に到着しました。

今回の画像は失敗作ばかりで気に入りませんが、旅行記ですから記録写真として挿入しました
最後にお口直しに「舞岡公園」の野草をUP致します

滅多に行けない旅先でこんなミスを犯すなんて・・・

やはりちゃんとカメラを習わなくてはと思い、あちこちのお教室に体験入学しておりますが・・・
どこも撮影会のあとの写真評をするお教室ばかりで、決めかねています

          

(H23・5・8)「舞岡公園」にて撮影
「モミジの赤いヘリコプター」

腰の方はまだ張った感じはしますが、鈍痛も無くなり、お天気の良い日は自然公園を歩いたりしています。
ただ腰をかばいながら歩きますから肩こりが辛い・・・

家では「自彊術」で体をほぐしていますが、
月一回の「真知子先生のヨガ教室」に行くかどうかで迷いました。

真知子先生の健康に関してのお話も聞けるしと、とりあえず行ってきましたが・・・

(H23・5・8)「舞岡公園」にて撮影
「キツネノボタン」

先生は「腰からの筋肉が斜めに肩から腕に延びているから、腕の筋肉を柔かくするのも大事」
と、私の腕をシーツを絞るが如く、強めにマッサージをしてくれました。
「ひやぁ~!、イタタタタ!」

(H23・5・8)「舞岡公園」
「ヘビイチゴ」

翌日は筋肉痛でグッタリ

昨日雨の中、母の病院に行く途中にある日帰り温泉で1時間半ほど、
泡風呂や炭酸風呂に入ったら、今日は股関節から太ももにかけてやや違和感は残りますが
体全体はスッキリしています。

真知子先生にしっかりと言われましたよ。
「膝や腰が痛くても、それでも長く歩きたい人は、今より5kg痩せなさい」と・・・


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「阿蘇・くじゅう国立公園」の旅(Ⅲ)

2011年05月09日 | 旅日記

GWも終りましたね。
サンデー毎日の私には関係ないのですが、それでも行楽地やショッピングセンター、
そして道路が混むので落ち着きませんでした。

GW中に満開となり目を楽しませてくれた「モッコウバラ」
昨日の日曜日の夏日の暑さにそろそろ終わりのようです。

主人がお隣との間のフェンスに、垣根のように仕立てた白いモッコウバラ
今年は大きく枝を伸ばし、それは見事に咲きました


こちらはお隣のお庭に咲いた、カナリア色のモッコウバラ
道路に向って垂れ下がり、道行く人の目を楽しませてくれました

ご夫妻共々体が弱いので、お庭の手入れは我が家の夫が任されていますが・・・
陽に当たると金色に輝くこのお花を、我が家の玄関からも借景で堪能させていただきました。


腰の不具合もあって、連休後半は近くの日帰り温泉に行ったり
息子一家とお食事に行ったり しただけで、殆んど出歩きませんでしたが・・・

家でTVを観たり、読書をしたり、PCに向ったりしていると逆に腰に良くないような気がして
昨日の日曜日は舞岡自然公園を1時間ほど散策してきました。

痛みは殆んどなくなりましたが、まだど~んと重い感じがしますね

さて先月中旬に行った九州「やまなみハイウェー」周辺の旅日記を再開したいと思います。
宜しくお付き合いくださいませ。

4月13日・「阿蘇めぐり」


前日「久住山」に登ってから、「やまなみハイウェー」をひた走り
南阿蘇の「一心行の大桜」を鑑賞した私たち
2日目は
阿蘇の広いカルデラの中にある「米塚温泉・阿蘇リゾートグランヴィリオホテル」に泊まりました。

ゴルフ場の中のホテルで、山スタイルの我々はちょっと場違いな感じもしましたが、
温泉が良くて気に入り、3度も入ってしましました
温泉の画像やアクセスマップはこちらです。

ツインのお部屋は長者原のホテルよりも狭かったのですが、阿蘇の外輪山が綺麗に見渡せました

夕食は和洋食のコース、ワインを頼みました。お魚のポワレに野菜サラダが付きました(写っていない?)
地元野菜の煮物、冷酒の方が良かったかな?地鶏のグリル焼き

そして主人が追加で頼んだのがこちら「馬刺し」

私は1~2切れつまんだだけでもういいわ。ノーサンキュー
最近ニュースで騒がれているユッケ(生肉)の病原性大腸菌(Oー111)の食中毒事件
後だったら、多分私は食べなかった

主人は大好きなようですが・・・
日本人はいつから「生肉」を食するようになったのかしら?

※今日の夕方のニュースで
「馬肉だけは生食用があり、厳重な衛生管理の中で製造されている」と
熊本の工場が紹介されていました。
こちらは安心できるようです。

「大観峰」へ

朝風呂に入り、ホテルのビュッフェ形式の朝食を済ませてから、
最初に阿蘇外輪山の最高度地点にある「大観峰」(標高936m)に行きました。

阿蘇随一の眺めを誇る天然の展望台で
阿蘇観光の中では、中岳の火口とともに人気のスポットです。


この大観峰から眺める阿蘇五岳は「涅槃像」の姿にたとえられるそうですが、如何でしょうか?

真下には田畑が広がる阿蘇谷などが箱庭のように望めます。
昔は遠見ガ鼻と呼ばれていたそうですが、熊本出身の徳富蘇峰によって「大観峰」と名づけられました。


朝の9時半過ぎ、まだ観光客の姿も少なく、
標高1000m近い「大観峰」の風は身を刺すように冷たかった


この大観峰の展望台は駐車場から約10分程度歩いた所にあります。
360度の眺望が素晴らしいのですが、あたり一面野焼きの後の黒い風景が広がっていました。

草原の草は、春から夏にかけての放牧の牛馬や、冬の間の飼料の為の干し草の原料になります。
阿蘇のすばらしい草原は自然に生まれたものではありません。
何百年もの間、人々が野焼きを行って人工的に作ってきたものなのだそうです。


黒い風景の中に黄色の塊を見ました。。「キスミレ」です


ここにも、ホラあそこにも・・・

ロープが張られた向う側の斜面は、黄色い色が一面に広がっていて
草花の逞しさに驚かされました。


2月から3月のお彼岸の頃までに行われる野焼きによって、
ダニなど人畜に有害な虫を駆除するとともに、牛馬の餌の草を育てています。

野焼きをやめると木が生い茂り草原はなくなるとのことです。
草原の美しさは野焼きによって保たれているのですね。

阿蘇「中岳・大火口」

次ぎに行ったのが、阿蘇観光では欠かせない阿蘇五山の中の「中岳・大火口」

周囲128kmという広大な阿蘇カルデラの中で火山活動を続ける中央火口丘・・・
阿蘇山とはその山々の総称です。

約30万年前に始まった噴火による火山灰は、遠く北海道にまで達したという
想像を絶する大火山です。


火口の直径は約600m、深さ約130m程あり、吹き上がる溶岩の温度は1000度~1200度に達します。
火口の池は青緑色ですが、これは周りの岩石から溶かされた鉄と銅の色(鉄→緑、銅→青)によるもの・・・

中岳火口にはカメラや地震計が設置され,24時間体制で観測が続けられています。
●ぜん息の方 ●気管支に疾患がある方 ●心臓に疾患がある方
近寄らないで下さいとの注意書きがしてありました。


阿蘇山も百名山に名前を連ねています。

私たちは仙酔峡登山口からロープウェーで「火口東駅」まで上がり
中岳~最高峰の高岳~登山口と2時間半で廻れるコースを行く予定でしたが・・・
このロープウェーが運転停止中、それにより登山道も閉鎖?と聞きました。

残念ですが、すぐに観光バージョンに切り替えて、火口西駅まで車で上がりました。
駐車場から僅か5分でこの風景に出会えます。

ここで今回の旅行中、唯一フランスと韓国の外人さんのグループに逢いましたが
人気のスポットとは言うものの、ご覧のとおりのガラ空きでした。


地球のマグマの鼓動が感じられる火口と周りの風景を見ながら
今回の東日本大震災を引き起こした海の底を連想しました。

出発前に「日本中の火山が活発化しているそうよ。気をつけてね」といった
友の言葉も重なります

「少し歩いてみるか?」という夫の問にも首を振り、車に乗り込みました。



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ゴールデンウィーク・花の高尾山(その2)「相模湖へ」

2011年05月05日 | 山シリーズ

「一丁平」のサクラは殆んど終っていましたが、ここにはたくさんのベンチと展望デッキ、そしてトイレがあります。
私たちも休憩しました。


一休みしてから「城山」に向います。
その途中で、今年も可愛いピンクの「イカリソウ」を見つけましたよ
船の「錨」の形に似ているからこの名が付きました。

綱が張られていましたが、良く見るとそこかしこに咲いていました。

草イチゴミツバツチグリ

赤い字は山小屋さんから訂正されたお花名です。
いつも教えて戴きありがとうございます



昨年の秋歩いた時は、お洒落な姿の「山ガール」が目立ちましたが
今回は競技用スタイルの、走る山ボーイ・山ガールが多かった


ようやく「城山」(670m)に到着です。
あたり一面「サクラ吹雪」となっていました。

高尾山、大垂水峠、相模湖、日影沢、小仏方面からくる5つのルートがここに集中します。
そのため休日はハイカーで大賑わい。


西側下方に相模湖が見え、東側右手には高尾山が見えました。
丘を少し下ったところには山小屋風のトイレがあります。
そして茶屋の周囲にたくさんのベンチ・・・

私とYさんは、持ってきたオニギリと一緒に
この茶店の「ナメコ汁」(250円)と「おでん」(500円)を食べるのがいつもの定番です。


とろみのついた「ナメコ汁」は体が温まり、疲れが吹き飛ぶようです。
おでんはいつも二人で半分づつ・・・

Yさんとは1月の「鷹取山」以来のハイキング、お喋りも弾みました。


「城山」は、このまま尾根伝いに陣馬高原まで通じている「関東ふれあいの道」
「相模湖」に向う「東海自然歩道」の分岐点です。

今回私たちは「相模湖」に向けて下ります。

駅までおよそ6km・・・
さぁ~頑張りましょう。

鮮やかなハナモモが見送ってくれました。緑の中に咲くヤマツツジも、目を楽しませてくれます


萌黄色の中を下って行きました。

この「東海自然歩道」は東京『明治の森高尾国定公園』と大阪『明治の森箕面国定公園』とをつなぐ
全長1,697キロメートルに及ぶ歩道で、自然公園の優れた景観地を通過しながら興味深い自然と歴史、
優れた文化財を探勝しようとする新しいタイプの公園施設として、昭和49年に完成しました。

クサボケもニッコリとご機嫌です。登山道にはお地蔵様も佇んでいました。

北側の「小仏方面」に下るよりも明るい道が続きます。
途中、下方に千木良の町、その背後に嵐山、右手に相模湖と相模川がうっすらと見えました。
  

最後に竹林が現れて、登山道はフィニッシュでした。
さほど危ない下りではありませんが、雨の時は要注意ですね。


今度は「弁天橋」方面に歩いていきます。
「相模湖駅」はまだまだ先のようでした。

20号線甲州街道の信号を横切り、「東海自然歩道」は更に続きます。


ニリンソウやクサノオが咲く沢沿いを歩いて行くと
相模川にかかる「弁天橋」と「弁天堂」が見えてきました。


眩しいばかりの緑の中を吊り橋に向って進みます。


こちらのお花は何でしょう?
「ツクバキンモンソウ」(筑波金紋草)の白でしょうか?
ブログ仲間の山小屋さんのご指摘で「ジュウニヒトエ」と判明しました。
知ってみれば、よく目にするお花でしたね。



「弁天橋」を渡っている時、雨が降り出しました
慌てて橋横の東屋で、雨具の装備を整えます。
カミナリの音は聞こえませんでしたが、天気予報は当たりましたね。


雨の中、コンクリートの道をひたすら歩いて駅に向います。
相模湖にかかる橋を渡って坂道を登って行くとようやくJRの「相模湖駅」に到着。
丁度午後3時でした。

朝の9時過ぎから、写真を撮りながらノンビリ歩いた「日影~高尾山~城山~相模湖」コース・・・
新緑と山野草が堪能できましたが、この最後の、駅に向う道がけっこう疲れましたね。
久住山より厳しかった


                

この翌々日にギクッときた腰は、まだ動作を変えたりすると痛みます。

50代に入って、山で膝を痛めた時は
「まだまだ山登りは続けたい、何が何でも治したいと思い、
プールのアクアエクササイズに通い、コンドロイチンとグルコサミンを飲み
患部のお灸(千年灸)を続けました。

お陰で大分良くなり、その後もアルプスの山々などに出かけましたが・・・
9年前、白馬~雪倉~朝日のロングコースを歩いた後、左の股関節が痛くなり
レントゲンを撮ってもらったことがあります。

その時、「腰の部分の背骨のつなぎ目が歳相応に磨耗しているのが原因」
整形外科の医師に言われました。
今回もそのあたりが痛みます

「そろそろ山登りを諦める時が来たのかなぁ~」と弱気になっています。
トホホホホォ~





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ゴールデンウィーク・花の高尾山(その1)

2011年05月02日 | 山シリーズ
GWも後半となりました。
最初の天気予報では、後半よりも前半の方が好天が期待できるという事でしたので
山仲間のYさんと、4月29日に丹沢の「大山」に行こうと決めました。

「ヤビツ峠から大山に登って、大山三峰山側に下りましょう」
「林道歩きが長いけど、今の季節ポワポワの木々の芽吹きが美しい」という彼女の薦めでした。

ところが出かける寸前に見たTVの天気予報
「今日は午後からの突然のにわか雨とカミナリにご注意ください」
「大山のカミナリ怖い」(過去に落雷で何人も亡くなっています)

急遽、下りの電車に乗るつもりが、上りの電車に飛び乗り「高尾山」に変更です。
取り合えずお花が綺麗な「日影沢」に行こう・・・


GW初日とあって、午前8時過ぎの高尾駅北口は大混雑でしたが、
「小仏」行きの臨時便のバスが3台も出て、座って「日影」まで行けました。

日影沢のうっそうと木々が茂った森の中に足を踏み入れると、
ニリンソウとスミレの競演が広がっていて、思わず歓声をあげました

この涼やかなブルーの「タチツボスミレ」は高尾全山に咲いていました。


そしてニリンソウの中に見つけましたよ「ラショウモンカズラ」
今年の春は2回も見られて嬉しいです
(情報を教えてくれたおみやさん、だんだんさん、ありがとう

他にもイチリンソウ・ミヤマキケンマ・センボンヤリ・カキドオシなど
沢山の山野草が競って咲いていました。

そして「タカオスミレはいずこに?」
近くにいた人々に聞きましたが、どなたも詳しい場所を知りませんでした


新緑の中の「日影沢林道」は、朝の清々しい空気が気持ち良い
ここは以前登ったことがあるし、城山頂上まで舗装されていて
標高1258mの大山を登るつもりでいた私たちは「もう少し山道らしい所」を歩きたい・・・


「日影沢林道」から左手の「イロハの森コース」を行き、直接「高尾山頂上」を目指すことにします。

勝手知ったる「高尾山」
標識も充分あるし、行き当たりばったりでもどうにかなるわね~
(2人ともザックの中の地図は「丹沢」でした。でも雨具はモチロン、水も食料も厚手の衣類もバッチリヨ!)
ただし、くれぐれも我々のマネはしないで下さいね。

瑠璃色のヤマルリソウ珍しいピンクのヤマルリソウ(ぼけぼけの証拠写真)


こちらは「ハナイカダ」
大きな葉の上に、小さな小さなゴマ粒のような蕾が見えていました。


木々には、木の名前を記したプレートが目につくようになります。

「いろはの森」とはイロハカエデの森かと思っていましたが、ちょっと違っていて・・・
いろは48文字が頭文字になっている木を選んで表示してあるそうです。

階段状の道をひたすら登って行きました。

やがて可愛いチゴユリがそこかしこに・・・まるでチゴユリロードでした

出会った他の登山者の姿は3~4組、静かな静かな裏高尾のコースです。


やがて人の声が聞こえてくると、「高尾山の4号路コース」に出ました。
そして1号路と交わると、ファミリーの姿が大勢みられました。


ブナやカエデの目にも鮮やかな新緑が眩しい

こちらはコツクバネウツギらしい・・・そしてこちらは「ウグイスカグラ」でしょうか?

tonaさん、教えて戴きありがとうございます。


登り始めて1時間で「高尾山・頂上」です。
残念ながら「富士山」は雲の中ですが、行くはずだった丹沢方面が見えていました。

頂上では多くの人たちがお弁当を広げていましたが
私たちはそのまま長い長い階段を下り、「一丁平~城山」を目指します。


山ザクラが辛うじて残っていました。


茶店前の大きなサクラです。
去年の秋は、紅葉の中を反対側から歩いてきましたね。


今は「八重サクラ」が見頃です。


下り階段の脇にはスミレ優しいホワイトピンクのスミレです

高尾山にはたくさんのスミレが見られますが、
残念ながら私たち2人はルーペも植物図鑑も持ち合わせず、詳しい名前が判りません


名残のサクラのピンクと新緑の色が混じり合った風景が美しい・・・


「ミツバツツジ」が見られるかと思っていましたが、すでに「ヤマツツジ」が咲く季節のようです。

「丹沢の峰々」の周りには、黒い雲が増えていました。
「やっぱり丹沢で雷の恐怖の中を歩くより、こちらに変更して正解だったかも・・・」
そんなお喋りをしながら、私たちは一丁平を目ざしました。

            

九州の山めぐりや、京都での同窓会での疲れが出る頃なのでしょうか
この「高尾山ハイキング」の後、腰が重い感じがしましたが・・・
昨日、着替えている時突然ギクッと激痛が
今日もヒィ~ヒィ~言っています

連休後半は「畑作業」をする予定でしたが、腰が痛くてとても無理嗚呼~




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