花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「富士山」追っかけ、撮影バスツァー・その1

2012年01月29日 | カメラ教室
相変らず寒い日が続いています。
そんな中「カメラ教室」で親しくなったSさんと、旅行社が主催する「撮影バスツァー」に参加しました。
題して「富士山の夕景・夜景を上手に撮ろう

1月27日朝、お天気は、我が家の2Fから赤く染まった富士山が見えていました。
私はロングのダウンコートを着こんでカメラザックを背負い、集合場所の横浜駅に向かいます。
犬の散歩をしていたご近所のご主人が
「この寒い中、富士山の撮影とは元気だねぇ~」と感心していました。

西臼塚駐車場からの富士山

バスの中で講師の先生から、一眼レフカメラでの「風景写真の上手な写し方」の説明を受け
用意された昼食用のお弁当を食べ、いよいよ現地での撮影実習です

東名御殿場インターを降り、
最初に向かったのは表冨士周遊道路(富士山スカイライン)沿いにある西臼塚駐車場。

標高1250メートル 、目の前に富士山が迫っていました。


「順光で写す富士山はまともすぎて面白くないのです」
「でもほら雲の影などを逃さずに狙ってください」
「これだけお天気が良ければ三脚無しでも良いでしょう」

私が今通っているカメラ教室の先生と違い、講師のM先生は親切丁寧に教えてくれます。

暮れにやはりSさんと、この先生の「一眼レフでお花を綺麗に写そう」という講義に参加して
すでにM先生とは顔なじみでした。


それにしても静岡県側から見る富士山は雪が少なくて、ちょっと迫力に欠けますね。

「富士山にピントを当てて、ただ富士山だけを写しても芸がないですよ」
「手前・中間、そして奥に富士山という具合に、風景に奥行きを出すように」


「手前に木を入れるとか、人を入れるとか、色々工夫が大事です」
赤いコートを着た参加者の女性が手前のベンチに腰掛けてくれました。
なるほど、なるほど

「水ヶ塚公園」からの富士山
次ぎに向った水ヶ塚公園は裾野市の富士山麓、標高1500mに有る公園で
富士山スカイラインと南富士エバーグリーンラインとの交差する地点近くにあります。


「こちらの方が光が横から当たり、宝永火口も迫力があって、写真としては面白いものが撮れますね」
と先生はおっしゃいますが・・・
中々雲が取れません。


「ここも手前に木などを入れて奥行きを出すように」
「光と影を上手く写し込んでください」
フムフム・・・


標高1500mから真近に見る雄大な富士山は絶好のビュースポットですね。
富士山山頂手前の宝永山の火口をこんなに間近に見たのは初めてです。


「風景に人を入れた方が良い」との事ですが、これが案外難しい
ここにはやはり雪遊びをしていた子供たちを入れるべきでしたね。


富士山の右横に連なる「ふたご山」を入れましたが、これは小さすぎて失敗
富士山が欠けても良いくらいにもっと大きく入れるべきでした。

箱根「長尾峠」
渡されたガイドブックには長尾峠で夕景の富士山撮影と書かれていましたが・・・


長尾隧道前の現地に着いたら雪が降り始めました。
愛鷹連山は見えているけど、富士山はいずこ~

「富士山が見えなくても撮影対象物は幾らでもあります」と先生が言われるように
モノクロームの世界もステキですね。


ドラマティックな雲と光も絵になります。


枝に積る雪も撮影の題材に・・・


目の前の隧道の向う側に行けば「芦の湖が見える」とどなたかが教えてくれました。
先生は「ありふれた景色だよ」とおっしゃいますが
まぁ~記録写真として撮りました。


一昨年の12月に、山仲間3人で歩いた「乙女峠~丸山~長尾峠~三国山」の
箱根外輪山コースを思い出しましたこちらです。


出発時間となりバスの停まっている駐車場に戻ると
雪はやみ、富士山の裾野が見え始めていました。

もしかしたら御殿場の街の灯かりとともに浮かび上がる夕景の富士山が見えるかもしれない
望みを持って最後の撮影ポイントに向いました。

        

この日の翌朝、富士五湖を震源とした地震がありましたね
我が家は朝食中で、主人が「何かドスンと音がしたぞ」と言ったとたんに
下から突き上げられるように揺れました。

丁度点けていたテレビが、河口湖からの中継で富士山を写していて
「揺れています。地震です」とアナウンサーが叫けんでいました。

最近、富士山周辺で色々な異常現象が見られるとか

富士宮市では大量の地下水(富士山の湧き水)が噴出したり
河口湖では原因不明の、富士山の洞窟の万年氷が溶け出して小さくなったらしい・・・

気象庁は28日の地震は「富士山爆発や東海地震の予兆ではない」と発表しましたが
大丈夫なのかと気になります。

おりしも「首都直下型地震」の確率は4年以内に70%とニュースになっていますね。
東京に出かけたり、バス旅行に参加するのも「命がけ」と言う感じにもなってしまいます。

余震でしょうか、横浜では29日も少し揺れました。




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表参道&箱根・「新年会」2題

2012年01月26日 | ランチ情報

「大寒」の真っ只中、全国的に今が寒さの底ですね。
こちら南関東は、20日に続き24日の未明にかけてになりました

私の住む横浜は20日の方が積りましたが、
24日の朝はキィ~ンと肌をさす冷たい空気が痛いようでした。


そんな中、原宿「表参道」のお店でのブログ仲間達との新年会に参加しました。

銀河さん、だんだんさん、ラッシーママさんとは既に顔なじみですが
夢路さんとbonjiさんは初顔合わせとなります。
ちょっとドキドキ・・・

交通機関の乱れを考慮して30分ほど早めに出たら、案外スムースに現地に到着
集合までの時間、明治神宮方面の写真を収めようと思いましたが、
都心の方が雪が多くて滑りやすい

表参道でブログ仲間と「新年会」

原宿駅で11時半に6人全員が集合し、幹事の銀河さんに案内されました。
イタリアンのシックなお店「ロカンダ・エッフェク」です詳しい情報はこちらです。

いつも思うのですが、ブログ仲間同士って「初めまして」がおかしい位に、
すぐに打ち解けあいますね。

まずはスパークリングワインで乾杯前菜を戴きながら、すぐにお喋りが弾みます。


前菜に添えられたチーズが特に美味しくて、パンにつけてバリバリ戴きました。

菜の花のパスタは春の味・・・お魚料理はイシモチの香味焼き?


お魚の横に添えられたお野菜が話題になりました。「何だろう?」
スタッフに伺うと「黒丸大根」との事で、赤カブを黒くしたようなお野菜を見せてくださいました。

千葉県の八街の契約農家から仕入れるとか・・・
スタッフの皆さん親切で、とても居心地の良いお店ですね

メインディッシュのお肉は鴨ロース、も進みますスィーツにコーヒーも付いてもうお腹がいっぱい


だんだんさん、bonjiさん、私の三人がイケル口かしら?
ますます舌は滑らかになり、お話は更に盛り上がり・・・
気が付いたら3時過ぎ、お店の中は我々だけになっていました

食べながら、飲みながら、3時間以上もお喋りが弾みました。
予定では近くの「明治神宮」に詣でるつもりでしたが、道路が滑りやすくて中止です。

美味しそうなケーキが並ぶ表通りのカフェで、更にお話の続きです。
(このカフェでも2時間近くのお喋りを堪能しました

甘いものは別腹ですよね。今回集まった熟女6人、皆輝いています。


美味しい物を食べた後の満足感と、楽しいお喋りに興じた後の充実感があふれていますね。
今回、お仲間に入れていただいて嬉しい限りです。

そしてお着物姿がいつもステキな銀河さん、素晴らしいお店をご紹介いただき有り難うございました。
日程を決めるのが大変だったと思いますが、幹事さん役もお疲れ様でした。


       

箱根「家族みんなで新年会」
「江ノ島」を散策し、「大磯漁港」で活き魚料理を堪能した後は、箱根新道で「芦の湖畔」に出て、
「箱根の関所」を見てから、宿がある宮城野を目指すことにしましたが・・・

芦の湖畔の箱根町が大渋滞
ニッチモサッチモ行かず、ドつぼにはまってしまいましたので、関所見学はパスです。

「三連休の午後に名所見学だなんて、考えることがアサハカなんだ」
短気な主人が呟きました。(自分だって賛成したくせに


タクシーの後ろを付いて行き、抜け道を通って4時前に「宮城野温泉」に到着。
大涌谷が見えていました。


毎年、息子一家と両家の親が集まって「新年会」を催します。

最近は息子の会社の保養所に集合する事が恒例となりました。
小さい子供が居る家庭は気遣いなしで楽しめるのが好いですね。

入浴の後は全員揃ってお夕食上げ膳、据え膳が嬉しいですね

フリードリンクコーナーもあり子供たちにはお土産が付く・・・




食後はプレールームで卓球に興じました。
ハー君はオカータンやバ~バと好い勝負です。

ジィ~ジはハー君に負けそうですが・・・でもトータンには負けたくなくて真剣勝負


「男の人って、孫には負けても良いけど息子には絶対負けなくないのね」
お嫁ちゃんがビックリしていました。

我が家は一人っ子だったから特別かもしれない・・・
主人は兄弟げんかができないのはマイナスだからと
息子が小さい頃から兄的な役目も果たして勝負の相手をし、コテンパンにやつけていました。

いつも「Iさんのお宅はご主人が長男で、S君は次男って感じ」と言われましたね。


菜々ちゃんはもっぱらジィ~ジのカメラのモデルさんです。
この決まったポーズを見てください

横須賀バァ~バとハー君はオセロゲームです。兄妹同士でもできるようになりました。


去年の新年会の翌日は「雪」になりましたが、今年は良いお天気に恵まれました。
三連休の最終日、道路が混む前に各自家路に付く事にします。


我が家は富士山を撮影するために「乙女峠」経由で、御殿場から東名で帰ります。
ところが残念ながら「富士山」は雲の中


それでも車窓から「丹沢」の峰々が綺麗に見えていました。
こちらの円錐形の美しい山は「大山」

1月9日のこの日はまだ雪がありませんが、今日見た「丹沢」は真っ白でした
長々と記した「新年会ドライブ旅行」にお付き合いいただき有り難うございました。

尚、ブログ仲間の「新年会」の記事はラッシーママさんもUPしていますのでご覧下さい。
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江ノ島「岩屋」と大磯港の活き魚料理

2012年01月21日 | 湘南情報

天気予報通り、20日の朝は一面の銀世界でした

そんな中、我が家の庭の「冬至梅」が寒そうに一輪だけ咲いています。
昨シーズンは12月の冬至の頃には咲いていましたから、今期は一ヶ月遅れの開花です。
今年の冬は特に寒いのでしょうか?

雪国の降雪量も多いようですね。
北海道の岩見沢地域には自衛隊も出動とか・・・

横浜では朝の湿ったボタン雪が、昼にはミゾレとなりました。
我が家のデッキのプランターのレタスも雪混じり、お向かいのお宅の屋根もうっすらと雪化粧です


この日は母の病院に行く予定でしたが、迷います。

車の多い国道一号線を走りますから、積雪は無いでしょうが
主人は「ヤメロ」と・・・

彼がぶつけて修理に出したマイカーは、未だ戻っていません
慣れぬ代車ではちょっと心配

でもワタクシ、運転免許は36歳の時に真冬の札幌で取りました。
(冬の特別サービスがあった自動車教習所で、自分の年齢の三分の一の料金でした)

仮免の路上運転はツルツルテカテカの輪ダチの道。
本番の試験も大雪の中、でも一発で合格

「雪道運転は任しておいて」と言いたい所ですが、
あの頃のタイヤはスパイクタイヤ、その上私も俊敏に対応する若さがあった。

それでも失敗はいろいろと
息子が通うスキー教室にマークの車で送った時、藻岩山の雪の坂道発進ができなかった
お陰で後続車は延々大渋滞・・・

主人の心配も無理ないのですが、あの時の車は半クラッチで発進するマニュアル車だったのです

江ノ島「岩屋」
「江ノ島シリーズ」がまだ続きますので、お時間のある方は宜しくお付きい下さいませ


「稚児が淵」に広がる岩場は、関東大震災の時に隆起したもので、
絶好の磯釣りポイントにもなっています。


ここには岩屋と片瀬海岸を結ぶ遊覧船のりばがあります。

島内の階段は結構きついので、対岸の片瀬周辺にクルマを止めた人や、電車で来られた方などは、
船を利用して戻るのも良いでしょう。


相模江之嶋岩屋ノ口・初代歌川広重作

岩屋は稚児ケ淵から断崖沿いに数10m進んだ、江の島最奥部にある海蝕洞窟です。
ここには江戸時代の人々も、大勢訪れていたようですね。


海水の浸食によってできた洞窟は江の島信仰の発祥の地。

奥行152mの第一岩屋と奥行112mの第二岩屋があり、
神秘的な音響や照明で演出されたうす暗い中を歩いて見学できます。

岩屋の信仰をモチーフにした演出チケット売場でロウソクをもらい、探検が始まります

かつて弘法大師や日蓮聖人も修行したという霊場です。

第一岩屋から第二岩屋に移動すると竜神様が祭ってありました。


昭和46年以来長期閉鎖されていましたが、周辺施設が整備され、平成5年から再開されたそうです。

今は有料で、大人一人500円です。詳しい情報はこちらをご覧下さい。


昔々の娘の頃に、誰と着たかは覚えていませんが
足場の悪い洞窟の中を行った記憶はありますね。
スッカリ変わって驚きました。

この日は雲が多くて、海の景色はイマイチスッキリしませんでしたが、
大島が、薄い影のように見えていました。


帰路は来た道を戻りましたが、大勢の参拝者とすれ違いました。

午前11時15分、車に戻ったとき、駐車場を待つ車の列は江ノ島大橋まで並んでいました。
休日の車での来訪は、10時前の到着をお薦めします。

私達は歩いて2時間ちょっとの「江ノ島見物」を楽しみました。


漁港直営店「めしや・大磯港」でランチ
江ノ島のシラス丼は有名ですが、ランチの時間にはちょっと早かったので
以前TVで紹介されていた漁港直営の活き魚料理お店がある大磯まで行く事にしました。


こちらは岩壁に多くの釣り人たちが糸を垂れている「大磯港」です。

海岸沿いの国道134号線が渋滞していて、ここまで1時間かかりました。
やっと「めしや・大磯港」と書かれた案内板にしたがって、港の無料駐車場に車を入れることができました。


12時半近くに3組6名の人が外で並んでいました。
そこにビデオカメラを抱えた男性が主人に歩み寄ります。

「日本テレビですが、このお店の事はいつどこで知りましたか?」と・・・
「カミサンがテレビで見たようです」
カンガルー帽子が目立つ主人が答えました。

2月か3月に夕方のニュースの時間枠で、このお店が紹介されるとか。
私も鎌倉の文学館でNHKのインタビューを受けたけど
2~3週間後の正午のニュースのローカル版で流されたらしい・・・

私自身は観ていなくて、ご近所や仕事先の方々に「観たよ」と知らされて
恥ずかしい思いをしたものです。

お店は、ウッドデッキのようなテラス席などもあったりしますが、
「めしや」という名称そのままの、定食屋と言う感じです。

メニューは、その日に水揚げされた魚を提供してくれるとあって、
ランチメニューの定食の中身はその日にならないと何が提供されるか分からないようですが・・・
私たちが行った時間には、もう半分以上が売り切れ状態でした

できてまだ2年もたたない漁港直営店です。主人が頼んだ「白鯛の焼きもの定食」

私は「アジのタタキ定食」を注文目が透明で光っている新鮮さ

二品とも、鯵の丸ごと天ぷらがとてもボリュームがありました。


私たちが食べたメニューは両方とも1500円
決して安さが売りではないようですが、新鮮なのが良いですね。

お魚大好き人間には嬉しいお店ですが、お刺身類はすぐに売り切れとなりますから
できれば平日の12時前に行くのがよろしいようです。
詳しい営業時間やアクセスなどはこちらをご覧下さい。

お腹もいっぱいになり満足!満足!
私達は西湘バイパスに入り、目的地の箱根に向いました








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「江島神社」参拝と、私の願い

2012年01月15日 | 湘南情報

以前、準会員として所属していた、某大手流通会社・山岳部の
会長さんからもらったお花が咲きました

うしろ美人と言うんだよ」と言われたとおり、
花びらの縁が赤くて、裏側がとても可愛いお花です。

正式名はカタバミ科「オキザリス・パーシーカラー」

日当りの良い所が大好きなお花で、我が家の庭では光が足りず一度枯らしましたが、
同じ山仲間のYさんのお母様が大事に育てて増やしてくれて、その球根を分けてもらいました。

あの会長さんももう80歳を過ぎているはず・・・
年賀状の交換も立ち消えて、今はお元気なのかと気にかかります。


小正月も過ぎたので、年賀状の整理をしました。
以前は親御さんの喪中のお葉書をいただく事が多かったのですが、
この2~3年は兄弟や伴侶が亡くなったというお葉書が増え始めました

いつ何時、何が起きるか分らない年齢になったのだから
「これからは毎年会いましょう」と書かれた年賀状を送ってくれたのは新潟の親友です。

新年早々に伝わってきた、新潟時代のクラスメートの死
「卵巣ガンだったのよ。お腹がやけに膨らんだのが最初の症状だったらしいけど」
「年のせいでのポッコリお腹と思い込み、発見が遅れたみたい」と・・・


山仲間のKさんからの年賀状には
「この一年で身長が4cmも縮みました。ショックと書かれていました。
私と同じ年齢で、去年は同じ頃に腰を痛めた友人です。

12月に一緒に山登りをした時、痩せてずいぶん小さくなったと感じましたが
本人にTELして聞くと、
「年とともに背中が丸くなってお腹がぽっこり出てくるでしょう」
「横から見るとS字型の体型になったのが原因で背が縮み、腰痛も酷くなったのよ」との事
新年早々、色々考えさせられました。

私の今年の願いは
「背筋を伸ばしてポッコリお腹を解消し、健康で溌剌とした毎日を過ごす事」ですね。


「江島神社」参拝
前回ご紹介した「児玉神社」の次ぎに向ったのは、江ノ島の殆んどを占めている
「江島神社」参拝です。


赤い鳥居をくぐり、竜宮城のような「瑞心門」を通って階段を登って行きます。

エスカーと言う有料のエスカレーターもありますが、山を趣味としている私・・・
ここは歩いてトレーニングです。


この神社の御祭神は三人姉妹の女神様です。
最初に田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)の「辺津宮」に参拝しました。

1206年に源実朝が創建。昭和51年に大改修が行われたそうで、
一番下にあるここが本社殿なのでしょう。


辺津宮の境内には八角形の弁天堂「奉安殿」(有料)があります。

ここには八本の手がある八臂(はっぴ)弁財天と、
日本三大弁財天のひとつとして有名な裸弁財天・妙音(みょうおん)弁財天が安置されています。

中は撮影禁止ですが、裸で琵琶を弾く姿のとても色っぽい妙音弁財天でした。
150円の入館料を払っても一見の価値はありますね。
ただし昔から、カップルで弁財天にお参りすると、その2人は別れるという言い伝えがありますが

ちなみに「日本三大弁財天」とは、
安芸の宮島、近江・竹生島、そしてこの江ノ島の弁財天のことだそうです。


まだお正月気分が残る境内では、「猿回し」の芸が人を集めていました。


更に階段を登って行くと、江ノ島のヨットハーバーが見えてきました。


「中津宮」には市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。
真っ赤な社殿とたくさんの灯籠が見事でした。

源頼朝奉納の「奥津宮」の石鳥居甲羅模様の亀石、他にも力石などがあります



こちらは多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)をお祀りしている「奥津宮」
三人姉妹の一番上の姉神で、安らかな海を守る神様といわれています。

拝殿天井の酒井抱一画の「八方睨みの亀」が有名です。


龍宮(わだつみのみや)は小さな洞窟の中にありました。

古来から、江の島には龍が棲むと言い伝えられ、
龍神信仰は弁財天信仰と合せられ(竜神様は裸弁財天に一目ぼれして結婚したとの伝説も
「江島縁起」を始め、「太平記」等に多く残されているようです。

辰年の初めにこのような迫力ある「龍」を拝むのも何かの縁
そういえば我が家の今年の年賀状は、主人手彫りの木版画「弁財天」でしたね。

最後にもう一度、家族みんなの健康を祈願しました。


「奥津宮」からど~~んと階段を下ると、そこは島の南端「稚児ヶ淵」

この日の宿がある箱根方面の山々が見えていましたが
富士山の周囲には雲がいっぱいで、ほんの僅かに頭が見えているだけでした。


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江ノ島「児玉神社」と主人の断酒宣言

2012年01月11日 | 湘南情報
新しい年が明けて、あっと言う間に松の内も終りました。

この三連休、我が家は恒例の息子一家&お嫁さんの両親も一緒の
箱根で泊りがけの新年会でした。

朝、箱根に向かう前に寄ったのが、我が家から車で30分の所にある「江ノ島」です。


こちらは狭い仲見世通りを通り抜けた正面にある「江島神社」の鳥居
この神社は、日本三大「弁財天」で有名ですが
我々が最初に向かったのは、この鳥居の前を通り越し案内板に導かれて行った「児玉神社」です。


木々の茂った中の、薄暗い階段を登って行きました。
江島神社の賑わいがウソのように、人影はほとんど見えません。


ここが稀代の天才軍師・児玉源太郎を祀った「児玉神社」です。

年末年始は夫婦してTV漬けでしたが
「坂の上の雲」第3部は高橋英樹が演じた児玉源太郎に興味を持ちました。

難攻不落の旅順要塞攻略のため、乃木司令官の指揮権を借用し児玉流の戦術変更を行ったら、
短期間で要塞が陥落し、日本を勝利に導いた人です。

日露戦争における英雄といえば「陸軍の乃木希典大将」と「海軍の東郷平八郎提督」が有名です。
正直私は児玉源太郎の事はあまり知りませんでした。

立派な「乃木神社」に比べ、かなり見劣りする「児玉神社」
児玉大将の出身地・山口県徳山(現周南市)に住む高校時代のクラスメイトが嘆いていました。

乃木大将に関しては「忠義の心を持った人格者」
もしくは「旅順で未曾有の犠牲者を出した無能な将軍」という、極端な評価をされています。

それでも各地に乃木神社が存在しているのは
ひとえに「明治天皇崩御に従い、夫婦で殉死した」ということがあるのでしょう。

それに引き換え児玉源太郎は日露戦争終了後すぐに、精も根も尽き果てたようにして亡くなっています。

もし彼が生きていたら、太平洋戦争も違った形になったのかもしれない・・・

旅順の「203高地」の石碑と同じ文言が刻まれた碑可憐な山茶花が一輪だけ咲いていた

石碑の「なんじ(日本軍兵士)の霊が眠る山」という意味を「二〇三高地」にかけて
「にれいさん」と読ませたセンスは同じ長州の盟友、乃木大将のもの・・・


児玉がかつて台湾総督として台湾の近代化に努力した縁により、台湾の有志から贈られた、
口の中の玉が回る名品の狛犬が有名です。

中国風の獅子のような狛犬さんのこちらはオス、立派なフグリが付いていました。


そしてこちらがメス、子供の姿が分りますでしょうか?


ご神体は郷里徳山に移築されたそうです。


「知恵・勇気・勝利の神様」の児玉神社ですが、昨年夏に襲った台風には弱かったようで
一部土砂崩れで塀が壊れ、寄付を募っていました。
ドラマの人気で少しは集まるでしょうか・・・

それにしてもどうして「江ノ島」に児玉神社?
日露戦争前、児玉が江ノ島に籠って作戦を考えたことが縁で、この神社が出来たようです。

     

今回は楽しい箱根行きのお話を更に進めていく予定でしたが
ちょっと予定を変更し、我が家の嘆きのドタバタ劇を聞いて下さい


三連休も終り、1月第二週目からようやく普通の日常生活に戻るはずでした。

ヨガ体操とカメラ教室の講評があり、ちょっと緊張して迎えた11日(水)の朝、
突然「こちらは港○警察署・遺失物係です」という電話がかかってきました
主人のカード類の入った小さなバックが、タクシー会社から警察に届いたらしい。

前日の10日、昼から仕事仲間との新年会だった主人は夜の8時過ぎに、ひどく酔っ払って帰ってきました。

そのままリビングのソファーでうたた寝
ベッドで寝るようにとうるさく言うと、起きて軽く夕食を済ませて2Fの寝室に行きましたので
私はそう気にも止めなかったのですが・・・

朝起きてみると、主人は夜中に1度起きたのか?書斎の電気と暖房(エアコン)が点けっぱなしで
寝室の大型テレビも点けたまま

日頃、私が夜遅くまでPCに向かっていると「電気代が無駄」とうるさい人が・・・


午前中、私は車でカメラ教室に行くのですが、
駐車場の電動シャッターを開けると、中はグチャグチャ状態

主人の仕事の道具が溢れている地下駐車場、幾ら片付けてと頼んでも、
「棚の中に道具類をしまうとあるかないかを忘れる」と言って、
壁にも天井からも物がぶら下がり、とても私の技術では車を中にしまえない

ですから、最後に車を駐車場に入れるのは主人の役目なのです。

我が家前の6m道路は駐車禁止地区ではありません。
それでも真夜中に起きて、車を入れたのかしら?


今朝、私が車を出して車体を点検してみると、案の定右後方側面がガリガリにこすれている

「北側の玄関には黄色やオレンジ色の物を置くといい」という風水にのとって
お正月用に、黄色のシンピジュウムを飾ったのに・・・
昨日主人が持って出た、コンデジカメラもまったく作動しない
箱根の新年会での画像がPCに取り込めないのです
何か方法はないでしょうか


地元の鎮守様と児玉神社、江島神社にも詣で
門の前には門松も立てて、各部屋全部に輪飾りも飾り、そして7日に取り外しました。
年神様はちゃんとやって来たはずです。
それなのにこんな災難が新年早々起こってしまい、どうした事でしょう

夫婦して肩こり腰痛に苦しんだ今年のお正月でした。
主人はイライラして、テレビ(特に政治や福島原発のニュースやドキュメンタリー)に向かっても
そして私に向かってもイチャモンをつける日々



仕事の疲れと、木版画の年賀状製作の後遺症がいっきに出たのでしょう。
「もう来年からは手の込んだ年賀状は止めるのね」と言い渡しましたよ。


主人も流石に今回はショックが大きくて、「俺、断酒する」と宣言しました。

年末年始は暴飲暴食が目に余りましたね。
その上、あれだけイライラして怒鳴り散らしていれば血圧も高くなるというものです。

そばに居る私も、風邪は治まったもののストレスがたまって胃腸の調子がイマイチで
しばらくアルコールはパスですが・・・

新年早々のこの騒ぎ、今年は一体どんな年になるのでしょうか




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初撮り「新春の富士山」

2012年01月05日 | 私の呟き

目が覚めて、枕もとの時計に目をやったら丁度7時でした。
何時ものようにベッドから起き上がり、西側のベランダに通じるガラスドァーのロールカーテンを上げると
赤く染まった富士山が見えました。

「シマッタ、こんな日に寝坊するなんて
風邪気味で、寝る前に薬を飲んだせいだわ・・・
もう10分早かったら、もっと赤い富士山が見られたのに


お正月三ヶ日は雲が多くて、あまり綺麗な姿を見せなかった富士山、
5日の朝にようやく秀麗な姿を見せてくれました

慌ててカメラを抱えてベランダに飛び出しました。
300mmのレンズは~、取り合えず、手元にあった200mmレンズで写しました。

紅富士があっと言う間に白い富士山に様変わりです。
我が家のベランダからだと、電信柱や家々の屋根が邪魔して風情がありません

食事をして、ゴミを出し洗濯物を干してから、近くの公園に行きました。


午前9時半、すでに頂上付近に雲が・・・


金時山頂上からコンデジで撮った富士山のように、澄んだ青さが出ない

水蒸気が上がっているせい、それとも私の腕が悪いのか
一眼レフカメラの設定をいろいろ変えて写してみるけど・・・

今年もカメラを抱えて右往左往しそうな予感です。


公園の茂みの中に「タンポポ」を見つけました。

明日6日は暦の上での「小寒」
北国はこれから雪に埋もれる季節到来でしょうが、温暖な横浜南部には小さな春の姿が・・・


こちらは春の七草の「ホトケノザ」でしょうか?
※ブログ仲間のコスモスさんよりご指摘があり、このホトケノザは春の七草とは違うものだそうです。
七草がゆに入れるホトケノザは「タピラコ」というキク科の黄色いお花の植物でした。

父の転勤先の北海道で生まれた私(道産子です)、5歳で東京に戻りましたが、
雪のお正月の思い出は鮮明に残っています。

丁度30年後の35歳の時に、今度は主人の転勤で札幌生活を4年経験しました。
雪の札幌はとてもロマンティックで美しくて、セントラルヒーティングの室内も快適。
土日には家族でスキー三昧・・・
楽しい冬の札幌生活でしたが、あれは30代の若さがあったからのこと・・・

今の歳ではこの横浜の温暖な地での生活が心地よい

息子一家との新年会を終えたら、暮れからの疲れがいっきに出たのか?
肩はゴリゴリ、腰はキリキリ、頭はガンガン

主人と日帰り温泉に行って、ゆっくりお湯に浸かり、1時間ほどマッサージを受けましたが、
今度はノドと鼻の奥が痛くて、咳やクシャミが止まらない。
お正月後半は風邪薬を飲みながらウツラウツラと過ごしていました。

それが富士山がハッキリと見えたことで元気が出て、
午後からは今年初めてのお買い物に出かけ、近くのデパートでオレンジ色のバッグを買ってしまった。


夕方の4時半頃家に戻ると、綺麗なシルエットの富士山が見えていました


夕焼けは雲があるから真っ赤に染まるのよ。
雲がない快晴の夕景はスッキリ、サッパリしています。

今の季節は富士山のず~っと南、箱根の山々の方角に太陽が沈んでいきます。

最近知ったことですが、ダイヤモンド富士が我が家から見える時期は春と秋のお彼岸前
注意深く見守りたいと思います。

カメラを抱えて動き廻り、更にお買い物でストレスを発散させたら
少し体がほぐれて楽になりました。

お正月の間中、テレビの前に陣取ってゴロゴロしていた夫も今日はゴルフの初打ち
ユッタリ、マッタリが苦手な私たち夫婦
お互いそれぞれに好きなことをして動き回っていた方が体調が良さそうです。

ところでいつも長くて反省しきりのこのブログ、
今年の目標は、短めの呟き編を増やしていこうと思っていますので
どうぞよろしくお願い致します。

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初春・「ラウンドマークタワー」からの眺め

2012年01月02日 | 我が街・横浜

新しい年が明けました。

昨年は「平凡で安寧な暮らしを保つことの難しさ」を教えられた一年でしたね。
今年は「心休まる穏かな1年でありますように」と祈っております。

主人手作りの木版画の年賀状
「小江戸川越・七福神シリーズ」も今回の弁財天をもって終了です。
孫娘にソックリな弁天様になりました。

8色6版刷りの手の込んだものですが、
受け取る半分以上の方々が、PCでの作成と思っているような現状に
次回はどうしたものかと迷っているようです。

中学時代から続けている超アナログの年賀状は、手間がかかりすぎるのです
新年会の最中も、ひたすら書斎にこもって200枚の年賀状を刷っていた年もありましたわ

私は待ちきれずにさっさとPCで山の写真の年賀状を作って送ったら、
友人数人から、主人の身を案じて電話がきました。
なかなか止められない、手製の年賀状です。

年の始めは門松たてて、年神様をお迎えします。ささやかながらお節の用意もできました。



初詣は「伊勢山皇太神宮へ」

元旦は例年とおり、朝起きてすぐに車で、野毛にある横浜市の鎮守様「伊勢山皇太神宮」へ初詣。
道路は空いていてスイスイ、30分もかかりません


この神社の事は毎年お正月に紹介していますので、今回は省きます。

お参りして、神棚用のお札と破魔矢を買うのが目的です。

MM21「ラウンドマーク・展望台」へ

伊勢山皇太神宮から歩いて7~8分で、ラウンドマークタワーに行けます。

主人は「神棚にお札を納めるには午前中でないとまずい」と消極的でしたが、
雲は多いものの暖かい日和で、私はこのまま帰るには惜しいような気がしていました。
「道路が空いているから充分間に合うわよ」


元旦の午前中の、静かなみなとみらいの風景です。

大晦日から年明けにかけて、たくさんのイベントが繰り広げられたのでしょう。
街はまだ眠っているようでした。


横浜ランドマークタワーの69階、高さ273mにある展望フロアには高速エレベーターで約40秒で到着。
目の前にベイエリアの大展望が広がっていました。

赤レンガ倉庫の向こうが「大桟橋」、大型船の姿は見えません。
右手上が「山下公園」、氷川丸が係留されています。


「赤レンガ倉庫」横の白くて四角い施設は「人口スケートリンク」
その向こうが「大桟橋」、そして左上に「ベイブリッジ」が見えています。

私達は時計回りと反対に廻って行きました。


コスモワールドの「大観覧車」と、
白いヨットの形をした「インターコンチネンタルホテル」が見えています。


赤い「高島屋」のマークがあるところが「横浜駅」周辺
2日~3日の「関東大學選抜・箱根駅伝」のコースもこのすぐそばですね。
(主人と息子の大學も、それぞれ上位の成績で、私たちもTV観戦に熱が入っています)

360度の展望は晴れれば新宿の「高層ビル群」はモチロン、80km先まで見渡せるほどですが
今年の元旦は、薄曇のお天気で見晴らしはイマイチでした。


富士山と丹沢の峰々は


よ~く目を凝らすと、辛うじて見える程度でした
2012年元旦の「富士山」の姿、判りますか?


こちらは初詣に行ってきた「伊勢山皇太神宮」です。
人出がずいぶん増えてきましたね。

「日本人は無宗教と言われるけど、ちゃんと生活に密着している神様が居るんだ」
主人がつぶやきました。


そしてこちらがプロ野球「横浜ベイスターズ」の本拠地
球団名も「横浜DeNAベイスターズ」と変わって、心機一転頑張って欲しいですね。
万年最下位では応援のしがいがないですわ

見晴らしはあまり良くなかったけど、元旦早々高い所から風景を眺めるのも痛快でした。

大人料金は1000円ですが(シニアは800円)、
横浜市民で65歳以上の浜っこカード持参の人は500円とのこと・・・
主人は持っていますが、私はまだ取り寄せていなかった。

1人500円なら時々訪ねてみよう・・・
初日の出見物も魅力だけど(混むらしいけど)、夜景も素晴らしいに違いない

無事午前中に家に帰りつき、お札は神棚に・・・破魔矢は床の間に飾りました

こうした神事を主人は熱心にやっていますが、そろそろ息子に教えないと伝わりませんよ。

午後からは息子一家と、ケーキを持って父の施設に出向き、お三時を共に過ごしました。
父はケーキを美味しそうに食べ、ひい孫達の元気な姿に目を細めていました。

本当は去年のように実家で父も交えての新年会をする予定で、
私はデパートのお節料理と、ズワイガニの宅配を頼んだのですが
弟の都合で急遽取り止めになりました

元旦の夜は、息子一家と我が家で、有り余るお節料理とカニ三昧、
そして牛のシャブシャブ三昧で過ごしました




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