花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

竹の子&「東京ディズニーランド」

2007年04月29日 | 日常の日記
この春2度目の「竹の子」をもらいました。
主人が近くの老人施設の松の手入れをボランティアで教えているので、そのお礼にと、毎年施設の裏山で取れる竹の子が届きます









前回は竹の子ご飯と天ぷらを作りましたが、今回は油揚げと一緒に煮たものを、Lご夫妻にも食べてもらいました。
「硬い!」と言って一切れだけ・・・
でも「チャイルド・バンブー」の事は知っていましたね。



まだ一本残っているので、今夜は八宝菜にでも入れましょうか・・・

                ☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

さて、ゴールデンウィークの前半は、好天気に恵まれてスタートしましたね。
今日は我が家からも、綺麗な富士山が望めました
雨に濡れてシットリとした「苔の美しさ」が味わえた箱根ですが、やはりオージー夫妻にはこの富士山を見せたかったなぁ~と思います。

Lさんたちは昨日から泊りがけの旅行に出かけていますので、青空の下、どこかで富士山を見ているかもしれませんね


箱根に行った翌日は、先輩の奥様も一緒に女性だけで「東京ディズニーランド」で一日遊びました。
自然がいっぱいのオーストラリアから来ると、このような造り物の世界も興味があるのでしょうか?
3人ともシニア料金(5100円)です。

私は「ディズニー・シー」の方は、できて間もない頃、友人3人で行きましたが、ディズニーランドは息子が小学校の高学年の頃に来ただけですから、実に20数年ぶりの「東京ディズニーランド」でした。


”宇宙空間を駆け抜けるスリリングな旅”と銘打った「スペース・マウンティン」が改修工事のために体験できなかったのがちょっと残念でしたが(4月28日よりリニューアルオープン)、鉱山列車が岩山を猛スピードで駆け抜ける「ビッグサンダー・マウンティン」やウォーターシュートの落下がスリリングな「スプラッシュ・マウンティン」などの激しい乗り物からスタートしました。

シニアの女性三人がキャーキャーと大騒ぎ・・・
ノンビリしたオーストラリアのパースからやって来たL夫人のBさんも叫びっぱなしでした。

「スプラッシュ・マウンティン」で衣服が少し濡れてしまったので「蒸気船、マークトゥエイン号」に乗ってノンビリしました。
前の日の「箱根」と違って、良いお天気です
青い空を眺めていたら
私は疑似体験ではなく本物の旅に出たくなりました・・・








船の乗り場の前で、賑やかな音楽の中、ミッキーちゃんやミニーちゃん達のパレードが行われていました
若いお母さんや子供達が駆け寄って、一緒に躍ったりもしています。
「東京ディズニーランド」は夢を与えてくれる所なんですね。
今度はハー君と一緒に来たいと思いました。

他に「カリブの海賊」や「スターズ・ツァー」「幽霊屋敷」などにも入りましたが、私が一番面白かったのは「ミクロ・アドベンチャー」・・・
特殊なメガネをかけて臨んだ「発明家大賞の授賞式」は、驚きの連続でした
小さな子供には刺激が強すぎたのか?
アチコチで泣き声が聞こえていましたよ


「10箇所は入りましょうね」と言う先輩の奥様は、私よりもお姉さまのはずですがとてもお元気で、私も完全に負けそう

ご主人の早期退職とニュージーランドへの英会話留学を認め、パースに10年近くも家を借りる生活を実現なさった影にはこの奥様がいたからこそと、納得できました
私も少しはあやかりたいのですが、ちょっと度胸に欠けるところがありますわ

9箇所目のゴーカートに挑戦しようと思った時、突然雨が降り出しました。
カミナリまで鳴り出して
諦めて帰路に着きました。

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小雨にけぶる「箱根路」

2007年04月26日 | ドライブ
パースのLご夫妻がやって来ました。
こちらでの引き受け先は、10年前からパースの家を借りていた主人の先輩宅が主になってくれていますが、我が家も昨日は小雨が降る中、一日箱根を案内しました。

そして久しぶりにお日様が顔を出した今日は、女性群は「東京ディズニーランド」、男性群はマテリアルエンジニアのLさんの希望で有明で開催されている「工業機械展」に案内しました。


昨日は朝9時に出発し、パシフィック・オーシャン(太平洋)沿いの134号線から西湘バイパスを通り、最初に箱根の旧道沿いの畑宿に行きました。

相模湾を見て「日本の浜辺はブラックカラーだ」と・・・
雨にぬれた湘南の海は墨絵のようなモノトーンの世界でした。
白い浜辺に真っ青な海と空が印象的な西オーストラリアの海辺の風景とは対照的ですものね。

そしてご夫妻が毎度声を上げて驚いていたのが、目の前でバーが開くETC専用の料金所のゲート、パースには有料道路などありませんものね~

昨日の天気予報は一日中マーク。
富士山の眺望は諦めましたが、どこを案内すべきか?私たち夫婦もいろいろ頭をひねって考えました。
パースに行くたびにお土産として持って行ったのが「箱根寄木細工」の品々だったので、最初に実演販売をしている畑宿のお店に連れて行きました。





250年も続いているというこの古さが、新しい大陸に住んでいるオーストラリア人にとっては魅力的のようです
寄木細工は何本もの木を束ねて模様を描き、それをスライスしたものをニカワで貼り付けた木工細工です。
L夫妻も古い道具を使ってスライスに挑戦しました。
そしてここで山のようにお土産品を購入していました。



石畳の残る旧道沿いの畑宿は、道路が狭いものの古い箱根の面影があふれる風情ある旅籠です。


新緑が美しい中、ヘアピンカーブが続く道を更に登り「芦ノ湖」に出てから「箱根神社」に到着です。

精霊が宿っているような大きな杉林の中の階段を登り、神社でお参りしましたが、下りの階段で奥様のBさんのアクシデントを知りました。
前日の日本に着いてすぐに、履いていた靴の底が剥がれてしまったそうです。
雨に濡れた長い階段が怖そうでした
「すぐに修理をしなくては・・・」



私たちは接着剤を求めてコンビニを探し、アロンアルファーを見つけて無事に貼り付けました
私がパースで買った皮の赤いサンダルも、すぐに裏が剥がれた経験がありますが・・・
日本製と比べると弱いのかも

次に大涌谷の見学を予定していましたが、雨が少し降りだして来た事と、靴もまだ大事をとって噴煙を遠くから見るだけにして、お休み処でランチタイムとしました。

私が朝5時半に起きて作った海苔巻と稲荷寿司です。
おでんだけを注文しました。
Lさんは「美味しい」とおでんのスープまでもしっかりと飲んでいましたね


食後に案内したのが強羅にある「箱根美術館」
熱海の「MOA美術館」の姉妹館ですが、輝くような新緑が綺麗なお庭が見事です
Lさんご夫妻は、パースにはない「苔」が珍しいようで「ビューティフル」を連発していました


展示品はともかく、秋の紅葉時のお庭も素晴らしいのでお薦めです
お庭の一角にお抹茶が楽しめるお休み処がありますので、私たちも一服たしなむ事にしました。


お天気がイマイチだったせいか人も少なく、雨でよりいっそう苔の緑が鮮やかになったお庭の景色を眺めながら、しばし無言の時間が過ぎました。
静寂の中、鳥の声だけが聞こえていました。

ジャパニーズ・ティーセレモニーは世界的にも有名ですが、一般的なオーストラリア人は初めての方が多く、Lさん夫妻も物珍しそうでした。
そしてLさんは着物姿のお運びの女性に「写真を撮っても良いか?」と聞いてから彼女を写していました。









お菓子は「サクラ饅頭」
お庭の苔の上にもたくさんのサクラの花びらが落ちていましたね。
そして床の間のお花飾りは「白花ヤマブキと藤の花」でした。









お茶器も「フジ」のお花の図柄です。
前日に行った三渓園のウィステリア(藤)とアザレア(ツツジ)がとても綺麗だったと、奥様のBさんが語っていました。
日本の春は新緑もお花も美しい季節ですね






萌黄色の若葉と苔の美しかった「箱根美術館」のお庭の余韻を残し、最後に乙女峠を越えて御殿場の温泉「時之栖・茶目湯殿」に行きました
古い豪農の家を移築した建物は、太い梁と高い天井が見事です。
温泉に入りながら富士山が眺められるのがここの魅力ですが、この日は残念ながら見られません

でも18歳未満お断りの館内は静かで、マッサージ機がずらりと並んだ休憩所や、自由にコーヒーやお茶が飲める囲炉裏が大人の雰囲気です。
読書室にはPCまで設置されていて、インターネットが利用できるのもグ~ですね

浴衣とタオル類は用意されています。
詳しい事はこちらをご覧下さい。

私たちはノンビリ温泉に浸かってからマッサージをし、囲炉裏端でコーヒーを飲みながら団欒、そして最後にお食事処でビールと夕食を楽しみました。
Lさん夫婦の浴衣姿も決まっていますね
掘りコタツ式の囲炉裏端で「天ぷら御膳」を食べました。






Lさん夫婦は、たくさんの初めての経験に興奮気味・・・
テーブルの上に置かれた押すと音楽が響く「呼び鈴」にも興味を示し、ビールやお茶の追加のたびに取り合っていました。
そしてすぐに駆けつけてくるお姉さんに握手を求めていました


帰路は「東名高速道路」で帰りましたが、車に付いているナビシステムに感嘆し、トンネルにビックリする2人の姿に、日頃なんとも思わなかった事が、実は他の国の方々から見れば驚くくらいの珍しい事が結構たくさんあることに気付かされて、良い勉強になりました。

そして我が家の「トヨタ」の車を撫で回し、写真まで撮る姿を見て、パースでの日本車(特にトヨタ)の人気の高さを思い知らされました



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パースの隣人「L夫妻」

2007年04月23日 | パース滞在記

この写真はパース滞在中、隣人のLご夫妻を招いてのお食事会の時のものです。
過去に何度かバーべキューに招待されていたので、そのお返しの意味もありました。
メニューはチラシ寿司、天ぷら、サーモンサラダ、ジャガイモのベーコンいため、
ブタの角煮などなど・・・

英語が話せるお嫁ちゃんが滞在している間にと、2月下旬の皆が帰国する前日にご招待しました
ご主人は我が夫と同じ1943年生まれ、奥様は私より2歳年上ですが、まぁ~同年輩のご夫妻です。
ご主人の趣味が骨董品集めとマジック

ご夫妻の事はこちらで紹介しています
同じくこちらでもどうぞ
上記ではRご夫妻としておりますが、正しくはLご夫妻です。

ビール、ワインと賑やかに飲んで食べて
そして主人とお嫁ちゃんのパパのハーモニカ演奏があって
良い気持ちになった時に、「現地の方の暮らしぶりが見たい」と言うお嫁ちゃんとそのママの希望を、快く受けて下さいました





ユトリのある5LDKのお部屋を見せてもらってから、いよいよLさんのマジックショーの始まりです。
ハー君も興味津々でした。







お嫁ちゃん一行が日本に帰った後、今度はLご夫妻から「夕ご飯を一緒に」とのお誘いを受けました。


普段のお食事はディナーではなく「ミール」と言うのですね。
骨付きのチキンとお野菜をチンしての、シンプルメニュー
味付けはペッパー&ソルト・・・
主食はジャガイモでした。

手前右端に見えるのは主人の「電子辞書」です。
これが無いと会話も時々チンプンカンプンとなりますね



デザートはマンゴー
マンゴーの切り方を奥様のBさんに教えてもらいました。
まずタネのある部分だけを切り取った後、さいの目に包丁を入れくるりと反らせます。









この日はヨーグルト和えだったので皮から剥がしましたが、マンゴーだけで食べる場合はこの状態でお皿に並べます。
甘くて美味しいマンゴー





この時期パースでは、三個500円くらいで買えます。
今回はもっぱら手の器用なお嫁ちゃんのママに切ってもらっていましたが、帰った後は私がやらなければ口に入りませんものね。
何事も勉強です。

そんな隣人Lご夫妻がいよいよ日本にやってきます。
「箱根に案内して富士山を見せよう」「皇居の二重橋もいいなぁ~」
計画はいろいろありますが、私たちは英語での詳しい説明があまりできなないんだわ


畳と建具を張替え、カーテンも春らしい色に替えて・・・
玄関や床の間飾りも仕上げました
花瓶には我が家の庭のアイリス、チューリップ、ミヤコワスレを活けました

さぁ~さぁ~、いったいどんな3週間になるのでしょうか

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春の奥多摩・「黒茶屋」

2007年04月21日 | 花シリーズ

話は前後しますが、車で「奥多摩~甲府盆地」と行った日のお昼を食べた所が、ちょっとステキだったので写真をUPします。

秋川沿いの自然いっぱいの中に建つ「黒茶屋」
最寄の駅は武蔵五日市ですが、駅から送迎バスも出ているようです(10人以上)

築250年の庄屋さんの建物を移築した母屋は、名前の通り黒光りした廊下と壁がどっしりとした趣を感じさせる和風料理のお店です。


青梅の「玉堂美術館」のお庭が見たいという主人の希望があって、お墓参りの後に訪ねて見ましたが、その日は月曜日で休館日
それならば、自然を生かしたお庭の中に建つ「黒茶屋」で食事をしようと行って見ました。

どこまでが秋川の自然で、どこからが黒茶屋のお庭なのか?
分らないほどに、自然の緑の中に溶け込むように建物が数棟建っていて、お庭には山野草が植えられていました。

お花は何でも好きですが、どちらかと言うと自然の中で見る山野草が大好きです。
でも・・・
最近では山で見るお花ですらも保護されたり、タネを蒔いて増やしたりと人間の手が加えられている例が多いので、自然な中で咲く高山植物はよほど歩かないと見るのが難しいのです。
自然風のお庭に植えてあるだけでも嬉しいですね
このお庭で見た可憐なお花を、non_nonさんのタグをお借りして纏めました。
(non_nonさん、いつもありがとうございます)
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黒茶屋の山野草
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スミレの名前が良く分りません
一枚目の写真のスミレよりも色の薄い「タチツボスミレ」はたくさん咲いていましたが、こちらは何でしょう?
一番右側の写真のお花の名前を、jisamaさんとma-saお姉さんに教えていただきました。ありがとうがざいます
バイモ(貝母)と言うお花はもっと小さいものかと思っていましたが、予想以上に存在感があるお花なんですね。
お茶花としても利用されるようです。

他にニリンソウもたくさん咲いていて・・・
ナント!お料理の中にも入っていましたよ

この日は平日の月曜日でしたので、予約なしでも個室でお食事ができましたが、土日は混みあいますので、予約をお薦めします。


竹の子と春の山菜ずくしのランチコース(3500円・消費税&奉仕料は別途)を頼みました。
お品書きとニリンソウと・・・
日本の春の香りがいっぱいです

前菜1前菜2
鳥の苞葉焼き2輪草入りのお吸い物

竹の子ごはんとデザート茶碗蒸し


主人は鳥の苞葉焼きではなく岩魚の塩焼きを選び、私は竹の子ご飯ではなくヨモギそばを選んで食べました
これだけでもうお腹がいっぱい、満足でした


お部屋の前には自由に出られる和風のデッキがあって、そこからの眺めは春の奥多摩そのものでした

この後「奥多摩湖」から「柳沢峠」を越えて甲府盆地に出ました。
桃のお花を楽しんでから「ほったらかし温泉」に入ったわけで・・・
春を満喫した一日でした。

※黒茶屋のホームページはこちらです。

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新緑の丹沢「大野山~丹沢湖」その2

2007年04月18日 | 山シリーズ

大野山頂上から牧場越しに丹沢連山を望むと、正面に「檜洞丸」の山稜が見えていました。
6月初旬のシロヤシオの咲く季節に登った事があります。
ツツジロードと呼ばれる登山道は、新緑の中に白のヤシオツツジと赤いバンドウ三つ葉ツツジが見事で、感激しながら歩いた思い出があります。

左側のゴツゴツした所が「犬越路」
クサリを使ったりしながら箒沢に下り、丹沢湖に出たはず・・・
「そうすると写真中央奥の三角形の山は丹沢主脈の塔ノ岳?それとも大山?」
「ヤビツ峠から塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳と、7時間かけてヘロヘロになって歩いた5~6年前の春が忘れられないわね」
「あの時から、体力の限界を徐々に感じ始めたような気がするわ」

そんな思い出話をしながら持ってきたオニギリを食べました。
風は爽やかですが、さすが標高があるだけに冷たくて、ポットの熱いお茶が美味しい

頂上の白いオオシマサクラが満開で目を惹きました
前回4月29日の山開きの日に登った時はヤマザクラも満開になっていて、ここにたくさんの模擬店が並び、牛乳が無料で配られ、即席の舞台も作られていました。
ポンチョ姿の数人の中年男性グループが南米音楽を演奏していたのを覚えています



晴れ渡った大野山の頂上で、富士山とサクラを眺め、とん汁をすすりながら聴いた「コンドルは飛んでいく」のメロディーは未だに忘れられませんね。
あの日と違って、今回は人も少なく静かな静かな中に白いサクラが咲いていました。




頂上には、車椅子でも使用できる立派なトイレも出来ていて・・・
ファミリーやお年寄りづれでも楽しめる「大野山」です。


南側に目を移すと、今年の冬に登った箱根の金時山から明神岳の稜線も見えています。
そして、北側の眼下にはこれから下って行く「丹沢湖」が光っていました。

前回は南側の牧場の中の道を急降下してから樹林の中を歩き、JR御殿場線の「谷峨駅」に出ましたが(ほとんどのハイカーはこの南側のコースを選ぶようです)、今回私たちは反対側の丹沢湖・三保ダムを目指します。
マップタイムは2時間半・・・

来た道を少し戻り、犬クビリの大きな標識を見てから北側の「三保ダム」方面の林道を下ります。


30分ほど歩き、林道が途切れた所から(その先にも新しく続きの道路が工事中でした)標識に導かれて登山道に入ります。
三保ダムまではおよそ5KM・・・
杉林の中アップダウンを繰り返し、いい加減ウンザリした頃「秦野峠分岐」に到着です。
芽吹き始めた新緑の向こうに、丹沢湖の湖面が青く見えていて
思わず歓声を上げてしまいました


ここからは滑りやすい急降下が始まります。
更に痩せ尾根が続き慎重さが要求されますが、左手に大野山からのトレイルを見ながら、新緑のトンネルの中を下るのは気持ちが良いものです
お花がないのがちょっと残念ですが・・・

疲れがピークに達した頃、クサリ場が現れて、さすがに私たちも無口になっていました
無事に下ると今度は登り返しの長い階段が続いて・・・


小さな山を越えるとようやく「三保ダム」に到着です
丁度3時でした。

途中山中ですれ違ったのは30代の一組の男女のみ、私たちの前後には誰も歩いていませんでした
「思ってた以上に、歩き応えのあるコースだったわね」
「登りはハイキングだったけど、下りのこのコースは完全に登山だわ。子連れは無理ね」

湖の周りのサクラが見頃でしたが、新松田行きのバスがすぐにやって来て、ゆっくり鑑賞をする間もなく車上の人となりました

小一時間バスにゆられて、新松田駅に着いたのは4時近く・・
朝8時50分のバスでここを出発して7時間、山仲間と過ごした楽しい楽しい休日でした

※詳しいバスの時間は「富士急バス松田営業所」にお問い合わせ下さい。
      0465-82-1361

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新緑の丹沢「大野山~丹沢湖」その1

2007年04月16日 | 山シリーズ

上の写真は、丹沢山塊南西に位置している「大野山」(723m)の頂上から見た富士山の姿です。
バックに青い空の色がないのがちょっと残念ですが、下り坂のお天気の中、富士山が見えただけでも良しとしました

山仲間同士3人のスケジュールが唯一合った昨日の日曜日、「奥多摩の山に行こう」「高尾山のお花が見たい」と希望は色々出ていましが、前夜になって「4月15日(日)は新宿駅の線路の入れ替え工事のため、運転中止の電車が続出」との情報を得て、中央線を使う山は諦める事にしました
そこで決めたのが神奈川県民にとっては非常に足の便の良い、丹沢の「大野山」です。


こちらの富士山は登山道に入る手前の、山北町「共和小学校」前から見えていた富士山です。

「大野山」は3年前の山開きの日(4月29日)に、仲間のYさんと2人で登っていますが、牧場が広がる明るい山頂と、富士山が目の前にドォ~ン!と望める風景がとても良かったので、今回はサクラが満開の丹沢湖に下るコースを選んで行きました。

小田急の新松田から、日曜祝日だけ運転される「大野山登山口」まで入るバスに乗って、終点で降りるとしばらくは住宅街の中をジグザグに登っていきます。
更に茶畑の中を抜け小学校の前に出ると、新緑の向こうに富士山が顔を出します。


可愛いヤマザクラを見ながら奥に進み、地蔵岩から本格的な登山道に入ります。
マップタイムは1時間半の登りですが、ほとんど歩く人の姿も見えない中、ノンビリとスミレなどの春のお花を愛でながら行きました。
バスの乗客も、座席の半分ほどしかいませんでしたものね









登山道は、木々の緑がようやく芽吹き淡い萌黄色に染まっていました。
その中に鮮やかなヤマブキの花の黄色が眩しいくらいに輝いていて、スミレやシャガ、キケマン、フデリンドウなどが楽しめました





non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
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大野山の花々
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新緑の中を、お花を楽しみながら、お喋りを楽しみながら登って行くと、最後に牧場が現れて階段が続きます。


前回登った時の記憶も、富士山の眺めの素晴らしさと同時に、この牧場横の階段がとてもきつかった事が鮮明に残っています。









ファミリーで楽しめる楽チン登山の「大野山」ですが、ここがちょっとしんどい所です。
階段が終わると、ナント!舗装道路が現れて
丹沢の山々の連なりが望めました。



「大野山」は頂上まで車でも登れるので、足の弱い人やお年寄りなども楽しめる山なのです。


舗装道路を歩いて15分、ついに「大野山」頂上です
白いお花のオオシマサクラが咲いていて
左手にトップ写真で紹介した富士山が圧倒的な存在感で見えていました。



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桃源郷の甲州路

2007年04月12日 | ドライブ
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マウスオンでご覧下さい
私たちは「奥多摩湖」から大菩薩嶺近くの柳沢峠を越えて山梨県の塩山に向かいました。
およそ50km・・・
オーストラリアの旅で、毎日500km走った事を思えば軽い!軽い!

柳沢峠はみぞれ交じりの雨で見晴らしは利きませんでしたが、下るに従って明るくなり、甲府盆地に広がる一面の桃の花が見渡せました
それはピンクの絨毯を敷き詰めたような桃源郷の風景でした。


マルさん、桃の花の情報をありがとう。
貴女が常に話していた、甲府盆地の桃のお花の絨毯は聞きしに勝る美しさでしたよ
これでお天気が良くて、南アルプスが見えたらもう言う事無しでしたが、これだけまとまった桃のお花が見られただけでも満足です






夏には桃の実がなり、お土産屋さんが並ぶ「フルーツライン」を通って、主人の好きな「ほったらかし温泉」に入っていく事にしました。



フルーツラインを登って行くと、ピンクの桃とは違う、白い雲のようなふんわりとしたお花が咲いている畑がありました
主人はりんごの木だと申していますが・・・?
(果樹園の娘さんだったマルさんに聞いたら、りんごかスモモとのことです)

※尚、現地の観光課に確認した所、白いお花はりんごではなくスモモでした。
 改めて訂正いたします
 りんごの花はこれからだそうです。



りんごもスモモもバラ科と聞いていますが、UPの写真を見ると頷けます。
甲府盆地は桃やりんごの他に葡萄も有名ですね
ワイナリーもたくさん点在しています。
盆地特有の暑くて寒い気候が、果物つくりに適しているのでしょう。



パース近郊も葡萄の栽培が盛んで、ワイナリーもたくさんあります。
寒暖の差が激しい気候が似ているのでしょうか?
あちらは海に近く、山梨は山国ですが・・・

私たちは眺めの良い「ほったらかし温泉」にノンビリ浸かってから家路につきました。
この温泉の紹介は去年の6月8日の記事でもUPしていますが、
詳しい事はこちらです。



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春の奥多摩路

2007年04月10日 | ドライブ

この春は夫婦してオーストラリアボケでボォーっとしていましたが、特に主人の方が重症で、風邪をこじらせ2週間も寝たり起きたりの生活が続きました。
その為、お彼岸のお墓参りにも行っていなかったので、今日、ようやく主人の両親が眠る高尾のお墓に行きました。

「お墓参りが終わったら高尾山まで登ってみない?一丁平のサクラが綺麗だそうよ」と誘って見ましたが、「車を停める所がないだろう」と断られて
「サクラなら奥多摩に行けば見られるんじゃないかな~」と言うので、足を延ばしてみました


奥多摩は、木々の緑が芽吹きだし、サクラ、三つ葉ツツジ、桃、レンギョウ、ユキヤナギなど、色とりどりの春のお花が咲いていて、目にも眩しい山里の風景が広がっていました。
その上、多摩川もこの五日市辺りまでくれば綺麗な清流で・・・
渓谷美が見事でした
※主人からクレームが出ましたので訂正します。
 この川は多摩川の支流「秋川です」
 「多摩川は五日市の手前で分れたけど、お前は眠っていたもんなぁ~」と・・・
 ハイ、失礼しました

山の斜面には、萌えぎだした緑とサクラの中にバンガローが点在していました。






サクラもまだまだ綺麗でしたが、この日の奥多摩で目を惹いたのは三つ葉ツツジです












結婚してすぐは三鷹に住んでいましたので、奥多摩には時々来た覚えがあります。
息子の子供会の夏休みの林間学校も奥多摩の鳩ノ巣でした。
最近はもっぱら山仲間と山登りに通いましたが・・・



川原に下りてみると、足元に薄紫のお花がたくさん咲いていました。
こちらは先週おーちゃんのブログに載っていたシソ科の「カキドオシ」でしょうか?
葉っぱが「オドリコソウ」より広がった形をしていますね。





上の方に同じような薄紫のお花が咲いていましたが、ちょっと違います。
山と渓谷社の「日本の野草」で調べると、キランソウに良く似ていました
近くのお店で昼食を食べてから、奥多摩湖まで行きました





小河内ダムまで来ると雨が落ちてきました
昔、奥多摩湖のサクラを見た覚えがあるのですが、今回ほとんど咲いていないので聞いてみると「サクラはみんな古木になってしまって、あまり咲かないんです」との返事
サクラ祭りの提灯はぶら下がっているけど、サクラのお花の数が少なくて、梅みたいな感じでひっそりと咲いていました

その代わりダムの職員さんが「あそこの斜面に、日本カモシカがいるよ」と教えてくれました

走っているカモシカの姿を、私のデジカメでは上手く写せなくて残念でしたが、目に焼きついているのでヨシとしましょう。
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迷いの春・・・

2007年04月07日 | 日常の日記

「月に群雲、花に風」とは良く言ったもの・・・
一昨日の突然の「嵐」で、こちら横浜の桜もそろそろ終わりです。
今年は何だか、あっという間に咲いて、あっという間に散ってしまうような感じがしてなりません

そう思うのはオーストラリアボケでボ~ッとした日々を送っている我ら夫婦だけで、世の皆様は存分に「桜と春」を楽しまれているご様子、ブログ仲間の方々の画面からも伺えます。

こちらの写真は桜ではありません。
我が家の「桃の花」です。
桜のように散り急ぐこともなく、未だに頑張っています。

私もボ~ッとしたままではいつまでも前に進まないので、気合を入れて動き始めました。
もうすぐパースの隣人、L夫妻がやってくるので、畳や襖、そしてカーテンの張替えでバタバタしています。



ふと庭に目をやると、「ニリンソウ」もとうに咲き出していました。
お仲間のブログにも「カタクリ」や「ショウジョウバカマ」「「イチゲ」など、春の野草が満載で
私も焦り始めました。
そろそろ山登りの計画を立てないと、春のお花が終わってしまいます





でも・・・
今年の春は迷いの多い春になりました
主人はパースの家を引き続き借りるかどうかで悩み、私は友人から突然キャンセルが出たのでと誘われた5月の「フランス、イタリア」旅行に行くかどうかで迷いました。



パースの家は、今まで主人の先輩達と3軒で借りていましたが、今回2人が「もう歳だから」と降りたのです。
我が家一軒で維持するのは厳しくて、主人も迷っていたようですが、やっと仲間が1人決まり、あと2年継続することにしました。

そう主人が決めたとたん、私は旅行を諦めました
友人達から「元気な内に行くべきよ。チャンスは利用しなくては」と言われ、私もそう思ったのですが、流石に今は気力もお財布の中味も余裕がな~い

<>
        マウスオンです
畑に出てみると、小松菜やミズナ、大根がいっせいにトウがたち、黄色いお花が咲いていました

こちらも早速耕さなければなりません。
ボ~~ッとしながら迷って迷って、そしてバタバタしているうちに「春」は確実に進んでいたのですね。
この2~3日、寒い寒いと背中を丸め、旅行を断ったことをグジュグジュと後悔したりしていましたが、この畑を見たら目が覚めました。






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ドライブ旅行2000km・「サザーン・オーシャン」の朝日

2007年04月04日 | パース滞在記

朝の6時半ごろ目覚めました。
起きて窓の外を見てみると、目の前の海の水平線が少し明るくなっています。
「えっ、もしかして朝日が海から昇ってくるの
慌てて着替え、デジカメ抱えて飛び出しました。

空が茜色に染まって、沖に浮かぶ船の舳先の辺りから朝日が現れました


サザーン・オーシャンは南に面しているはずですが、エスペランスの海は少し東に向かって曲線を描いているのでしょう。
思いがけず、海から昇る「朝日」をみる事ができて感激しました

これを綴りながら、パース近くの浜辺で見た「インド洋の夕日」(3月6日にUP)の写真と見比べてしまいました



キッチンからも寝室からも、青い海が見える良いロケーションの宿です

お湯を沸かして、家から持ってきたコーヒーと前の日に買ったパンで朝食を済ませてから、「感動の海」を再び見に行きました。






柔らかい朝日に照らされたラッキー・ベイの海は、前日の午後のような明るい輝きはありませんが、朝の静けさが漂っていました。

海が望める展望台にテーブルを広げて、コーヒーを飲みながら朝食をしているキャンピングカーの二人が、いい雰囲気をかもし出しています。
私もできればこのような、ユッタリとした旅がしてみたい・・・


朝から泳いでいる男性がいました。
手前には白い浜辺に寝そべっているビキニ姿の女性
まるで映画の中の一シーンを見ているようで・・・
風景全体がオトナの雰囲気なんですね。

アルバニーやエスペランスで出合った旅人は、ほとんどが男女のペァーで、日本に多い団体様ご一行や女性だけのグループは皆無でした。

一回りしてから街に戻り、ビジターセンターでお土産類を扱っている事を思い出したので覗いて見ました。
ウ~~ン、買いたい物が無い
しいて言えば、大きな「エスペランスの海」の写真パネルが欲しかったのですが、「日本に帰る時、どうやって持って行くのだ?」と主人に言われて諦めました
結局買ったのは、絵葉書と綺麗なビーチとピンクレイクが描かれた4本のスプーンだけ


ビジターセンターの前のガソリンスタンドで給油をしてから、AM10時20分、いよいよ出発です。
「エスペランスの海よ湖よ、一生の思い出をありがとう」

来る時も見たユーカリ並木に見送られながら「エスペランスの街」に別れを告げました。


コメント (10)
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