花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

夏の終わりに思うこと・・・

2009年08月31日 | 私の呟き

今日で8月も終りです。
道端にはネコジャラシがたくさん見られました。
猫の首のところをこの穂でじゃらすと喜ぶところからこの名前になったようですが・・・
別名・エノコログサ
毛の生えた花穂が子犬(狗児=えのころ)の尾に似ていることから付いた名で、こちらが本名のようですね。


8月最後の日の今日は「台風」接近で関東地方は荒れ模様、寒いくらいのお天気ですが・・・
一昨日行った近くの公園では、夏と秋との狭間で最後の向日葵が頑張って咲いていました。

今年の8月前半はジトジトと蒸し暑くて雨が多く、せっかく「立山・室堂」まで行ったのに山には登らずじまい
旧盆の頃からお天気が安定しだしましたが、我家は息子一家の引越しがあり怒涛のような忙しい日々・・・
「夏山」に関しては心残りの多い夏でした。

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紫色の「デュランタ・宝塚」が今年も咲き出しました。マウスオンでご覧下さい
主人が挿し芽で増やした立派な鉢植えのデュランタが2鉢となり、息子に「一鉢新居に持っていけ」と勧めていましたが、息子はさして興味も示さず「要らん」

余計なものは何も置かず、スッキリサッパリ住みたい彼と、戦後の何もない時代に育って、物をため込み大事にしている主人との世代間ギャップが感じられて笑ってしまいましたが・・・
若い世代とは、これから更に暮らし方に何かと違いが出てくるに違いありません。
近くに住むという事は、それらを感じる事も増えてくるということでしょう

「スープの冷めない距離」は理想ですが、お互いあまり干渉せず、協力できることは協力し、付かず離れずの距離を保って行きたいと思っています。

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去年もUPしていますが、駐車場脇の我家の「ど根性芙蓉」が元気に咲いています。
マウスオンでご覧下さい
コンクリート道路の間に根を張って、毎年この季節になると健気に咲き出すこのお花を見ていると元気がもらえます。

昨夜、ご近所のお宅で親しい仲間5夫婦10人が集まり、過ぎ行く夏を惜しみながらのバーベキューで楽しみましたが・・・
どういう訳か?、5夫婦とも、息子だけの親と娘だけの親(3対2)に別れています。

2人の息子さんが去年続けて結婚した仲間のご主人が、「カミサンはじめここに居る皆もそうだと思うけど、日本は母系家族なんですよ。女房の実家に行く事の方が断然多いから、息子の嫁さんが我家に遊びに来てくれるだけでもありがたいと思っちゃう。これからは大事な娘だと思って関わって行きたい」と言ったら、娘さんだけを持つ仲間のご主人が「娘の父親としては、そんな思いは余計なお世話だと言いたい」と
息子側の親と娘側の親の立場での考えの違い、何かと参考になるお話で盛り上がりました


夏のお花の「ハイビスカス」がまだまだ頑張っています。
明日は叉暑くなるとの予報で、夏と秋が行ったりきたりしているようで、体がビックリして心身のバランスも乱れそう

ご近所仲間も皆還暦を向かえ、夫達は揃って「前期高齢者」となりました。
話題は更に老後問題にも広がり、殿方はみな「自分は妻に介護されるのが一番自然」と思っているようです。
でも、妻がいつまでも元気でいるという保障はないのよ・・・

平均寿命まであと20数年ありますが、私は自分の親を見てきていますから、これからどのように衰えていくかはある程度計算できます。
最初の10数年間は体力的な減少はあるもののどうにか自分でやりたい事は出来るかと・・・
その残された貴重な時間はこれからも自分のために大事にしたいと思っています。
ある日突然ガンや心筋梗塞に襲われるかも知れませんが、それはそれで覚悟しなければならないでしょう。


春先に咲いていたミニの胡蝶蘭が、今頃叉咲きだしました。
人生にも思わぬ復帰は何度かあるでしょうが・・・

老後の最大の問題は脳梗塞や骨折などで寝たきりになったり、痴呆症で判断ができなくなった時です。
出来るだけ老夫婦で支えあって行くつもりではありますが・・・
そんな時が来たら、ヘルパーさんを頼むか?施設に入るか?
子供夫婦と意思の疎通が出来る関係を作っておかないといけませんね。

私たち夫婦も生活習慣病に気をつけて、いつまでも好奇心や向上心を失わず、ボケないように努力をしていくつもりですが、20年後はどうなるか?自信がありません


どんな老後を迎えるか、いろいろ考えてみたいと思い、勤め先の図書室でこんな本を借りてきました
「フレディの遺言」の中に紹介されている詩の最初の部分を抜粋します。

”私がまさかボケることはないと思われるかもしれませんが、先のことは私にもわかりません。
 万一のときのために、家族や私の介護にあたってくださる人へ、次のようなことを今からお願いしておきたいと思います。(中略)
 私は過去とは別の人間になってしまったのです。
 「しっかりして!」と大きな声で怒鳴られても、ただ恐ろしいのでおびえるだけです。
 ですから、私に何か言いたいことがあれば、笑顔で優しく、簡単に話してくださいね”

                               
 
                 

29日の土曜日に、両親がお世話になっている施設で「納涼祭」がありました。
私は午前中、息子宅の昼食の差し入れをしたついでに孫達と公園で蝉取りに付き合い、午後からこの「納涼祭」に参加。
弟夫婦とバトンタッチで、夕方から仕事。流石に疲れ果てましたが・・・

両親と太鼓や盆踊りを楽しみ、模擬店のジュースやかき氷をいただきました。
両親に淋しい思いをさせずに、無理して行って良かったと思っています。
太陽の光が痛いように照らされる暑い日でしたが、施設のスタッフ始めボランティアさんたちのご努力で、楽しい時間を過ごしました。


私の母は70歳を過ぎた頃から「私は嫁や娘に下の世話までさせる気はないから、施設に入る」と言いつづけて来ました。
ですから車椅子生活になった時、老人施設のお世話になる事に私も弟もさして抵抗はありませんでした。
今では父と一緒に特養ホームで静かに暮らしています。
ある意味「子供孝行」な親だと感謝していますが・・・


自分自身に置き換えてみると、外の空気が大好きな私にとって、あの篭の鳥のような生活はちょっと辛いものがありそうな・・・
「息子よ、私が歩けなくなっりボケたりして、人の手を煩わさなければ生活ができなくなった時、このような施設にお世話になることはかまわないけど、できるだけ外に連れ出して外の空気を吸わせてちょうだい」

主人はこのような施設に入るのは「絶対にイヤだ」と申していますから、出来るだけ妻の私が面倒を見るしかありませんが、もしも私の方が早く死んだら、息子よ、あなたの判断に任せます。

おりしも昨日の「衆議院選挙」で政権交代が実現しました。
今後日本はどのように変わっていくのでしょう?、老人や子供、弱者に優しい政治をして欲しいです。

同じ時、丁度我家も節目を迎えています。
まずは自分たちの老後の青写真を描いて見ようと思っておりますが、結局はケセラセラで行くしかないような気がしていますよ
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孫たちの試練

2009年08月26日 | 

孫のハー君と菜々ちゃんが、我家から歩いて10分の所にある区をまたいでの隣り街に住む事になりました
新居が無事に完成して引渡しは済んだのですが、おトータンの仕事の都合でお引越しは28日、明後日の金曜日です。
でもハー君の幼稚園の体験入園があり、23日の日曜日からやってきました。
この日は丁度我が自治会の夏祭りが近くの公園で開催されていました


昭和40年代に開発された我家の周りは圧倒的にリタイヤ組が多く老齢化が進んでいますが・・・
最近はマンションやミニ開発が増えて若い世帯が多くなったのか?、子供たちの姿がたくさん目に付きました。

一歳半になる菜々ちゃんも、お子様盆踊りの歌にあわせて手を振り踊りだしました


菜々ちゃん、大きくなったでしょう
とても陽気な子で、我家で夕ご飯の時に流したMDのハワイアンやタンゴの音楽に合わせて踊りだし、静かな曲に変わるとご機嫌が悪くなりました
でも、このお祭りに行く前にはアワヤ「救急車騒ぎ」になるような出来事があったらしい・・・
おトータンとニィニィと三人で新しいお家のお風呂に入ったら、湯船で転んで顔を打ち、口の中が切れちゃったとか
それでも陽気に踊る菜々ちゃんでした。


お兄ちゃんのハー君は、ば~ばにコインをもらってくじ引きに挑戦です。
真剣な顔をしているねぇ~
何度やっても、大きな水鉄砲は当たらず、世の中の厳しさを味わいました

お祭りではラムネや風船、イカ焼きやたこ焼きなどを買って、それからば~ばの家で大好きなお寿司や枝豆の夜ご飯を皆で賑やかに食べたね。
おカータンの話しでは、「幼稚園変わるの嫌だな~」というハー君のつぶやきも最近は出ているとか・・・


息子がこだわって設計した、白を基調とした「アーリー・アメリカン調」の内装のお家が出来上がりました。

土地が狭いのでリビングダイニングは日当りの良い2F、天井もすべてぶち抜いた27畳の広さだそうです。
いわゆるスープの冷めない距離はとても嬉しいけど、階段を上がった高台の家の更に2階まで行くには、いつまでも足腰が丈夫でないと訪ねられないなぁ~と思いました。

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マウスオンで、反対側もご覧下さい
東側の奥は子供たちのいこいのコーナーだそうです。
おカータンの考えは「一階にいずれ二つに仕切られる子供部屋も作りましたが、子供たちが小学生の間は、リビングのコーナーでみんなで勉強したり、本を読んだりするつもりです。それまでは子供部屋に机も要らないと思っています。引きこもられても困りますから・・・」
シッカリしたポリシーに感心しました。


私が羨ましいのは、この高級システムキッチンです。
息子の仕事の関係で、大幅値引きで手に入れたショールームのモデルチェンジ前の展示製品だそうです。
そしてこの眺め
住宅地の広い空間の向こうに、緑豊かな森も見えています。


南側に面した左の掃き出し窓の外に、脱サラして庭師になって10年の夫がウッドデッキを作っています。
「親父、金が足りなくてとてもデッキまで廻らないから親父に頼んでもいい?」
「ああイイよ~、最近お客さんに頼まれてこんなデッキを作ったばかりだ」と得意げに写真を見せて承諾した主人・・・
まさか2階だとは思わなかったらしい


一級建築士の仲間に手伝ってもらってどうにか頑張っています。

「簡単なのでいいよ~」という息子でしたが、「すぐに駄目になるような安い内装材では困るだろう。一級建築士と相談した結果、横浜の大桟橋に使われている素材が一番丈夫なんだそうだ。それを仕入れるからな~、ボルトも30年は持つのを用意した」
その材木が重いの何の、持ち上げるのに苦労したそうです。
私は請求書が恐ろしい

このデッキや庭から、ハー君が通うことになった幼稚園が見えます。
今まで息子達が住んでいた「港北ニュータウン」は若い世代が多く、ハー君の幼稚園の申し込みは徹夜で並びましたが、こちらはのどかなものです。
すぐ近くの幼稚園が受け入れてくれました。良かったね。


月曜日から3日間、お誕生会とプールの半日登園があり、ハー君も新しいお家からお試し入園で通ったのです。
夜ご飯はば~ばの家で食べました。

最初の日はみんなからいっせいに注目を浴び、顔を真赤にして緊張し目に涙が滲んでいたそうです。
ハー君にとっては人生最初の試練ですね。

たくさん気を遣ったのでしょう・・・
夜寝てから珍しく夜泣きがあり、おカータンと菜々ちゃんも寝られなかったとか

でも二日目は、屋上から手を振って、大きな声で「じ~じぃ」と叫んでいたそうです。
望遠レンズで見てみると、先生に持ち上げられて手を振るハー君が見えました

「笑顔でお友達になってねっていうの」と言っていたハー君、そう心配する事もなさそうですね。


幼稚園の子供達がマラソンで走ってきました。
お嫁ちゃんとっては一番気になるわが子の様子が庭から見えるのも嬉しいことでしょう。

菜々ちゃんも環境が変わって、ちょっとでもおカータンの姿が見えないとベソかきます。
少々風邪気味で鼻水ズルズル、傷ついた口の中は大丈夫でしょうか?
明後日の引越しが無事に済むまでは、いやいや荷物が全部片付くまでは親子共々大変な日々かと思いますが、どうか元気に乗り切って欲しいと願っています。

そういう私も、孫達の相手と現場の主人や助っ人のためのお茶出しとお昼ご飯の接待に追われて大忙し・・・
その上今週は仕事もあるので、私もしばらくは体力勝負で頑張らなくてはいけないのです

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立山黒部アルペンルート

2009年08月22日 | 山シリーズ

「みくりヶ池」周辺の高山植物を堪能してから、室堂ターミナルの手前を右に折れ、天狗平方面に下ってみることにしました。時間はタップリあります。
そこはチングルマとコバイケイソウの咲き乱れるお花畑が続いていました。

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こちらは「タテヤマリンドウ」です。マウスオンで紫色のお花もご覧下さい

このお花は曇りや雨の時は閉じていますが、このパッと開いた画像が撮れたと言うことは・・・
そうです、空が晴れてきたのです


「あそこに見える立山高原ホテルまで行ってみる?」
「でも叉登り返して戻るのが大変そう・・・、バスに上手く乗れればいいけど」
はるばる立山を縦走するつもりでやってきましたが、登りをバスに頼ろうなんて
気分はもうすっかり観光客です。

6年前に山仲間3人で縦走した「大日三山」も少し見えてきました。
あの時は称名の滝まで歩いて下り、バスやケーブルカーで富山県側に出ましたが、今回私たちは長野県側から帰る予定でした。


空はどんどん明るくなり、私たちは着ていた雨合羽を脱ぎました。
雲が激しく流れて、陽が照り始めました
「もしかしたら立山が見えているかも・・・」と、先に進むのをやめて来た道を戻りました。


そして仰ぎ見たのがこちらの画像です
立山と対面しながら室堂平のベンチでノンビリしました。
その様子はこの「立山シリーズ」の最初の「立山室堂」編でご紹介しましたね。

最後に姿を現した崇高なる山々の姿を堪能してから、「立山黒部アルペンルート」を使って長野県側の扇沢に下りました。


室堂1時発のトンネルの中を行くトロリーバスでまず大観峰駅に出ます。
駅の上の展望台から急峻な山々に囲まれた「黒部湖」が見えました。

次ぎに乗るのがあのロープウェー
この日は団体旅行客が多く、整理券を渡され40分以上待たされました。
お土産店を覗いてお買い物をしたり、地酒を試飲したり・・・
肩に食い込む重いザックが邪魔でした。


ロープウェーの中から見た雄山方面、残念ながらガスで見えません。
このコースはほとんどがトンネルで、外の景色が見えるのはこのロープウェーだけなのです。



黒部平からはケーブルカーに乗り換えます。
「母がまだ元気だった頃、一緒にツァーで立山に行った事があるけど、この乗換えが堪えた様で大変だったのよ。添乗員さんも気がきかなくて、老人優先も無くてね~」Yさんが思い出したように言いました。

彼女は同居している実のお母様とご主人のために、今回三日分の食事の準備をして出てきたそうです。


黒部湖駅からは黒部ダムの上の道を500mほど歩きます。
裏銀座方面の山々が見えていました。

主人と来た時は勢いよくダムの水が放流されていましたが、この日はそれが無く、写真を撮っても絵になりませんでした。


黒部湖を眺めながら名物の「桑の実のソフトクリーム」を食べました。美味しかった~
気ままな女同士の旅、山から下ればグルメのお楽しみです。


あの「展望台」(このルートも今回で3度目ですが、以前はあったのかしら?、覚えが無いのですが)まで登れば「黒部ダム」の迫力ある姿が見えるのらしいのですが・・・
何だかたくさんの乗り換えに疲れて、2人とも登る気力がでません

次は叉トンネルの中のトロリーバスに乗ります。
ここも待ち時間が30分近くあり、その上バスは混雑していて座れませんでした。

そんなこんなで扇沢に着いたのが3時過ぎ・・・
そこから更にバスで信濃大町に出て、4時半頃の普通電車に乗りました。
この有名な観光コースも夏は混んでいて、山登りに匹敵する体力を要しますね。


松本発6時過ぎの「スーパーあずさ」に乗り換えてようやく落ち着きました。
大観峰のお土産屋さんで買った、富山湾のイカを使ったイカダンゴをおつまみにビールで乾杯です。

「どこの山に登ってきたのですか?」と前の席の40代位の男性が話しかけてきました。
「立山に行ったのですが、雨で登山は断念しました」
「今年の夏は日照不足で、長野県の稲も発育が悪いようですよ」
松本の出身だというその男性と、長野県を称賛する話で盛り上がりました。
こんな会話も「旅」ならではのお楽しみですね。

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そしてこちらも「旅のお楽しみ」、松本で買った駅弁です。マウスオンで、中味もご覧下さい

食べながら、飲みながら、Yさんとはたくさんお話をしました。
彼女はお琴の先生をしながら、同居しているお母様の面倒を見、働く娘さんに代わって週に一回はお孫さんの保育園のお迎えを担当しているとか・・・
私たち世代の女性は、上の世代からも下の世代からも頼りにされて、皆忙しいのです。
「でも親の長生きも感謝だし、こんな時代なのに子供たちも普通に結婚して孫に恵まれたのも感謝だわね~」と、お互いに平凡ながらの幸せを噛みしめました。

そんな忙しい中、彼女は習い始めた「オペラの独唱」がとても楽しいそうで
今回もこの山行きの前に舞台での発表会があったらしい・・・
「ロングドレスを着るのよ。今年は思い切って肩をモロに出したエンジ色のドレスにしたの」と楽しそう

「あなた~、お琴の舞台は和服でしょうに、その上宝石着けてのロングドレスでオペラ
嗚呼、今の私に足りないのはその華やかに高揚する部分だわ
とても刺激を受けました。

諏訪あたりで豪雨となり、あちこちで稲妻が光り、電車は徐行運転となりました。
「翌日は予備日で空いているけど、電車が止まるのは困るわ」
二人とも帰った後の忙しいスケジュールを思い出し、しばし現実に戻りましたが、30分遅れで無事に八王子に着きました。

「もう山は無理とは思わず、叉初心に返って出来るだけ続けましょう」
「そうよ、定年になってようやく山を始めたという男性も多いことだし。今私たちがその歳になったので、これから始めると思えばいいのよ」
これが今回2人が出した山に対する思いです。



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立山・地獄谷&みくりヶ池周辺

2009年08月19日 | 山シリーズ
8月8日(土)

翌朝の雷鳥沢は雨こそやんだものの、ガスが重くたれ込めていました。
「これでは登っても何にも見えないわね~」・・・
私たちは諦めて、に入りに行きました。もう気分は完全に温泉旅行です。


「雷鳥沢ヒュッテ」の温泉に向かう途中にも、たくさんの高山植物が咲いていました。
こちらは「ミヤマダイモンジソウ」
上の 3 枚は短く,下の 2 枚が長いため,「大」という字に似ているのでこの名前がついています。
ユキノシタ も同じような形の花ですが花の咲く季節が違うほか、葉にも明らかな違いがあるようです。


こちらは「ウサギギク」、一対の長い葉がウサギの耳に似ていることからこの名前が付いたようです。
葉っぱを写さなくてはいけませんでしたね。


清潔な感じの山小屋でした。
浴場からの眺めも良かったのですが、温泉というには物足りなく(地獄谷で熱した水を使っているらしい)、お向かいの姉妹宿の源泉かけ流しを利用させていただきました(無料)


「山の天気は9時で変わることが多いから、様子を見た方が良い」と女将さんに言われ9時まで待ちましたが、相変わらずのガスに今回の山登りは諦めました。

9時の出発なら「雄山」の往復くらいは出来そうですが、見晴らしが利かなくては意味が無いし、それだけでの延泊も時間が勿体無いような・・・
次回は今回来れなかったKさんも一緒に登りましょう。山は諦めが肝心なのです。


前日は大雨の中、上のみどり池コースを歩いて宿に行きましたが、この日はすぐ近くの「地獄谷」を通りました。
硫黄の匂いがツンと鼻をつきます。
「有毒ガスで危険!急いで通り抜けて下さい」という看板が不気味でした。


地獄谷は、平安時代から立山信仰の中心となった所であり、この地へ来れば亡き人に会えると信じられていたようです。
独特の硫黄臭がたちこめ、荒涼とした地肌にあるおびただしい数の硫気孔からは水蒸気が噴出しています。 

この地獄谷に湧く湯をポンプアップして利用したり、これを熱源にしてパイプに通した水を沸かしている山小屋は、みくりが池温泉、ロッジ立山連峰、雷鳥荘、雷鳥沢ヒッテなどがあります(営業期間はいずれも4月25日~11月下旬まで)
2450m~2300mの高所にこれだけ温泉がまとまってあるのは、日本ではここだけだそうです。


硫黄の成分が固まって出来た鍛冶屋地獄。なんとも不気味・・・
この地獄谷から室堂ターミナルに向かって長い長い急勾配の階段が続き、息が切れる頃「みくりヶ池」の湖畔に出ます。

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ここからはフラワーロードが続きます。マウシオンでご覧下さい
「ミヤマアキノキリンソウ」がたくさん咲いていました。
地獄から天国に来たような風景ですね。

「あら、ウスユキソウが咲いている」エーデルワイスの仲間のミネウスユキソウでした。
「こちらはイワオトギリかしら?」二人で歓声を上げました。
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ミネウスユキソウ
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私はザックから一眼レフカメラを取り出しました。
ここで出合った花々をnon_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい
相変わらず名前のハッキリしないお花が多いのですが、山小屋さ~ん!助けて下さい


この日は土曜日、10時近くなるとたくさんの人々が室堂ターミナル方面からやってきます。
スキー板を担いだ少年団の団体様が地獄谷に通じる階段を下っていきました。
テント泊をして雷鳥沢の雪渓で夏スキーを楽しむらしい。


水深15m周囲が630mの、青く澄みきった「みくりヶ池」は室堂の顔。
大昔の立山噴火時に出来た噴火口に水が溜まった火山湖で、魚類は棲息していないそうです。

晴れていればこの池に「雄山~大汝~富士の折立」の峰峰が写るらしい・・・
だいぶ明るくなってきましたが、まだガスは取れませんでした。







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雨と霧の「立山」

2009年08月14日 | 山シリーズ
8月7日(金)

都心を午後10時過ぎに出発して、翌朝立山の室堂に到着する夜行バスが夏の間だけ各社から出ています。
私たちはそれを利用して、朝の7時に室堂に着きました。

現地は「雨」
まずは室堂ターミナルの休憩所で、顔を洗い朝のオニギリをパクつきます。
バスの乗客はほとんどが重装備の登山者たち。
釼岳を目指す人、五色ヶ原から薬師岳へのロングトレイルを計画している人など等・・・
久しぶりに山の喧騒に触れ気持ちが引き締まる思いをしましたが、このお天気ではどうしましょう

まずは道が安全な「一ノ越山荘」まで行ってみる事にしました。
雨が上がればそのまま「雄山」にトライです。

雨具を着て外に出てみると、雨の中にたくさんの白い花々が咲いているのが見えました


一番目をひいたのがチングルマの大群落です。
他にも可愛いベル状のお花の「アオノツガザクラ」がたくさん咲いていました。

今回は重いのを覚悟して一眼レフカメラを持参しましたが、この雨ではとてもザックからは取り出せなくて・・・
主人のコンデジで写しましたが、雨と風で満足な画像は一枚もありません

この登山道で見られたお花を一部non-nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい

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ヤマガラシ
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お花の名前は「立山の花々」と検索してネットで調べたり、植物図鑑で調べたりしましたが定かではありません。
正しい名前を教えていただければ幸いです


最初の雪渓が現れました。
このコースは三つの雪渓を渡りますが、この季節になると雪も少なくなり危ない箇所はありません。
8年前に主人とこの道を登っていますのでその点では安心でした。

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霧の中にコバイケイソウの群落が風に揺れていました。幻想的な風景です。
マウスオンでご覧下さい


三つ目の雪渓が一番大きくて滑りそうだったので、カメラをウエストポーチにしまっていると、女性4人、男性2人の6人のグループがやってきました。
「我々には頼もしい男性のリーダーがいるので、ご一緒にどうぞ」と人の良さそうな30代の女性が声をかけてくれました。

しばらく一緒に着いて行きましたが、あまりにもペースがユックリなので「先に行かせてもらいます」と言って追い越しました。

上から降りてくる方々に聞くと、皆さん「雄山」に登るのは諦めて下山してくるようでした。
「今日は下見で、明日晴れたら登りましょう」
我々もいたって気楽に一ノ越へのジグザク登りを上がっていきました。

室堂からおよそ1時間15分で一の越山荘です。
鞍部に出ると急に風が強く感じられ、雄山頂上へのザレ場の急登はガスで2~3m先も見えない状態でした。


私たちは小屋の中でコーヒーを飲み一休み・・・
多くの登山者の皆さんが、これからどのように行動すべきかと悩んでいるようでした。

「あら・・・」
朝一緒の直行バスでやって来て、室堂の休憩所で隣り合ってオニギリを食べた60代半ばの女性の二人連れがいました。
今日は雷鳥沢から別山に登り、上の「内蔵助山荘」に泊まり、その後五色ヶ原から薬師まで縦走すると言っていたはず・・・
「雨なので楽なこっちのコースから登る事にしたけど、この風雨の激しい中を行くのは諦めて今日はこの小屋に泊まる事にしたの」とのこと。
山はお天気次第で計画を変更する勇気も大事ですね。

「黒部ダム」まで歩いて下りたいと言っていた男性二人組は、小屋の人から「このお天気だと沢の水が増水している危険があるから止めたほうが好い」と注意を受けていました。

私たちが追い越した6人のパーティーが登ってきました。
「今日は雄山から別山まで縦走して釼御前小屋に泊まり、明日は大日三山を行く予定なの。ひたすら前進するしかないのよ」と悲壮な顔をしていました。

今回、私たちはここで引き返しましたが、8年前に主人と登った時の画像を載せます。

平成13年、8月6日、「雄山登頂」


「雄山」の頂上は雄山神社の峰本社の敷地内にあり、山頂に立つには参拝料500円を収める必要があります。
お金を払って中に入り、ゴツゴツした狭い頂上でお祓いを受けました


眼下には「黒部湖」、そしてその周りの後立山の山々が見渡せます。


雄山から「大汝~富士の折立」と進んでいくと、人が急に少なくなり、奥に「釼岳」が見えてきます。
主人とはこの先の「真砂岳」から雷鳥沢に下りました。


真砂の向こうに見える「別山」まで行けば、頭だけ覗かせている「釼岳」が正面にドカンと見えるはず・・・

今回は、あの「別山」まで足を伸ばして「釼岳」を仰ぐ予定でしたが、初日は風雨共に強くて断念しました。


来た道を戻り、再び室堂ターミナルで昼食を食べてから、予約した宿のある雷鳥沢へと急ぎました。
最後はカミナリまで鳴りだして、叩きつける様な大粒の雨に見舞われ、転がるようにして「ロッジ・立山連峰」にたどり着きました。

すぐに雨に濡れた物をすべて乾燥室に吊るして並べて、我々はお風呂に入りました。
ここは地獄谷のすぐそばにある「雷鳥沢温泉」と言われている場所です。
「あれれ?お湯は透明だよ。そしてぬるい

食堂で休んでいると「源泉かけ流しに入りたければ同じ系列のお隣のヒュッテのお風呂に行ってください」と女将さんに言われ、はしごをする気になりました。
幸い雨も上がってきたようです。


こちらが「雷鳥沢ヒュッテ」の半露天風呂、お湯も白濁していて好い気持ち・・・
正面に色鮮やかなテント村が見えていました。


ガスもとれて見晴らしが利くようになりました。
お天気が良ければ歩いたはずの山の稜線が見えています。

山小屋の消灯は9時ですが、温泉の後の生ビールも効いてきて、食後はすぐに眠くなりました。
二段ベットのあちらとこちらで地図を片手に翌日の行動を話し合い「朝から晴れたら、延泊をして予定のコースを決行」と決めると、2人ともすぐにコトンと眠りにつきました


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立山・室堂

2009年08月09日 | 山シリーズ

古い由緒を持ち、数々の伝説に彩られた霊峰立山は、「一個の独立した山というより、波濤のように連なった山といった感じである」・・・
「日本百名山」の著書の中で深田久弥はこのように書いています。

こちらの画像は、昨日、8月8日(土)の正午頃、室堂から眺めた立山です。
右が主峰の雄山(3003m)、中央が最高峰の大汝(3015m)、左端が富士ノ折立(2999m)で、一般的に「立山」とは雄山神社の峰本社が立つ雄山を指しまが・・・
この三山を総じて「立山」というのが相応しいと思います。


ズームを効かせて「雄山」(3003m)の頂上を見てみると、雄山神社の建物が良く見えました。
立山は富士山、白山と並ぶ「日本三霊峰」の一つで、その歴史は古く万葉集でも詠まれているそうです。


雄山の右側にそびえているのが「浄土山」で、その鞍部に「一ノ越山荘」があります。
前日、私たちは雨の中をこの小屋まで登りましたが、雄山への稜線登りは風雨とも強くて前進は諦めました。
「浄土山、立山、別山」を総じて「立山三山」と呼ぶようです。


登山用の予備食のパンに、室堂名物長さ27cmのカレーパンとコーヒーを買い、立山を眺めながらベンチに腰掛けてお昼としました。
ようやく晴れて、室堂平には爽やかな風が吹き渡っていました。

ここ「室堂平」は標高2400mもの高地ですが、富山県側からはバスで直行できますし、長野県側からは立山黒部アルペンルートを乗り継ぎ、老若男女を問わず誰でもがこの雲上の楽園に立つ事ができます。
ここは「上高地」と並ぶ日本の代表的な「山岳リゾート地」なのです。

以前、主人と「スイスハイキング旅行」をしたすぐ後に、雄山~大汝~富士の折立と歩いた事がありますが、その時「立山は規模こそ小さいものの、スイスの山々に匹敵する山岳美だ」と思いました。


右側に目を転ずれば、青く輝く「みくりヶ池」が眼下に広がっています。
立山は前日から、雨、カミナリ、霧と目まぐるしくお天気が変わり、やっと陽がさしてきましたが・・・
晴れだすのがもう少し早かったらと悔やまれました。


立山の左手に連なる「真砂」「別山」と見えていますが・・・
今回、私と友人二人の立山登山の計画は、一ノ越から雄山に登り、この稜線を歩いて真砂~別山と進み、緑の山肌の中にジグザクに見えている(白い帽子の上)登山道を下って雷鳥沢に出る予定でした。

太平洋高気圧が強くて勢力があり、お天気が安定していれば上の稜線にある小屋に泊まり、立山三山を歩きたかったのですが、今年の夏は不安定なお天気で・・・
如何ようにもコースの変更が出来る下の「雷鳥沢」に宿の予約をしました。


ところが着いた日は雨
2日目のこの日、もし朝から晴れていたら延泊してこの予定のコースを歩こうと決めましたが・・・
残念ながら霧雨の朝を迎え、断念しました。
それが10時頃から晴れだしたのです

「釼岳は
室堂からは別山の左側に、微かに釼の端っこが見えると聞いていますが、流れの速い雲が邪魔をしているようでした。
でも何となく、影のように見えている~

室堂平にはたくさんの高山植物が咲いていて、雨のあとの瑞々しい花々が楽しめました。


一番たくさん咲いていたのが「チングルマ」です。
あちこちに大群落が見られました。
和名は「稚児車」から転じたもので、白い花弁が5個並ぶ姿によるとの説や、実の様子を子供の風車に見立てたという説などがあるようです。


チングルマの中にピンクのお花が所々に混じります。
「イワカガミ」のようです。
和名は「岩鏡」で、岩場に多く咲き、葉にツヤがあることから鏡に見立てたものだそうです。

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こちらは「ミヤマキンバイ」でしょうか?、見事な群落でした。マウスオンでご覧下さい
漢字で書くと「深山金梅」、花びらの形が梅に良く似ているからこの名が付いたのでしょう。

キンポウゲとの区別がイマイチ分りません。聞いても忘れて覚えられないのです


散策路の脇にたくさん見られたのが「四葉シオガマ」、今が盛りと咲いていました。
室堂平をわずか7~8分歩いただけでもこれだけのお花に出会えます。

今回はお天気が悪くて、山の縦走ができなかった事がとても残念で悔しいのですが・・・
親しい友と二人、「温泉三昧&お花三昧」の旅を楽しんできたと思うことにします。


こちらは「室堂ターミナル」前にある名水「立山玉殿の湧水」です。
環境省が指定した日本名水百選の一つで、昭和44年、立山トンネルの開通工事の際に湧出したものだそうです。
私たちはポットにこの水をくんでから、午後1時発の立山黒部アルペンルートのトロリーバスで室堂を後にしました。

次回からは、雨の中で歩いて見たたくさんの高山植物などをUPしていきたいと思います。


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南の島での「スパ」体験

2009年08月05日 | バリ島紀行

ご近所仲間のお嬢さんがOLを退職して「エステサロン」を開きました。
オープンまでの間「慣れが必要だから」と頼まれて、私も2回ほどやってもらいました。
つまり練習台になったわけです。

シャンデリアが輝くマンションの一室で、若いお嬢さんに顔から首筋までのマッサージを受けること自体贅沢な時間で・・・
スーパーなどで調味料やティッシュの特売品に飛びついているような日常をしばし忘れました。

「甘利山&千頭星山」登山で汗をかき、首筋がかぶれてしまったのですが、それも綺麗に治りました。
お化粧のノリも良いようです。

頑張る自分へのご褒美に時々通いたいものですが、僅かな私のお給料ではそれも勿体無いような気がして・・・
結婚式や同窓会などの、ここ一番という時に行く事にしましょう。

友人母娘さんも二人三脚で頑張っているようですから、お店も是非成功して欲しいと思います。


私のエステ初体験は、今年の2月に行った「バリ島」でのスパでした。
ガイドのスーさんに「ホテルのスパは高いですよ。こちらならJTBのお客様は15%引きになりますのでお薦めです。日本語もOKですよ」とパンフレットを見せられて、行く気になりました。

ホテルまでの車の送り迎え付き、軽食と飲み物が付いての三時間コースで125us$、その15%引で日本円で1万円弱くらいでした。


最初に受付で、アロマセラピー用のオイルと、ボディーマサージ用のスクラブをそれぞれ4種類の中から選びます。
私はラベンダーオイルと、穀物パウダーをチョイス、すべて天然素材のものでした。


ここには6つのガーデンビューのヴィラがあり、各ヴィラには屋内と屋外にシャワーが完備、エスニックな雰囲気にあふれていました。
水の流れる音と、天上から下がっている大きな扇風機の廻る音だけが聴こえる静寂の中で、まずフットバスでの足のマサージから始まります。
ふっくらとした30歳代のお姉さんの弾力ある手が、疲れた足に刺激を与えてくれました。

次ぎが全身のアロマセラピーマッサージ・・・
ラベンダーオイルの香りは神経を静めてくれるらしい
そしてボディーマッサージ用の穀物パウダーは、お肌をなめらかにしてくれるそうです。

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心地よい全身マサージを受けてからシャワーで流し、お庭の一角にあるフラワーバスに入ります。
マウスオンでご覧下さい
出された紅茶は生姜入り・・・
お花のお風呂に浸かりながら、クッキーを食べ紅茶を飲むと、汗がドクドクと出てきます。
いやぁ~、贅沢!贅沢!、クレオパトラか楊貴妃になった気分です

お姉さんがお花のお風呂に入った私をカメラで写してくれました


お花の効果もあって、それなりに綺麗な画像が撮れましたが、モデルは中高年のミセスよりもやはり若い女性が好いですよね~
ここはパンフレットのモデルさんに登場してもらいました。

青空と、木々の葉を揺らす風が感じられる中、最後は30分間のココナッツミルクを使ってのフェイシャルエステです。
お姉さんのなめらかな手の温もりを感じながら眠くなりそうでした。


すべてが終了して着替えると、冷たいマンゴージュースと、シーフードのナシゴレン(焼き飯)が運ばれてきました。

一人で食べるのは少々淋しい・・・
こういう所は友人同士や母娘で来る所ですね。
お嫁ちゃんはまだまだ子育てで忙しそうだし、せめて女の姉妹がいたならば、気軽るに誘えるのにと無いものねだりの気持ちに陥りました


バリ島のローカル色にあふれたこのスパには、狭いながらもプールがありました。
他にお客さんらしき姿も見えません。
やはり100年に一度と言われるアメリカ発の不景気は、バリ島の片隅にまで響いているようでした。


水の流れる音がこんなに心癒されるものとは、可憐なお花も咲いています。


磨かれて私のお肌もピカピカになりましたが、その艶やかさは南国のお花にはとてもじゃないけど叶いません


「バリ島」紀行がまだ半分以上残っています。
夏空を見ると楽しかったあの一週間が思い出されますが・・・
最近ブログ仲間のところで、「デジブック」というスライドショーを見ることが多くなりました。
あれを使うと一度にたくさんの画像が紹介できそう
でも何やらソフトをダウンロードして会員になると年会費がかかり有料のようですね。

「デジブック」ならぬ「フォトブック」というアルバムを作ってくれるところがあります。
我家のお嫁ちゃんがカメラとフイルムで有名なF社の広告を担当している友人に頼まれたとかで、「F社のフォトブック」のCMモデルとなりました。
今、ネット上で紹介されています。
題して「私もF社のフォトブックで、親子三代で行った思い出の旅のアルバムを作りました」というもの。


その中の「オーストラリア・パースの旅」編を先日持ってきてくれました。(画像の右側のアルバム)
そして時を同じくして、私の「西オーストラリア・ドライブ旅行2000km」という文章だけの本が出来ました(画像の左側)
僅か50ページですから、本というよりも冊子ですが・・・

これは旅行会社の広告を担当している主人の後輩から頼まれて、このブログの記事をベースに4万字でまとめたもので、あくまでも試作品です。
苦労して、歯痛まで起こして、一大旅行記を書いたつもりですが、それでもたったの50ページ
これに10ページくらい写真を加えれば少しは見られるものになるかしら?


こちらはお嫁ちゃんが「F社フォトブック」で作ったとCMで紹介されているアルバムです
思いがけず、嫁と姑が同じ頃、それぞれの知り合いに頼まれて「旅の想い出作り」の作品に一役買っていたわけです。
現代人には「旅行記」よりも「フォトブック」の方が手軽で受けるような気がしますが・・・
でも紙の材質や表紙の写真印刷などは断然「旅の紀行本」の方が上等です。

それにしても何百ページもの文章を綴る、作家さんやトラベルライターの方たちの凄さを思い知った今回の「旅行記本作り」の経験でした。

とりえず私はブログ上では「デジブック」作りにトライしてみようかしら・・・
ekoさん、サイトを教えていただきありがとうございました。
明日の夜行バスで「立山三山」登山に行ってきます。どうかお天気に恵まれ「釼岳」が見えますように







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「道の駅・マリンドリーム能生」でカニ三昧

2009年08月02日 | 旅日記

こちらは新潟県と富山県の県境「親知らず子知らず」に近い糸魚川市「能生」(のう)の海・・・
梅雨の晴れ間の穏やかな日本海です。


そして何故か?、「カニ」(ベニズワイガニ)の画像。
旅のフィナーレが日本海とカニだなんて、思いがけない展開となりました。

6月末に行った二泊三日のドライブ旅行。
一日目は「甘利山&千頭星山」登山、二日目は諏訪大社と別所温泉の「神社仏閣めぐり」。
そして最終日の三日目は、「五味池破風高原」のレンゲツツジの大群落を見てから、日本海側に出ました。
まずは順を追ってご紹介いたします。

6月27日(土)
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いつもの「軽井沢」の宿で一泊した3日目、噴煙をあげている「浅間山」を右手に望みながら「上信越自動車道」を須坂まで走り、午前中はレンゲツツジの中のハイキングを楽しみました。

そして再びこの道路に戻って、新潟県を目指します。マウスオンで妙高連山もご覧下さい
この大きな山並みが見えてきたらもうすぐ北陸自動車道に入り、主人の友人ご夫妻がたまたま寄ってたらふく蟹を食べえらく感激したという、新潟県糸魚川市の「能生の港」に向かいます。


「北陸自動車道」の能生ICで降りると10分足らずで道の駅「マリンドリーム能生」に到着しました。
海に面した広い敷地に、たくさんの施設が揃った一大リゾートエリアです。
「北陸自動車道」はトンネルだらけの高速道路ですが、その工事で出た土砂を海に埋め立ててこの「道の駅」が出来たらしい・・・


私たちはカニを売るお店が並ぶ「かにや横丁」に直行・・・
ここには日本一のベニズワイガニの直売店が並んでいるのです。

ベニズワイガニは減少の著しいズワイガニに代わる資源として漁獲されるようになったもので、生息水深がズワイガニよりさらに深く、水深500m前後から2,500mまでの海底に生息しているそうです。
鮮度落ちが速いため、ズワイガニに比べ1/5前後とかなり安い価格となっていて、味はズワイガニには少々劣るものの、鮮度がよく見入りのよいものはこのカニ特有の甘みがあります。


1000円のカニを2ハイ買うと、800円のカニが二つオマケにつきます
殻入れとハサミを渡され、日陰を求めてテントの中で食べました。
この日は土曜日・・・
ファミリーや若者のグループがカニを丸ごとむさぼるアクティブな風景が展開されていました

早速カニと格闘ですカニ汁は鮪の握りのサービス付き
フフフフフ・・・美味しいよ~!

大人も子供もカニ三昧夏の日本海の味覚、岩牡蠣もグ~!

この大粒の「岩ガキ」は一個500円、その場で殻を開けてくれますので、このままかぶりつきました。
「うまい
この貝を初めて食べたのは今から10年以上前のこと・・・
鳥海山を登って下りてきて、麓の遊佐温泉に泊まった時でした。
それ以来この味が忘れられなくなり、日本海の海を見ると食べたくなります。


かにや横丁の向こう側は、芝生の中にモニュメントが立つ「海洋公園」が広がっていました。


穏やかな梅雨の晴れ間の能生漁港・・・
置かれているテトラポットが、冬の荒れ狂う日本海を思いださせてくれますね。

「しばらくカニは食べなくてもいいくらい満足したな~」と、カニ好きの主人が大きくつぶやきながら車に乗り込み「道の駅・能生」を後にしました。

5~6分走ってから、「弁天島」で車を止めました。
赤い橋を歩いて渡った「弁天島」の景色をnon_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでマウスオンでご覧下さい

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6月とはいえ30度を越えたこの日、小さな子供達は裸で海に入っていました。

弁天島を紹介する表示板には、この島は300万年前のフォッサマグマの海底爆発でできたと書かれていました。
糸魚川と言えば静岡まで走るフォッサマグマが有名ですが、この西側を西南日本、東側を東北日本というようです。
ここはまさに日本列島の東西の境目なんですね。


弁天様は「安全な航海」の守り神・・・
階段を登った先の赤い鳥居の奥に祭られていました。

30分ほど散歩がてらに遊んでから、いよいよ帰路に着くことにします。
時間は午後四時少し前・・・
北陸道から関越道で帰ることになるかしら?と思いながら、高速道路が1000円の割引の土曜日なので「渋滞考慮」で入力すると、ナビは来た時と同じ「上信越道」を選びました。
帰宅時間は九時半となっています。
思ったより早く帰れそう


軽井沢を過ぎると特異な形の岩山が見えてきました。
すぐ近くの妙義山なども同じ様な感じの岩山ですが、ここを通る度に中国の水墨画を思い出してしまいます。

この先の「横川サービスエリア」で一休み、スタバーでのコーヒータイムを持ちました。
夕食は家でユックリとビールを飲みながら食べたいので、お馴染みの「横川の峠の釜飯」を買いました。


横川からは私が運転して、午後九時過ぎには我家に帰りつきました。
シャワーを浴びてから食べた「峠の釜飯」は、若い頃、仕事仲間と列車に乗って軽井沢に行ってた頃のことが蘇りました。
昔の列車は窓が開いて、ホームの駅弁売りの人からお茶とお弁当を買うのが楽しみでしたね。

主人と出かけた今回の旅・・・
行き当たりバッタリの旅にしてはバリエーションに富んでいて、思いがけなく楽しめました。
梅雨のさ中のドライブ旅行、お天気にも恵まれてヨカッタ!ヨカッタ!
体を労りながら一生懸命働いて、是非叉旅に出ましょうね。





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