花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

季節の変わり目

2008年09月26日 | 日常の日記

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、まさに季節の変わり目の今日この頃・・・
私、すっかり風邪をひいてしまいました。
喉が痛くて声が出ず、咳が出だすと止まらない
熱はさほどないようですが、それでも体がダルく節々が痛くて辛いです

仕事を始めて丁度一ヶ月、諸々の疲れが出たのでしょう・・・
今日はプールでの「アクアエクササイズ」がある日ですが、休んで家でノンビリしました。
両親の所に行きたかったのですが、風邪の細菌を持ち込むわけにも行きませんし、一日ボケェ~っと過ごし、唯一の外出は家の近くの畑に出ただけです。



今、畑の周りに赤と白の「ヒガンバナ」が咲いています。
根に毒があるというこのお花、モグラ除けにはいいのかも知れませんね。
一度、田んぼのあぜ道に咲き乱れる「ヒガンバナ」を見てみたいものです。

そしてもう一つ、見事に咲いているのが「ニラの花」


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マウスオンで、この夏収穫した主な野菜をご覧下さい
キューリはもう終わりましたが、ピーマン、ナス、プチトマトはまだまだ採れていて・・・
ドライトマトにして保存していますよ。
保存方法はブログ仲間のfuuさんに教わりました。

畑は草だらけで、蚊だらけで・・・
サラダ用のトマトとピーマンを収穫してから、写真を大急ぎで撮り、慌てて家に戻りました。
そろそろ夏物野菜を片付けて、「ブロッコリー」の苗の植え付けや、葉物類の種まきをしなければならないのですが、残念ながら体が動きません



ボンヤリとTVを見るのも飽きて庭に目をやっても、季節の変わり目・・・
我が家の庭には白い「タマスダレ」と「花トラノオ」くらいしか咲いていません。

突然、一階の屋根にドタドタという音が走りました。
この音を聞くと慌ててカメラを抱えて飛び出す私・・・
今年の夏から、しょっちゅう我が家の庭にやって来るようになった「台湾リス」のお出ましです。

鎌倉ではあちこちで見られるこの大きな「台湾リス」
電線を伝わって横浜南部にも出没するようになったようです。
でも、すばしっこくて中々カメラでは捕らえられません
やっと押さえたボケボケ写真をUPします。

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ご近所の友人ぷりんさんが、彼女のお庭で見つけて駆除した「蜂の巣」を持ってきて見せてくれました。
マウスオンでアップもご覧下さい

黄色スズメバチの巣だそうで、業者に頼んで捕ってもらったとか。
写っている蜂はもうノックダウンしていますが、幼虫はまだ少しモゾモゾと動いていました。



こちらは同じくご近所のお宅の蜂の巣
危険な大スズメバチの巣らしいのですが、冬になるとカラッポになるのでそのままにしているそうです。
裏が里山ですから、珍しくないのかもしれませんね

来週は仕事があるので、今週中にこの風邪を治さなくてはなりません。
ブログ仲間で、学生時代からの友人のtaeさんはいつも私の事を「元気で羨ましい」と言いますが・・・
そんな私でも疲れが溜まると喉と胃がやられます。

何度かこのブログでも綴りましたが、30代の頃に腸閉塞の手遅れで死にかけたことがあります。
その時「人間の命なんてはかないもの、明日を元気で迎えられる保障などどこにもないのだ」と悟り、明日の心配をするよりも「今日を目いっぱい楽しもう」と達観しました。

主人も「「元気で動ける内に楽しまなくては」という考えの人なので、私のブログは元気が取り得となりましたが・・・
私も人の子、体がシンドイときもあるのですよ。


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「60歳のラブレター」とケアンズ旅行

2008年09月23日 | 旅日記

毎年○○信託銀行が50歳以上の人々を対象に、夫から妻へ、妻から夫への「60歳のラブレター」という葉書エッセイを募集していて、今年で8年目を迎えました。
応募総数も8万人を越え、このような単行本も計7冊出版されたそうです。

私は第一回目の時に、突然脱サラして「植木屋」になった主人の事をチョコチョコっとハガキに書いて応募したのですが・・・
先日、某TV局から突然「60歳のラブレターを元に夫婦の絆をテーマとした番組製作を予定しているので、取材をさせてほしい」という旨の連絡がありました。
7年以上も前に書いた古いエッセーが役に立つのでしょうか

最初の電話取材は、私が仕事でいない時にかかってきて主人が対応したようです。
「ここまで結婚生活を続けてこられた秘訣は何かとか、奥さんのどんな所に惹かれたのかとか色々聞かれたぞ。植木の仕事の事も聞かれたのでパースの事など30分以上も喋った」との事・・・
ありゃ~~~



”「行ってきまぁ~す」
今日も朝早くから元気な声を張り上げてあなたは軽トラックで出かけていきました。
私の作ったお弁当を抱え、地下足袋姿で・・・
(略)
4年前、広告マンとして円熟した仕事をしていたあなたが、突然「会社を早期退職して植木屋になる」と言い出した時は、本当にビックリしました
あれから職業訓練学校に一年通い、修行のためにと家の近くの造園会社に就職。
そして二年前に念願の独立と目まぐるしい日々が続きましたね。
(略)
次から次へと紹介があり、仕事が増えていくのは、ひとえにあなたの人柄のよさが受けているからでしょう。
寒さに向かって、くれぐれも体に気をつけて下さい。
無理は禁物ですよ。たまには二人で温泉に出かけて骨休めをしましょうね”

先方は主人の電話での答えに興味を示したのか?
今日、直接取材にやってきました。
「どんな気持ちをこめてこのラブレターを書きましたか?」と聞かれたので、「主人への応援歌です。何の相談もなく突然脱サラされて納得できなかったのですが、”4年目でようやくあなたの生き方を認めましたよ”という私のメッセージです」と答えました。



拙い文章ながら、主人のユニークな生き方が受けたのでしょう。
末端に入選して旅行券を戴きました。
そして出かけたのが我々にとっては初めてのオーストラリア、「グレート・バリアリーフ」の玄関口「ケアンズ」
2003年2月のことでした。

上2枚の写真は「グレート・バリアリーフ」のシュノーケリングポイントに向かう船の上から写したものです。


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マウスオンでご覧下さい

大海原のど真ん中に人工の浮き島があり、ダイビングやシュノーケリングのポイントになっています。
サメから守るための網も張られていて・・・
山人間の私たち夫婦が生まれて初めて海にもぐり、色鮮やかな魚や大海ガメが泳ぐサンゴ礁の世界に魅了されました

ランチは船のレストランでのビュッフェ、現地の旅行社主催のオプショナルツァーでした。
世界遺産の「グレートバリアリーフ」で、世界各地の人々と一緒に遊んだこの日のことは鮮烈に覚えています



次の日は、日本の旅行社主催のオプショナルツァーで、アポリジニの住む「キュランダ高原」に行きました。
行きはスカイレールに乗って、世界遺産の熱帯雨林を上から眺めます。

パースはオーストラリア大陸の南西部にありますが、ケアンズは真反対の北東部の赤道に近い熱帯域にあり、私たちが行った2月は雨季で、一日に一度はスコールのような雨が降りました
褐色の川の色がそれを示していて・・・
だから豊かなジャングルが形成されるのでしょうね。



ジャングルといえば「大ワニ」「大ヘビ」
ワニの餌付けショーを見たり、ヘビを首に巻いたり、コアラを抱っこして記念写真を撮ったり、カンガルーに餌をあげたり・・・
帰路は「キュランダ鉄道」に乗りましたが、初めてのオーストラリアは何もかもがアクティブな世界でした。


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アポリジニの狩りの様子を見たり、アーミーダック(水陸両用艇)で熱帯雨林見学に出かけたり・・・
その様子をマウスオン・クリックでご覧下さい



最後の4日目は、グレートバリアリーフの宝石と呼ばれている「グリーン島」に水上飛行機で行きました。
空から見たグレートバリアリーフも素晴らしいものでしたが・・・
私たちはすっかりシュノーケリングで垣間見る海の中の世界に魅せられてしまいました。



パース行きが始まったのはこのすぐ後でしたが、引き続きシュノーケリングを楽しむべきだったと悔やまれます。
パースからスワンリバーを船で下り、インド洋上に浮かぶ「ロットネス島」に行った時に一度やっただけ
日本の6~7倍あるという紫外線が怖かったのが、続けられなかった原因かも知れませんね。

それぞれが自分の世界を持っていて、たま~に2人で思いっきり遊ぶのが我ら夫婦流
時々喧嘩をしながらも、38年間、結婚生活が何とか無事に続けられた要因は、妻の私が「サッパリしていて、すべて受け流してくれたから」と主人は取材者の質問に答えたようです。
「そう!反論しても絶対に聞き入れないマイペースの夫ですからね。口で言うのは諦めました。だから私は書いてウップンを晴らしています」
これが私の答えです。

取材と言っても今日は質問に答えるのとアンケートのみ、TVカメラが入ったわけではありません。
本に載った約1000人の作品の中から、ドラマ性のあるものを抜粋して順次聞いているそうです。
大病を克服したご夫婦とか、天国にいるご主人へのラブレターとか・・・
感動的な作品が多いので、我々の出る幕はないような気もします。

作品が読み上げられるくらいがせいぜいで、今から慌てて緊張する事もないでしょう。


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芙蓉の花

2008年09月20日 | 花シリーズ

台風13号は各地に大雨をもたらし、房総半島をかすめて行ったようですね
昨夜は、出かけていた東京はパラパラ程度の雨でしたが・・・
横浜南部にある我が家近くの駅に着いたら、激しいカミナリが鳴り響き、土砂降りの雨でした。
今日は朝から台風一過の青空がのぞいています

さて、トップの写真は、8月の中旬頃から咲き出していた我が家の「芙蓉の花」です。
庭にあるのではなく、駐車場脇の主人手製の物置棚の前に咲いた「ド根性芙蓉」なんです。


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マウスオンで根元の部分もご覧下さい
土など全く見えませんが、コンクリートの割れ目から幹を伸ばしています。

5年前にこの棚と、そしてその上にデッキを造りました。
その際、上の玄関の横に植えてあった「芙蓉」を主人が抜いたのですが・・・
道路に落ちたこぼれダネが根付いて、毎年立派な花を咲かせています

元々は私の実家の庭にあった、母が愛した「芙蓉」の花
切るのが忍びなかったのですが、よくぞ再び姿を現してくれましたという思いでいっぱいです。



こちらはご近所のお宅のお庭に咲いている見事な八重咲きの「スイフヨウ」です。
午前10時頃に写した時はまだ白に近い色ですが・・・


一時間後には少し色ついて



午後3時頃に通ると濃いピンクの色に変わっています。
まるでお酒を飲んで酔っ払っているようなので付いた名前が「酔芙蓉」



ご覧の通りの見事な大木の「スイフヨウ」です。
このお宅からタネをいただき鉢に蒔いたら芽が出て、今30cmくらいの苗木が数本育ちましたが・・・
さてさてどこに植えましょうか?
狭い庭にはもうスペースがありません



同じ午後の3時頃でも、小雨の降る日は赤く染まってはいませんでした。
どうやら「太陽」が顔を出さないとお酒は召し上がらないのかも・・・
私も雨が降ってどこにも出ない日のはちっとも美味しいと思えませんものね。
仕事を再開して約一ヶ月、何が変わったか?
頭と体をフル回転させて・・・
帰宅してシャワーを浴びてから飲むビールの美味しい事
山から下りて温泉に入った後に飲むビールに匹敵しますね



「芙蓉」に良く似た「ムクゲ」も8月からずっと咲いています。
こちらもお隣からタネが飛んできて、我が家の槙の木の根元に根付いたのか?
毎年健気にお隣のムクゲとソックリな花を咲かせています。
芙蓉と同じ「アオイ科」のお花のようですね。



「ムクゲ」は韓国の国花と聞いています。
こちらはご近所のお宅の白い「ムクゲ」、清楚な感じが好いですね

そして、夏の始まりにUPした真っ赤な「ハイビスカス」もまだまだ頑張って咲いています。
こちらも同じ「アオイ科」のお花ですね。

灼熱の太陽に照らされ、ゲリラ豪雨にも耐え、アオイ科のお花たちは私たちの目を楽しませてくれましたが、そろそろ秋のお花にバトンタッチでしょうか・・・



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成田山「新勝寺」その2

2008年09月16日 | 日常の日記

大本堂で御護摩をたいてから登ってきた道を戻りました。こちらは反対側から見た「仁王門」です。
橋が架かっているのは仁王池(放生池)
生き物の生命をいとおしむ「不殺生」を教えているそうです。



中央の岩の上には、何やら動くものが・・・
おびただしい数のカメでした

鶴は千年亀は万年生きるといいますから、ここのカメは、この仁王門が建った1830年から生息しているのかしら???


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マウスオンで、池で泳ぐカメや鯉もご覧下さい

大きいカメから小さいカメまでが甲羅干しをしていましたが・・・
良く見ると「岩」がカメの形をしています。親亀の背中に小亀が乗った過密状態ですね。



真新しい「総門」を出ると表参道が続きます。
楼閣を持つ木造3階建て老舗旅館や風格ある薬屋、江戸時代から続くお団子屋などが門前町の風情を留めています。
一昔前までの庶民の「旅」は、お伊勢参りや善光寺参り、そして成田詣などが主だったのでしょうね。

この日は水曜日だったせいか定休日の看板も多くて、どこでお昼を食べようかと迷いました。



お袋の毎月のお参りは「深川のお不動様」だったけど、年に一度は親父も一緒にご本山の「成田山」まで来ていたようだった。
米屋の羊羹を山ほどお土産に買ってきたから、すぐ分るんだ。
たまに僕たち兄弟も同行したけど、ウナギが食べられるのが嬉しかったなぁ~
主人が、昔を懐かしむような声で話します。



利根川や水郷、印旛沼などが近いせいか、昔から「成田山」はウナギが名物だったようですね。
こちらのお店では「ウナギの骨」が売られていました。何に使うのかしら?

私たちはブラブラ歩きを楽しみ・・・
川魚の佃煮のお土産を買ってから、車を入れた駐車場近くのお店に入りました。

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主人はうな重、私はウナギでなく天ざるうどんを食べました。
マウスオンでご覧下さい。

お味はマァ~マァ~、お値段もマァ~マァ~でしたが・・・
たまたまこのお店の関係者らしきグループが、私たちの後に入ってきたのですが、その人たちのウナギの方が早く運ばれ、主人のうな重は随分待たされました。

そういう事は許せないオットです。「出よう」と言い出す始末
私の天ざるはもう運ばれていたので、そうも行きません



そんなこんなもありましたが、念願だった「成田山詣」も無事に終えて、車も快適に飛ばせます

我が家から成田山までは、結構遠くて、東京を横断しなくてはなりません。
ディズニーランド~お台場と眺めて羽田の文字をやり過ごし、「つばさ橋」を渡るとようやく横浜です。



古い町から新しい街へ高速道路が結びます。まるでタイムマシーンのようだといつも思います。

大黒ふ頭から「ベイブリッジ」を渡り、三渓園の森を眺めながら高速道路をそのまま磯子方面に進むと我が家ももうすぐです。



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成田山「新勝寺」その1

2008年09月13日 | 日常の日記

日光でのあの車の自損事故から、丁度1年になります。
今でも、車が縁石にぶつかって飛ばされ歩道に突っ込んだ時の瞬間を思い出します。
そして「そばに電信柱や建物がなくて本当に良かった、そこに人がいなくて本当に良かった、歩道が広くて車がすっぽりと入る余裕があり本当に良かった」と・・・
しみじみ夫婦で話します。
主人は今だに、あの時の悪夢のような恐怖の体験が夢に出てくるそうです

その後、西オーストラリアをドライブ中には車が砂に埋まり、私が「ヘルプ・ミー!」と村まで助けを呼びに走った事も・・・
砂の中での毒蜘蛛騒ぎもありました

そしてこの春には、営業用の軽トラックの後輪が第三京浜道路を走行中にパンクして、車体を側壁にぶつけて破損
そんなこんながあった1年でした。

友人達にこの話をすると、驚きつつも「それでも大怪我がなかったと言うことは、やっぱり運がいいのよ」と慰められます。
母親がよくお不動様に通っていたという主人は「きっとお不動様が守って下さったのだ」と言いつつ、去年も今年も成田山に行っていない事が気になっていたようです。
それで先日、私も一緒にご本山の成田山「新勝寺」にお礼参り方々"これからもどうかお守りください"とのお願いに行ってきました。



こちらは去年建立されたばかりの、高さ15mの真新しい「総門」
十六面体の獅子頭により荘厳され、楼上に生まれ歳守り本尊八体仏が安置されているそうです。
・・・と案内書には書いてありましたが、どういう意味かしら?


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真新しい「狛犬」さんも、デンと左右に配置され、にらみを利かせていましたよ。
マウスオンでご覧下さい



総門を通り抜けると、その先の「仁王門」(国指定重文)が見えてきます。
文政13年(1830年)建立。
左右に那羅延金剛など4体が奉安されていますが、頑丈な金網で守られていて、とても撮影は無理でした。



大きな大きな赤提灯・・・浅草の方が大きいかしら?
「仁王門」をくぐって急な階段を登って行くと、「大本堂」と「三重の塔」が見えてきます。
足の弱い人用の回り道もありました。



大本堂に向かう前に、お線香をたいてその煙で体の悪い所をさすります。
主人は母親から、私は伯母から習ったおまじないかしら?
特に主人は高血圧と眼底出血がありますから、念入りにね・・・



こちらがご本尊不動明王を奉安する「大本堂」です。
昭和43年に建立されたそうですが、流石に立派ですね~!

大本堂は御護摩ご祈祷が行われる中心道場です。
私たちも「交通安全」と「家内安全」の御護摩をお願いしました。

最近、父が腰を痛たがっていて整形外科の通院が続いています。
先日は熱があるという連絡が施設から入り、連日様子を見に通っています。
息子一家のママとハー君も風邪で熱を出したとか・・・

仕事を再開したというのに、何かと色々あって心配のタネがつきません。
家族みんなの健康も願ってお祈りしました。



正徳2年(1712)に建立された「三重塔」(国指定重文)です。
周囲に「十六羅漢」の彫刻がめぐらされた塔だとか・・・
色鮮やかで見事ですね

パンフレットによると、高さは25m、雲水紋の彫刻を施した各層の垂木は一枚板で作られた珍しいものだそうです。


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こちらは「鐘楼」です。
マウスオン・クリックで、一切経蔵もご覧下さい。
こちらも綺麗な色彩ですね。

日本の神社仏閣は、ワビサビの文化もあってか?赤色は別としてもあまり派手な建物は見当たりませんが・・・
仏教徒の多いタイに行った時、鮮やかな色彩のお寺の数々に驚きました
特に「エメラルド寺院」などは、金銀珊瑚にサファイヤ、ルビー、そしてエメラルド・・・
どこもかしこも色とりどりの宝石がちりばめられていましたもの
元々の仏教文化は極彩色の世界なのでしょうね。
最近、それが分ってきました。


近年、日本観光にやって来る外人さんも増えているようですね。
観光地では英語、中国語、韓国があちこちで見られます。

新勝寺の境内はとても広くて、「釈迦堂」や「額堂」「光明堂」などの国指定の重要文化財の建物がまだまだありましたが・・・
念願だったお参りを済ませてホッとした顔の主人が「ウナギを食べて帰ろう」と、私を促しました。




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インドァーのお楽しみ

2008年09月10日 | 映画、観劇

このブログの「花と緑を追いかけて」という題名上、どうしても趣味の山歩きや高原散策の記事が多くなり、「naoさんは年がら年中山に行ってタフだね~。どこにそんな体力があるのか不思議」とよく言われます。
現実には、シーズンに一度行くぐらいがせいぜいなのですが

きっとブログ仲間の皆様も、いつもゴツイ靴を履いている、登山ズボンにチェックのシャツスタイルの私をご想像かと思います
でも私・・・
都会も大好き、お洒落も大好きな(いちおう)レディーのつもりでおりますわ。

8月下旬の雨の一日、フリフリスカートにパンプス姿で、ご近所の友人ぷりんさんと都心で映画と歌舞伎を鑑賞
優雅なインドァーの楽しみを味わってきました。

「歌舞伎の前には軽くて楽しい映画がいいわね~」と言うことで観たのが「SEX AND THE CITY」
これごとブログの題名に持ってくるとスパムに遭いそうなので控えましたが、H度もさほど過激ではなく、ニューヨークに住む40代のお洒落な女性4人の友情物語でした。

恋、仕事、家庭・・・
それぞれ共に悩み喜び、場合によっては恋人より大切な友。
女の友情が日常の細かなやりとりや、大胆なおしゃべり、率直な感情表現に現れていて、テンポも良くとても面白い映画でした。



ブログ仲間のhiyamizuさんの記事によると、「SEX AND THE CITY」は、アメリカのケーブル局HBOで、1998年から2004年にかけて放送された全6シーズンの連続テレビドラマだそうです。
《ニューヨークに暮らす30代独身女性4人のセックス・ライフを大胆に描き、大人の女性の本音に迫ったセリフの数々、最先端のファッションなど都会暮らしの喜怒哀楽や女性同士の友情を盛り込んでいる》と謳っていて・・・
エミー賞を7回、ゴールデングローブ賞も8回受賞とか
映画やドラマに詳しいぷりんさんの話では、日本でもWOWOWで放送され、彼女も時々見ていたそうです。

叉WOWOWではこの夏の8月8日(金)~17日(日)まで、TVシリーズ「SEX AND THE CITY」(SATC)を一挙94話を放送したようですが、我が家はWOWOWに入っていないので・・・
夜更かしした時、東京12チャンネルでたま~~に見ることがあります。
今でも(今日も)夜中の3時15分からやっていますが、映画よりも赤裸々で過激な台詞が飛び交い、眠気も吹っ飛ぶ事がありますので要注意かもですね



TVドラマから4年後、映画でも全く同じ設定で40代になった4人の物語が展開されます。
売れっ子ライターのキャシーの結婚を巡る悲喜こもごもに、女の友情が絡むお話で・・・
TVドラマを見ていなくても充分に楽しめます
ニューヨークの街の生活と、4人が着こなすファッションを観るだけでも楽しい映画でした。

雨の日の平日にも関わらず、有楽町の日劇はほぼ満席
やはり圧倒的に女性が多く、上映中の2時間半はあちこちで笑い声が・・・
どこで笑うかでその人の品位が問われますからね~
皆大きくアハハではなく、秘かにクスクスです。


                     


映画を観終わってから銀座のデパートでお買い物などをして時間をつぶし・・・
観劇用のお弁当を買って、午後の6時に歌舞伎座に入りました。
「八月納涼大歌舞伎」の第三部
  ・紅葉狩り
  ・野田版、愛陀姫


「歌舞伎を観るのが趣味なのか?」と問われれば、「イエス」と答えるほど見てはいませんが・・・
歌舞伎通のぷりんさんの影響で、一年に一度は必ず観に行きますね。
たまにはあの華やかな中に身をおくのも良いものです

特に勘三郎の舞台は面白い
今回もオペラ「アィーダ」から題材を得た「野田版・愛陀姫」が楽しみでした。

勘三郎の「友の会」に入っているぷりんさんにいつも良い席を取ってもらっていますが、この日も真ん中の前から4列目のとても観やすい席でした。
斜め二列前の席に、ナント小泉前総理大臣がいましたわ
福田さんが総理の職を投げ出す前だったので・・・
オペラ好きの小泉さんも呑気に歌舞伎版の「アィーダ」鑑賞が出来たのでしょう。


勘三郎が斉藤道三の娘「濃姫」役で、織田方の囚われの姫「愛陀姫」の恋敵となりますが・・・
う~~ん
勘三郎の女形ってイマイチ好みではありません。
七之助の「愛陀姫」は儚げで可愛くてとても良かったけど
ヤハリ勘三郎は「研辰」や「鼠小僧」のような、動きのある主人公の立ち役が合う感じです。
ポンポンとアドリブが飛び出すような楽しさが今回は全くありませんでした。

そして歌舞伎の舞台で突然、オペラの曲が流れるのもね~~~
野田秀樹さんの大胆な試みには今までも感心しましたが、今回はあまりピンとこなくて・・・
歌舞伎大好き人間のぷりんさんですら、「今日は映画の方が面白かったわ」との感想でした。

でも・・・
仕事の引継ぎや研修が続いた中で、このような優雅な一日を過ごせた事は嬉しい限りでした。
ぷりんさん、誘っていただきありがとう。
次回の「文楽」も楽しみにしていますね。


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夏の想い出・「栂池自然園」その3

2008年09月07日 | 旅日記
9月に入り、2年半ぶりに仕事を再開して怒涛の一週間が過ぎました。
公共施設の会議室や体育館、図書の貸し出しの仕事は前と同じなのですが、管理者が「区」から「民間企業」に移行しやり方が随分変わりました。
サービスの提供が増え、よりいっそう体を動かす事が多くなりましたが・・・
どうにか頑張っています。

そして2ヶ月間夏休みだったプールでの「アクアエクササイズ」のお教室も一昨日から始まり、午前中の一時間、水の中で飛び跳ねてきました。
流石に夜型人間の私もバタンキューでした

さて・・・
今回、私たちは「栂池自然園」の中の「浮島湿原」まで行くつもりでしたが、霧が出てきたのでこの日のうちに帰ることにして、楠川で戻りました。



楠川から更に登って行くと、約一時間で「展望湿原」に出ます。
標高2010mの展望ポイントからは白馬岳の大雪渓が目の前に広がって見えるとか・・・
次回はお天気の良い時に、是非そこまで行きたいと思いました。

こちらの写真は11年前、山仲間と白馬三山縦走の時に歩いた「白馬大雪渓」です
写真アルバムには1997年7月19日と記されていて・・・
確かこの日に「梅雨明け宣言」が出されたのを覚えています
大雪渓は落石が頻繁にあるので(今年も被害者が出ましたね)、ベニガラで書かれた線上を一列になって登って行きました。
延々と登山者が続いていて、まるで蟻の行列のようです



5.5kmある雪渓を3時間かけて登り、葱平という所で雪渓は終りです。
登山者はここで足に着けていた滑り止めのアイゼンを脱ぎます。
それが原因で雪渓は大渋滞になるのですが・・・

今年の8月、ここで大きな土砂崩れがあり、2名が死亡、1名が行方不明になっています。
もしお盆前の大勢の登山者が居る時だったら、もっともっとたくさんの人々が巻き込まれたのでは・・・
考えただけでもゾッ!としますね。



雪渓歩きを終えてホッとし、この葱平で休憩する人が多いのです。
私たちもここで昼食を食べたのですが、雨の時には一番危険な所だったようですね
平成11年の夏にもここで大きな土砂崩れがあり、雪渓からの登山は出来なくなりました。
写真右手の白馬杓子岳斜面の土砂の崩落が多いとか・・・

                           



お話を今年の夏の「栂池自然園」に戻します。
園内を2時間ほど写真を撮りながら歩いて戻りました。
オニシモツケが咲き乱れる向こうに、赤い屋根の「旧栂池ヒュッテ」の建物が見えてきました。
そのお隣はビジターセンターです。

自然園ではワタスゲの他にもたくさんの高山植物を楽しみました。
ピンクのルピナスによく似たお花はオニシオガマのようですね。
non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい
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オニシオガマ
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他にも、シナノオトギリやミツバオウレン、シナノキンバイ、ミヤマトウキなどが見られました。



そしてこちらは、秋の訪れを告げる「イワショウブ」でしょうか?



古い「栂池ヒュッテ」は記念館になっています。
そしてお隣のビジターセンターでは「栂池自然園」の成り立ちと、白馬の四季の写真展が開催されていて、美しい自然の数々を堪能しました。



ロープウェーで7分・・・
3時近くなっていても、まだまだツァーの団体様ご一行が登ってきます。
朝、東京や名古屋を発ち、この日は白馬山ろくでお泊りなのでしょう・・・



更にゴンドラに20分乗ります。
霧の中を下って、栂池高原からバスに乗り、JR白馬駅に出て大糸線に乗りました。
松本から「特急あずさ」に乗り換えるつもりで座席指定券を買ったのに、ナント豪雨のために運休となりました

車で行く旅とは違って、汽車の旅はのどかでいいのですが、このような時に遭遇すると身動きが取れませんね。

列車運転の再開まで、松本駅の駅ビルでビールを飲みながらお蕎麦を食べていると、隣の席の老夫婦が話しかけてきました。
「近年、田舎暮らしが流行っていて、自分たちも定年退職後大阪から安曇野に移り住んで10年以上になるけど、絶対人には薦められないね。安易な気持ちで来たらまず無理だよ」と・・・
私も、憧れの信州は憧れのまま残しておきたいと思いました。
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夏の想い出・「栂池自然園」その2

2008年09月03日 | 旅日記

日本でも有数の高層湿原が広がる「栂池自然園」では様々な動植物を観察することが出来ます。
晴れた日には白馬連峰の大展望が直ぐ目の前に展開されますが・・・
残念ながらこの日はご覧の通りの霧の中。

水芭蕉湿原、ワタスゲ湿原と歩いてきて標高1850mの楠川まで行きましたが、今日中に帰宅することにして回れ右をしました。



「ワタスゲ」湿原の中には、ワタスゲ、アヤメ、ニッコウキスゲ以外にもたくさんのお花が見られます。
この黄色いお花は「アキノキリンソウ」でしょうか・・・


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「チングルマ」はすでにお花が終わって綿毛になっていました。
その横には「イワイチョウ」が最後の白いお花を咲かせていました。
マウスオンでご覧下さい



帰りは行きと反対側の「ワタスゲ湿原」の右側の道を行きました。
本当は「浮島湿原」まで行きたかったのですが、お天気も悪いし時間もないしで諦めました



あちこちの山や湿原で「ワタスゲ」は見ていますが、こんなにたくさん咲いている風景は初めてです。
時期が良かったのでしょうか?



茂みの中に「キヌガサソウ」がまとまって咲いていました
夏のアルプスを歩くと、この大きな葉っぱの中に咲く白い優雅なお花を見ることがありますが・・・
これだけの群生も珍しいです。
100mくらいに渡って木道脇に続いていました



和名で書くと「衣笠草」・・・
葉の様子を、昔高貴な人にさしかけた衣笠にたとえたものだそうです。



キヌガサソウの写真を撮りながら歩いて行くと、ひんやりとした風が通り抜けました。
「風穴」です。
そこで何かが動いています。そして目の前に飛び出してきました



黒い目をしたイタチ科の「オコジョ」です
可愛い姿のわりには気が荒く、自分より数倍大きいウサギを襲う事もあるとか・・・
雪が解け出す頃から夏の間は頭部と背中の体毛が茶色なのですが、冬になると全身真っ白な毛に生え変わります。
しかし、しっぽの先が黒いのは、夏冬を通して1年中変わらないそうです。

山登りを始めて間もない頃、私は常念岳から大天井岳に向かう途中の登山道で一度だけ出合った事があります。



色づき始めた木々の葉が、山の秋が近いことを教えてくれているようで・・・
オコジョの毛の色が白く生え変わる厳しい冬の到来も、間もなくなのかも知れませんね。



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