季節の変化

活動の状況

駒ヶ岳の紅葉とカナディアン・ロッキー

2012-10-21 00:10:21 | Weblog
駒ヶ岳紅葉カナディアン・ロッキーを見る。
駒ヶ岳の森林の紅葉はきれい。

駒ケ岳の紅葉は、天気予報で「明日は晴れ」という当日の朝、
「駒ヶ岳ロープウェイ」に乗って「千畳敷カール」へ行った。
針葉樹に広葉樹が混じる。2004年10月18日、午前9時。

ロープウェイから眺める紅葉は、赤や黄色が、
バックの針葉樹の中に映える。
赤はモミジやカエデ、ナナカマド、
黄色はダケカンバ。

千畳敷カール」。「駒ヶ岳ロープウェイ」の終点。

千畳敷カールの高度2612メートルまでくると、
森林限界を超えているから、高い木は育たない。

千畳敷カールのお花畑は枯れている。
左にとんがっているのは「宝剣岳」2931メートル。
右の平が「乗越浄土」(のっこしじょうど)でその下が「八丁坂」。
「乗越浄土」から「宝剣岳」や奥の「駒ヶ岳」に登るが、
朝早いのか、まだ人は見当たらない。

「千畳敷カール」から「しらび平」にもどるロープウェイ。

ロープウェイから、夕陽に染まる紅葉を見ることができる。午後3時。

北アメリカとヨーロッパ大陸は、
氷河期」には、何千年も分厚い「氷河」に覆われた。
そのために、それまでの「植物」は絶滅した。

日本では、氷河のカール地形は、
3000メートル級の高山にだけある。
日本の「氷河」は限られた場所だったから、
昔からの植物に、新しい植物が増えていった。
日本は「植物多様性」になっている。

「植物多様性」は日本の「紅葉」の美しさに、大いに関係がある。
アメリカにもヨーロッパ大陸にも、あざやかな紅葉はある。
しかし、日本の紅葉がきれいなのは、
広葉樹も針葉樹もあって、
赤であったり、黄色であったり、いろんな色で、
しかも、さまざまな葉の形で、つぎつぎに紅葉していくから。
」に咲く花が一種類か、それとも、
多くの種類があるかの違いであると思えばいい。

カナディアン・ロッキー」を1987年9月に訪れた。
緯度も高いし、季節的にも紅葉の時期である。
紅葉は氷河の影響の少ないところ。バンフ、1987年9月。

道路沿いの木が紅葉している。

草は枯れて、赤や黄色になっている。バンフ、1987年9月。

草以外は針葉樹。草地の針葉樹はまだ若い。
奥の氷河は、今にもこぼれ落ちそうだ。

草は枯れて、赤になっている。カルガリー、1987年9月。

奥には氷河がある。手前は針葉樹。左の標識はルート90を示す。

「カナディアン・ロッキー」の氷河地形の「植物」を見る。
バンフ、1987年9月。

氷河地形のまわりは、針葉樹が茂る。
大きな針葉樹。風景はモノトーンである。

バンフ、1987年9月。

氷河地形のまわりは、針葉樹が茂る。

カルガリー、1987年9月。

氷河地形のまわりは、針葉樹。

クロウフット氷河」。バンフ、1987年9月。

右はクロウフット山、手前はボウ・レイク。
左に針葉樹が見える。

バンフ、1987年9月。

氷河に削られた「U字谷」。
ペイト湖のまわりは、針葉樹で覆われている。

氷河のへ行った。ジャスパー。1987年9月。

氷河は、奥から手前に移動してくる。
氷河の端は、溶けて水たまりができる。
氷河の左側は、水と土はあるのだが、
寒さで植物は育たない。
氷河に押し流された石が転がっていた。

「カナディアン・ロッキー」は、
氷河で「植物」は絶滅した。
そして、あとから針葉樹が茂った。
「植物多様性」ではなくなった。

日本の「氷河」は限られた場所だった。
だから、「植物多様性」になった。
それで、美しい「紅葉」がある。
自然の贈り物」、である。

「駒ヶ岳」以外の日本の紅葉を集めた。
白駒池」、八ヶ岳、長野県。2012年10月。

針葉樹に広葉樹が混じる。

大沼池」、志賀高原、長野県。2012年10月。


小遠見山」(ことおみやま、2007m)から北アルプス。
白馬村、長野県。2006年10月。

左は「五竜岳」(2814m)。

八方尾根」の上に「白馬三山」。北アルプス、長野県。2006年10月。

左から白馬鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(しゃくしだけ、2812m)、白馬岳(2932m)。
その右は小蓮華山(2766m)。

上高地」、松本市、長野県。2008年10月。

大正池から河童橋に向かう。
奥は穂高連峰で、最高峰は奥穂高岳、3190m。

鎌池」(かまいけ)、小谷村(おたりむら) 、長野県。2008年10月。

鎌池は一周できる。

大渚山」(おおなぎやま)、小谷村(おたりむら) 、長野県。2008年10月。

日本では、各種の色の紅葉があって、
紅葉のトンネルをトレッキングできる。

カナディアン・ロッキーと日本は、
「庭」に咲く花が一種類か、それとも、
多くの種類があるかの違いである。

日本の「植物多様性」は「自然の贈り物」、
秋になると、「紅葉」の美しさを楽しむことができる。
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