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『ブルックリン』(映画メモ)

『ブルックリン』(2015年、ジョン・クローリー監督)

アイルランドでは仕事が見つからないエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、アイルランド移民が多く住むニューヨークのブルックリンへと旅立つ(時代はかなり前の設定)。

初めこそホームシックになったものの、デパートで働きつつ夜間大学で簿記を習うエイリシュは、教養はないが優しい配管工トニー(エモリー・コーエン)と恋におち、結婚することに。

しかし、姉が急死したために故郷に帰ってみると、簿記係の仕事に誘われ、教養のある魅力的な男性と出会う。年老いた母親が一人暮らしという状況も彼女を引き留める力になる。

アメリカに行く前にこの環境があれば」と嘆くエイリシュが、「アイルランドに残るか、ニューヨークに帰るか」で揺れ動く、というストーリー。

揺れるエイリシュを見ていると「おいおい結婚してるだろ」と突っ込みたくなるものの、「仕事・伴侶・親の世話」で悩むのは当然かもしれない。後半のハラハラ感はかなり強く、そこがこの映画の見どころともいえる。

キャリアやライフスタイルの岐路にさしかかったとき、どのように判断すべきかについて考えさせられる映画である。





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あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ

あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ
(ルカによる福音書12章34節)

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