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『ゆるしのレッスン』(読書メモ)

ジェラルド・G・ジャンポルスキー(大内博訳)『ゆるしのレッスン』サンマーク文庫

僕はクリスチャンであり神を信じているが、正直なところ、「神」という言葉にはやや抵抗がある。特に、本の中に「神」という言葉がたくさん出てくると「引いてしまう」ところもある。

この本には、やたらに「神」が出てくるのだが、不思議と違和感がない。それは、無神論者であったジャンポルスキー氏が苦難の果てに神と出会ったからであろう。

ところで、本書のテーマは「人をゆるす」ということ。

人に傷つけられたとき、その人をどのようにゆるせばよいのか?

それは、謝辞に書かれている次の言葉に集約されるだろう。

出会う人すべての中に
光だけを見いだすとき
私たちは神を体験する


言い換えると、その人の中に神を見いだすとき、人をゆるすことができる、といえる。

とても難しいことだが、大切なことだなと思った。







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