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スーパーエンジニア

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)には、5000名以上の技術者がいるようだが、その中でもずば抜けた技術力を持つ社員を「スーパーエンジニア」として認定している。

ドレイファスによれば、人間の熟達段階は「初心者→見習→一人前→中堅→熟達者」として表すことができる。CTCのスーパーエンジニアは、まさに「熟達者」である。

スーパーエンジニアの役割は二つある。

一つは、若手技術者の目標になること。目指したいスーパーエンジニアに憧れて入社してくる学生もいるらしい。もう一つは、講演活動等を通して、CTCの技術を社外に発信すること。会社の代表として、業界の「顔」になるくらいの実力があることがスーパーエンジニアの条件なのだろう。

ネットワークや金融工学など11分野において60人程度認定されているスーパーエンジニアだが、年齢は30代から50代までさまざま。実力で選ばれていることがわかる。

企業における熟達者とは何ですか?」という質問を受けることが多いが、技術者に限らず「社内における若手の目標であり、会社の代表として業界の顔になりうる人」が熟達者である、といえそうだ。
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