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『シンデレラマン』(映画メモ)

『シンデレラマン』(2005年、ロン・ハワード監督)

これは沁みる映画である(実話)。

舞台は大恐慌のアメリカ。ヘビー級の実力派ボクサーであるジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)は、期待されながらも、怪我の影響もあり引退同然状態になる。

しかし、不景気のせいで仕事もなく、電気も止められ、奥さんと三人の子供との生活はどん底である。

そんなとき、ドタキャンした選手の代わりに出た試合で相手をノックアウト。次の試合も決まったものの、相手は殺人パンチを持つ世界チャンピオン(実際に、試合で二人殺している)。

心配する奥さん(レニー・ゼルウィガー)は止めるが、ブラドックは試合を受ける。

まだ戦う力はあるんだ。リングでの苦しみなら耐えられる

このあたりのシーンにグッときた。名優ラッセル・クロウはもちろんのこと、奥さん役のレニー・ゼルウィガーの演技が光る(こんなに上手かったんだ)。

ここまで劇的ではなくとも、人生にはチャンスが到来する瞬間がある。

それをものにすることが大事である、ということが伝わってきた。


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