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『つむぐもの』(映画メモ)

『つむぐもの』(2016年、犬童一利監督)

あまり期待していなかったが、よい映画だった。

妻に先立たれ独り暮らしをしていた和紙職人・剛生(石倉三郎)は、脳腫瘍のため半身不随になってしまう。そこに、大学を卒業したもののぶらぶらしていた韓国人ヨナ(キム・コッピ)が(ワーキングホリデー的な形で)ヘルパーとして住み込むことに。

頑固者の剛生と、キレやすいヨナの間に、徐々に友情のようなものが芽生え始めたところで、再び不幸が訪れるという物語。

とにかく、石倉三郎とキム・コッピの演技が上手くて、映画に引き込まれてしまった

自然豊かな福井を舞台に、「日韓関係」「伝統工芸」「介護」「人間の精神的な成長」というテーマが絶妙にミックスされている点がすごい。

ラストシーンも良かった。





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