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宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

うつる?、うつらない?、イボのお話

2008年10月17日 22時03分34秒 | 診断と治療
皮膚科の外来で、一年中毎日のようにみられる皮膚病のひとつにイボがあります。
ひとくちにイボと言ってもいくつかの種類があり、その治療法もそれぞれに違います。

まず、一番ポピュラーなものに、尋常性ゆうぜいというイボがあります。
これは小さい子供から大人までよくみられるもので、原因はヴイールス性です。
主に手や足に出来やすく、かゆくも痛くもないためにほうっておく人が多いのですが、実はうつるものであるため、気づくといくつかに増えている事が多いです。
他人にもうつす可能性があるため、なるべく早く治療をして取ってしまう事が大事です。
液体窒素で冷凍凝固する治療が最もポピュラーですが、小さいお子様には痛くない別の治療法を選択します。

次に多いのが伝染性軟属腫というもので、ぞくに言うみずいぼです。
子供によくみられ、うつるとされているため取ることを希望される事が多いです。
しかし、自然治癒も多く、最近は漢方薬内服などで、様子を見ることもおおいですね、

最後は中年以降に多い、老人性イボです。
これはうつりませんが、年齢とともに増加するため、取ることを希望される方が多いです。

正しく診断し、ふさわしい治療を受けるようにしましょう
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