宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

肌のうるおいを決めるもの

2014年01月20日 20時52分39秒 | スキンケア
今日は大寒です。

このところ寒い日が続いており、空気の乾燥もひどいですね。
そのせいで、皮膚のかさつきもマックスです

今日は、肌のうるおいを守るために必要なポイントをお教えしましょう

肌のうるおいをきめるのは、ずばり、水分と油分です。

まず、油分ですが。
これは、思春期をピークに10代から20代が多い年齢です。
つまり、ニキビのできやすい年齢と一致します。
男性は比較的高年齢になっても油分が多めですが、女性は30代くらいから減少します。
ですから、乳液やクリームなどの油分を含む基礎化粧品を使うことで補います。

問題は水分です。
角質層の水分は、発汗により補われます。
ですから、夏は汗が多いので良いのですが、今のように寒さが厳しくなると発汗量が減り、角質の水分が減少します。
よく、「水をたくさん飲むと良いですか?」と聞かれますが
これは答えはノーです。
寒い冬、水を飲んでもほとんど尿で体外に排出されるのです。
また、水のスプレーを噴霧したり、加湿器に顔を近づけたりする人もいますが、どちらも効果がないどころか、かえって乾燥肌が悪化します。
ジムで行う運動による発汗や、入浴による発汗は効果があります。
ですから、今の時期、ぬるめのお湯にゆっくりとつかり発汗を促し、その後保湿クリームをぬると大変効果があります。

つまり。

今のように寒い時期は、ゆっくりと入浴し、その後に保湿クリームをぬると良いですね
リラックスもできて、気分もほぐれます。

私は、ゆっくり入浴し、保湿クリームを全身に塗り、たくさんの重ね着をし、今あたたかいハーブティを飲んでいます
身体にも、気持ちにも、肌にもうるおいをあたえてあげましょう
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