宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

今年のスギ花粉症(その3)

2014年01月22日 15時26分33秒 | 花粉症
テレビの気象情報では、連日、厳しい寒さ・・・と伝えていますが。

そして、皆さまのご挨拶がきまって
「今日も、寒いですね~」
というものですが。

でも。

今日、自転車をこいでいたら、空気の中にちょっと柔らかさを感じました。
これは、春が近づいている・・・という印象です。

その証拠・・・というわけではありませんが。
数日前から、花粉症を発症している患者さんが少しずつ増えてきました
花粉の飛散が、少しずつ始まっている感じがします。

鼻炎も、結膜炎も、皮膚炎も、みな同じですが。
いったんひどくなると、そのまま雪だるま式に、症状が悪化しやすくなります。
鼻水がひどくなり、しょっちゅう鼻をかんでいるうちに、鼻詰まりもでてきます。
涙がでて目がかゆくなり、ごしごしと目をかいているうちに目の粘膜が充血し、目のまわりの皮膚もただれてきます。
まぶたやほほ、首などに赤みとかゆみが出始めて、かいていると次第に腫れぼったくなり、赤くただれてきます。

つまり。
花粉症は、しっかりと予防して症状を出さないことや、症状が出てしまったら軽いうちに治してしまうことが、とても重要です

いったん重症化すると、強い治療が必要になりますし、また治療に時間がかかるからです。

ですから、まずは、予防。

マスクをすること。
皮膚は保湿で潤しておくこと。
洗濯物は屋外に干さないこと。
予防の内服をスタートすること。

今年は、軽くすませたいものですね

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