宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

くちびるのトラブル

2013年12月21日 21時40分35秒 | 診断と治療
寒い日が続きます。

こんな寒い冬は、マフラーが楽しい
巻物が大好きです。
首回りを暖めると、寒さの感じ方が変わります。

今週、マフラーを2本作りました
白いマフラーと赤いマフラー。
どちらもプレゼント用です。

さて。

暖房の部屋にいると、肌が乾燥しますが、かなりの方がくちびるの乾燥を感じると思います。
かさかさ、ひりひり・・・。
これが続くと、さまざまなものにかぶれます。
食べ物の汁や、だし、果汁などに刺激されて、くちびるが荒れます。
歯磨き粉にもかぶれることがあります。
メンソール入りのリップクリームや、口紅にもかぶれます。
また、なめ癖があると、自分の唾液にかぶれます。

かぶれると、くちびるにぶつぶつができたり、かゆみがおこったり、かわがむけたり、赤くなったり、腫れたりします。
口角が切れることもあり、よく胃が悪いのでは・・とか、ビタミン不足では・・と思われる方がいますが、たいていはかぶれですね。

これらの症状がでると、リップクリームやワセリンを塗っていても治りにくいことが多いです。
まずは、薬でしっかりと治療しましょう。

きれいに治ったら、当院でリップクリームを処方いたします。

かぶれや口角炎以外に、口唇ヘルペスの患者さんも多いです。
これは、くちびるの一部に水疱ができる病気で、原因はウィルスです。
治療としては、抗ウィルス剤の内服が一番効果があります。
5日間の内服です。

冬はくちびるのトラブルが多い季節です。
診断を間違えると、治りにくい部位です。
適切に早めの治療がオススメですね

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