goo blog サービス終了のお知らせ 

宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

ニキビのお話(続き)

2008年12月15日 15時22分12秒 | 診断と治療
寒い日が続くと、どこの建物の中も暖房がかかっています。
暖房は乾燥肌を引き起こしますが、ニキビ肌の方にもトラブルを起こします。
まず、男の子のにきび肌の場合、普段から石けんやフォームでかなり激しく洗いまくっている場合があります。
確かに若い男性はアブラが多いので、洗いたい気持ちはわかりますが、この時期実は乾燥してしまうのです。
その結果、かえってアブラが多く出るようになってしまい、悪循環になります。
女性でも、ニキビを気にしてピーリング効果のある石けんやクリームを使いすぎると、やはり同じ事がおこりますね。 

乾燥の強いこの時期、ニキビ肌のスキンケアはとくに注意が必要ですね。
乾燥させすぎない、でも洗浄力のある石けんで朝も夜も清潔に洗いましょう
その後、潤いを補う化粧水や美容液、ジェルなどで肌に十分な水分を与える事が大切です。
にきび肌でも潤いが何より大切なんです
その後、皮膚科で処方しました塗り薬を塗ってください。
その方のニキビのタイプにあわせて、イオウの薬、抗生物質の塗り薬、レチノイドの塗り薬などを選択しています。
正しい洗顔と、正しいスキンケアがあってこそ、塗り薬はその効果が発揮されますよ

汗をかかないこの季節。実はニキビが治りにくいやっかいな季節でもあるんです。
肌質にあわせてきめ細かく治療します。ご相談下さい。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 皮膚科クイズその12 | トップ | 皮膚科クイズその13 »

診断と治療」カテゴリの最新記事