宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

猛暑の影響(その5)

2010年08月27日 20時35分37秒 | 診断と治療
連日の暑さに、皆さま、いい加減、疲れが溜まってきているみたいですね

昼間の猛暑続きに、連日の熱帯夜。
クーラーをつけっぱなしで、体調管理も難しい。

8月も最後に近づきましたが、かなりお疲れが目立ちます

そのせいでしょうか。
免疫力の低下によると思われる皮膚病が多く見られます。

今日は、多くてびっくりしたのが、顔のおできの患者さんです
ひどいニキビといってもよいでしょう。
おでこや鼻の頭やほほやあごに、ニキビの大きいようなもので、押すと痛い化膿した状態のものができているのですね
このような患者さんが、とても多かったですね。

原因の一つは、今年暑すぎるために顔の汗が多すぎて、毛穴が汚れでふさがっているのです。
そして、もう一つの原因が、猛暑による免疫力の低下・・・つまり夏バテですね。

治療としては、抗生物質の内服と外用です。

でも、治療と同時に、大切なのが、まめに石鹸で清潔に洗うことですね

あとは、夏バテを回復することが必要です。
栄養価の高い吸収の良い物を食べて、出来るときはお昼寝などもして疲れを取りましょう。
夜の睡眠は特に大切です

私は、個人的にお気に入りの睡眠法があります。
それは・・・アイスノンをして眠りにつくという方法です。
首の裏を冷やすと、すごく気持ちが良いです
クーラーは28~29度くらいに設定し、冷やしすぎに注意して寝ます。

お天気予報を見ていたら、9月も残暑が続くらしく、30度越えもあるようですね

健康管理に気をつけて、秋の訪れを待ちましょう



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