宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

若いのに帯状疱疹

2010年08月04日 17時38分01秒 | 診断と治療
今年の夏は、厳しい暑さが続くようですね

連日、熱中症のニュースを目にします。

暑さを気楽に考えてはいけません。くれぐれも、温度の調節や水分摂取にお気をつけください。

さて・・・。

今日は、帯状疱疹について。

この病気は、一般に、高齢者に多い病気と考えられています。
体力や免疫力の低下によって、発症する病気だからです。
はじめは、神経痛のような軽い痛みや違和感で気づき、その後に水疱がでてきます。
発疹ははじめは虫さされやアセモと勘違いする場合もありますが、だんだん水ぶくれになり、痛みを伴ってきます。

ところが、この病気、高齢者だけのものではなくなってきました。
若い人やまれに子供にもおこります。

最近、当院に、20代~30代の帯状疱疹がたて続けに来院されました。
これはどうしてでしょう?。

若い人でも、疲労がたまっていたり、ストレスが続いていると、この病気にかかるのです
このところの、厳しい暑さも原因のひとつです

外は連日の35度、一方ビルの中は20度などということもめずらしくありません。
20代や30代の働き盛りの人は屋外や室内を頻繁に移動することが多く、体温調節が大変になって身体に大きな負担がかかっているものと考えられます。

高齢者に較べ、若い方の帯状疱疹は軽症の事が多いです。
でも、油断は禁物
ちゃんと治療しないと、かなり痛みが強くなったり、水疱がぐじゅぐじゅになって汚い跡を残すこともあるのです

なるべく早く受診された方が、早く治りますよ
もしや・・・と思ったら、ご相談ください


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