宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

猛暑の影響(その3)

2010年08月23日 23時26分23秒 | 診断と治療
もう夏もそろそろ終わりのはずなのに~

暑すぎますね
 
今年から、私も、汗っかきの仲間入りです・・。

さて、今年、猛暑続きのために、昨年まであまり見られなかった症状の方が来院されます。

それは・・・。

決して、重症ではないのですが。
かといって、ほおっておけない症状です。

それは、顔の皮膚のざらざら感です。
とくに痒みも痛みもない場合が多く、赤くもならないのです。
でも、何だか違和感。
今までなかった不快感。
触ると、ぶつぶつ、ざらざらする。
なめらかじゃぁないのです。

これは、今年の猛暑のせいと思われます。
室内で一日中、また一晩中クーラーをかけて、肌は乾燥しています。
一方、屋外ですごい汗をかくのです。
その汗が、熱風でまた乾燥する。
つまり、夏の極端な乾燥肌によるものなのです。

治療としては、まずは、塗り薬で数日で治してしまいます。
その後のスキンケアが最も重要なんです。
皮膚に安全な石鹸で、ていねいに汗の汚れを落とします。
その後、しっとり化粧水で潤いを与え、美容液や乳液、クリームで潤いを閉じこめます。
この潤いを与えるスキンケアが、すごく大切なんですね

夏は汗をかくから、潤っていると勘違いしがちです。
でも、実は、冬同様、しっかり保湿ケアに力を入れましょう
すると、ざらざら皮膚は治っていきますよ




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