守口市の大日交差点から、旧国道一号線を枚方方面に向かって進む、ロイヤルホームセンターとかニッショーとかがある裏の、この店がある。店といっても自宅を改造して蕎麦屋とした感じで、看板さえなければ蕎麦屋だとは判らない。メンソールはこの店の前を何度か通ったことがあって、一度訪れてみたいと思っていたんだけれど、やっとその機会に恵まれた。
この日はちょうど仕事の隙間で、本当にすることが何もない日で、いつもの通り5:00過ぎに起きてメールチェックした後は、秋の明るい陽射しの中でリラックスしていた。10:00頃になって、そうだ、いつも気になっている蕎麦屋に行ってみようと思い立って自転車を飛ばした。メンソールが到着したのは12:00少し前だったんだけど、店の前の駐車場には自転車が10台くらい並んでいた。どうやらこの店を利用するのは地域住民がほとんどで交通手段は自転車。自動車で来る人はほとんどいないのかもしれない。
店といっても民家なので、問を入り、庭を横切って玄関へ向かう。玄関を上がってすぐのところは帳場になっていて、帳場の奥がキッチンだろう。本来ならばダイニングとして使われるであろうスペースには、四人掛けのテーブルが三つ置かれている。その奥の応接間であったであろうスペースには六人掛けくらいのテーブルが二つ、帳場の前にある難度として使うであろうスペースには四人掛けテーブルが一つ。
メンソールはダイニングスペースへ案内された。別のテーブルには初老の夫婦と思われる客、奥の座敷席には、ご近所の奥さん連中と思われるグループが二組....。やっぱり地域住民御用達の店なのかな。最初に出されるお茶はもちろん蕎麦茶。
メンソールは、御膳Aをオーダー。これは昼だけのメニューで、小鉢、天ぷら、肉料理、ご飯、みそ汁、漬け物のセットで\2,000-。メンソールはこれに加えて日本酒をオーダー。やっぱり蕎麦には日本酒だわな....。
まず御膳が登場。蕎麦はもう少し遅れて出される。小鉢は酢の物で、まずこれを一口。海の香がするが、歯ごたえはナマコのよう。でも周囲はフグの皮みたいな色で中央部は透明になっているので、ナマコじゃない。尋ねてみると氷頭ナマズなんだそうだ。天ぷらはぷりぷりのエビが二尾。肉料理は、合鴨と笹掻きゴボウの煮物。これは卵綴じにしなくて正解だったと思う。この中では氷頭ナマズとエビの天ぷらが特においしかった。日本酒も最初の一合を飲んじゃいました。
日本酒をお代わりする頃に蕎麦がやってきた。まずつゆにつけずに一口。なかなか腰のある蕎麦。次につゆだけを一口すする。こちらはやや甘口で醤油の香がややきつい。このつゆでは、蕎麦の方が負けちゃうんじゃないかと危惧しながら、蕎麦につゆをつけて一口。やはり最初はつゆの味しかしないが、以外とあっさりと消えていき、その後から蕎麦の香がほんわりと主張してくる。なるほど、時間差攻撃な訳ね....。
メンソールが座った席からは、庭がよく見える。水はないんだけど、配した岩と白玉砂利で、川を表現しているんだろう。付近にはビルがなくて、目に入るのは日本家屋の瓦だけ。だから何となく落ち着いたりする。メンソールは二合目の日本酒も半分くらい飲み終わって、気持ちよく酔っていたりした。平日の昼間から酒を飲むような生活をしてみたい....、と言うのがメンソールの漠然とした夢だったりしたけど、その夢を実現させるために、会社勤めを辞めたような部分があるんだけど、その一部分だけでも実現した化のような錯覚に陥った。こんなことできるのは多分今日だけだろうな....という気持ちももちろんちゃんとそこにあったけれど、秋晴れの日に、蕎麦屋の庭を見ながらその気持ちを心の奥底へと押しやった。至福の瞬間かな。
蕎麦湯はかなり重い目。やや甘みもあるし、粘度も少し高いので、これはつなぎに使った小麦粉が溶けだして糖化しているのかもしれない。
そんな時、メンソールの携帯電話が鳴り、メンソールを現実世界へ引き戻した。ちょっと大きめの仕事の引き合いなんだけど、その後三日間メンソールは東奔西走することになる。メンソールはもともとビジネスとプライベートを分けることがあまり好きじゃないので、プライベートでリラックスしているところへいきなり仕事が飛び込んできたりするのはイヤじゃない。逆に快感だったりする。
メンソールは酔い覚ましに、蕎麦湯を徳利からラッパ飲みし、お茶も一杯お代わりして、オフィスへ向かって走り出していた。
【店 名】 利賀蕎麦 清晃庵(せいこうあん)
【ジャンル】 蕎麦
【電話番号】 06-6904-0003
【住 所】 大阪府守口市大日町2-35-20
【営業時間】 11:30-14:30, 17:30-22:00(日曜:-20:00)
【定 休 日】 無休?
【そ の 他】 チーフ:木村隆一
この日はちょうど仕事の隙間で、本当にすることが何もない日で、いつもの通り5:00過ぎに起きてメールチェックした後は、秋の明るい陽射しの中でリラックスしていた。10:00頃になって、そうだ、いつも気になっている蕎麦屋に行ってみようと思い立って自転車を飛ばした。メンソールが到着したのは12:00少し前だったんだけど、店の前の駐車場には自転車が10台くらい並んでいた。どうやらこの店を利用するのは地域住民がほとんどで交通手段は自転車。自動車で来る人はほとんどいないのかもしれない。
店といっても民家なので、問を入り、庭を横切って玄関へ向かう。玄関を上がってすぐのところは帳場になっていて、帳場の奥がキッチンだろう。本来ならばダイニングとして使われるであろうスペースには、四人掛けのテーブルが三つ置かれている。その奥の応接間であったであろうスペースには六人掛けくらいのテーブルが二つ、帳場の前にある難度として使うであろうスペースには四人掛けテーブルが一つ。
メンソールはダイニングスペースへ案内された。別のテーブルには初老の夫婦と思われる客、奥の座敷席には、ご近所の奥さん連中と思われるグループが二組....。やっぱり地域住民御用達の店なのかな。最初に出されるお茶はもちろん蕎麦茶。
メンソールは、御膳Aをオーダー。これは昼だけのメニューで、小鉢、天ぷら、肉料理、ご飯、みそ汁、漬け物のセットで\2,000-。メンソールはこれに加えて日本酒をオーダー。やっぱり蕎麦には日本酒だわな....。
まず御膳が登場。蕎麦はもう少し遅れて出される。小鉢は酢の物で、まずこれを一口。海の香がするが、歯ごたえはナマコのよう。でも周囲はフグの皮みたいな色で中央部は透明になっているので、ナマコじゃない。尋ねてみると氷頭ナマズなんだそうだ。天ぷらはぷりぷりのエビが二尾。肉料理は、合鴨と笹掻きゴボウの煮物。これは卵綴じにしなくて正解だったと思う。この中では氷頭ナマズとエビの天ぷらが特においしかった。日本酒も最初の一合を飲んじゃいました。
日本酒をお代わりする頃に蕎麦がやってきた。まずつゆにつけずに一口。なかなか腰のある蕎麦。次につゆだけを一口すする。こちらはやや甘口で醤油の香がややきつい。このつゆでは、蕎麦の方が負けちゃうんじゃないかと危惧しながら、蕎麦につゆをつけて一口。やはり最初はつゆの味しかしないが、以外とあっさりと消えていき、その後から蕎麦の香がほんわりと主張してくる。なるほど、時間差攻撃な訳ね....。
メンソールが座った席からは、庭がよく見える。水はないんだけど、配した岩と白玉砂利で、川を表現しているんだろう。付近にはビルがなくて、目に入るのは日本家屋の瓦だけ。だから何となく落ち着いたりする。メンソールは二合目の日本酒も半分くらい飲み終わって、気持ちよく酔っていたりした。平日の昼間から酒を飲むような生活をしてみたい....、と言うのがメンソールの漠然とした夢だったりしたけど、その夢を実現させるために、会社勤めを辞めたような部分があるんだけど、その一部分だけでも実現した化のような錯覚に陥った。こんなことできるのは多分今日だけだろうな....という気持ちももちろんちゃんとそこにあったけれど、秋晴れの日に、蕎麦屋の庭を見ながらその気持ちを心の奥底へと押しやった。至福の瞬間かな。
蕎麦湯はかなり重い目。やや甘みもあるし、粘度も少し高いので、これはつなぎに使った小麦粉が溶けだして糖化しているのかもしれない。
そんな時、メンソールの携帯電話が鳴り、メンソールを現実世界へ引き戻した。ちょっと大きめの仕事の引き合いなんだけど、その後三日間メンソールは東奔西走することになる。メンソールはもともとビジネスとプライベートを分けることがあまり好きじゃないので、プライベートでリラックスしているところへいきなり仕事が飛び込んできたりするのはイヤじゃない。逆に快感だったりする。
メンソールは酔い覚ましに、蕎麦湯を徳利からラッパ飲みし、お茶も一杯お代わりして、オフィスへ向かって走り出していた。
【店 名】 利賀蕎麦 清晃庵(せいこうあん)
【ジャンル】 蕎麦
【電話番号】 06-6904-0003
【住 所】 大阪府守口市大日町2-35-20
【営業時間】 11:30-14:30, 17:30-22:00(日曜:-20:00)
【定 休 日】 無休?
【そ の 他】 チーフ:木村隆一
八千代ムセンはK'sデンキに変わりましたよ
(^.^)