goo blog サービス終了のお知らせ 

大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

藤久(割烹/日本橋)

2012年07月17日 09時12分19秒 | ジャパニーズ
 日本橋にある老舗の割烹で、ミシュランの一つ星も獲得したらしいです。今回はお誘いをいただいたので行ってきました。このあたりは、最近の人気スポットである裏難波に近いこともあるので、徹底的に歩き回りましたし、『藤久』の場所も確認していたりはしましたが…。

 さて、裏路地にある店の暖簾をくぐると、そこには自動ドアがあったりするので、ちょいと残念だったりします。やはり手動で開けるドアであってほしかったりするんですけど、最近は脚の悪い方のために、二階の座敷席をテーブル席に改装したりしているそうです。店内は、昔ながらの佇まいのあるカウンター席になっています。窮屈に感じたりする人もいるようなんですが、メンソールは平気でした。
 
 今回は7,000円のコース。一品目は長いも。かけられているのはごまを使ったペーストです。




 二品目の椀ものは、潮汁でした。見事でした。だしの具合もタイの味も…。吸い口もすばらしかったです。椀物に柚子などが乗せられている場合がありますが、これは、椀の端に箸で押さえて、そこから汁を吸うわけです。すると良い香りを楽しむことができるわけです。なので、吸い口というわけですね。逆に、生姜とか山葵が吸い口というのは若干の違和感があったりします。




 三品目は造りの盛り合わせ。イカとウニと炙りマグロです。何度か言ってますけど、メンソールはクラッシュアイスの上に造りを並べるのは好きではないです。刺身が水っぽくなったり、氷と接触しているところとそうでないところの温度差が気になったりするからです。料理の方はイカのコリコリ感、ウニのトロトロ感のコントラストがなかなかにセクシーでです。マグロの方も炙られているので、脂の旨みを十分に感じ取ることができます。




 四品目の八寸は、薩摩芋、蓮根の黄身鋳込み、サーモン、穴子などで、いずれも良い味でした。老舗の割烹ですので、どの料理を食べても特段に飛び抜けたところはないけれど、それぞれに吟味されていて安心して食べ進めることができます。




 五品目は白身魚とコーンの揚げ物です。右端に見えている、少し色の濃い物がコーンです。添えられているのはポン酢でした。メンソールは揚げ物を天つゆではなくてポン酢を使って食べることがたまにあります。たぶん、清涼感を出したかったのではないかと思います。実際に、ポン酢を使ったのは最後の一つだけで、それ以外は何もつけずにいただきましたが…。ポン酢は大好きなので、飲んじゃいました。




 六品目は野菜の炊き合わせですが、冷製です。初夏のコースですから、冷製にしたんでしょう。すばらしい一皿でした。




 コースでは、このあと飯物になるわけですが、もう一品食べてみたくなったので、焼き物をお願いしてみました。出されたのが軍鶏の醤油焼き。メンソール的には、やや醤油味が勝っているような気がしたんですが、それに負けない軍鶏の旨さがあります。ここまでですでに日本酒は八合オーダーしましたから、一人あたり四合です。




 飯物はハモと穴子の押し寿司でした。写真を撮る前に食べちゃったので画像はありません。
 
 最後は和菓子です。和食のデザートは、洋食のようなバリエーションや華やかさが不足しているような気がしますが、やはり和菓子でしめると落ち着きます。ここまで、比較的冷ややかさを感じさせる料理が続いたのに、最後を冷菓ではなく和菓子でしめたと言うことで、コースの終わりを印象づけたかったのではないかと思います。涼を演出するコース料理と、演出の終わりを感じさせる和菓子ですかね。





 もちろん、接待にも使えると思いますけど、メンソール的には一人でふらりと訪れたい店だったりします。亭主は寡黙なので、愛想が悪いと感じる向きもあるみたいですが、そんなことはないです。若干の窮屈感も、何となく心地よく感じたりします。
 

(店  名) 藤久(ふじきゅう)
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区日本橋2-7-28
(電  話) 06-6632-4037
(営業時間) 11:00-14:00、17:00-22:00
(定 休 日) 水曜日
(カ ー ド) 可
(予  約) ベター
(予  算) 10,000~15,000円

かこみ(日本料理/西梅田)

2012年04月22日 20時43分50秒 | ジャパニーズ
 素敵な和食料理の店が出来たと言うことで、知ってはいたんですけど、なかなか行けずにいました。今回は、お誘いをいただきましたので、ランチタイムに行ってきました。以前は、1,200円のランチを出していたらしいのですが、グランドオープニング一年目を機に、3,200円、5,500円のおまかせ懐石のみのメニューになりました。どちらも要予約です。
 
 
 突き出しは『あおさ海苔』です。芯もののあおさ海苔をジュレスープ仕立てにしてあります。さらに魚介類が合わせられています。若干酸味があるのですが、ダシの味もほのかに感じられます。ビジュアルの美しさもあるんですが、舌や胃を十分に刺激してくれる一品でもあります。



 
 造りは、鰹、鯵、鯛の三種類です。今回はカウンターに座ったこともあり、鰹を藁で焼くところが見れたりします。藁の香りが仄かに鰹に移るわけですが、それがいい感じです。ツマが非常に良く工夫されていて、本当にビジュアルが美しいです。ちなみに、メンソールはクラッシュアイスの上に切り身を並べるというのはあまり好きではありません。どうしても水っぽく感じられるので…。




 椀物は、大胆にワカメとタケノコです。木の芽が大胆にあしらわれています。シンプルですが、奥が深いダシの香りと味が堪能出来ます。




 八寸ですが、蛍烏賊、もずく、生麩、白菜花、はなウド、赤蒟蒻、手まり寿司、つばす等です。こちらも鮮やかです。酒を飲めといわれているような感じで、ランチタイムですし、酒量は控えるつもりではあったんですが、4合飲んじゃいました。




 焼き物は牡蠣を使ったものです。牡蠣と言えば生で食べるかフライにするかが定番で、黄金焼きというのは意表を突かれたんですが、旨かったです。黄金焼きと言うよりは、田楽風に味噌を使い、卵を使ってふわふわに仕上げという感じ。味噌の味が生きてます。




 飯ものは、土鍋で用意されます。最初はそのまま一口。お代わりをすると、焦げ部分を装ってくれます。これをだし茶漬けにしていただくわけですが、いい感じです。多分だし茶漬けの方がメインメインですね。そういう炊き方をしてると思います。残ってしまった場合は、おにぎりにして持ち帰りが出来るようです。


(一杯目)


(二杯目)


 冷菓は四種類の中からセレクト出来るのですが、何種類セレクトしても良いということでしたので、四種類ともいただきました。画像は三種類分しかありませんが、左から、ジェラート、プリン、ヨーグルトです。




 で、ラストは薄茶で締めです。薄茶に変えてコーヒーを選ぶことも出来ます。




 毎度、和食を食べに出るときは懐紙を携帯しないと行けないと思ってしまうわけです。で、次回は懐紙を忘れないようにしようと思うんですけど、つい携帯するのを忘れてしまったりするわけです。
 
 今回は3,200円のコースをお願いしました。ビジュアルも美しいですが、味も確かです。日本酒は八種類くらいが用意されていますが、燗にも対応してもらえます。ただ、日本酒が1,000円からになってます。若干高い目です。北新地価格でしょうか?。なので、会計は10,000円弱でした。ディナータイムのおまかせ会席が8,500円からになっていますから、同じペースで飲むと14,000円程度になってしまいそうな気がします。
 
 
(店  名) かこみ
(ジャンル) 日本料理
(所 在 地) 大阪市北区堂島1-5-25 ホテルエルセラーン大阪 地下一階
(電  話) 06-6136-3135
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-22:00
(定 休 日) 日曜日
(席  数) カウンター10席、テーブル3卓(4人×3卓)
(ウ ェ ブ) http://kakomi.jp/

もう利(創作和食/福島)

2012年01月14日 13時44分56秒 | ジャパニーズ
 2012年の台風の目だといわれてるみたいですが、メンソールはそうは思ってません。グランド・オープニング(2011年11月25日)からまだ日が浅いですし、これからの発展と充実を見守らないといけないとは思いますが、メンソールが訪問したときには、まだまだだと感じました。何より調和が感じられません。
 
 
 
 さて、予約した方がいいと思われたので、前日に予約を入れてみたのですが、あっさりと採れました。そのうち予約は取りにくい店になると思いますが…。メニューはコースのみの4,000円と5,000円です。メンソールは4,000円のコースを予約しておきました。
 
 メンソールは18:00に到着したんですが、看板がまだ点灯されていません。この時期の18:00はもう薄暗くなっていますし、店のビジビリティのためにも、一見の客のためにも看板は必要だったりするんですが…。メンソールが帰るときには点灯していましたから、電源を入れるのを忘れたんでしょうか。
 
 店にはカウンター、テーブル、個室が有り、メンソールの場合は入店してからどの席が良いかを聞かれたんですが、もちろんカウンター席をお願いしました。最初にドリンクのオーダーを取りに来るわけなんですが、少し時間があったので、日本酒メニューは精査しました。和食の店だという認識で訪問しましたし、日本酒で行こうと思っていたので…。取りそろえは10種類くらい。メニューに載らない日本酒もあるんですけど、そのあたりも聞いてみたんですけど、残念ながらメンソールの好きな純米酒は置かれておらず、純米吟醸酒にこだわっての取りそろえのようでした。
 
 で、最初の一皿を待っている間も、予約の電話がどんどん入ってくる訳なんですが、それをカウンター内で取るわけですね。オーナーシェフが一人で、あるいは、それに加えて客席担当がいる程度のスモールサイズの店であれば、料理人がカウンター内で電話応対するのも致し方ないというか、客の方もそれが当然の、その店の調和した姿だと思えるのでかまわないんですが、これだけのサイズの店で、これだけ内装に凝っていて、電話応対がカウンターの中なのかと思ったりしてしまうわけです。そこに違和感というか、調和していない姿があるわけですね。もう一つ、洋食器とともに箸が並べられていました。このあたりも、メンソールは違和感と感じるわけですね。少し後に、この理由は分かるんですが…。

 一皿目は白魚、蕎麦煎餅、鯖寿司、ハニービネガーのトマトが並べられています。ビジュアルでもインパクトがありますし、白魚にはほのかな酸味、蕎麦煎餅には塩味、トマトには、甘味と酸味。いろいろな味がカクテルのようにちりばめられています。




 二皿目は椀物で、蕎麦掻き、蓮根饅頭、ヨモギ麩が使われています。たぶん、一皿目の、蕎麦煎餅、二皿目の蕎麦掻きは、五皿目のかも汁蕎麦への予兆というか伏線なんでしょうね。美味しい一品なんですが、食べにくいんです。非常に高さのある和食器が使われていて、普通の椀物を食べるようには食べられないということです。なので、箸とともに洋食器が、スプーンが用意されているわけです。メンソールは箸を使って食べたんですが、隣の客はどう食べれば良いか分からなかったようで、仲居に尋ねていました。で、スプーンを使って食べるように勧められていたんですけど、これは分かりにくいので、料理を出したときに、スプーンを使うように一言添えてほしかったりします。




 三皿目は造り、あぶり穴子、マグロ、鯖、さえずり。氷を敷き詰めた大皿に並べられていますが、あぶり穴子が冷やされているというのは、ちょっと違和感があったりしました。さえずりもマグロも旨かったんですけどね。




 四皿目は煮物です。カジキマグロです。これも、比較的深い皿に入っているので、食べにくかったりします。いわゆる煮物には煮汁がつきものなんですが、たぶんにじるではなくてソースのイメージで添えてるんじゃないかと思います。魚の煮物の煮汁といえば、醤油、砂糖&味醂で甘辛く仕上げてあるんですが、こちらのソースはさらさらで、柔らかい酸味もあって、従来の煮汁とは別物です。メンソールはスプーンを使って食べてしまいました。逆に言えば、深皿を使っているのでスプーンでソースを最後まで食べられるということなのかもしれません。



 
 五皿目。鴨汁蕎麦です。ここまですべての料理に共通しているのは、儚さでしょうか。味付けは濃くないです。なので、日本酒は純米吟醸なのかもしれません。純米吟醸といっても、それほど吟醸香の強い物は置かれていませんので、料理との相性はいいと思います。メンソール的には純米酒が飲みたかったりするんですけど、純米吟醸の方が正解のような気もします。




 六皿目は野菜のテリーヌです。和食の旨さの中には、静けさの中にピークを潜ませるということがあるように思っています。たとえば山葵、木の芽などですね。この野菜のテリーヌで一気にピークに持って行かれます。旨いです。が、同時に純米吟醸では手に負えません。メンソールは日本酒からワインに切り替えました。




 七品目はご飯物です。サワラ&針生姜ご飯。香の物と北海道産の本ししゃものが添えられています。これで、野菜のテリーヌで上り詰めた感覚を、生姜の刺激で支えつつ、終演に向かうわけです。ご飯は量が多いので、お願いするとお土産として持ち帰ることも出来ます。







 良い店というのは、すべてのことが淡々と、平然と、当たり前のことのように進んでいきます。この当たり前のように淡々と進むということが、実はものすごく難しく、客にとってはものすごく気持ちがいい。調和を崩すことによってインパクトをもたらし、突出した部分が協調され、それが魅力となる場合もあるんですが、調和というのはいろいろな歴史の中で磨かれてきて現在の形に収まっている訳なので、それが認められて定着するまでには若干の時間がかかるということは間違いありませんが…。突出する物は何もないが、あえてアラを探しても見つからないと言うところを目指してほしいです。


(店  名) もう利
(ジャンル) 創作和食
(所 在 地) 大阪市福島区福島6-17-7 オアシス梅田一階
(電  話) 06-6453-1117
(営業時間) 11:30-14:00、17:00-22:00
(定 休 日) 不定級
(席  数) 35席

櫓仁(割烹/片町)

2011年12月17日 22時03分18秒 | ジャパニーズ
 グランド・オープニングは2010年3月1日らしいです。京橋の中では西のエリア、スモールサイズでも店主の個性が光る店が多いことで知られています。モルトの取りそろえが素敵で、かつ日本酒の取りそろえもすばらしかったりする『Long Bar』とか、ワインバーの『Wine Bar base』などもあったりするんですけど、この界隈をテリトリにしている人でも知らない人がいるんじゃないでしょうかねぇ。隠れ家です。でも、いつも満席に近いので、予約は必須です。メンソールの場合、イタリアンやフレンチに行きたい場合は、ギャルに声をかけて一緒に行くんですけど、和食の場合は一人で行ったりするわけですね。なので、今回も予約ないけど大丈夫かなぁ、と思いつつ飛び込んだら、何とか席がありました。



 
 単品メニューもあるんですけど、コース料理が基本です。コース料理は3種類あったと思うんですけど、3,500円のお任せコースをオーダーする客がほとんどのようです。
 
 まずは先付け。露地ものほうれん草ののおひたし。少し薄味に感じるかもしれませんが、ダシがしっかりと取ってあるのが分かります。

 造りは二種類。添えられている天王寺蕪を薄造りで巻き込み、胡麻醤油でいただきます。この胡麻醤油がなかなかユニークな楽しい味です。メンソール的には、普通は造りに醤油は付けないんですが、天王寺蕪が巻き込まれているので、胡麻醤油を付けてみるのも面白いと思います。好みは分かれるところかと思いますが…。




 椀物は、河内蓮根餅の餡かけ。ダシから立ち上る鰹の香りがすごくセクシーです。ここまでで分かるとおりで、大阪野菜にもこだわりがあるようです。メンソールは、まずはトリビー、その後は日本酒をグラスで2杯。そこから燗に切り替えてました。




 小鍋は大山地鶏のハリハリ小鍋。しゃぶしゃぶ的な感じでいただきます。鶏肉はとても柔らかいです。




 次が楽盛。板持海老芋唐揚げ、蕪の串揚げ、柚子胡椒豆腐、長芋の素麺、トマトの南蛮漬、鯛の南蛮漬、蕪菜の浅漬です。酒が進みます。




 酒肴は魚介の酒盗焼き。これを自然石の上に乗せて焼きます。なので、酒盗の焦げた香りが立ち上って、これだけで日本酒が二合ぐらい飲めそうな気がします。




 食事は、海老ダシの埋め飯。こんな感じのご飯ものは初めて食べましたね。楽しかったです。




 甘味は紅玉の甲州煮。和食のデザートって、シンプルに果物をそのまま出してくれるようなイメージがあるんですけど、こちらにも一手間加えてあって、良い感じでした。日本酒も、結局、六合くらい飲んでしまったような気が…。




 さて、3,500円とは思えないコストパフォーマンスです。しかも、接客もしっかりしています。料理の説明もしっかりとしてくれます。日本酒についても取りそろえはしっかりしているし、燗の温度もぬる燗、上燗、熱燗など指定できます。日本酒メニューにどの温度がおすすめか記載されていますので、そちらを参考にしても良いと思います。ビールも外国産のものが何種類かそろえられていますので、ビール好きでも満足できるんじゃないでしょうか。
 
 もちろん、高級店に比べるとアラが見えるところもあるんですけど、フロアも板場も、一生懸命さが伝わってくるので、気にはならないと思います。細い箸を用意してくれるのは良いんですけど、先が反っていると使いにくいので、箸先は是非確認してほしかったりします。で、反ってたら廃棄してほしいです。
 
 わかりにくい場所にあるんですけど、人気の店のようで、予約は必須だと思って良いと思います。メンソールが予約なしで飛び込めたのはラッキーだっただけだと思いますので…。20席をフロア担当2名で切り盛りしているのはすばらしいです。小鍋とかをメニューに含めて、板場やフロア担当の負荷を下げているというところはあると思いますけど、それでもこの値段でこの料理、このサービスはすばらしいと思います。
 
 

(店  名) 櫓仁(菜庭酒菜)
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市都島区片町2-1-37 ストークマンション一階
(電  話) 06-6949-8776
(営業時間) 17:00-25:00
(定 休 日) 不定級(月曜日休みが多い。電話確認が吉)
(席  数) 20席

浅井東迎(おおさか料理/心斎橋)

2011年11月20日 10時39分41秒 | ジャパニーズ
 知らない人はいないと思うくらいの名店なんですけど、『おおさか料理』の店です。おおさか料理と言えば上野修三なんですが、その暖簾分けを許された弟子の一人に、浅井洋司がおり、さらに支店を任されることになったのが東迎高清な訳です。

 今回はランチなので、アルコール類はなしです。まず、突き出しの三種盛り。



 
 続いては吸い物(菊菜真蒸)です。松茸、人参、菊菜、柚子が使われているんですけど、ふたを開けたときのダシの香りの素敵なことと言ったらありません。余談なんですが、椀物は、ダシを半分くらい味わってから具材を食べましょう。そうしないとダシの味が濁ってしまうからです。




 次が、造り。鯛の昆布締め、烏賊の雲丹巻き、縞鰺、鰹たたき。どの素材にも一仕事してあるわけですね。なので楽しい。山葵、紅蓼は分かるんですけど、すだちはどう使ってほしかったのかはちょいと不明です。烏賊に使ってほしかったのかなぁ…。




 椀物は小蕪の射込み蒸し。海老、蒸鮑、穴子、オクラ、友地餡かけ。和食って、やっぱり日本酒と合わせるべきだなと思ったりしました。




 中鉢は合鴨と下仁田葱のタレ焼き、煎り銀杏です。合鴨は大阪の文化ですからねぇ。最近はウナギに押されっぱなしですけど…。鴨&葱の取り合わせに、ちょいと濃厚な醤油ベースのタレと、煎り銀杏は良い取り合わせです。




 八寸なんですが、カラスミと大根のサラダ、鱈のアスパラ巻、スッポンの茶碗蒸し、セコ蟹三杯酢、ウツボ竜田揚げ。




 梅粥か長命草茶そばが選べるんですが、メンソールは梅粥を選択してみました。八寸がしっかりした味付けになっていたので、最初は薄味に感じたんですけど、食べ進むと良い感じだと感じるようになりました。で、粥が良いです。米の崩れ具合といい、粘り具合といい…。




 デザートは、蓮根プリンと百合根の蕨餅です。和食を食べに出たときに、デザートが意外とシンプルな物が出されたりするんですけど、しっかりと吟味され、手間をかけた一品が出されました。メンソール的には、これが一番感動した鴨です。合鴨とかカラスミ大根とかは、もっと食べたいと思いましたが…。本当に、これでコースが終わったという感じ…。




 あとは、コーヒーか紅茶を選ぶことが出来ますけど、メンソール的には日本茶で締めてほしかったです。食中に番茶か焙じ茶、食後に緑茶というのは、和食の隠れた心遣いなので…。
 
 
 まさに、王者の風格というか、何をいただいても安心していただけるという感じでした。今回は、3階の個室だったんですけど、いつか1階のカウンターに座ってみたいですかね。
 

(店  名) 浅井 東迎
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区心斎橋筋2-2-30
(電  話) 06-6213-2331
(営業時間) 11:30-15:00(ランチ)、17:00-24:00(火~土)、17:00-22:00(日祝)
(定 休 日) 月曜日
(予  算) 6,000円(ランチ)、10,000~15,000円(ディナー)
(予  約) ランチは必須。ディナーはベター


花谷山中(会席料理/中崎町)

2011年10月17日 09時10分06秒 | ジャパニーズ
 グランド・オープニングは2010年の夏。中崎町界隈というのは、良く出没するエリアでもあるので、工事中の頃から知ってはいました。今回は、お誘いを受けたので、行ってきました。ウェブにも書いてあるとおりで、大阪の有名料亭で、30年余にわたって総料理長を務めてきた料理人の料理が食べられるということでしたので…。ちなみに、大阪の有名料亭というのは船場吉兆ですね。船場吉兆といえば、あの不祥事が思い起こされる訳なんですが…。




 今回はランチタイムに訪れました。店内は非常にカジュアルな感じで、本格的な和食を気軽に味わってほしいという料理長の思いをうかがい知ることが出来ます。今回は、昼膳の翔(かける)、2,100円をオーダーしました。昼膳は他に、司(つかさ)、詩(うた)、達(たち)があり、それぞれ1,470円、1,260円、1,680円となっています。今回オーダーした翔は、結び二段重で、茶碗蒸し、揚物、ご飯、汁物、漬物、デザートが付いています。ご飯、汁物はおかわり自由でこの値段は、それなりにお得です。




 が、サービスが…。フロア担当の男性のズボンが汚れてます。調理人の服が汚れているというのは分からないではないんですが、サービス担当のアピアランスがこれでは、だめなような気がします。フロア担当はもう一名いるんですけど、二人とも、暖簾で仕切られた奥にあると思われる板場の方に引き込んでしまう時間が長いです。なので、客席に対して、ぜんぜん、目が利かない状態になってしまっています。外食をするということは、食事はもちろんですが、そのサービス、雰囲気も含めて購入しているということです。ましてや船場吉兆出身の料理長の店となれば、それなりの接客、サービスを期待してしまう訳なんですが、かなり残念な結果になってしまいました。
 
 こうした場所で、声を出して仲居を呼ぶというのは、やはり雰囲気を楽しんでいる他の客の迷惑になるので、目で仲居を探すような動きをしただけで、テーブル脇に立ってほしいんですけどね。それが出来ないなら、テーブルに呼び鈴を置いてほしかったりします。その方がまだ、周りの雰囲気を壊さないので…。




(店  名) 花谷山中
(ジャンル) 会席料理
(所 在 地) 大阪市北区中崎西1-2-13 サプライズビル一階
(電  話) 06-6373-1568
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-22:00
(定 休 日) 水曜日
(予  算) 1,470~2,100円(ランチ)、3,500~11,000円(ディナー)
(予  約) ベター
(席  数) 34席
(ウ ェ ブ) http://hanaya-yamanaka.com/

さかな 和平(魚介料理/西天満)

2011年08月15日 11時21分20秒 | ジャパニーズ
 メンソールは、なぜか老松町に縁があります。別に、裁判所に縁があるわけではないのですが、アメリカ領事館の裏から西天満を経て、南森町方面に向かうという行動パターンを取る場合があるわけですね。
 
 で、その中でいつも気にはなっていた店が、この『和平』です。看板とメニューだけが通りにおかれていて、店は少し奥まったところにあるので、神秘的でちょっと隠れ家的な感じもしたりするわけですね。
 
 この日は、あまり空腹ではなかったんですが、とりあえず造りともう一品、煮物か焼き物をオーダーしようと思っていました。
 
 間口がそれほど広くはないので、スモールサイズの居酒屋風の店内かと思っていたんですが、結構な広さがあってびっくりしました。で、しっかりと仲居が案内してくれます。メンソールはカウンターに座って、まずはトリビーをオーダーしました。ビールと突き出しが到着して、メニューを眺めていると、仲居が大きな皿に、この日のお勧めの魚類を乗せてやってきました。
 
 「サンマは塩焼き、甘鯛は煮付けか酒蒸し、キスは揚げ物に…」といった感じで説明してくれます。この感覚は久しぶりだったので、テンションが上がるというか、やはり目の前で食材を示されると、こちらも具体的に料理(完成品)のイメージがわくので、オーダーしやすいところがあったりします。生け簀から取り出すというのも楽しいんですが、メンソール的には生け簀よりもこちらのやり方の方が好きです。生け簀でいかしておくと、それだけでエネルギーを消耗するので、だんだん味が落ちてくるんですね。
 
 まずは、サンマの造り。臭みが全然なく、脂の乗り方がすごいです。サンマ自体がバターのように溶けていくような感覚があり、あとに残る脂の旨味がすばらしいです。



 
 続いては、甘鯛の酒蒸し。画像を見ると判ると思うんですけど、下に昆布が敷かれています。この昆布の味が濃厚で、甘鯛の淡泊な味をしっかりと引き立ててくれていますが、あくまでもしっかりとしたから支えているという感じで、出過ぎると言うことがありません。また、酒蒸しの酒の香りがしっかりと残っていて、こちらも甘鯛の淡泊な味と旨く絡み合っています。酒蒸しとメニューに書かれていても、本当に酒で蒸したのか、水で蒸したんとちゃうのんと言う味付けのものに出会うことの方が多いんですけど、しっかりと酒の香りがしました。




 三品目が、合鴨の炙り焼です。何度か書いてますので繰り返しませんけど、大阪の夏は鰻よりは鴨ですから…。しっかりと焼いてあって、黒胡椒で仕上げてあって、なかなか良い感じです。




 最後は、蟹クリームコロッケ。大変楽しませていただきました。




 
 やはり場所柄、法曹界関係の客が多いのではないかと思ったりしましたが、普通に接待の場としても十分に使えます。コースはお手軽な3,675円のコースと7,350円のコースなどが用意されているようです。また、要予約ですが鍋料理などもあるようです。
 
 魚介料理、今回は二品だけだったんですけど、何を食べても美味しいであろうと言うことが判ります。残念なのは、日本酒メニューが四銘柄くらいしなかったことなんですが…。
 


(店  名) さなか 和平
(ジャンル) 割烹、魚介料理
(所 在 地) 大阪市北区西天満4-5-5 京阪マーキス梅田一階
(電  話) 06-6365-1077
(営業時間) 11:3-15:00、17:30-23:00
(定 休 日) 日曜日
(予  算) 6,000円くらい
(予  約) ベター
(席  数) 27席。個室有り。



康月(割烹/滋賀県草津駅前)

2011年08月12日 11時52分53秒 | ジャパニーズ
 メンソールは、8,400円のコースをオーダーしたんですけど、満足度は非常に高いです。草津駅前の店なんですけど、草津と言えば琵琶湖もあるし、山も畑も駅の近くにある。そうした海産物以外の食材を使った料理が堪能できます。
 
 八寸は守山の玉子を使った卵焼き、皮エビのフライ、醍醐をまぶしたカボチャなどが合わせられていて見た目での十分に楽しめます。一つ一つの食材の味が濃く楽しめます。酒も進みますが…。




 日本料理なので、日本酒で行こうと思ってたんですけど、日本酒のラインナップはそれほどではありません6種類くらい。それに比して、ワインは多品種が取りそろえられているようです。飲料担当のお姉さんも、ワインが好きと言ってましたから、次に行く機会があれば、ワインで通してみるのも面白いかもしれないと思っています。
 
 二皿目は冷製スープです。画像ではよく見えないんですけど、パプリカのペーストを葛で固めたものが入っていて、軽い目に仕上げられているスープの中で、パプリカが良い味を放ってアクセントになっています。




 三皿目は鮎の塩焼きです。



 
 四皿目が造りの盛り合わせです。ツマの量が少なく、魚介類のみで勝負しているところが好感が持てます。手前にある茶色の千切りになっているものは、生姜の醤油漬けなんですけど、これだけでセクシーな酒の肴にもなりますし、切り身と共に食べても、これまでに経験したことのない味わいを見せてくれます。



 
 五皿目は鱧とじゅんさいの汁ものです。鱧と言えば夏の風物なんですけど、メンソールは、あまり美味しい鱧にあたったことがないので、あまり好きではなかったりします。梅肉や酢味噌を添えることが多いんですけど、結局梅肉や酢味噌の味にしかならないので…。ところが今回いただいた鱧は、肉厚で、十分な旨味が口の中に広がるものでした。やや薄味に仕上げられているだしとのコントラストも抜群です。




 六皿目は、箸休めと言うことで出されたアワビ(肝添え)なんですけど、完全に強肴でした。これだけで一合空けてしまいましたので…。肝の方も特に肝らしさを協調することなく、柔らかく仕上げられていて、アワビとよく合います。




 七皿目は茄子と鶏肉です。かなり良い感じでした。




 八皿目が牛肉。部位はみすじです。このあたりで日本酒メニューは制覇していたので、グラスワイン(赤)にスイッチです。




 九皿目は酢の物です。見たとおりの蓮根と茗荷の取り合わせが、先の牛肉の脂分をさっぱりと洗い流してくれます。




 十皿目が冷菓です。こちらもあっさりと軽く仕上げてあるので、これまでの流れを殺すことなく、余韻がたなびく感じで食事を終えることが出来ました。






 冒頭にも書きましたけど、非常に満足度が高いです。量的にもそれなりなので、食欲健啖な男性でも十分に満足できると思います。日本酒系の取りそろえが若干弱いところもあるんですけど、メンソールのように、「日本酒は6種類か、全品種制覇は確実だな…」という飲兵衛でなければ十分に楽しめると思います。飲料担当のお姉さんは、好みを伝えれば的確にセレクトしてくれます。

 もちろん、ワインで通しても面白いと思います。ワインとケンカする醤油とか味噌とかが押さえられていて、素材の持ち味で勝負している感があるので、どんなワインを選んでもそれほどミスマッチになることはないと思います。もちろん、飲料担当がしっかりとセレクトしてくれると思いますし…。
 
 あとで知ったのですが、かなり人気の店のようで、メンソールが訪れた日もカウンター席、テーブル席、座敷席とも、早い時間に満席になってしまいました。予約はベーターと書きましたけど、必須と言ってもいいかもしれません。


(店  名) 滋味 康月
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 滋賀県草津市大路1-11-14 フロント草津ビル地下一階
(電  話) 077-562-2238
(営業時間) 12:00-13:00、18:00-22:30
(定 休 日) 火曜日、水曜日のランチ、日曜日のランチ
(予  算) コース:6,300円、8,400円、10,500円。アラカルト:840円から
(カ ー ド) ほぼ可
(予  約) ベター
(席  数) カウンター7席、テーブル4席、座席10席

匠海(鮮魚料理/北新地)

2011年08月03日 13時41分07秒 | ジャパニーズ
 昔は『いか匠』と言う店名だったんですが、『匠海』に変更されたようです。このあたりのことをお伺いすると、以前はイカ料理に力を入れていたそうなんですが、烏賊に限らず魚介料理を提供しようと言うことで、店名も変更されたようです。
 
 
 さてメンソールなんですけど、烏賊のコース(6,000円)を予約時にオーダーしておきました。コースは他にタコのコース(6,000円)があります。烏賊のコースの場合は、いけすで泳いでいる烏賊を料理してくれる訳なんですが、入荷が不安定で、予約していてもありつけない場合があるようです。そのあたりもちゃんと予約時に説明してくれますので、問い合わせてみてください。
 
 突き出しに合わせてビールを一気飲みした後、まずは剣先イカを二尾使った姿作りが出されます。アルコール系ですけど、今回も日本酒をおまかせで料理に合わせて出してもらいました。造り、椀物、焼物、揚物、蒸物、冷菓というコース構成ですので、五勺程度の日本酒を6種類賞味したことになります。銘柄については覚えてません。(^^ゞ。
 
 剣先イカは新鮮で旨いです。メンソールは、イカや貝、白身魚の造りについては醤油を付けるよりもスダチやかぼすなどの柑橘系を合わせた方が、魚介類の味が引き立つと考えているので、最初の少しだけは醤油を付けてみましたけど、あとはスダチオンリーでした。最初の酸味が消えたあとに、イカの甘味がふわっと口の中に返ってくる感覚が何とも言えません。




 二品目の椀物ですが、こちらは鯛を使ったものです。詳しい調理方法は判らないんですけど、鯛の身が黄色みを帯びた餡のような物を抱きかかえた形になっていて、これがほんのりとした甘味があってとっても美味です。聞いてみると、トウモロコシを使っているそうです。なので、カツオの風味が豊ではあるんですけど、若干ですが洋風の気配を感じる味わいになっています。



 
 三品目は真魚鰹(まながつお)の焼き物。こちらも良い感じです。



 
 四品目は、最初の造りで使われなかったげそを使っての揚げ物です。焼き物や揚げ物って本当に酒が進みますね。



 
 五品目が蒸し物で、イカの焼売です。通常の焼売の、皮の代わりに千切りしたいかが使われています。



 
 最後が冷菓なんですけど、これは酒粕を使ったアイスクリームだそうです。





 どの料理もすばらしくて外れがまったくありません。メンソールは今回、カウンター席に座ったんですけど、大将の話も面白いです。個人的には、まず初回訪問時にはイカのコースを味わってみるのが良いと思いますけど、それ以降はメニューから自由にオーダーした方が楽しいように感じています。コース料理については、どの料理も外れがなかったので、多分アラカルトでオーダーしても、同じように妥協のない、上手い料理にありつけそうな気がします。日本酒以外にも焼酎にもこだわりがあるようで、多くの銘柄が用意されています。メニューに載っていない隠し日本酒や隠し焼酎もあるようなので、このあたりは遠慮なく大将に自分の好みを伝えるのが良いでしょう。


(店  名) 北新地 匠海
(ジャンル) 魚介料理、海鮮料理
(所 在 地) 大阪市北区曽根崎新地1-6-1 ENISHI北新地ビル二階
(電  話) 06-6341-7887
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 日祝
(予  算) 8,000円くらい
(カ ー ド) VISA、JCB
(個  室) 4人用と8人用の二部屋

釜匠(天ぷら&釜飯/天六)

2011年01月07日 19時35分29秒 | ジャパニーズ
 2009年4月にグランドオープンした店。それを、ひょんな事からメンソールは2010年の春に知る。行きたいと思いつつ、なかなか行けなかったんですけど、ついに昨年末に行く機会がありました。釜飯と天ぷらの店、加えて旨い日本酒が飲める店と言うだけの知識で、天ぷらをメインで食べたい旨を伝えて、予算を伝えて予約しました。

 メンソールはまずトリビー。剣先イカのつくり、芽キャベツ、赤なまこ、茄子の煮浸しなどの料理が続く中で、日本酒の方もおまかせでオーダー。料理に合わせて日本酒が供されます。



(剣先イカのつくり)


 料理は続いて天ぷらに移ります。エビ、タラの芽、トマト、白魚、タマネギ、百合のつぼみなどが続き、メンソールも日本酒を冷やから燗へ。



(タラの芽とトマトの天ぷら)

 
 で、最後に牡蛎の釜飯。米粒の一つ一つに牡蛎の香り、旨味が凝縮されてます。大げさではなく、メンソールがこれまで食べた中では、最強で最旨の釜飯でした。



(牡蛎釜飯)

 
 釜飯だけを食べに行くのもいいんですけど、じっくりと店主の紡ぎ出す世界を堪能した方が良いと思います。また、釜飯はオーダーが入ってから炊き始めるので、早い目にオーダーしておいた方が良いです。メンソールは予算を伝えておまかせにするのがいいと思いますね。
 
 

(店  名) 釜匠(かましょう)
(ジャンル) 天ぷら、釜飯
(所 在 地) 大阪市北区長柄中1-3-13
(電  話) 06-6353-7811
(営業時間) 18:00-24:00(平日)、17:00-22:00(土日祝)
(定 休 日) 水曜日
(座  席) カウンタ6、テーブル2、座敷4
(予  算) 6,000円/人
(予  約) ベター
(カ ー ド) ほぼ可
(ウ ェ ブ) http://www.kamasyou.jp/
(そ の 他) 店内は禁煙です。

味匠(たくみ)(割烹/北区同心)

2010年07月11日 11時19分28秒 | ジャパニーズ
 『北斗の文句は俺に言え』の名台詞と同じく『酒の旨い店は芳子ねえさんに聞け』なんですが、今回は芳子ねえさんに教えてもらった店ではないです。
 
 カウンター席に着くと、まずは食前酒を出していただきました。なので、トリビーはスキップして日本酒へ。日本酒の取りそろえは10種類くらい。その中からメンソールの一杯目は三重錦、二杯目が日置桜、三杯目はアイスブレーカー、四杯目と五杯目が記憶がなかったりします。アイスブレーカーは、ロックで飲んでも旨い日本酒らしいんですけど、メンソールは氷なしでいただきました。すっきりさっぱりの、いわゆる夏向きの日本酒でした。すっきりなんですけど、ロックでも良しと言うことなので、アルコール度が若干高いです。気をつけましょう。
 
 ぬか漬けと、茄子と、ハモの天ぷらが内定した状態で、造りのお勧めを聞いてみるとビンチョウマグロとのこと。これが筆舌に尽くせないほど上手かった。回転寿司で回ってくるビンチョウマグロとは、月とすっぽん、雪と炭くらい違うというのも失礼なくらい旨かったです。本マグロでもこれほど旨いマグロに出会ったことがないと言うくらい。「ビンチョウとかカジキとか一般には評価が低いけど、めっちゃうまいよ」とは、大将の弁。


(アジとキノコのサラダ)




 アジとキノコのサラダも、アジがレア状態で、ちょいと洋食チックなドレッシング。良い感じでした。あとは冬瓜、バイ貝など酒のアテ系オーダーを多数。ぬか漬けも良い感じで、これだけで酒が飲めます。
 

(バイ貝)


 
 店構えは割烹なんですけど、家族連れ客も来ている気さくな店です。やはり大将の技を見ながら食事するのが良いと思うので、少人数で、予約してください。で、カウンターに座りましょう。
 
 
 それはさておき、2010年、現時点ではメンソールのベストワンです。余程のことがない限り覆らないのではないかと…。次回は、煮物とか焼き物とかも食べてみたいです。



(店  名) 味匠(たくみ)
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市北区同心1-11-8 宇良ビル一階
(電  話) 06-6352-8494
(営業時間) 17:30-24:30
(定 休 日) 水曜日
(座  席) カウンタ9、テーブル8
(予  算) 6,000円/人
(カ ー ド) ほぼ可

和ビストロ・桂

2009年02月22日 10時21分54秒 | ジャパニーズ
 神子田通という、たぶん地元民でも読めない通りに、2007年10月にグランド・オープン。女将は有馬温泉近くで料亭を営んでいたらしい。器類は、料亭から運んできたらしいが、備前焼が多い。
 
 と言うこともあって、サービスは料亭を彷彿とさせてくれたりする。女将は高知県の出身で、日本酒等で、70代前半なんだけど、そんな風には見えない。とっても若く見える。
 
 最後は、マダム&女将、板長にまでお見送りいただきました。



(店  名) 和ビストロ・桂
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 大阪市福島区8-8-17
(電  話) 06-6451-9358
(営業時間) 17:00-22:00
(定 休 日) 日曜日
(カ ー ド) 可
(予  約) ベター。炭火焼きコースは二日前までに要予約
(席  数) 一階:カウンター8席、テーブル8席。二階:二室(2~8名)
(予  算) 8,000円/人

山女庵(和風ジビエ/天下茶屋)

2008年12月25日 22時25分00秒 | ジャパニーズ
冬といえばジビエ(野禽)の季節なんで、鹿とか鳩とか鴨とか猪とかが食べたくなって、ジビエを出してくれるフレンチに行くんですけど、今回は和風ジビエの店『山女庵』に行ってきました
 
 店に入ると囲炉裏が仕込まれた長いテーブルが二つ。メンソールは一番奥のトイレ前の席に案内される。テーブルには既に突き出しのナマコ酢と、山女の飴煮がおかれている。他には、ざるに乗せられた下仁田葱、めざし、しいたけがある。で、まずはトリビーをオーダーする。突き出しを食べ終わった頃に、造りの盛り合わせが出てくるんだけど、鹿のキモ、心臓、ローズの造りがメイン。獣肉の臭みはないので、たぶん初心者でも大丈夫。キモを歯が切るときの食感から、新鮮なものであることが判る。
 
 料理は、女将というよりはお母さんが仕切ってくれる。次は鹿肉のボイル。こちらも臭みはなく、味付けは塩のみと思われるシンプルなもの。それでも絶妙の塩加減が旨い。酒類は飲み放題になっている。入り口近くにボトルが並べられているので、自分で選んでも良いし、好みを伝えて選んでもらってもいい。メンソールは一杯目だけはビールにしたものの、あとはすべて日本酒で通した。もちろん燗。純米酒や吟醸酒なんだけど、ちょっとぬるい目の燗をつけてくれて、これがまた料理と合う。
 
 次は囲炉裏に済を入れて、しいたけと下仁田葱を焼く。しいたけの傘の内側にはバターが乗せられていて、炭火で溶けたバターがしいたけに染み渡っていく。このバターをこぼさないように熱々にかぶりつくんだけど、これが旨い。本当にバターの味だけなんかと思うほど。下仁田葱の方は、表面を真っ黒になるまで焦がして、焦がした部分は剥いて中身の白いところだけを味わう。葱の甘みととろみがすごい。岩塩を使うようにいわれるんだけど、塩はなくても十分美味しいし、後半は軽く醤油を使って味のバリエーションを楽しむのも楽しい。
 
 次が、鹿肉のステーキ。これを囲炉裏の炭火で焼く。鹿肉には脂身が少ないので、焼きすぎるとパサパサになるので、レア気味で仕上げる。味付けはたぶん塩胡椒、それにバターを乗せて、ナイフでカットしたりせずに、ダイナミックにかじりつくのがいい。
 
 ラストは猪鍋。脂がしっかりのってて旨い。鹿肉ステーキまででかなりのボリュームがあるはずなんだけど、別腹というのか、どこかに隙間があるのか、食べれてしまう。最後はうどんを入れて〆。
 
 メニューは、飲み放題付のコース(9,000円)のみ。これにチャージ(500円)が付くんかな。で、完全予約制。コースの内容は年に四回変わるらしい。大将は、日曜日に山に入って獲物をしとめてくるので、この店に行くなら月曜日、遅くても火曜日までがお勧め。今回は月曜日を狙ったが、鹿の造りが出せるのは、火曜日までだそう。野禽なんで好みはあると思うけど、9,000円って高いと思うかもしれないけど、十分価値はある。


(店  名) 山女庵
(ジャンル) 和風ジビエ(焼鳥、魚介・海鮮料理)
(所 在 地) 大阪市西成区岸里1-3-10
(電  話) 06-6657-2292
(営業時間) 17:00-23:00
(定 休 日) 日祝
(ウ ェ ブ) http://www.yamamean.com/

寝床(鰻串焼き/東心斎橋)

2008年08月03日 10時50分06秒 | ジャパニーズ
 土用の丑の日に鰻を食べるようになったのは、エレキテルで有名な平賀源内の発案であるとする説がもっとも有力です。もともと鰻は夏に売り上げが落ちるんですけど、夏場に鰻の売り上げを上げる方法を平賀源内に相談したのが発端とか…。バレンタインデーのチョコレートと同じで、コマーシャリズムの一種ですね。大阪の場合は、夏には鴨すきなんですけど…。
 
 
 さて、『寝床』という名の鰻の鰻の串焼きが食べれる店。串焼き系メニューは、短冊、ツラ、ハラミ、キモ、ゴボウ、ニラ、つくねの七種類。短冊とかニラとかゴボウとかって、本当に鰻が出てくるのかどうか心配だったりしたんですけど、ちゃんと鰻料理でした。ちなみに、短冊は白焼き、ハラミは、鰻の下半分の腹側の白い部分。ゴボウ&ニラはそれぞれに鰻を巻いて、蒲焼き風に焼き上げたもの。つくねは、鰻のミンチにパン粉をつけて焼き上げたもの。柚子が使ってあって、さわやかな味だったりする。
 
 串焼き以外には、うざく、う巻き、柳川風、肝吸いなどがあり、ご飯物としては、鰻腹丼、鰻茶漬け。今回は鰻を食べ尽くすつもりでいたので、鰻以外のメニューには目を向けなかったんだけど、鶏肉系の料理もあったように思う。
 
 夏に鰻を食べると言っても、蒲焼きかう巻き、鰻丼ということが多いので、ハラミとかツラとかつくねとかの部位を食べ分けられるのは楽しい限り。


(店  名) 寝床
(ジャンル) 串焼き屋
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋2-6-11 三津寺リーズビル二階
(電  話) 06-6211-0679
(営業時間) 18:00-26:00
(定 休 日) 日曜日


まつ井(お洒落居酒屋/東心斎橋)

2008年04月12日 23時48分55秒 | ジャパニーズ
 最近、芳子ねえさん情報が少ないと思ってたら、起死回生の一撃のような、和洋折衷の割烹のような店を教えてもらった。で、早速、行ってみた。店主も若いが、アシスタントのギャルも若い。その分、からかうと面白い…。

 芳子ねえさんからは、「最近メニューにバーニャカウダが入ったで」と聞いていたので、メニューにも見つけたので、遠慮なくこれをオーダー。色彩的には和食の雰囲気があって、ニンニク&アンチョビで作られたソースも何となくまろやかでセクシーな感じ。アサリの酒蒸しも柔らかい味わいで、このあたりは店主の性格なんじゃないかと思う。ちなみに店主は、和洋遊膳『中村』で修行したらしい。

 あとは、アワビのキモ焼きとかイベリコ豚のベーコンとか。メンソールは、この日は日本酒で通したけど、ワインなんかもいろいろと取りそろえがあるように思う。日本酒の方は、店主の好みなんだと思うけど、淡麗辛口な感じよりも、ふくよかで甘みを若干感じる物が多い。あとは生酒とか…。
 
 で、コストパフォーマンスはかなり良いと思う。日本酒は五合ぐらい飲んだはずなんだけど、意外と安かった。メニューに値段が書いてないのはちらり怖いけど、たぶん1,000~2,500円くらいだと思う。割烹と言うよりは、お洒落系の居酒屋としても十分使える。Kappo Styleとあるとおりで、カウンターがメイン(7席)なんだけど、テーブル席(8席)もある。


(店  名) まつ井
(ジャンル) kappo style
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋2-5-6 つく志会館一階
(電  話) 06-6212-5467
(営業時間) 18:00-25:00
(定 休 日) 日曜日