「トッポギ」は、トックとよばれるうるち米で作ったもちを使った韓国(かんこく)料理です。
「もち」を意味する「トク」と、「いためる」を意味する「ポギ」を合わせた名前で、「もちのいためもの」のこと。
見た目が赤くピリからの味付けで、韓国(かんこく)では屋台料理として親しまれている「トッポギ」は、もとは朝鮮(ちょうせん)時代の宮中で作られたものが始まりと言われています。
当時はしょうゆと水あめで味付けされており、からくなかったそうですが、広く一ぱん的に食べられるようになって、コチュジャンや砂糖を使ってあまからく仕上げるのが基本となったそうです。
給食の「トッポギ」は、当時の宮中料理をもとに、トックと牛肉、野菜をいため、しょうゆと砂糖で味つけをした、人気の韓国(かんこく)料理です。
コチュジャンも少々使いますが、種類によってあまいものから、からいものまでいろいろあり、給食ではからみがほとんどなく、うま味の多いあまい味のコチュジャンを使っています。
平天を入れて、よりうま味を出すのがポイントです。
作りかたはとても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【トッポギ】
〈材料〉2人分
トック・・・・・・・・100g
平天・・・・・・・・・2枚
キャベツ・・・・・・・大きい葉を2枚
たまねぎ・・・・・・・1/4個
ガラスープ(粉)・・・小さじ1
水・・・・・・・・・・1カップ(200ml)
砂糖・・・・・・・・・小さじ2
しょうゆ・・・・・・・大さじ1
コチュジャン・・・・・少々(*)
白ごま・・・・・・・・少々
*コチュジャンはお好みの量にしてください。
給食ではからくないよう少なめです。
〈作り方〉
1 平天は、半分に切って細く切る。
ザルに入れて、上から湯をかけて油ぬきする。
2 キャベツは、短冊切りにする。
たまねぎは、うす切りにする。
3 なべに、水、ガラスープ、調味料を入れ、中火にかけて、よく混ぜる。
(コチュジャンは最初はひかえめに入れて、ここで味を見ながらからさを調整してく
ださい)
4 平天、たまねぎを入れる。
ふっとうしたら、トックを加えて、弱火にする。
5 トックがやわらかくなってきたら、キャベツを加えてよく混ぜ合わせる。
6 こげないように混ぜながら、水分が減るまでにる。
7 ごまを加えてさっと混ぜ、火を止める。
8 器に盛り付けて、できあがり!
器に盛り付けてから、仕上げにごまを上からふりかけてもいいですね。