みどりの野原

野原の便り

1月24日~25日 コウノトリ&カニ

2007年01月26日 | Weblog
24日 
コウノトリの郷
豊岡駅からタクシーで到着した私たちをコウノトリが1羽迎えてくれた。
飼育されているとはいえ、初めて見るホンモノ。
大きい。羽を広げると2メートルほどもあるという。
約2時間コウノトリ文化館と公園内を見学する。

「松にツル」と取り合わされたものはコウノトリだそうだ。
(ツルは木の上には巣を作らない)
   

剥製を見ると、足は赤く、目の周りも赤い隈取がある。くちばしは黒い。
展示してある巣は両手を広げたぐらい大きい。
かなり太い木が使われているのに驚いた。
その上に小枝や葉、内側には枯れ草が敷かれていた。
コウノトリは虫や魚・カエル・ヘビ等を食べる。
コウノトリの郷公園は、周りを山に囲まれた田んぼのビオトープとなってる。
水田は減農薬でコウノトリブランドとなるイネが栽培され、
冬季は水が張られ、魚や生きものが棲む場所になる。


湿田の中がオオアカウキクサで真っ赤に染まっているところもあった。
ウキクサと言っても小さなシダ類で、以前はどこにでもある水田雑草であった
が、農薬や除草剤で激減しているとのこと。
繁殖力が強く、雑草の発生を抑える。又窒素固定作用があり、中干しで枯死すると
窒素肥料となる。
この湿原には、近年少なくなっているミズオオバコやトキソウもあるという。
環境の良さを示している。

公開ゾーンの棚田の周りを歩いた。
フェンスで囲われた公開ゲージには遠目ながらコウノトリが
たくさんいる。アオサギもちゃっかり混じっている。湿田にはコガモもたくさん
来ていた。そりゃここにいれば楽だわ。えさは楽に採れるし。
  
コウノトリは鳴かないので、あたりは靜か。
ゆっくり歩き回ったり、水の中にくちばしを突っ込んでいるのは、餌を採っているのか?
たらいの中にはえさを入れてあるらしい。至れり尽くせり。

平成17年からは試験的に放鳥もされているが、ほとんどが園に戻ってくるという。
こんな棲みやすい所から離れられるのかな?

飛んでる姿を見たいものだ。飛んでくれたらいいのになー。
あっ飛んでる!だれかの声にいっせに双眼鏡を向ける。
コウノトリか~? アオサギ違うの? 詐欺やー。??

先ほどはいなかった公開ゲージの中に何羽かいた。
どこからか飛んできたんだろう。見たかったなーといっていると、
「飛んだー!」確かにコウノトリ。わりに近くで飛んでくれた。
みんな満足。

昔はどこにでもいたというコウノトリ。絶滅してしまったコウノトリ。
同じことが他の生物にも起こらないように、どうしたらいいのだろうか?

②網野
豊岡から北丹後鉄道に乗り、網野着。送迎バスで早い目の宿入り。
今日は曇っているので夕日は無理なよう。
海岸に散歩に出た。波は荒い。
浜には貝殻がいっぱい落ちている。よく見ると小さな巻貝やタカラガイもある。
       しばらく貝拾いに夢中になり、タカラガイもたくさん拾った。
   

夜はカニをお腹いっぱい食べて、贅沢贅沢。もうカニはいらん。
(ついこの前も言ったっけ)

25日
朝飯前にカニでいっぱいのお腹を減らしに散歩に出た。南の方へ歩くと
砂方漁港を望む岩山があったので登ってみたらきっと漁の神様か小さな社があった。
松の木の生えた岩山でそこからはすごくいい景色。

9時10分帰りは「カニちゃん網野特急便」(だったかな?)というかにバスで
大阪まで帰った。とちゅうの休憩の時、温室の横の土手を歩いてみたら、
ツクシ!よく見るとまわりにはツクシの赤ちゃんがたくさん出ていた。

例年だと雪の中のはずが今年は雪が全くなく、暖かい日が続いている。
とはいえ、このあたりはまだまだ寒いのに、春を感じて出てきたのね。
私には、ツクシが頭を出してみてびっくりしているように見えた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月23日 1月の花 フッキソウ | トップ | 1月26日 八木界隈 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事