みどりの野原

野原の便り

6月8日 当尾の里 岩船寺~浄瑠璃寺 オトメフウロ・白い汁の出るナガミヒナゲシ

2024年06月08日 | Weblog

加茂駅で集合。
ずいぶん久しぶりの当尾の里。
歩きつつ、来たことがあるなあ。見たなあと思い出したり・・

岩船寺


石風呂 「鎌倉時代、寺塔39坊の僧が身を浄められた」
石の槽には排水の穴があったが、水はどこからどうやって運んだの?
お風呂のように中に浸かったのかな? 溜めた水をかぶったのかな?
大勢の僧がどうやって使ったのか気になる。


山門を入って、岩船寺本堂へ。
内陣も拝観。本尊阿弥陀如来坐像(平安時代・重文)は四天王にガードされ、どっしりと坐しておられた。

境内はアジサイが多い。今からが見ごろになる。


ヤマアジサイだろうか?なんとも初々しい感じ。


ガクアジサイ


シチダンカ?


カシワバアジサイ


ミヤコワスレ
 

カルミア


ツルアリドオシ

浄瑠璃寺方面へ下る。

途中の「一願不動」は、男性方にお任せ。


転がり落ちそうな大岩
このあたりからは急坂になる。手すりはありがたい。


「笑い仏」阿弥陀三尊像 石の庇に守られてくっきり。
中央の阿弥陀如来は柔和なほほえみをたたえた石仏
両脇に観音菩薩・勢至菩薩を従える。


近くの草むらにあったのは、オトメフウロと思うが。


リョウブの花


ヤマコウバシ 若々しい葉、雌株だけで果実をつける。


唐臼の壷(からすのつぼ)
「からすの壷」っていうと、カアカアのカラスかと思ってしまうが・・
私年代の人は知っている唐臼(からうす)
でも石に開いたこの穴は小さすぎないか??

近くに2体の石仏がある。


からすの壷2尊 その1.阿弥陀如来坐像。
横の四角い穴は灯明を供える火袋だとか。細かい細工。


石の側面にもう1体、地蔵菩薩立像が彫られている。
雨ざらしなのによく形をとどめている。


シロダモ 果実


テイカカズラ 満開


ホタルブクロ


愛宕灯籠 見覚えのある愛宕灯籠の前を通る。


薮の中3体仏 
銘は気づかなかったが、当尾の記銘のある石仏では最古のものらしい。


浄瑠璃寺に到着


山門 境内は浄土式庭園となっている。


西の本堂には阿弥陀如来を祀る。西国浄土 彼岸を表す。


宝池を挟んで、東の三重の塔には薬師如来を祀る。此岸。
お寺全体が仏教世界を表しているそうだ。

帰りは浄瑠璃寺前から加茂行のバスに乗ったが、電車が出た後で、長い待ち時間。


加茂駅の駅前広場


駅前広場にトチノキやカツラ・クチナシなどの植栽。


熟した実がいっぱい落ちているのはヤマモモ。


ヒマなので、実を摘んで帰った。


近くをうろついている時、白い汁がでるナガミヒナゲシを見つけた。
先日「ナガミヒナゲシには2つのタイプがあることがわかった」との情報を得て、見かけるたびに茎をちぎってみるのだが、黄色い汁のものばかり。
何より、もう時期が遅く、ほとんど枯れているので、来年に持ち越しだと思っていたが、1本でも見つかって良かった。
来年は早い時期に探そうと思う。

さて、ジャムにするつもりで持ち帰ったヤマモモ、砂糖をまぶしておいたが、1つまた一つとつまみ食いするうちに・・ついに消えてしまったのでありました。

コメント
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