みどりの野原

野原の便り

11月19日 奈良公園~春日奥山

2015年11月19日 | Weblog
奈良公園から滝坂の道へ。

 
          南円堂                      右)右近の橘  
「右近の橘」「左近の桜」が一般的だが、興福寺は藤原氏の氏寺で、桜の代わりに「左近の藤」だ。
その昔、興福寺南円堂を建てた)藤原冬嗣が植えたのを植えついでいるらしい。
落ちていた橘の実を齧ってみたが酸っぱい!


サイカチの古木 ものすごい棘 今は落葉して曲がりくねった豆果が落ちていた。
「サイカチの一枚の葉はどれでしょうか?」ずっと前、観察会での問題を思い出す。

いつもは入れない?国立博物館庭園に入れた。

  
                アラカシの古木に圧倒された。

煎餅を貰って幸せそうに見えるシカも増えすぎて餌不足と聞く。交通事故も多いらしい。
しばし観察
 
          白い尻尾               王冠のようなツノの落ちた跡


      ハイヒールを履いたような足

さて、植物は・・センダイスゲ・トラノオシダ・カミガモシダ・・前に教えてもらったのに忘れてる。
溝の中にシカから逃れたミズやヌカボタデ・サヤヌカグサ・・みんなみんな小さい。

イチイガシの巨樹群を通りぬける。

 
   ナチシダはたくさんあったが、           右)イズセンリョウが少ない。
シカが食べるようになったとも聞く。やっと見られた。 

 
               カマツカ           右)イヌガシ 蕾もあった。

  
バライチゴと思っていたのはヒメバライチゴ          ナガバイラクサ 


     シロバイ この辺にあると聞いていたが初めて見た。 

久しぶりに飛火野を歩く。この季節人もここまで来ないのか静かだった。

帰りに公開中の、今は仏教美術資料館になっている建物(旧奈良県物産陳列所 重文)を見学。
いつもは外だけしか見られず思いがけず中を見られてラッキー。


 
関野貞(ただし)による設計 古社寺にも通じる日本伝統の様式も取り入れた美しい近代建築だった。
自然観察の他に素敵なおまけが付いた。 
コメント
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