みどりの野原

野原の便り

5月5日 薬猟り(くすりがり)の里

2015年05月05日 | Weblog
薬猟りの里を巡るハイキング

ボランティアさんによる定点案内があり、ポイント毎にくれる薬草カードを集めるらしい。

壺阪山駅から出発
最初の説明は着いたら終わっていた。

森カシ谷遺跡は大型の建物跡が発見されていて、飛鳥を守る砦とか、飛鳥や藤原京からの逃亡を監視する関所のようなものだったらしい。

この辺りは、大和と紀伊を結ぶ古代の官道「紀路」・近世には「中街道」・また「高野街道」と呼ばれる交通の要所。
市尾墓山古墳や市尾宮塚古墳などが近くにある。(今日は立ち寄らず)

波多甕井神社(はたみかいじんじゃ)

 
階段を登り神社へ。高取町唯一の式内大社だそうだ。
この辺りは高台で、水にはこ恵まれなかったが、神社の近くに大師の井戸」と呼ばれる井戸があり清水が湧き出ているという。
ここは前に子どもと来たことがある。
それが甕井神社の名の由来。
この井戸は今も地域の人々の飲料水になっているという。

そして、この周辺で宮廷行事として鹿の若角や薬草の採取が行われていたという日本書紀の記述があるらしい。冠位12階の位に従って服の色、冠の色を整え、かんざしを挿した正装で参加したという。ずいぶんかしこまった薬猟りだ。

「ここから山を越えられますか?」とお世話係の方に尋ねてみた。
「やめておいた方がいいです」との答え。

実は前にここまでは来たことがある。(h26.09.29ブログ)
神社から奥へ行き、山を越えようとしてあわや遭難の危うい目にあったのだった。

少し戻って、近くの羽内遺跡(ほうちいせき)へ行く。

 
ここに道路をつける際に大型の建物跡(羽内遺跡)が発見されたという。
推古天皇の行宮との説もあるらしいが空き地が広がっているだけ。

ここから町中へ戻る旧道は気持ちのいい道だった。

 
        ウマノスズクサ       タツナミソウ

 
         旧道           地蔵堂    


薬の神様 神農さんを祀る薬祖大神。 右隣は土佐恵比寿

夢創館裏の薬資料館へ

    蔵が資料館

 
薬の歴史や製薬の道具・売薬のトランクなど展示されていた。
         昔もらったような・・懐かしいお土産の紙風船

12時 ここが今日のハイキングの終点
7キロほどの距離を3時間弱で。ゆっくり歩きの私にはペースがちょっと忙しかったが。


ポイントでもらった薬草カードを見せてお土産の置き薬をもらった。
コメント
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