みどりの野原

野原の便り

3月12日 紙の昆虫たち展・万葉植物園・入江泰吉 大和路巡礼「明日香の里」

2010年03月12日 | Weblog
久しぶりのTさんと奈良へ。
私が行きたかった「紙の昆虫たち展」も合わせて行くことにした。

「紙の昆虫たち展」(ならファミリー)
作家さんが片隅で緑色の紙を切り抜いておられた。

切りぬかれたのはカマキリらしい。
ピンセットのような道具を使って折ったり曲げたり・・
みるみる立体のカマキリになっていく。

フロアにはプラスチックのケースに入った擬人化された虫たちが
トンボ取りをしていたり、昼寝をしていたり、カウンターに座って
お酒を飲んでいたり・・かわいい~! 細か~!

テントウムシ・アリ・キリギリス・カブトムシ・クワガタムシから
カメムシなど・・リアルな造形に感心する。

 
                  紙の虫たち

買わずに見るだけだったが、楽しませてもらった。

お昼を食べて、券があるというので春日大社神苑(万葉植物園)へ。
花が咲き乱れる時期ではなかったが、ゆっくりと一回り。

 
         イヌガシ               シキミ  
 
       サクラの仲間            ツバキの仲間

次に奈良市写真美術館

入江泰吉 大和巡礼飛鳥の里

なつかし~!思わず叫んでしまった。
昭和30年台の風景は今では考えられない。
田んぼを牛が耕し、レンゲや菜の花の咲く田んぼ、田んぼの中の
亀石や石舞台。石室の石の上でスケッチをする小学生の写真は昭和
23年(私はこの子たちよりはもう少し後輩)
発掘風景には父や母が写ってないか?と探し、山田寺の跡はこんな
んだったのか~。この風景はまだ少し残ってるなあ。などと、
懐かしさを感じたり、今の風景を思い浮かべたりしながら観賞。

もうあの頃には戻れないけれど、思えば飛鳥もずいぶん変わった。
遺跡も公園のようにきれいになった。

でも、あまりきれいになりすぎて「飛鳥も町も同じ」ではつまらな
いなあ。なんて考えながらなつかしい風景写真を見て回った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする