みどりの野原

野原の便り

1月28日 貝塚市 近木川

2008年01月28日 | Weblog
「遠くから来ましたね」と又言われてしまった。

貝塚市は、昔は紡績業で栄えた所。
和泉葛城山・近木川などの川・二色浜など、多様な自然環境を持つ。

貝塚自然遊学館

後でパンフを見ると建物はアンモナイトの形になっていたらしい。

二色浜の近くにあり、貝塚市の川や海、山の生き物など豊富な展示物
がある。
カマキリの第一人者のI先生より説明を受け、館内をまわる。


カニの標本は種類が多くて驚く。

近木川の魚は水槽が上流・下流に分かれているのでわかりやすい。
1995年頃から見られるようになったというハクセンシオマネキも飼育
されていたが、姿を現してくれなかった。

今は二色の浜に揚がったスナメリの標本作りの真っ最中で、頭の骨を
見ながら標本作りのお話も聞かせてくださった。
肉の付いた死体を骨格標本にするには相当時間と技術がいるようだ。
3月には特別展示されるそうだ。


          スナメリ頭部

館内をゆっくり見ようと思えばだいぶ時間がかかりそう。

二色の浜
午後からは二色の浜付近で鳥を観察。
浜というのでもっと広いところを想像していたが、狭いものだった。
もっとも、大阪にはもう自然の浜はほとんどないので貴重な砂浜だ。


          二色の浜

先ず、砂浜のカワウの集団が目に付いた。そこに白い鳥が混じる。
よく見れば海に浮かんでいるのもいる。


      イソシギ

浜ではカワウ・イソシギ・シロチドリ・ユリカモメ・ウミネコ
海ではヒドリガモ・コガモ・ウミアイサなど

シロチドリは砂とまぎれて見つけにくい。
盛んに動いているのをやっと見つけた頃には、他の人はもうだいぶ
先へ移動している。

はじめて見たウミアイサもなかなか見つけられなかったが、最後に
♂♀2羽確認できてよかった。

近木川(こぎがわ)

           近木川

和泉葛城山を源に貝塚市の中央部から大阪湾へと注ぐ。
平成5.6年ごろは2級河川で汚染ワースト1だったそうだ。
工場も人口島に移り、今は水質はだいぶ改善しているそうだが、
河口付近はあまりきれいには見えない。

コンクリート護岸を乗り越えて(身の重さ実感)川辺へ。


干潟状になった泥には穴がいっぱいあいていた。
カニの穴らしい。鳥や動物の足跡もある。

スルメでカニつり・・・残念ながら寒いからか期待にこたえてはく
れなかった。

コサギ・ダイサギがいた。カワセミが位置を次々変えてしっかり
見せてくれた。



コメント
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