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松風会と同じ住所には、松野氏が代表の「自民党千葉県第3選挙区支部」があります。担当者の説明からは、自民党支部と松風会の資金を事務所内の“同じ財布”で一体的に管理している実態が推測されます。

2024-02-19 | 市民のくらしのなかで

2024年2月19日(月)

松野前官房長官の資金管理団体

「残金超える支出」記載

不適切な会計処理か

 自民党の松野博一前官房長官(衆院千葉3区)の資金管理団体「松風会」が政治資金収支報告書に残金を超える支出を記載していたことが18日、本紙の調べで分かりました。資金が足りない状態での支出は、2020年2月から同年7月まで続いていました。不適切な会計処理をしている疑いがあります。(丹田智之)


つじつまが合わない収支の記載内容(松風会 2020年)
7月23日までの収入
項目 金額
前年からの繰越額 58万8119円
第8回松風会フォーラム 124万円
合計 182万8119円
7月23日までの支出
項目 金額
第8回松風会フォーラム事業費 213万7684円
事務所費 36万円
会合費 47万3229円
合計 297万913円
(政治資金収支報告書から作成)

 20年の収支報告書によると、1月1日の時点で松風会には「前年(19年)からの繰越額」として58万8119円の資金がありました。

 松風会は1月30日にホテルニューオータニでパーティー「第8回松風会フォーラム」を開き、その収入として124万円を記載しています。

 パーティー後の収入は、7月24日に松野氏が100万円を寄付するまで1円も記載していません。

 このため7月23日までは、繰越金とパーティー収入を合わせた182万8119円を超える支出はできないはずです。

 ところが、松風会は同日までに少なくとも297万913円を支出していました。

 年始から同日までの支出を調べると、パーティーの事業費として1月9日と2月7日に計213万7684円を記載。事務所費として1月5日と7月5日に計36万円を支払っていました。

 さらに、東京都内のイタリア料理店などでの「会合費」として3月6日から7月7日にかけて計47万3229円を支出しています。

 本紙の取材に松野事務所の担当者は「請求が来た分は支払っている。いくつかの政治団体があるので、事務所で振り分けて収支報告書に記載している」と説明。「残金がないのに、どこからか資金を持ってきたわけではない。不適切な会計処理をした事実はない」と述べています。

 松風会と同じ住所には、松野氏が代表の「自民党千葉県第3選挙区支部」があります。担当者の説明からは、自民党支部と松風会の資金を事務所内の“同じ財布”で一体的に管理している実態が推測されます。

 神戸学院大学の上脇博之教授(政治資金オンブズマン代表)は「一時期でも残金を超える支出があることは、松風会が独立した会計処理をしていない事実を示している。担当者の説明は、ずさんな資金管理を認めたようなものだ」と指摘。「自民党支部などが松風会の代わりに支払ったのなら、収入欄に『借入金』の日付や金額を書く必要があり、不記載の疑いがある。裏金で支払っていたことも考えられる。つじつまが合わない記載内容について、松野氏は説明責任を果たすべきだ」と強調します。


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