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環境部などは来年末までに研究調査を進めながら3回水門を開き、汽水域の生態復元の可能性を調べた後、水門を開放するかどうかを決定する計画だ。

2019-06-08 | 市民のくらしのなかで

32年ぶりに開かれた洛東江の河口堤防…

市民団体「期待」、農民「心配」

登録:2019-06-07 08:49 修正:2019-06-07 10:18

約60の市民団体、洛東江の河口堤防近くで水門開放を要求

 
「洛東江河口堤防の開放・疎通の日」の参加者たちが洛東江の河口堤防の開放を求める大型横断幕を広げている=釜山市提供//ハンギョレ新聞社

 32年ぶりに洛東江(ナクトンガン)の河口堤防の水門の一部を開くことを祝い、水門が設置される前の洛東江の生態系の復元を祈願する行事が洛東江河口堤防の近くで開かれた。

 洛東江の河口堤防の完全開放を望む約60の市民・環境団体が参加する「洛東江河口汽水生態系復元協議会」は6日午後2時、洛東江の河口に位置する釜山沙下区(サハグ)乙淑島(ウルスクト)の洛東江河口堤防展望台前の広場で「洛東江河口堤防の開放・疎通の日」行事を開いた。

 参加者らは市民宣言文で「洛東江河口堤防の中心にある乙淑島は世界的な渡り鳥の渡来地だったが、1987年に2230メートルのコンクリートの河口堤防が造られ、渡り鳥をはじめシジミ、ウナギなども消えた。河口堤防の建設で一部の用水供給と塩害防止効果はあったが、水中生態系の撹乱、魚介類の減少、緑藻の発生など、様々な深刻な環境問題を誘発した。河口堤防が開かれる日が、釜山の顔が変わり体質が変わる象徴的な契機になることを願う」と明らかにした。

 
釜山市の乙淑島から眺めた洛東江河口堤防。6日夜、左岸の10個の水門のうち1個が開かれる=釜山市提供//ハンギョレ新聞社

 市民宣言文の朗読が終わった後、約40人が「洛東江の河口堤防を開け」と書いた大型横断幕を広場で広げた。記念式を終えた参加者たちは、午後2時40分頃に船に乗って洛東江河口を探査し、午後4時に広場に戻った。環境部はこの日午後10時40分から40分間、左岸の10個の水門のうち1個を開いた。水門を開放する際、海水がどの程度、どこまで逆流するのかを調べるためだ。環境部などは来年末までに研究調査を進めながら3回水門を開き、汽水域の生態復元の可能性を調べた後、水門を開放するかどうかを決定する計画だ。

 一方、洛東江河口で農業を営んでいる住民たちは、水門開放による塩田被害を懸念している。「西洛東江水系を生かす汎住民連合会」関係者は、「かつて洛東江の河口堤防に水門を設置したのは、農耕地に染み込む塩分を減らし農作物が育つようにするためのものではなかったか。しかし水門を開放すれば農作物の被害が生じる。塩分被害で生計手段を失うことになれば誰が責任を負うのか」と主張した。釜山市関係者は「洛東江の水系から農耕地までの離隔距離が286~710メートルなので、塩分の被害はないだろう」と話した。

 
洛東江の河口堤防の様子。乙淑島を中心に左岸に10個、右岸に5個の排水門が設置されている。矢印は川の流れの方向=環境部提供//ハンギョレ新聞社
釜山/キム・グァンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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