北朝鮮航空会社が北京発を大幅増便 盛大に建国記念日祝賀か
2018/09/04 14:43
【北京聯合ニュース】北朝鮮が9日の建国70周年記念日に合わせ閲兵式(軍事パレード)など大々的な式典を準備しているなか、北朝鮮の高麗航空は6~8日に計6便の北京発・平壌行きの臨時便を運航する。中国航空業界の関係者らが4日、伝えた。
北京国際空港の高麗航空チェックインカウンターに列をつくる乗客たち=4日、北京(聯合ニュース)
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乗客が最も多くなると見込まれる建国記念日3日前の6日には、定期便1便に加え臨時便3便を運航する。7日には1便、8日には2便の臨時便を運航する計画だ。
臨時便の本数からすると、今年の建国記念日の式典は北朝鮮が最近外部に公開した行事のうちで最大規模になるとみられる。4日には北京国際空港の高麗航空チェックインカウンターに平素の2倍以上の乗客が列をつくった。普段は高麗航空便の乗客は大半が北朝鮮の人々だが、この日は外国人の姿が目立った。
中国航空業界の関係者は、北朝鮮は建国記念日に合わせて軍事パレードやマスゲームを行う予定だとし、「行事を取材する海外記者や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)など式典に出席する団体の平壌訪問に備え、高麗航空が便数を大きく増やしたようだ」と話した。
また、北京の消息筋は「(非核化などを巡る)朝米(米朝)交渉が行き詰まる中、北朝鮮は今回の記念行事を体制の優秀性宣伝の場として活用するつもりだ。外部からの客を大勢招き、普通の国としてのイメージを植え付けようとするだろう」と話している。