天皇退位 共産党が検討会
日本共産党は10日、国会内で、天皇退位問題について検討会を開きました。小池晃書記局長、穀田恵二国対委員長、笠井亮政策委員長、井上哲士参院国対委員長と、塩川鉄也、藤野保史、島津幸広の各衆院議員、仁比聡平参院議員らが出席しました。
検討会後、小池氏が記者会見し、「活発な議論が行われた」と報告。「天皇の退位については、政治の責任で真剣な対応が必要だ。一人の人がどんなに高齢になっても仕事を続けなければならないという今のあり方を、個人の尊厳という憲法の根本精神に照らして見直すべきだ」と述べました。
その上で「高齢というのは、一人の方に限った問題ではないので、一代にとどまらないルールをつくる必要があり、皇室典範の改正で臨むのが筋だ」と指摘。天皇の地位は「国民の総意に基づく」と規定した憲法1条に触れ「結論ありきの有識者会議の論点整理を前提にするのでなく、各党・各会派が国民の総意に基づいてオープンな形で、自由に冷静に議論していくことだ」と述べました。