共産党提案の「年金記録 1億人通知」
自民幹事長「最も有効だ」
自民党の中川秀直幹事長は二十五日の政府・与党
協議会で、年金記録漏れ問題に関し、「受給者だけでな
くすべての加入者を含めた一億人に対し、加入・納付記
録を一刻も早く知らせることが不安、不信の除去に最も
有効だ」と述べ、すべての年金加入・受給者を対象に加
入・納付履歴などを通知するよう政府側に求めました。
「消えた年金」問題の解決で、日本共産党は「五つの緊
急対策」を発表、その第一の柱に納付記録の通知を掲
げ、志位和夫委員長が十九日、安倍首相に「現在把握
している年金保険料の納付記録を、ただちにすべての
受給者、加入者―一億人の国民に知らせる」ことなどを
申し入れていました。小池晃政策委員長らが国会質問
やテレビ討論でも再三主張してきました。 市田氏 「ぜ
ひ実現を」 中川氏の発言について日本共産党の市田
忠義書記局長は二十五日の記者会見で、この間の党
の主張などを紹介し、「保険料の納付記録を、ただちに
すべての受給者、加入者一億人の国民に知らせること
は、わが党が主張してきたことであり、国民の不安を払
しょくするためにも、ぜひ実現すべきだ」と述べました。
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